【就活】三井住友銀行の就職難易度|強みや選考情報!     
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【就活】三井住友銀行の就職難易度|強みや選考情報!

  三井住友銀行への就職に役立つエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報、同社の強みや特徴、 会社理解に役立つ企業研究を解説しています。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名三井住友銀行
就職難易度低い
売上高3兆3300億円
採用人数500人程度
初任給学部卒:205,000円
院卒:230,000円
平均年収830万円
年間休日日数言及なし
経営理念お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。
三井住友銀行の参考画像 

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就活情報・選考の流れ

 三井住友銀行の選考フローは、リクルーター面接を5~10回行った後に、面接が3回行われるというプロセスを経て内定へと至ります。 リク面は早ければ5回で済みますが、ESの完成度や「ビジョンの一致」など志望動機面で熱意がアピールできないとズルズル長引きます。

 会社理解を深めて説得力あるESをつくるためにも、インターンにはぜひ参加しておきましょう。

 

就職難易度

 就職難易度は、低い

 三井住友銀行就職難易度低いです。 採用人数が非常に多い一方で就職人気が低く、採用倍率が低いためです。

 採用大学は旧帝大から無名の私立大学まで多岐にわたり、学歴フィルターはないと言えます。 ゆえにESの内容や人物重視で選考が行われますので、誰でもチャンスがあります。

 三井住友銀行に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 アジア圏を中心に海外事業を行っており、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 また、MY就活ネットでは安易な銀行就職はおすすめしていません。 理由は次の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

銀行就職はやめとけ!|将来性のない「地獄」な大量の理由

 

面接

 リクルーター面接が内定の鍵!

 三井住友銀行の面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 同社では、リクルーター面接が中心の選考になります。 「プライベートセッション」という名前で行われるセミナーに何度も呼ばれます。 これがリクルーター面接です。

 リクルーター面接は人によって5回~10回程度行われ、すべて合格すると一次面接に進めます。 当然、リクルーター面接は「面接」ですから、それまでにエントリーシートは完成させていなければなりません。 特に「学生時代頑張ったこと」と「なぜこの会社を選んだのか」は必ず問われますので、 就活開始前につくっておきましょう。

リクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法

 面接本番は一次面接→二次面接→最終面接の3回行われます。基本的にエントリーシートに沿った質問内容ですので、 就職活動の軸を意識しながら、自分のエントリーシートを復習してから臨みましょう。

 基本的にリクルーター面接・面接本番ともに通過すると即日、1日後に次の面接の連絡が来るくらいスピーディではあるのですが、 リクルーター面接が非常に多いため、他の会社の選考との日程調整が必要になります。

 

エントリーシート

 「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!

 三井住友銀行へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 ESのお題は「あなたの『自分ならでは』とは」「『自分ならでは』のエピソード」「『自分ならでは』で苦労したことや克服したこと」と「志望動機」です。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 志望動機については、「コンサルティング事業」を通じた「ベンチャー企業支援」や「地域経済の発展」など、 三井住友銀行に入行してやってみたい仕事についても書くのがよいでしょう。

 「なぜ金融業界なのか」「なぜ三井住友銀行なのか」ということは必ず問われます。 経営理念やインターンシップ参加時に感じた社風などを交えて答えるのが理想です。

三井住友銀行の採用ページ

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 三井住友銀行の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 同社の経営理念は「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。」で、 ビジネスの目的は「経済社会の発展」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

  • 日本の金融市場全体の安定・発展に貢献
  • 日本の経済発展を支えること
  • 自分のパフォーマンスが与える世の中への影響力が大きいこと
  • 地域社会の発展に尽くし、共に栄えること
  • 企業や個人に事業やライフプランを提案すること
  • 金銭面の縁の下の力持ちとしてサポートすること
  • サービスの価値を自分の努力で高めていくこと
  • 人の挑戦を応援していくこと
  • 生活、経済の基盤を支えること
  • 個人分野に力をいれていること

 志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

【就活】自己分析のやり方!~内定力爆上げの人生設計~

【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

 「Unistyle」という就活サイトでは、三井住友銀行に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

三井住友銀行の強み・特徴

 鬼門の貧困層融資で成功!

 三井住友銀行の強み・特徴としては、マイクロファイナンスが挙げられます。

 マイクロファイナンスとは、「貧困層」をターゲットにした新しい融資方法で、 農村部の女性など従来では口座すらつくれなかった人が複数集まって、 共同して責任を負ってお金を借り、事業や農作機械の購入にあてる仕組みを言います。

 銀行への就職が地獄である大量の理由の記事でも解説している通り、優良企業・中小企業に至るまで現地銀行が開拓済みの昨今、 本来であれば銀行の海外進出は非常に難しいのです。しかし、三井住友銀行はあえて誰も開拓していないインドネシアの貧困層をターゲットに、 マイクロファイナンスで成功しています。

 この銀行は「BTPN」という名前で、同社の連結子会社です。 経済成長率5%と高い成長率を誇るインドネシアは、人口2億6000万人と日本の2倍以上の市場規模があり、 すでにマイクロファイナンスの利用者は280万人を超えています。

 農村の貧困女性のビジネスを支援し、金融リテラシーもつけるという、 これまでにない新しい金融サービスで世界進出の足掛かりとしており、将来性が高いといえます。

 そしてここからさらに発展して、 ほぼすべての銀行取引がスマホで完結し、QRコード決済や外貨両替もできる「Jenius」というスマホアプリを開発し、 若年層のみならず個人事業主や富裕層まで取り込んでいます。

 同行は「アジアに第2、第3の三井住友銀行」を設立する強い意志を持っており、 海外展開なら三井住友銀行ということができるでしょう。

 

ビジネスの目的を知ろう

 同業他社とは経営理念で比較しよう!

 受かるエントリーシートを書くには、「会社の経営理念自分の将来の夢が一致している」と述べるのが最適です。 「自分の将来の夢」は「就職活動の軸」とも言いますが、つまりは両者のが一致した、「仲間」に相応しい人材であることをアピールするのです。

就職活動の軸の決め方と具体例!人事が喜ぶものは?

 そこでまず、会社の経営理念を調べ、どんなビジネスを展開していて、会社が持っている志を知るのが内定への第一歩となります。

 三井住友銀行ビジネスの目的は、経済社会の発展です。 三井住友銀行では、「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」という経営ビジョンがあります。 これを言い換えると、「経済社会の発展」が目的だと言えます。

 三井住友銀行は国内で100兆円を超える預金を預かっています。 基本的にこの預かったお金を貸し出すわけですが、個人や法人相手に貸し出して、資産形成事業成長の手助けをするわけですね。

 「お金を貸す」というと昔ながらの「人相の悪いおじさんが高金利で貸した借金のカタに娘をつれていく」ような悪いイメージがありますが、 ビジネスをするにはどうしてもある程度のお金が必要になるのであって、銀行がなければお金がたまるまで事業の成長を待たねばなりません。 その事業さえ始めてしまえばいくらでも儲かるのに、元手がなくてできない。そういう人のために銀行がお金を貸し出すのです。

 銀行は株主と同じように、「ビジネスに投資する」機関ですから、「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」という経営目的は、 ビジネスの目的である「経済社会の発展」に適していると思います。

 

ビジネスモデル

 顧客の儲かるビジネスを見極めること!

 三井住友銀行のビジネスモデルは、預金を増やし、ビジネスに投資することです。 「貸し出す」というよりは「投資する」といったほうが適切でしょう。 貸し出した相手がそれ以上に儲けて、金利を払ってくれることで銀行の収入になるのです。

 銀行には「信用創造効果」というものがあります。住宅ローン3000万円を貸し出すと、建設業者の銀行口座に3000万円が入金されますね。 すると、銀行は預金が3000万円増えたわけですから、それをまた誰か別の人に貸し出すことができます。 別の人が住宅ローンを使えば建設業者の銀行口座に3000万円が振り込まれますから、その銀行はまた預金を貸し出すことができる・・・

 このように、「3000万円が2回も3回も貸し出される」という現象が生じます。貸し出せば貸し出すほど、市場のお金が増えるのです。 倍々ゲームでお金が増えていくんですね(実際は複雑な法規制で単純な倍にはなりませんが)

 そのため、銀行は預金を増やすことが重要になってきます。1兆円持っている銀行より、1兆2000億円持っている銀行のほうが、 お金が増える速度が速いんですね。ですから、銀行の規模をはかるときは「預金残高」ではかることになります。

 そして、銀行に収入があるのはなんといっても「金利」を払ってもらえた時です。 年2%~4%といった金利でお金を貸し出し、預金してくれた人には0.04%程度の利子を払うのです。 この差額が銀行の収益になります

 さて、銀行はほとんど誰からでも預金を預かりますが、誰にでも貸し出すというわけではありません。 貸し出した相手が返済できなくなると、それを「不良債権」と呼びますが、不良債権が発生すると金利が払ってもらえないどころか、 貸し出した元金も返ってこないわけですね。これでは収益ゼロどころかマイナスです。

 ですから、相手がお金を返済できるかどうかを入念に見極めなければなりません。 「貸し出す相手のビジネスを1つ1つみて、儲かる事業かどうかを判断する」のが「お金を貸し出す」前提です。 これはもはや「貸し出しは投資」と言って差し支えないでしょう。

 そして、もう1つ三井住友銀行が重要視しているのが「リテール部門」です。 リテール部門は簡単に言えば「経営コンサルティング」です。 企業がもっと儲かるように、経営コンサルティングと融資を組み合わせて成長させる部門です。

 地銀などでは「ビジネスマッチング」が行われ、銀行が代わりにお客さんを探してくれるサービスが流行しています。 三井住友銀行ではさらに経営コンサルティングを行うことで、相手先企業を成長させ、 もっとお金を借りてくれるようにするという部門があるのです。

 

投資信託・保険の個人ノルマ廃止

 銀行のブラック要素が1つ少ない!

 2019年度、三井住友銀行はメガバンクで唯一投資信託・保険の個人ノルマを廃止しました。

 バブル崩壊以降、低金利・ゼロ金利政策によって預金を日銀に預けるだけでは利益が稼げず、 さらに資金需要の低下から融資の貸出先もないという状況で、 銀行は投資信託や保険の販売を収益の柱としてきました。

 ですが、2019年度に日本郵政で発覚した保険の不正販売事件のように、 金融商品と個人ノルマの相性が悪いことは以前から指摘されていました。

 高齢者など金融知識に乏しい消費者に対して言葉巧みにリスクの高い投資信託不要な保険などを販売し、 かつ銀行は手数料を取るだけで責任は取らないというビジネスで、 倫理的に問題がありました。

 また銀行員へのストレスの負担も激しく、上司から厳しく叱責を受け、 やむなく不正販売に手を染めてしまうという仕組みになっていたのです。

 それを三井住友銀行は5年間かけて、業績の評価方法を変えました。 投資信託や保険の販売代金、手数料などで支店・個人を評価していたのを、 撤廃したのです。

 これにより銀行がブラックであった1つの要素がなくなったことになります。

 

主要取引先

 三井住友銀行の主要取引先は、あらゆる会社一般消費者です。 特に製造業や不動産業が多めではありますが、基本的に「お金を必要としているあらゆる会社、個人」を相手にします。

 銀行というと「消費者ローン」や「住宅ローン」をイメージしがちですが、一般消費者向けの貸し出しは会社向けの1/4未満です。 いくら住宅ローンを借りる人がいても、1社で何十億円、何百億円と借りるのですからケタが違いますね。 メインの取引先は会社ということができます。

 銀行に就職すると、はじめは預金部門に配属されて研修を受けます。 しかし、預金部門は基本的に一般職の仕事です。1年程度で「法人部門」に異動になります。 法人部門こそが銀行の主要事業であり、花形なのです。

 銀行業務が「ビジネスへの投資」だといったのはこのためで、 いかに儲かりそうな会社にお金を貸し出すかが銀行が儲かるかどうかを決めるのです。 住宅ローンとは異なり、いろんな視点からビジネスを検討する必要があり、これが激務なのです。

 外資系投資銀行とは別だと思っている人も多いようですが、ビジネスの本質は同じです。 「株を買うか、お金を貸すか」の違いでしかありません。外資系投資銀行の激務加減は、 三井住友銀行でも同じものがあると思ったほうがいいでしょう。

 話は変わりますが、三井住友銀行ほどの規模になると、貸し出す相手も選り好みするようになります。 当然、儲かる会社にしか投資したくないわけですから、「財務内容の良い一流企業」がお得意様になるわけですね。 とはいえ、現在は会社の設備投資が少なくなかなかお金を借りてくれません。

 そこで、バブル崩壊以降避けてきた中小企業への融資を再開しようというのが、 中小企業向け融資というサービスに表れている意思です。 中小企業は財務内容が悪い場合も多く、大企業に対してつぶれやすいのでお金を貸し出すにはリスクがあります。

 しかし、お金を貸し出すだけでなく中小企業のビジネスを手助けすることで成功させるというスタイルに変化してきました。 実際に「ビジネスマッチング」といって、銀行は有料でお客さんを探してあげるサービスも展開しています。

 またIT時代では中小零細企業がいっきに世界帝国を築き上げることもあります。 グーグルも、アマゾンも、フェイスブックも、マイクロソフトもすべて個人から始まったビジネスです。 こういった「ビジネスの将来性」を見極め、ともに成長していこうというのが今後の三井住友銀行の戦略なのです。

 

競合他社

 三井住友銀行の競合他社は、まず三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行、りそな銀行といったメガバンクがあげられます。 大企業相手の融資では、メガバンクとの競争になります。しかし、大企業はほぼ開拓されてしまった市場であり、 すでに囲い込んだ顧客が離れていかないようにするのが今後の課題です。

 三井住友銀行は中小企業への融資を戦略として掲げています。ここで最大のライバルとなるのは地方銀行(地銀)商工中金日本政策金融公庫です。 銀行の預金規模としては三井住友銀行がほかを圧倒しているため「地銀なんか敵じゃないのでは?」と思いがちですが、 実は中小企業相手だと地銀のほうが有利です

 というのも、メガバンクはこれまでずっと大企業をメインの取引先としてきました。 リスクの高い中小企業のことを避けてきたんですね。中小企業にとっては、メガバンクはお金を貸してくれない、 または融資の条件が厳しい銀行だったわけです。

 地銀は逆に、地元の中小企業を熱心に支援してきたという実績があります。 悪く言えば「大企業はメガバンクが囲い込んでしまったので仕方なくリスクの高い中小企業を相手にしてきた」という側面があるのですが、 良く言えば「地銀は多少のリスクを負ってでも中小企業を支援してくれる銀行」なのです。

 そして、会社と銀行は付き合いが長ければ長いほど、お互いのことをよく知っています。 地銀は中小企業のことをよく理解していて、「規模は小さいけど儲かる会社」を熟知しています。 さらにビジネスマッチングなどのサービスで徹底的に地元の中小企業を囲い込んでいます。

 リスク高めの中小企業すら地銀がすでに囲い込んでいるわけです。 三井住友銀行はどうやって地銀帝国に切り込んでいくつもりなのでしょうか。

 当然、規模を活かしたビジネスマッチング、規模を活かした低金利融資で勝負をしかけていくことになるでしょう。 しかし、中小企業にとっては「またバブルの時のように引きはがしにあうのではないか」という不安もありますし、 「今まで一緒に頑張ってきた地銀と付き合っているほうが景気の悪い時にも支援してもらえるのではないか」という期待もあります。

 そして、この分野では三菱UFJ銀行も切り込みをいれようとしています。 三井住友銀行と三菱UFJ銀行と異なるところは、 三井住友銀行は中小企業への融資に加えて「経営コンサルティング」サービスを明確に示しているところです。

 新卒採用の段階で「銀行部門」と「リテール部門」に分かれており、リテール部門は中小企業の経営を助け、 ともに成長していこうという部門です。「中小企業に融資する」より「中小企業とともに成長する」ところが重視されているのが、 三井住友銀行の特徴です。

 

弱み

 三井住友銀行の弱みは、不良債権です。

 銀行は簡単にすると1億円を貸して、200万円の金利をもらうビジネスです。 莫大なお金を貸しても超低金利の今、ちょっとしか収益を得られないのです。

 さて、融資先企業が倒産したらどうなるでしょうか。 1億200万円が手に入る予定だったのに、1億200万円すべてが不良債権と化します。 金利の200万円が手に入らないどころか、元金の1億円も返ってこないわけです。

 この1億円を取り戻すためには、ほかの会社50社に1億円ずつ貸す必要があります。これでようやくプラスマイナスゼロです。 不良債権は1社でも出るとそれを取り戻すために莫大な労力がかかります。 貸した先は決して倒産されてはいけないのです。

 そのため、融資先をシビアに審査することが必要になります。 銀行では資料の一字一句の間違いでも上司に激しく怒られますが、その理由はここにあります。 銀行業務はあまりにもシビアなのです。

 もう1つは、会社がお金を借りてくれないという事態です。 政府は銀行融資が少ないことを問題視していますが、実は銀行融資が少ないのは銀行のせいではなく、 企業がお金を借りる理由がないところにあります。

 消費が伸びないのに工場を建てても仕方がありませんね。 モノが売れないのがわかっているのに、わざわざお金を借りて事業を拡大したりしないわけです。 大企業で「工場を建てます!」というニュースをあまり聞かないのは、これ以上工場を建ててももうからないからです。

 となると、大企業はお金を借りません。そこで、中小企業への経営コンサルティングなのです。 実はこれは、地銀のすでに囲い込んでしまった地元の中小企業ではなく、 これから起業して大規模な進化をとげるグーグルやアマゾンのようなビジネスのことを言っているのです。

 いわゆるスタートアップ企業ですね。三井住友銀行は、銀行の原点である「経済社会の発展」に立ち返って、 「確実にお金を返してくれる大企業」ではなく、「ビジネスをやってやろう!」 というビジネスマンに投資して、 経済社会を発展させていこうという意思を表明しているのです。

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三井住友銀行のような優良企業に内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

 平均的な就活生は30社に応募して、10社の面接に進みます。 ですが、これはあくまで平均。応募先が有名企業ばかりだと、運悪く全落ちの可能性すらあります。 その対策に、知名度の低い「隠れ優良企業」を志望先に加えたいのですが、名前も知らない会社は検索すらできません。

 そこで利用したいのが「OfferBox」です。

 SNSの要領でプロフィールを設定し、本番さながらの適性検査を受けると会社の人事がそれを読みます。 「あなたがほしい!」と思われれば、ときには書類選考が免除いきなり最終面接などの特典付きで選考に呼ばれます。 つまり、内定確度の高い応募先を確保できるというわけです。

 OfferBoxでは学生の知らない「隠れ優良企業」が待ち受けていて、 そんな会社の人事に響く「アピールの仕方」も書いてあります。 加えて本番さながらの適性検査も受けられるので、結果を見れば自己分析も簡単に終わります。

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→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

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 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

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「ジョブトラ」に参加する

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

 模範解答があれば憂いなし!

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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