【就活】味の素の就職難易度|強みや志望動機の書き方!     
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【就活】味の素の就職難易度|強みや志望動機の書き方!

  味の素への就職に役立つエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報、同社の強みや特徴、 会社理解に役立つ企業研究を解説しています。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名味の素
就職難易度非常に高い
売上高1兆900億円
採用人数事務系:40名程度
技術系:30名程度
初任給学部卒:234,000円
院卒:246,000円
平均年収950万円
年間休日120日以上
経営理念私たちは地球的な視野にたち、“食”と“健康”、そして、明日のよりよい生活に貢献します


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就活情報・選考の流れ

 味の素の就活情報や選考の流れについて解説していきます。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。

 

就職難易度

 就職難易度は、非常に高い

 味の素就職難易度は、非常に高いです。 知名度が高く、業績も好調なため高学歴ハイスペックなライバルが集結するためです。 加えて、味の素は理系も文系も採用人数は40人程度と多くはありません。

 就職には高い学歴が求められ、総合職では東京大学や京都大学などの旧帝大卒の学生が多く、 こういった大学群の学生ですらインターンシップで活躍しなければ、なかなか選考本番にも進むことができません。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 味の素は「事務系」「技術系」の採用形態をとっており、部門別採用ではありません。 ジョブローテーションが行われており、1つの部門にとどまり続けるということもありません。 最初に営業部門に配属されても、海外事業部門に行くこともあれば、間接部門にいくこともあります。

 出世するならLコース

 また、事務系には「事務系L」コースと「事務系M」コース、技術系には「技術系L」コースと「技術系M」コースがあり、 事務系Lコースは「総合職」、事務系Mコースは「一般職」を、 技術系Lコースは「総合職」、技術系Mコースは「現業職」をそれぞれ表しており、間違えないように注意が必要です。

 味の素に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

面接

 面接は、4回

 味の素の面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 同社ではリクルーター面接をしていません。 エントリーシートを提出して合格すると、一次面接に呼ばれます。 経団連のルール通り、6月に入ってからおよそ2週間以内に内定者が出そろうスケジュールです。

 味の素の面接は一次面接、二次面接、三次面接、最終面接の計4回行われます。 一次面接から個人面接で、社員2人に対して就活生1人です。基本的にエントリーシートに沿った内容で進められます。 三次面接、最終面接は90分もかけて行われます。

就職活動の軸」を意識して、「学生時代頑張ったこと」「なぜこの会社を選んだのか(志望動機)」といった通常の内容を復習し、 「入社後のキャリアプラン」も考えておきましょう。

 

エントリーシート

 「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!

 味の素へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 ESのお題は「あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだテーマ」「あなたをひとことで表現してください。」 「学生生活の中で、味の素グループwayの要素(いずれか一つ)に取り組んだ体験を具体的に記述してください。」 「志望動機」「あなたの『忘れられない味』は何ですか?」です。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 同社ESの場合、1つ目と3つ目は「学生時代頑張ったこと」、 2つ目は「長所と短所」、志望動機は「なぜこの会社を選んだのか」を書くものですね。

 味の素グループwayとは、味の素の経営理念のページに記載がありますが、 これはつまり「味の素と価値観を共有できるかどうか」が問われています。 「新しい価値の創造」「開拓者精神」「社会への貢献」「人を大切にする」の4つのwayと、学生時代頑張ったことをからめて書きましょう。

 間違っても「商品が好き」という志望動機はいけません。「味の素グループway」と「就職活動の軸」に関連性を見出し、 そのことを志望動機にしましょう。

味の素の採用ページ

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 味の素の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 同社の経営理念は「私たちは地球的な視野にたち、“食”と“健康”、そして、明日のよりよい生活に貢献します」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

  • 高品質なものづくりがしたい
  • 健康を増進する仕事がしたい
  • 食を通じて豊かさと幸せを提供したい
  • 世界に驚きと感動を与える仕事
  • 嗜好品を通じて世界を明るくしたい
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • 女性と嗜好品の共存を実現したい
  • グローバルな環境に魅力を感じた
  • 「食と健康」に関して独自の価値を創造している
  • 社会に新しい価値を提供したい
  • 単なるモノではなく文化をつくりたい
  • 世界中の人々の生活を食の面で支えたい
  • 世界中の食卓を支える使命感

 志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

【就活】自己分析のやり方!~内定力爆上げの人生設計~

【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

 「Unistyle」という就活サイトでは、味の素に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

味の素の強み・特徴

 日本屈指のマーケティング企業!

 味の素の強み・特徴は、日本屈指のマーケティング力です。 アミノ酸のNo.1メーカーであり、「うま味」を日本発で世界に広めてきた味の素は、 「アミノ酸」「うま味」のカテゴリーキングであり、他の追随を許さず、「お客さんがNo.1の味の素を選ぶゆえに味の素がNo.1になる」という好循環を続けています。

 同社のビジネスモデルは食品ブランドを確立し、リピーターを増やすことです。 「ほんだし」や「コンソメ」といえば「味の素」しか思い浮かばないほど強力なブランドを確立しており、 中華料理なら「CockDo」、食卓におく食塩といえば「アジシオ」のように、そのカテゴリーを支配しています。

 驚くべきは味の素の海外展開です。世界に従業員は3万2000人いますが、その半分以上の1万8000人が海外食品事業に従事しており、 国内食品の売上高が3900億円なのに対し、海外食品の売上高は4200億円と、想像以上にグローバル企業なのです。

 味の素は積極的に海外企業のM&A、現地での法人設立に努めており、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、 中国、台湾、韓国などのアジア圏の他、アメリカやペルー、ブラジルに加え、ベルギー、フランス、ロシア、ポーランドなど、 世界各国に子会社を持っています。

 味の素の海外展開の歴史は古く、1950年代から外国企業と合弁会社を設立するなどして、 海外にアミノ酸を輸出したり、逆に外国文化を日本に持ち込むなどして成長してきました。 実は「スープ」や「コーンフレーク」を日本に定着させたのは味の素だったのをご存知でしょうか。

 このように世界的なマーケティングに長けているのが味の素の特徴です。 日本企業のM&Aは多くが「海外ブランドを買収してそのまま現地で販売」になりがちですが、 味の素ではM&Aを確実に全社的なシナジー効果につなげており、日本では稀なM&A成功企業と言えます。

 現地法人を設立するのは「現地の嗜好」を見極めるためであり、「日本人の嗜好」「現地の嗜好」に合わせて、 世界中で「その地域に合わせた商品を販売する」というマーケティングを行っています。

 日本企業の海外戦略が失敗しがちなのはこの「マーケティング」で、 家電メーカーなどはマーケティングを軽視したために海外市場をサムスンやLGに奪われてきましたが、 味の素は逆に、「現地での支持」を取り付けることに重点を置いています。

 マーケティングで世界的な企業になった例ではアメリカのP&Gが有名ですが、P&Gがアメリカのマーケティング企業の代表とするならば、 味の素は日本のマーケティング企業の代表です。

 世界一のアミノ酸技術を持ち、「うま味」のカテゴリーキングとして、めったなことでは「うま味」市場を奪われない安定性がある上に、 蓄積されたマーケティングスキルを活かし、今後さらなる成長が期待され、味の素の将来性は非常に高いということができます。

 「マーケティング」について詳しく知りたい方は、 マーケティングって何?将来性のすごい文系最高峰スキルの記事もあわせてご覧ください。

 同じマーケティング企業として有名な会社にはサントリー日清食品があります。 こちらもぜひ、併せて見てみてください。

 

ビジネスの目的

 同業他社とは経営理念で比較しよう!

 受かるエントリーシートを書くには、「会社の経営理念自分の将来の夢が一致している」と述べるのが最適です。 「自分の将来の夢」は「就職活動の軸」とも言いますが、つまりは両者のが一致した、「仲間」に相応しい人材であることをアピールするのです。

就職活動の軸の決め方と具体例!人事が喜ぶものは?

 そこでまず、会社の経営理念を調べ、どんなビジネスを展開していて、会社が持っている志を知るのが内定への第一歩となります。

 味の素のビジネスの目的は、経営理念の「地球的な視野にたち、“食”と“健康”、そして、明日のよりよい生活に貢献」に表現されています。 アミノ酸を通じて「食の総合的な『おいしさ』」や医薬品等の「健康」を提供し、 世界の食文化の向上につとめている企業です。

 アミノ酸の一種「グルタミン酸」の塩に「うま味」という味覚を発見したのは日本人研究者でした。 これを事業化したのが味の素です。昆布の出汁でその味をよく知っていた日本人には受け入れられましたが、 海外では「うま味」という味覚がながらく認められてきませんでした。

 味の素の女性研究員が1985年に発表した論文により、ようやく「うま味」が味覚として認められ、 現在では高校の生物でも教科書に載る味覚の1つになったといういきさつがあります。

 従来の「甘味」「塩辛味」「苦味」「酸味」に加えて「うま味」を世界に広めた味の素は、 世界中で「うま味」を活かした食品・調味料を販売し、大成功を収めています。

 「うま味」はアミノ酸ですから、味の素は食品・調味料だけでなく、世界No.1のアミノ酸メーカーとして、 医薬品、健康食品、化粧品、また人体のアミノ酸濃度を測定して健康状態や疾病を明らかにする「アミノインデックス」 というサービスも展開しています。

 まさに「おいしさ」と「健康」を追及している企業だと言えます。

 味の素は「非財務目標」として、会社の業績とは直接関係のない目標を掲げています。 これが味の素のビジョンであり、「野菜や肉の摂取量」「共食の場づくり」「家庭の調理時間の短縮」 といった「ビジョン」のためにビジネスに取り組んでいます。

 

「リストラ」は危険視するべき?

 リストラは若者のため!

 味の素は2019年11月に50歳以上の管理職について、1割にあたる100人の希望退職募集を発表しました。 希望退職は実質的にリストラですから、就活生も不安になるかもしれません。

 ですが、これは若者のためのリストラであり、就活生はむしろ歓迎するべきであることを、解説します。

 味の素は日本屈指のマーケティング企業として業績は好調で、 財務的にリストラが必要だというわけではありません。なぜ、リストラに踏み切ったのでしょうか。

 味の素は伝統的に、「調味料」の会社でした。 しかし、1990年代から時代は急激に変化し、デジタル活用海外事業健康を重視する企業に変貌しました。 変化に対応する構造改革のために、バブル入社の社員を切ったということです。

 実は、バブルの大量入社世代についてはどの会社でも問題になっています。

 私もサラリーマンをしていたのでわかるのですが、 会社には「俺は年を取ったから、もういいんだ。若者がやれ。」という空気が蔓延しています。 ITを学ぶ気も、ビジネスを学ぶ気もないような「お荷物」社員が年だけ取って、年功序列で高い給料を得ているのです。

 本来ならその分のお金で優秀な若者を採用したり、研究開発会社のIT化を行うべきです。 ですが、ほとんどの会社の経営者は「リストラをして悪者になる」のを恐れ、 余生を満喫したいがためにこの問題を放置しているのです。

 一方で味の素は、10年後、20年後という未来を見据え、会社を受け継ぐ若者のために、 バブルの遺産を整理しています。

 「バブル時代の大量採用×年功序列」という昭和の負の遺産がジワジワと「会社の未来」をむしばんでいきます。 その「負の遺産」を「リストラの悪名」をつけられてでも、若者に押し付けないという固い決意がなければ、できないことです。

 

主要取引先

 味の素の主要取引先は、食品専門商社スーパーやコンビニなどの小売店です。 食品専門商社を通じて商品を販売するほか、消費者を研究して「お客さんが真に求めているもの」を追及したり、 小売店でどのようにプロモーションをすればお客さんに価値が伝わるかを研究するため、小売店との連携も欠かせません。

 「アミノ酸」「うま味」にはほかの企業も参入しており、それらに負けない「カテゴリーキング」としての地位を固めなければなりません。 日本ではすでに「アジシオ」や「ほんだし」「コンソメ」などで確固たる地位を築いていますが、 海外ではまだまだ成長の余地があります。

 ですから、味の素では、食品専門商社や小売店への営業だけでなく、 「マーケティング」が重要な仕事になります。顧客情報を集めて新商品を提案したり、 商品の宣伝広告を行ったりなど、「どうすれば売れるか」を考える仕事ですね。

 日本と同じように、「アミノ酸といえば味の素」「うま味といえば味の素」から「おいしい食品といえば味の素」 というイメージを世界中に広く定着させていくのが仕事になります。

 

競合他社

 味の素の競合他社としては、国内では日清食品やキューピー、海外ではネスレが挙げられます。 日清食品とはスープや即席料理で競合し、キューピーとは調味料で競合しています。 ネスレはコーヒーやお菓子がメインとはいえ、同じくマーケティングで成長してきた企業として競合関係になりえます。

 しかし、味の素のコア・コンピタンスであるアミノ酸、うま味に関しては競合は事実上いません。 同じような類似商品はトップバリュなども出していますが、スマホならiPhone、チャットアプリならライン、SNSならフェイスブックというように、 消費者はそのカテゴリーの王者を選びます。よっぽどの不祥事でもない限り、すでにブランド確立済みの「アジシオ」「コンソメ」「ほんだし」で、 味の素にかなう企業は現れないでしょう。

 今後の成長を考えると、国内即席料理では日清食品がカテゴリーキングですし、マヨネーズではキューピーがカテゴリーキングです。 すでに王者のいるカテゴリーに食い込んでいくよりは、海外で新しい「うま味」という味覚を広めたほうがよっぽど効率的でしょう。

 そこで競合たりえるのがネスレです。味の素もマーケティングにより現地での支持を取り付けてきましたが、 ネスレもマーケティングに長けた企業です。なにしろ「コーヒー」や「チョコレート」は誰でもつくれる商品ですが、 それが「ネスレブランドだと売れる」というブランド構築力は味の素にとっても脅威です。

 しかし、味の素がネスレと同様、歴史的にマーケティングを重視してきたことに加え、 味の素には「世界一のアミノ酸メーカー」という強力な武器がありますから、 味の素はネスレとも対等以上に渡り合えるでしょう。

 

弱み

 味の素の弱みは、為替レートの変動と政治的なリスクが挙げられます。

 味の素は海外売上高比率が高く、売上高の40%程度が海外での売り上げです。 これだけ海外比率が高いと、売上を国内に持ち帰る際、為替レートの影響を大きく受けます。

 2016年度の有価証券報告書によりますと、2015年度に比べて売上高が微減しています。 しかしこれは「日本円」に直したために減少したのであって、現地通貨では増収だったと書かれています。

 つまり、海外事業は好調で売上も増えているのに、円高のせいで日本円に交換すると売上高が減少してしまったということです。

 海外事業を行う企業にとっては為替レートは切っても切り離せない問題で、 国際情勢の変化で「売れているのに儲からない」という事態が発生しがちです。 特に現在は世界情勢が不安定で、不安定になると海外投資家が日本円を買い、円高になる傾向があります。

 また、世界中に展開している味の素にとっては、政治的なリスクもあります。 FTAなど関税協定を結んでいない場合、日本製品が売れすぎると高い関税をかけられたり、 輸入を禁止されたりする場合があります。

 特に中国や韓国では対日感情が悪化すると不買運動などに発展するケースもあり、 味の素と関係のないところで政府同士が対立し、その悪影響をこうむる場合が想定されます。

 しかし、これらの海外事業特有のリスクも「なくてはならない企業」になることによってクリアできます。 カテゴリーキングとして、現地の生活に密着すれば政府や投資家の動きとは関係なく買われ続けます。

 日米貿易摩擦では、トヨタ車の打ちこわしパフォーマンスまで行われましたが、それでもトヨタ車は売れ続けました。 それは、アメリカの消費者にとってはやはりトヨタ車が「一番いいクルマ」であり、「なくてはならないもの」だったからです。

 味の素で働くということは、このように世界各国で「一番いい食品」「なくてはならない食品メーカー」として、 味の素を世界に広く定着させていくということです。

→食品メーカーの業界研究

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味の素のような優良企業に内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

 平均的な就活生は30社に応募して、10社の面接に進みます。 ですが、これはあくまで平均。応募先が有名企業ばかりだと、運悪く全落ちの可能性すらあります。 その対策に、知名度の低い「隠れ優良企業」を志望先に加えたいのですが、名前も知らない会社は検索すらできません。

 そこで利用したいのが「OfferBox」です。

 SNSの要領でプロフィールを設定し、本番さながらの適性検査を受けると会社の人事がそれを読みます。 「あなたがほしい!」と思われれば、ときには書類選考が免除いきなり最終面接などの特典付きで選考に呼ばれます。 つまり、内定確度の高い応募先を確保できるというわけです。

 OfferBoxでは学生の知らない「隠れ優良企業」が待ち受けていて、 そんな会社の人事に響く「アピールの仕方」も書いてあります。 加えて本番さながらの適性検査も受けられるので、結果を見れば自己分析も簡単に終わります。

 学生なら完全無料な上に、登録するのが早ければ早いほど会社の採用枠が多く残っています学部3年生(修士1年生)の受付も開始していますから、今のうちに会社との接点をつくって全落ちリスクを減らしましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく10倍受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

 模範解答があれば憂いなし!

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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