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就職活動・採用選考の問題点と解決策

 2016卒の就活大荒れでした。経団連の倫理憲章が変わり、会社説明会は大学3年生の3月にスタートし、 面接は大学4年生の8月にスタートしました。この変更で経団連に加盟している大企業はもちろんのこと、 非加盟の大企業、中小企業まで影響を被り、就職先が決まらない大学生採用予定人数を確保できない企業が大量発生しました。

 なぜ内定をもらっていない大学生がたくさんいるのに、採用人数が確保できていない企業もたくさんあるのでしょうか。 需要(採用予定人数)と供給(就活生)は確かに存在しているのに、ミスマッチが起きているのです。 問題はそれだけではありません。最近、新卒採用の3年以内離職率が高いという問題も起きています。 今回は学生の就職活動企業の採用選考が抱える問題点をまとめてみたいと思います。



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 大学生側の問題点

 まず大学生就職活動問題点を洗い出してみましょう。 学生を募集しているのにそこに目を向けない大学生にも確かに問題がありそうです。 そもそも就活のやり方が間違っている場合も往々にしてあります。

 大学生の就職活動にはこんな問題点があります。

  • 経済についての知識が乏しい
  • 会社のことをよく調べずに受験するしないを判断している
  • 待遇のことしか考えていない
  • 内定先を自慢できることを中心に会社を選んでいる
  • 深刻に考えるのが遅い

 大学生は基本的なミクロ経済学やマクロ経済学くらいは学問として学んできているでしょうが、 「何が成長産業で、どういう企業がイノベーティブで、30年後に生き残っている会社はどんな会社か」 というような考え方はしていません。

 手当たり次第「知名度の高い企業」「自慢できそうな会社」「給料が高いことで有名な会社」「合コンでモテそうな会社」 にエントリーシートを送り、無残に散っていくわけです。

 「企業研究」とはいってもせいぜい会社説明会で「社内の雰囲気はどうですか?」などと良い返事しか返ってこないことが明らかな質問をして、 会社のパンフレットやホームページを流し読みし、有価証券報告書の貸借対照表と損益計算書をみて、 十分に研究したつもりになっていることが大半です。

 本来、40年近くを過ごす会社を選ぶわけですから、もっと深刻に会社を調べてよいはずです。 調べるというより、考えることが重要です。

 なぜその企業は儲かっているのでしょうか。なぜ他社は真似ができないのでしょうか。 今後も時代が変化しても儲かる事業なのでしょうか。変化に対応できる会社なのでしょうか。 どうすればその企業は30年後も健全な経営ができるでしょうか。

 確かに待遇や知名度も就職先を選ぶ重要な指標です。しかし、その企業は30年後も高待遇で自慢できる会社なのでしょうか。 あまりこういう視点で就活をしている学生はいません。事の深刻さに気付くのは志望先から不採用通知を受け取ったころです。 目ぼしい企業が採用選考を終えてしまった後になって、ようやく就活のことを深刻に考え始めるのです。

 自動販売機を前にして買うジュースに迷うよりよっぽど短い時間で「この企業は知らないからいいや」「この企業は知ってるから受けてみよう」 などと決定しているわけです。このように適当に就活をしている点が就活生大きな問題であると言わなければなりません。

知名度で会社を選んではいけない|ってか別にモテないよ?

 

解決策

 では就活生は、就職活動問題点をどのように解決すればよいでしょうか。

 まずは会社で働き経済に関わる以上、経済を勉強する必要があります。経済の知識は企業選びに不可欠です。 それも大学の学問としての経済学ではなく、「どうすれば儲かるか」「誰がどのようにして成功したか」 「どんなビジネスモデルがあり、どんなマーケティングがある」といった生の経済の知識が必要です。

 こういった知識を基礎に、儲かる企業、成長する企業、つぶれない企業を判断していく必要があります。 志望先の企業について「30年後も生き残っている」「30年後も生き残る方法がある」と自信を持って言えないようでは、 書類選考、面接で勉強不足が露見して落とされてしまいます。

 ではどうやって経済の知識をつければよいでしょうか。

 実は「意識高い系」などとバカにしがちなビジネス書こそ、ビジネスの失敗談、成功談の宝庫です

 ビジネス書は、成功した人が中心となって本気で「儲かる方法」を考え抜いて書かれた本です。 経営者や成功体験者の生の考え方がいっぱいに詰まっています。 もちろん本に書かれていることはすべて「過去に起こった成功体験」ですので、真似すればうまくいくというものではありません。

 しかし、単なる「会社名での選択」を脱出して「将来性のある企業」を選択できるようになるためには、 「ビジネスの世界で成功するにはどうすればよいか」を本気になって考えなければなりません。 まずはビジネス書を読んで、いろんな考え方を吸収し、自分なりに儲かる企業はどんな企業か考えてみましょう。

就活おすすめ「隠れ優良企業」|厳選の一流BtoB企業

 

企業側の問題点

 次に、企業採用選考問題点を洗い出してみましょう。 採用選考がうまくいかないのは、何も適当に就活をしている就活生だけの問題ではありません。 「とりあえず就職すれば将来は安泰だ」という昭和の時代からすでに、学生は就職について深刻に考えていなかったからです。 学生側の視点に立って、企業の採用選考の問題点を挙げます。

  • 企業が重要な情報を隠している
  • 採用選考が不透明
  • 英語の資格など採用の条件が厳しい
  • 企業が「エントリーシート提出数」を重視しすぎている
  • 古い精神論を学生に押し付けている

 企業は時代の変化を無視して学生に多くを求めすぎている節があります。 英語の資格のように、以前の学生には求めていなかった資格を突然求めだしたり、 以前より学生に求める「学歴」のハードルを上げたり、「即戦力」であることを要求します。

 しかし、今も昔も大学は就職予備校ではありません。昔の学生ができなかったことが、 今の学生ならできて当然と考える方がおかしいのです。学生に対する要求水準だけが独り歩きして、 実情に合っておらず、結果として「ほしい学生」が集まらないのが現実です

 まず、バブル崩壊からの「失われた20年」、リーマンショック後の世界的不況、派遣社員をはじめとする非正規雇用問題など、 以前の終身雇用、年功序列が成り立たない時代に突入しました。 大企業でも倒産する時代です。将来設計がしにくく、学生は不安を抱えたまま就職活動をするわけです。

 「とりあえず就職すればいい」時代は終わり、「定年まで生き残っていそうで、待遇も見込める会社」を求めます。 「良いものを作れば売れる」時代とは異なり、より安定的でより強い会社を求めるのは当然の流れです。 誰だって入社した会社がつぶれて負け組になるのは御免です。

 また「24時間365日死ぬまで働く」時代でもありません。もともとそんな時代はなかったと思いますが、 休みなく働き続けてたいした給料ももらえずすぐリストラされるのではたまったものではありません。 残業時間や休日出勤の頻度も気になるところです。

 しかし、企業は学生が本当に知りたい情報を隠します。例えば「賃金表」や「平均残業時間」「休日出勤の頻度」です。 賃金表は「秘密」、残業時間や休日出勤は「人による」などと誤魔化されることがほとんどですが、 隠すということはまともではないと捉えられても仕方ありません。

 初任給が20万円と書かれていても、将来的にどれくらいの昇給が可能なのか、余暇の時間はあるのかどうかはわかりません。 そんな情報もなく、ただ「給料は働いて結果を残した上で増えるものだ」などと言われても、 結果を出せば本当に昇給するのかどうか信頼できませんし、残業時間も休日出勤も目安がなければ1年後の自分の姿も想定できません

 どこも待遇を教えてくれないのであれば、有価証券報告書に書いてあることを信じるしかありません。 結局、高賃金で高待遇であることが予想される有名な大企業にばかり就活生が殺到してしまうのです。

 

解決策

 企業は採用選考問題点をどのように解決すればよいでしょうか。

 まず、情報を開示することです。労働者はタダ働きを覚悟できるほどの存在ではありません。 就活生が将来設計をできるように、賃金表や昇給の目安、残業時間や休日出勤の目安を開示するべきです。

 こういった情報は同業他社、取引先に知られては困る情報かもしれません。 しかし、隠したままでは就活生に疑われ、求めている人材が集まらないことにつながります。

 確かに企業は優秀な学生を採用したいですし、年々ハードルが上がっていくのも仕方のないことです。 とはいえ、ただ単に「初任給」「年間休日」「福利厚生」を書き連ねるだけでは、実態が一切わかりません。 昇給がどれくらい見込めるのか、休日はどれくらいあるのか、福利厚生はどれくらい利用できるのかなど、 将来設計をしやすくする必要があります。

 さもなければ優秀な学生は、より昇給や休日の確実な有名な大企業に取られてしまいます。

 昔はここまで情報を開示しなくてもじゅうぶん学生が集まったかもしれません。 しかし、今学生が集まらないのは単に学生がぜいたくを言っているというわけではありません。 先行き不透明な経済動向に不安を持っているのは企業だけではなく、学生も同じなのです。

 また会社説明会で企業が「事業の仕組み」を説明しないことにも問題があります。 もちろん学生は学生で「その企業がなぜ儲かるのか」考える必要がありますが、 企業は企業で「なぜ儲かるのか」を学生に教える必要があります。

 これも将来設計の問題と同じで、学生は今後も儲かるかどうかわからない企業に入社するより、 確実に30年後も生き残っている鉄道会社やインフラ会社に就職したほうが安全だと判断するためです。 「なぜ自社が儲かるのか」を教えて、成長する企業であることを学生に認識させる必要があります

 

就職活動・採用選考を改善しよう

 就職活動採用選考も、問題点旧態依然とした適当な姿勢にあります。 就活生はもっと早期に就活について深刻に考える必要がありますし、 企業は時代の変化に対応して就活生の本当に求めている情報を開示する必要があります。

 そして、企業は就活生に対してビジネスを語らなければなりませんし、 就活生はビジネスについて勉強しなければなりません

 本当に必要なのは「企業の今の知名度」でしょうか。最も大事なことは「企業の将来性」ではないでしょうか

 また、将来設計もできないような会社に就活生が集まるでしょうか

 ただパンフレットを読み上げるだけの「会社説明会」、会社名と規模だけを見て受験するかどうかを決める「企業研究」ではなく、 企業の儲かる仕組みを説明するビジネス説明会、なぜその企業が儲かるのか、30年後も成長し続けているかどうかを考える本当の意味での企業研究が重要です。

 

4月の今から最短で内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

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早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

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「ジョブトラ」に参加する

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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