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給料はなぜ安いのか

 サラリーマンとして就職する以上、給料をもらって生活するわけですが、 「給料安い」という悩みに直面します。 もちろん会社や業界によって給料の金額は異なるわけですが、どこで働いていても「給料が安い」と感じるのは同じです

 例えば銀行や証券会社。銀行や証券会社は給料高いことで有名ですが、 働いている社員は、そうは思っていません。これは高い離職率からも読み取れます。 特に三大メガバンクや有名証券会社は3年以内離職率が30%にも達し、 5年以内に半数が退職してしまう世界です。「仕事と給料が割に合わない」と感じている証拠です。

 一方でメーカーに就職すると、銀行や証券会社のちょうど半分くらいの給料ですから、 「給料安い」と感じるようです。

 実は、新卒で就職する限り、 社会は「給料安い」と感じるようにできているのです。 

 

低賃金でこき使われる若者

 低賃金で有名な業界と言えば「介護」や「飲食」などの「サービス業」でしょう。 介護福祉サービスや居酒屋、外食チェーン店は給料安く、 サービス残業やサービス休日出勤が多く、過労死もたびたび起きるほどブラック企業の多い世界です。

 薄給激務とはまさにこのことで、このような労働形態に耐えうるのは、体力のある若者です。 「お客様の笑顔を見たい」と夢を抱いてサービス業に就職した若者は、 本部や上司、客からの罵声に苦しみ、激務に苦しみ、薄給に苦しむという三重苦を味わっている人も多いです。

 なぜサービス業の給料が安いのかというと、「過当競争」に陥っているからです。 サービス業は、大きな工場は必要ありませんし、IT技術も不要です。難しい国家資格もいりませんし、 莫大な資金が必要なわけでもありません。「人」がいればいいのですから、簡単に始められる事業なのです。 そのため新規参入が相次ぎ、サービス業はライバルが多すぎる状態になっているのです。

 客としても、味も品質も変わらないなら、安いほうの店に行きますね。 よっぽど料理のうまい高級レストランなどでない限り、基本的にはサービス業は価格競争になります。

 しかし、価格を下げるには限界があります。店の賃料、電気代、設備代、材料費、人件費など、 「最低これだけは売らなければ赤字になる」原価があります。 原価を下回って価格競争をしようものならいずれ倒産してしまいます。

 それでも価格を下げないと客が取られてしまいます。そこで、「原価を下げる」手段に出るわけです。 原価を下げるのに一番手っ取り早いのは「給料を下げる」ことです。

 給料も低い、仕事は忙しい薄給激務で、もちろん退職する若者もいます。 しかしたいていの場合、次の就職先が見つからないためにブラック企業に残ります。 こうして薄給激務を我慢する社員ばかりが残っていき、 最終的には「お金がなくても夢を食っていけば生きていける」などという雰囲気の会社になってしまうのです。

 それが当たり前になると、「給料安い」と言うのは悪とされ、 ますます給料は下がり、増えることがありません。「給料が安い」のが当たり前の業界になってしまい、 若者は低賃金でこき使われるのです。

 他の業界でも同じことが言えます。

 会社で偉いのは年配のお年寄りです。お年寄りたちの会議で給料が決まります。 さて、若者は「給料安い」と文句を言えるでしょうか。 残念ながら、言えません。なぜならお年寄りは人事権も持っているからです。

 会社で偉くなろうと思うと、お年寄りに気に入られる必要があります。 気に入られるためには、「給料が安い」などと文句を言っていられません。 給料には目もくれず、バリバリ働き続けることで昇進のチャンスが来ます。

 こうして給料を無視して働いた人たちが、次の「お年寄り」になります。 自分は給料を無視して働いてきたわけですから、若者が高い給料をもらうのは「けしからん!」となります。 そのため若者の給料は上がりません。

 これが繰り返されて若者の給料は安い状況が常態化し、 「年功序列」なんてもっともらしいネーミングで誤魔化しているのです。

 

ただ年収が高ければいいというものではない

 そもそも給料が安いサービス業に対して、銀行や証券会社など「給料が高い」と思われている業界はどうでしょう。 30歳ごろに年収が1000万円を超え、40代で年収2000万円も可能な銀行・証券は就活生にも人気があります。 金額だけ見れば途方もない高年収で、いかにも「お金持ち」なイメージがつきますね。

 しかし、年収が高いだけで「給料が高い」とは言えません。 給料が高いか安いかは、「頑張った分」と比べられるべきです。人より2倍も3倍も頑張ったなら、 2倍も3倍も給料をもらっていいはずです。

 銀行や証券会社は、「頑張った分」と「給料」を比べると、あまり給料が良いとは言えません。 なぜなら年収も高いですが、「激務」のレベルが群を抜いているからです。 深夜残業や休日出勤が多いという意味ではありません。仕事に係るストレスがハンパないのです。

 銀行や証券会社では、とにかく「スピード」と「正確さ」を求められます。 仕事が速くてもミスがあれば怒鳴られ、正確に仕事をしても遅ければ怒鳴られます。 基本的に仕事中は常に怒られている業界です。

 オフィスでの仕事が終われば外回りの営業で、外回りの営業でも客先に怒鳴られ、 オフィスに戻れば怒鳴られ、ノルマが未達だと怒鳴られ・・・と非常にストレスのかかる業界です。 高い年収が魅力的に思えないほど頑張らなければならないのです。

 その意味では銀行や証券会社は「給料安い」と言えます。 それだけのストレスを受けるのに、年収1000万円や2000万円では到底足りないというわけです。 だから銀行や証券会社に就職しても、5年ほどで半数が辞めてしまうのです。

 年収の高い会社ではどこでも同じことが言えます。高給激務で有名なキーエンスしかり、 ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどの外資系金融しかり、日本エスリードなどの不動産会社しかり。 年収の高い会社は、仕事で受けるストレスと比較すると給料安いとも言えます。

 

給料が安いのは当たり前!

 考えても見れば、給料安いのは当たり前です。

 なぜならば、社員が出した成果以上に給料を払っていたら会社は赤字になるからです。

 会社の利益とは、売上高から原価と給料を払って残ったお金のことです。 利益が出なければ会社はつぶれますから、会社は利益を出さなければなりません。 ならば社員1人が1000万円の粗利を出したとしても、そのうち30%くらいは利益として会社にもっていかれてしまうのです。

 パワーバランス的にも社員より、役員や株主のほうが権力がありますので、 役員や株主が有利なように利益をもっていかれてしまっても仕方がありません。

 社員がもらえる給料は「頑張った分」よりずっと低いのです。 それが会社のシステムです。

 そう考えると、「まったり高給」なんて幻想だとわかりますね。 頑張った分以上に給料を払う会社はありえないのです。 頑張った分より少ない給料しかもらえないのが当たり前です。

 しかし現実には、高い年収を得ながら毎日楽しそうにしているサラリーマンもいます。 家庭を持ち、家や車も持ち、定時で帰り、休日は子どもと遊んでいる・・・そんなサラリーマンはごろごろいます。 彼らは「まったり高給」のように思えます。

 会社は高収入サラリーマンに余計に給料を払っているのではありません。 その社員が短時間で大金を稼いでいるのです。もちろん稼いだ分がまるまる社員に入るわけではありません。 高い年収以上に会社に利益をもたらしていることには変わりありません。

 それにはアイデアのセンスだったり、投資センスだったり、頭の回転の良さなど、 才能的な能力が必要になってきます。まったりに見えて、実は多大な能力が必要なのです。 決して楽して稼いでいるわけではありません。

 

給料が安いのは、我慢して働く社畜のせい

 給料安い原因は、実は社畜にあります。 よく訓練された社畜は、ボーナスが下がろうが、給料が下がろうが、昇給がなかろうが、 残業代や休日出勤手当がつかなかろうが文句を言いません。

 それどころか「自分の給料を削ってでも会社に利益を出さなければ」という謎の使命感に満ち溢れています。 会社へのサービス精神が旺盛で、ギブアンドテイクが完全に破たんしています。 社畜はギブアンドギブ、会社はテイクアンドテイクです。

 皆はそんな意識の高い社畜を「すごいなあ」と生暖かい目で見ていますが、 実はサラリーマンの待遇を悪化させているのはそんな意識の高い社畜なのです。

 日本社会では「自分よりも会社が第一」という態度が好まれますが、 意識の高い社畜がいなければ、そんな社会にはなりえません。 誰かが「自分を犠牲にしてでも会社のために!」と働いたために、 「サラリーマンはこうあるべき」という意識が生まれてしまったのです。

 経営者にとっては意識の高い社畜は都合がいいですから、重宝します。 他の社員にも同じように、意識の高い社畜になってほしいと思うのです。

 いつしか「意識の高い社畜」が当たり前になってしまい、そうでない人にも同じ扱いをするようになります。 給料を削り、サービス残業をさせ、有給休暇は取らせず、延々と働かせるのです。

 サラリーマン全員がそれを拒絶して、ブラック企業を辞めれば企業も存続できませんので、 ブラック企業はなくなるはずです。しかし、ブラック企業のために身を粉にして働く意識の高い社畜がいるために、 ブラック企業は生き残り、意識の高い社畜でないと働けない社会になっていくのです。

 実は、給料が安いのは社畜のせいだったのです。

 

給料の高い業界

 給料高い業界はどこがあるでしょうか。 「頑張った分」に対して「給料」がどれくらいあるかが本当の意味での「給料の高い会社」です。 言い換えれば「給料そこそこでまったりな会社」となるでしょうか。

 この意味での「給料の高い業界」はメーカーではないかと思います。 銀行や証券会社は激務すぎますし、サービス業は薄給激務です。 もちろんメーカーにも薄給激務、高給激務の会社もあります。 しかし、給料そこそこでまったりな会社は、メーカーに多いと思います。

 というのも、メーカーは1つの契約で大きな金額が動くからです。 1つの契約で何千万円、何億円という契約になります。社員1人あたりの利益が非常に大きいのです。

 その分契約を取るのに注力しなければなりません。 しかしメーカーには独自技術があり、長年の取引からくる信頼性があります。

 メーカーのお客さんはメーカーだったり、小売店だったりします。 買い手もただ安いだけのメーカーから不良品を買っては自分のお客さんに不良品を売りつけることになってしまいますから、 高品質と信頼性を求めます。

 そのため居酒屋や外食チェーン店より価格競争になりにくいという特徴があります。

 またメーカーは「工場」という莫大な設備投資が必要になりますので、 新規参入も難しく、過当競争になりにくいです。

 さらに銀行や証券会社のようにピリピリした雰囲気でもありません。 家庭用営業もなければ、厳しいノルマもありません。 メーカーは銀行や証券会社と異なり、働けば働くほど儲かるという業界ではないからです。

 メーカーは銀行や証券会社のように高給というわけではありません。 しかし定時で帰れたり、休日出勤がなかったり、工場の職人に合わせて休日が多かったり、 福利厚生が充実していたりとストレス面で優れています。

 バランスが取れていて「給料が高い」会社と言えるのではないでしょうか。

 また、IT業界も一概に薄給激務とは言えません。 確かに下請のプログラミング会社は薄給激務かもしれません。 しかし上位のサービス会社はピンキリです。

 というのも、ITサービスは少ない人数で莫大な利益をあげることが十分可能だからです。 アイデア勝負の世界なため、入社も難しければ仕事も難題が多いです。 しかしアイデアをよく思いつく人にとっては天国のような業界です。

 IT業界の経費というと、人件費や電気代、オフィス代くらいなものです。 工場の固定費を払う必要もなければ、在庫を抱えるリスクもありません。 ただサービスが利用されるかされないか、それだけにかかっているのです。

 うまくいけば数人で何億円もの利益を出すことも可能ですし、 まったく儲からない可能性もあります。前者の会社に就職できれば、 「給料が高い」と言えるでしょう。

 

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 余計なステップを究極的に省いたのが、内定直結型の就活イベントで、採用選考をその場で始めることが前提の合同説明会です。 あらかたの企業が採用選考を終えたあとでも頻繁に開催されており、採用権限をもった部長・役員クラスが現れ、 その場で面接が始まったり、その場で即日内定がもらえたりするイベントがあります。

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 2019年卒の募集が始まっています。MeetsCompanyは参加者内定率96%を誇っており、 全国で開催されているので地方の学生でも行きやすいイベントです。 最短1日で内定を取れますので、就活を終わらせることができます。



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