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【就活】業界研究のやり方

 業界研究をすることで内定力を上げることができます。 業界研究は単に「知る」のではなく「本質的に理解する」ことが必要です。 それはなぜか、また内定力が上がる業界研究のやり方とはどんなものか、解説していきます。 

 

業界研究の目的

 まず業界研究を行う目的を明確にしましょう。そもそも就活は「楽しい人生」を送るために、 「自分に合った仕事に就く」ことに本質があります。

 これに対して業界研究の目的は、自分に合った会社や仕事を見つけることです。 このためには以下の2つの視点をもって、業界研究に取り組みましょう。

 

あなたを高く評価してくれる会社探しのため

 新卒採用は会社の「経営理念・ビジョン・社風」とあなたの「就職活動の軸」がどれくらい一致しているかで採否が決まります。

 これには2つのメリットがあります。

 1つ目はあなたのためのメリットです。「就職活動の軸」は就活用語で「将来の夢」であり、 あなたの「真の願望」です。40年間働く会社を決めるには「知名度」や「肩書」などではなく、 「真の願望を実現できる会社」がもっとも幸せです。

 「お金のためにイヤな仕事をガマンしてやる」より「好きな仕事をしていたらお金ももらえる」ほうが幸せに決まっていますよね。 この「好きな仕事」を探すのが業界研究の主目的です。

 2つ目は会社側のメリットです。会社は新卒採用で、就活生の「将来性」にかけます。 総合職として入社する以上、あなたは将来の幹部候補生です。 会社としてはバリバリ活躍してほしいわけですね。

 就活生の「将来性」をどうやって判定するかというと、「学歴」や「筆記試験の点数」ではなく、 会社の「経営理念・ビジョン・社風」とあなたの「就職活動の軸」がどれくらい一致しているかで判定します。

 「一生懸命頑張ります!」と言う就活生より「自分の燃え上がるような願望のために働く」と言う就活生のほうが、 大活躍してくれそうですよね。実際、人事向けに書かれた書籍にはこのような採用方法を取れと書かれていますし、 「会社と志を同じくした学生」であることをアピールできれば、人事に高く評価されます。

 業界研究では、「あなたを高く評価してくれる会社を探す」という視点が重要になってきます。

 

志望動機の作成のため

 実際に会社の採用選考に応募するとなると、筆記試験(WEBテスト)の受験と、 「エントリーシート」の提出が求められます。

 エントリーシートとは履歴書の就活版ですが、履歴書とは性格が異なります。

 履歴書は書いてその通り、「過去」を書くものです。一方で「エントリーシート」は「就職活動の軸」を中心に、 「過去編」「現在編」「未来編」という3つの要素があります。 会社はあなたの将来性にかけますから、現在編と未来編まであるのも納得ですね。

 この過去編は「学生時代頑張ったこと」で問われ、現在編は「長所と短所」で問われます。

 そして未来編である「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」に、 「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致がアピールできれば晴れて内定がもらえるというわけです。

 すると、受かるエントリーシートを書くためには、「経営理念・ビジョン・社風」を徹底的に研究しなければなりません。 業界研究は「志望動機の作成」という視点も重要だということです。

 

業界研究のやり方

 業界研究は「あなたを高く評価してくれる会社」を探し、「志望動機を作成」するために行います。 そのためには業界研究を下記3ステップで行いましょう。

 

ステップ1:まず自己分析をしよう

 就活ではまず最初に「就職活動の軸」をつくらなければなりません。 これが会社選びの基準になり、エントリーシートに書く「あなたの経営理念」となります。 これが会社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致していたら内定です。

 「就職活動の軸」は、「自己分析」によってあなたの真の願望から導き出します。 真の願望というと堅苦しいですが、以下のようなものです。

  • 社会貢献したい
  • 地域に貢献したい
  • 世界に貢献したい
  • 世界を豊かにしたい
  • 良いものを世の中に広めたい
  • 人の笑顔を見たい
  • 人の役に立ちたい
  • お金持ちになりたい
  • 良い車に乗りたい
  • ある趣味をずっと続けたい
  • これがしたい
  • あれがほしい
  • 良いものを食べたい
  • 良い家に住みたい
  • 目立ちたい
  • 友達を増やしたい
  • 「共感」を広げたい
  • ラグジュアリーな「体験」がしたい
  • 「熱中」を生み出したい
  • 人を喜ばせたい
  • モテたい
  • 認められたい
  • 影響力を持ちたい
  • 何もしたくない
  • 家から出たくない

 こういった「真の願望」を発掘するのが「自己分析」です。 発掘したら、それを「将来の夢」に変換し、就職活動の軸とするのです。

 

ステップ2:「就職活動の軸」と関連のある業界を選ぶ

 「就職活動の軸」ができたら、次は「就職活動の軸」と関連のある業界を探しましょう。

 ここでは最も就活に向いていなさそうな「家から出たくない」という願望を例に解説しましょう。

 「家から出たくない」という真の願望は、深堀すると「家が最も安全で快適だから」と言えるでしょう。 逆に言えば、「外」も安全で快適になれば万事解決で、「どこでも幸せ」になれるわけですよね。 ここで「家から出たくない」という願望は、「外でも家と同じくらいの安全と快適を実現したい」という前向きな将来の夢に変換されました。

 すると「安全と快適」が就職活動の軸となり、それを実現できそうな会社を選べば、 あなたにとっても幸せで、会社にとっても「うれしい人材」なわけですよね。 では、「安全と快適」を目指していそうな業界はどんなものがあるでしょうか。

 業界一覧を見てみましょう。世の中には以下のような業界があります。

 「建設業界」「機械メーカー」「電機メーカー」「自動車メーカー」「自動車部品」「情報通信」などはどうでしょうか。

 どれも「安全」や「快適」に関連していて、夢を実現できる業界かもしれません。 ある程度業界に目星がついたら、次は「企業研究」にうつります。

 

ステップ3:企業研究をしよう

 選んだ業界の中から気になる企業をピックアップして、会社の「経営理念・ビジョン・社風」を調べていくのが、 企業研究のやり方です。

 ここで重要なのが、同業他社と「社風」を比較するということです。

 例えば同じ自動車メーカーでも、会社によって社風が異なります。 トヨタといえば「品質」で、ホンダといえば「性能」、スバルといえば「安全」で、マツダといえば「外装」です。

 この中で「安全と快適」という就職活動の軸に合致する会社は、トヨタとスバルでしょう。 トヨタのレクサスは快適性に強いこだわりを持っていて、スバルは「ぶつからないクルマ」として人気を集めています。

 ただ自動車メーカーはトヨタがNo.1だからというだけの理由で応募すると、 面接で「なんでホンダさんやスバルさんじゃなくてトヨタなの?」と聞かれたときに困ってしまいます。 しっかり「同業他社と比較」しておくことで、

 私の将来の夢は、外でも家と同じくらいの快適性を実現することです。 究極の快適性を実現するためには、クルマの居住空間の快適性に強いこだわりをもつ貴社で働かなければなりません。

 というように答えられます。

 企業研究の詳しいやり方は企業研究のやり方で解説しています。 また、MY企業研究で私独自の企業研究も掲載していますので、参考にしてみてください。

 

業界研究のやり方(『モテたい』)

 「モテたい」という将来の夢を例に、業界研究の具体的なやり方を紹介します。

 

ステップ1:自己分析をする

 「モテたい」という強烈な願望があったとします。まずはこれを深堀して、「就職活動の軸」をつくりましょう。

 「モテたい」というのは、何も恋人が同時に何十人もほしいというわけではありませんよね。 突き詰めて考えると、「自分の存在を認められたい」という思いにつながります。 「あの人すごいよね」と認めてほしいわけです。

 英語を駆使して華麗に仕事をしているイケメンな自分になって、認められたい。 世界中の人と関わって、認められたい。 そうです。「英語を使って世界中の人と関わりたい」というのが「就職活動の軸」になります。

 

ステップ2:「就職活動の軸」と関連のある業界を選ぶ

 この場合、「英語を使った仕事」が自己実現の手段となります。 日常的に仕事で英語を使うには、「商社」「海運業界」「自動車メーカー」「機械メーカー」「製薬業界」 などが英語を使って世界中の人と関わりそうですよね。

 「イケメンな自分」とからめて化粧品メーカーやアパレル業界などもいいかもしれません。 「華麗に仕事をしている」とからめてOAメーカーやIT業界もいいですね。

 これで商社、海運業界、自動車メーカー、機械メーカー、製薬業界、化粧品メーカー、アパレル業界、OAメーカー、IT業界の9つの業界が思い浮かびましたね。 この9つの業界について業界研究を進めていきます。

 例えば商社ではどんな仕事をしているのでしょうか。 商社の仕事は「売れないものを代わりに売り、買えないものを代わりに買う」ことです。

 英語を使った仕事と絡めれば、「資源のない日本に、海外から資源を輸入する重大な使命を担った仕事」が商社でできるのです。 海外を飛び回り、「英語を駆使して華麗に仕事をしている自分」が実現できそうです。 「ならば商社を目指してみようかな

 

ステップ3:企業研究をしよう

 総合商社の各企業を調べてみましょう。 会社のホームページを見て、三大財閥の「三菱商事」「三井物産」「住友商事」を比較してみます。

 三井物産と住友商事が「価値創造」に重きを置いている一方で、 三菱商事は「事業投資から事業経営へ」と書いています。 三菱商事は事業に出資するにとどまらず、事業そのものを経営する社風だということです。

 海外で事業経営をするということは、現地に行って、現地の文化に触れて、 現地でビジネスをすることになります。 これなら「英語を使って世界中の人と関わりたい」という就職活動の軸を実現できそうです。

 すると「なぜ三井物産じや住友商事じゃなくて三菱商事なの?」と面接で聞かれたときの対策が思いつきます。

 私の将来の夢は、英語を使って世界中の人と関わって、自分を認めてもらうことです。 貴社では事業投資から事業経営へと変貌をしていて、より現地に密着したビジネスを展開する企業になります。

 私も貴社に入社して、現地に密着したビジネスを行い、「三菱商事のあいつは日本人なのにすごい」と言われる人物になりたいと思っています。

 

業界研究のやり方(『街をつくりたい』)

 もう1つ、「街をつくりたい」という将来の夢を例に、業界研究の具体的なやり方を紹介します。

 

ステップ1:自己分析をする

 「ゲームが好きでたまらない」という人物だったとします。 自己分析ではここから「将来の夢」を導き出します。

 ゲームの中でも特に「シムシティ」や「マインクラフト」といった、自分で街をつくるゲームが好きだったとしましょう。 これは「ゲームが好き」というよりも、「街をつくりたい」という願望だと言うことができます。 どんな街をつくりたいでしょうか。

 例えば「若者が集まる街」をつくりたいという就職活動の軸ができます。

 

ステップ2:「就職活動の軸」と関連のある業界を選ぶ

 この場合、「街をつくる」と「若者」がキーワードになります。 「若者」なら「アパレル業界」や「ゲーム業界」も良いでしょう。 「街をつくる」ならば、「建設業界」「不動産業界」「鉄道業界」がありますね。

 鉄道業界は通勤・通学客を輸送することが本業ではありません。少なくともそれが本業な会社ではいけません。 「たくさん人が集まる場所」にお金がたくさん集まります。実は鉄道は、ビジネスの宝庫です。 鉄道業界ではターミナル駅、乗換駅など利用客の多い駅を開発し、駅前を開発し、街をつくっていきます。

 今の渋谷を作り出したのは誰でしょうか。実は、渋谷を作り出したのは不動産業界でも建設業界でもありません。 西武百貨店の堤清二です。何もなかった渋谷を今の若者の街に仕上げたのは、西武鉄道のグループ会社だったのです。 (西武百貨店を中心とするセゾングループは兄弟の確執で西武鉄道と離反しましたが)

 「若者が集まる街をつくりたい」という夢は、人が集まる鉄道業界で実現できそうですね。

 

ステップ3:企業研究をしよう

 鉄道業界ならば必ず街をつくっているというわけではありません。 その会社それぞれの社風があり、近鉄のように「電車の快適性」にこだわっている会社もあれば、 京阪電鉄のように「おしゃれな車両」にこだわっている会社もあります。

 そんな中、阪急電鉄は「鉄道会社の街づくり」のパイオニアです。 創業者の小林十三は、住宅地と遊ぶ場所をつなげるというビジネスモデルを提唱し、 「宝塚劇場」「阪急百貨店」をつくり、それをつなぐ沿線に住宅地をつくりました。

 最近ではJR東海が、リニア新幹線の終点を品川駅にして、品川駅を再開発しようとしています。 これはJR東日本の東京駅に対抗して、JR東海が品川駅で街づくりをしたいということです。

 すると「なぜJR西日本や京阪電鉄じゃなくて阪急電鉄(JR東海)なの?」と面接で聞かれたときの対策が思いつきます。

 私の将来の夢は、「若者が集まる街をつくる」ことです。 貴社では鉄道という資産を活用した街づくりに積極的な社風があり、 私は夢を実現するために、貴社に入社して「人の流れ」を活用するビジネスに携わらなければならないと思っています。

 私も貴社に入社して、現地に密着したビジネスを行い、「三菱商事のあいつは日本人なのにすごい」と言われる人物になりたいと思っています。

 

その他の会社探しのやり方

 

将来性の高い業界から探す

 就活では将来性の高い業界を目指す方も多いです。 転職の難しい昨今、何十年も同じ会社で働くには、何十年も生き残る会社を選ばなくてはなりません。

 まずは将来性の高い業界を探して、そこから関連する「将来の夢」を決める方法もあります。

 将来性の高い業界とはどんな業界でしょうか。

 一過性の流行に載っている会社は、将来性が高いとは言えません。 ソーシャルゲームや、1つのゲームで成り立っている会社や、アニメ等娯楽系は厳しいでしょう。 一方で一つのジャンルとして確立した任天堂やソニーは、ゲームでは将来性のある会社とも言えます。

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銀行への就職に「待った!」

 就活では、いまだに銀行が人気です。 ドラマ「半沢直樹」の影響もあり、就職人気ランキングで銀行、特にメガバンクはいつも上位にいます。 しかし、安易に「お金のために」と銀行へ就職すると地獄を見ることになります。

 私は銀行への就職に「待った」をかけます。 私の周りにも銀行へ就職した人が何人かいるのでときどき話を聞くのですが、 「銀行に就職しなくてよかった!」と思います。

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今から最短で内定をもらうには?

 

多忙の中、どっしり「スカウト」を待つ

 従来型の就活では内定までの道のりがとても長くてめんどうですよね。説明会を受けて、エントリーシートを提出して、グループディスカッションを受けて… そんな手順をすっ飛ばして自分に合った会社が、向こうからアプローチしてくれる就活サイトがあります。

 それは「キミスカ 」です。

 キミスカでは自分から会社を探さなくても、SNSのようにプロフィールを書くだけで、 会社の人事が「こんな優秀な学生がほしかった!」とスカウトを、時にはいきなり最終面接の案内を送ってくれます。

 他社のインターンやES、GD、一次~最終面接など、従来は落ちると無駄になっていた頑張りを「スカウトされる材料」にできるのです。 スカウトがたくさん来れば、いちいちプレエントリーしたり、エントリーシートを書く手間が省けるので時間短縮になりますね。

 すでに2019年卒の就活生も約7万人が利用しているほどで、スカウトがどんどん来ます。

 

ダラダラ長い就活よさらば!内定直結の合同説明会

 すぐ内定がほしい。それは、就活生なら誰もが願うことだと思います。

 2019年卒もますます内定が早期に出る人が増えていて、4月1日の時点で約20%、5月1日の時点で約42%が内定を持っています。「まだ内定がない」と焦る気持ちが強いと思います。 そんな中、まどろっこしくてめんどくさい従来型の就活をしていては余計にストレスが溜まってしまいます。

 余計なステップを究極的に省いたのが、内定直結型の就活イベントで、採用選考をその場で始めることが前提の合同説明会です。 あらかたの企業が採用選考を終えたあとでも頻繁に開催されており、採用権限をもった部長・役員クラスが現れ、 その場で面接が始まったり、その場で即日内定がもらえたりするイベントがあります。

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