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カフェテリアプランとは?【使いにくい福利厚生】

 よくある福利厚生「カフェテリアプラン」とは何でしょうか。実は「使いにくい」という問題があり、 特に新入社員など若手には「使えない」場合すらあります。実態がどうなのか、詳しく解説します。

この記事の要点

  1. カフェテリアプランは、自分で選ぶ福利厚生
  2. 若い間はほとんど使えない
  3. 実は1人1000円程度の激安アウトソーシングに過ぎない
  4. 独身寮や家賃手当のほうがよっぽど重要


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カフェテリアプランとは

 カフェテリアプランとは、自分で選べる福利厚生制度です!

 カフェテリアプランとは、企業が用意した複数の福利厚生メニューの中から、 勤続年数や職能資格に応じて付与されるポイントの範囲内で、自由に福利厚生を選べる制度です。

 

特徴とメリット

 例として、NTT東日本のカフェテリアプランでは以下のような選択肢があります。

 「使わない育児支援よりも、もっとリゾート施設を使いたい」といったニーズにも柔軟に対応できます。

 

導入している企業例

 これらの企業では、現物支給的な福利厚生制度としてカフェテリアプランが活用されています。

デメリット

 若いうちはポイント不足で使えない!

 実際には若手社員にとって使いづらい制度です。
特に、就職したばかりの時期には付与ポイントが少なく、活用の幅が狭い傾向があります。

 

よくある問題点

 例えば、居酒屋やカラオケなどのクーポンはありますが、直接店舗の割引サイトを使ったほうが安いことも珍しくありません。

 また、30代~40代の中堅社員になって初めて、十分なポイントで有用なサービスを受けられるようになります。

 この制度は「生命保険」と似ており、実際に恩恵を受ける人は限られています。

 さらに、福利厚生の数が多いために他の制度(家賃補助・社宅制度など)を見落としがちになる点にも注意が必要です。

激安アウトソーシングに過ぎない

 実質1人月1000円程度の価値!

 カフェテリアプランは実は格安アウトソーシングサービスです。
企業が福利厚生代行業者に支払うコストは非常に低く抑えられています。

 

企業向け料金表

カフェテリアプランの企業向け料金表
提供会社名社員1人あたりの料金
リロクラブ550~1000円
ベネフィット・ワン600円
JTBベネフィット350~800円

 上記の通り、月額1000円未満で利用されているケースがほとんどです。
このわずかな金額で、あたかも大規模な福利厚生を提供しているように見せている点が、制度のカラクリです。

 

本質は「まとめ買いビジネス」

 福利厚生業者は多くの企業から契約を集めて、サービスを大量仕入れすることでコストを抑えています。
しかしその結果、社員1人あたりが享受できる実質的な価値は平均1000円程度にとどまります。

もっと大事な福利厚生がある

 独身寮や家賃手当のほうがよっぽど重要!

 就職活動中に「カフェテリアプラン」が魅力的に映るかもしれませんが、実際にはそれほど重要な福利厚生ではありません。 本当に大切な福利厚生とは、生活コストを直接下げてくれるものです。

 重要な福利厚生の例は以下の通りです。

 これらの福利厚生は、現金時間という形で直接的な恩恵が得られるため、生活の質に直結します。

関連記事:
独身寮・社宅は最強の福利厚生
福利厚生の種類|重視するべきはどれ?

 たしかに旅行やレジャーの際にカフェテリアプランの宿泊割引が使えると便利に感じるかもしれません。 しかし、家賃や昼食代といった日常的な支出をカバーできる福利厚生の方が、実際には大きな価値があります。

 福利厚生の本質は、「使いやすさ」と「実用性」です。企業の制度に惑わされず、長期的にメリットのある制度が整っている会社を選びましょう。

まとめ:カフェテリアプランの選び方

 カフェテリアプランは一見魅力的な制度ですが、若手社員にとっては使い勝手が悪く、実質的価値も低めです。
就職・転職時には、制度の中身と使いやすさをよく確認して判断しましょう。

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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