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独身寮・社宅は最強の福利厚生!

 独身寮社宅ではどんな生活か、また家賃はいくらか、間取りは?風呂は? といったことを解説します。

 大企業ではたいてい、独身寮や社宅の制度があります。独身寮や社宅の制度がある場合、 家賃補助あるいは家賃手当がない場合が多いです。 つまり、家賃補助の代わりに独身寮、社宅の制度があるのです。

 家賃補助や家賃手当は、家賃の4割~6割な場合が多いです。一方で独身寮や社宅の家賃は非常に低価格で、 支払うお金は本当に少なく済みます。初任給は手取りが17万円ほどですが、独身寮に入れば家賃が1万円~2万円程度で済んでしまいます。 独身寮や社宅は最大の福利厚生とも言えるでしょう。

 独身寮や社宅に敷金や礼金はありません。敷金は家賃の保証金、礼金は大家さんの諸経費や仲介業者への広告料ですが、 独身寮や社宅の場合、会社は家賃の保証金を払ってもらうまでもなく、給料から天引きできますし、 仲介業者を使わず社員をそのまま入居されるので広告費もいりません。

 このため独身寮や社宅には、敷金も礼金もかからないのです。



 

独身寮

 独身寮は、社員寮単身寮とも呼ばれますが、その名の通り、独身の社員のための寮です。 新入社員は入社後、強制的に独身寮に住まわされることがほとんどです。 しかし独身寮にいられる期間も決まっています。

 独身寮家賃1万円から2万円程度です。 都会のワンルームマンションを借りれば家賃が6万円~8万円するところ、 独身寮なら1万円~2万円で済むわけです。独身寮は、収入の少ない若手社員にはありがたい制度ですね。

 独身寮は食事付きな場合が多いです。平日の朝食、夕食は格安で食べることができます。 朝食は100円~200円、夕食は300円~400円程度です。 独身の社員はあまり自分で料理をしませんから、独身寮の食事をとることで栄養も取れ、 さらに安く、いいことずくめですね。

 また独身寮には駐車場がついていることが多く、 通常、独身寮の駐車場は無料です。都市部で駐車場を借りようものなら、月に1万数千円~取られます。 しかしながらそれが無料になるのですから、大きなメリットといえるでしょう。

 大学の寮とは異なり規則はあまりなく、部屋もそこそこきれいです。 独身寮にデメリットがあるとすれば、通勤時間が長いということでしょうか。

 独身寮は通常、郊外に建設されています。 建設された時代のニュータウンや、当時土地が安かったところに建てられているのです。 高度経済成長期~バブル期に建設されたものが多く、平成初期に建てられた独身寮はなかなか立派です。

 しかし郊外ですから、最寄駅に急行が止まらないだとか、 通勤に1時間かかるということは往々にしてあります。

 他のデメリットとしては、風呂やトイレが共同ということです。 独身寮ですから、自分の部屋は部屋だけです。風呂もトイレも洗面所も共同です。 自分の部屋にはコンセントとテレビ回線、電話回線、インターネット回線くらいしかありません。

 独身寮間取りは、6帖~8帖程度で、全く広くありません。 収納スペースもない場合が多く、押入れやクローゼットといったものはありません。 机や椅子、ベッドや大きなタンスが備え付けられており、家具を買う必要はありませんが、 家具を買う楽しみが奪われます。置き場がないのです。

 料理をしようにも台所も共同ですし、洗濯機も共同です。 洗濯機が共同なのはなかなか面倒なもので、寮生はだいたい家にいる時間が同じですから、 洗濯の時間もかぶります。なかなか自分の順番が回ってきません。

 また、独身寮は関係者以外立ち入り禁止です。 社員でない友達や、恋人を連れ込むことはできません。 これは一人暮らしと異なり、なかなか厳しい規則です。

 入寮時に先輩社員が歓迎会を開いてくれる以外は特にイベントはなく、 主に同期で仲良くできる程度のものです。同じ建物に住んでいるわけですから、 土日に一緒に遊んだり、食事に行ったりします。

 談話室でお酒を飲んだり、車を買った同期にカラオケやボウリングに連れて行ってもらうなど、 若いときの遊びは独身寮ならではの楽しみです。

 独身寮にいられる期間は制限があり、4年~10年とバラつきがあります。 これは会社によって異なります。独身寮はあくまでも収入の少ない若手社員のための住居ですから、 収入が増えてきたら独身寮を後輩に譲らなければなりません。

 一方で社宅は結婚しないと入れませんから、独身寮にいる間に結婚相手を見つけなければ、 独身寮にも社宅にもいられない時期が発生してしまいます。

 

社宅

 社宅は、家族寮と呼ばれることもあるように、 家族のいる社員のための住宅です。 家族で住むのが原則であり、独身だと社宅には入れません。

 社宅も会社によりますが、家賃は激安です。社宅はたいてい高度経済成長期に建てられたものであり、 築年数が古いです。そのため家賃も激安で、住環境も悪い場合が多いです。 もちろんバブル期に建て替えたり、新たに建設した会社では家賃も高めで住環境も良いです。

 独身寮とは異なり、社宅はマンション、アパートのようなもので、 風呂もトイレも台所もそれぞれの部屋についています。 プライバシーも守られるわけです。

 社宅の大きなメリットとして、家賃が安いということはもちろんですが、近所付き合いが楽ということが挙げられます。 通常、家賃が安いマンション・アパートでは誰が住んでいるかわかりません。 怖い人や変な人が住んでいる場合も多いのです。

 しかし、社宅なら家賃が激安でも、お隣さんも同じ会社の社員です。 危険な人はまず、住んでいないでしょう。この安心感はなかなか重要です。 家族を家に残して会社に行っても安心です。

 独身寮とは違い、食事はありません。玄関もそれぞれの部屋に一つあり、 間取りも家族3~4人で暮らせる程度の広さがあります。 2DK~3LDKくらいの間取りが一般的です。

 社宅にも住んでいられる期間があり、だいたい8年~10年程度です。 課長になるころには家を買うなりして社宅を出る必要があります。

 社宅はほとんどマンション・アパートと変わりませんので、 デメリットは特にありません

 

独身寮と社宅の違い

 独身寮と社宅の違いについて解説します。

 最大の違いは「単身の社員」か「家族連れの社員」かの違いです。 独身寮には、入社したての独身の社員か、単身赴任の社員しか入居できません。 一方で社宅には、家族連れの社員しか入居できません。

 独身寮は基本的に風呂・トイレ・洗面が共同の8帖の個室が割り当てられます。 そして最低限「机」「タンス」「ベッド(布団は別)」の家具が配置されていて、 布団さえ買えばそのまま生活ができるようになっています。

 独身寮は入社から4~5年しか入居できず、30歳になるころには自分で家を借りるか、 結婚して社宅に移るかしなければなりません。

 社宅は社員専用のマンションと考えてください。たいていそんなに立派なものではありませんが、 家族で住むことが前提なので、風呂・トイレ・洗面などは普通のマンションと変わらず、1部屋1部屋に完備されています。 家具についても普通のマンション同様、自分ですべてそろえなければなりません。

 社宅は結婚してから8~10年ほど入居できますが、およそ「課長未満」の人のための福利厚生ですので、 管理職になると社宅から出て自分で家を借りるなり建てるなりしないといけません。

 以下に、独身寮と社宅の違いを一覧にしてまとめました。

違い
独身寮社宅
家賃1~2万円1~2万円
初期費用0円0円
間取り1R2DK~3LDK
家具ありなし
設備風呂トイレ洗面共同完備
入居期間入社から4~5年結婚から8~10年
入居資格独身・単身者妻帯者のみ

 一方で家賃は独身寮も社宅もあまり変わらないことが多いです。 およそ1~2万円で、どちらも家賃の負担は非常に軽いです。 貯金をするならうってつけですね。

 

借り上げ社宅

 借り上げ社宅とはなんでしょうか。借り上げ社宅は、普通の社宅とは少し異なります。 ちなみに社宅が借り上げか、会社所有かは、住む社員にとっては関係ありません。

 借り上げ社宅は通常の社宅と異なり、会社は社宅を所有していません。 誰かが運営している賃貸マンションや賃貸アパートを、会社が一括借り上げします。 1部屋~1棟丸ごと会社が賃貸契約を結び、会社が借りるのです。

 そして会社が借りた部屋を、社員に貸します。これが借り上げ社宅の仕組みです。

 社員は大家さんと賃貸契約を結ぶのではなく、会社と賃貸契約を結びます。 これは普通の社宅と同じです。このため社員にとって、借り上げ社宅か、通常の社宅かは、 特に問題ではないのです。

 借り上げ社宅には様々なメリットがあります。会社にとって、社宅を所有しようと思うと建設に莫大な費用がかかります。 借り上げ社宅なら建設も購入もしませんから、この初期費用を抑えることができます。

 会社が借り上げる社宅はいつでも変えることができます。築年数が古くなってきたら、 会社は借り上げ社宅を解約し、別のマンション・アパートで借り上げ契約をするのです。 このため借り上げ社宅の場合、社員は新しいマンション・アパートに住むことができる場合が多いのです。

 借り上げ社宅は通常の社宅よりもさらにマンション・アパートに近く、 掃除当番などもありません。

 

女性の独身寮

 独身寮は通常、男子寮です。というのも、つい最近まで総合職は男性だけだったからです。 一般職の女性はわざわざ地元から遠い会社を選んだりしませんでしたから、 女性の独身寮は必要なかったのです。

 しかし今では総合職にも女性が増え、女性にも独身寮くらいの福利厚生が必要になりました。 とはいえ女子寮を建設するほどまだ、女性の総合職は多くありません。

 そこで、女性のための独身寮は借り上げで行われています。 誰かが運営している女子寮の部屋を、独身女性社員の数だけ会社が借り上げるのです。 そのため女性の独身寮は他の会社と同じ建物です。

 総合職の女性向けの独身寮は平成に入ってから建設されたものが多く、 また女子寮ですからセキュリティも強いなど、男子寮と比べて立派でおしゃれです。 プライバシーも考慮されており、風呂やトイレも自分の部屋についていることすらあります。

 それでいて家賃は男子寮と同じです。女性だけ高い家賃を取ると「差別的取扱い」になりかねませんから、 どれだけ女子寮が恵まれていても家賃は男子寮と同じです。 エアコンは基本的についていますが、冷蔵庫や洗濯機などは共同でないため自分で買う必要があります。

 

「家賃補助」より「独身寮」がオトク!

 実は、最強の福利厚生は「家賃補助」ではなく「独身寮」です。

 家賃補助はあくまで給料の1つにすぎません。つまり、「基本給」として支給するはずだったものを、 「家賃補助」という名前に変えて支給しているだけなのです。

 基本給は残業代やボーナスの計算のもとになりますが、家賃補助は対象外です。 ならば、「家賃補助」ではなく「基本給」として支給してもらったほうがオトクですよね。

 さらに家賃補助には所得税も住民税もかかります。年収500万円程度であれば、 所得税は20%です。「家賃補助」のせいで額面収入があがり、「税金」も高くなります。 収入が多いと当然、健康保険料や厚生年金もあがりますので、支払うお金は増えます。 これを「家賃のための税金」と呼びましょう。

 一方で独身寮は逆です。給料という形で現金が支給されるわけではないので、 額面年収はあがりません。つまり、「家賃のための税金」を払う必要がないのです。

 「家賃を会社からもらう(家賃補助)」と「家賃を会社に払ってもらう(独身寮)」では、 独身寮のほうが税金がかからない分、オトクなのです。

 電気・ガス・水道代もマンションを借りて1人で払うより、独身寮でみんなで共有で払うほうが安くなります。 (私の会社では光熱費は会社負担でした) 朝食や夕食が提供されたり、同じ屋根の下に同期がいるので「さみしくない」というメリットもあります。

 なにより「手取り収入」の全額がそのままお小遣いになるのですから、 給料日に「ここから家賃と光熱費が引かれて・・・」とブルーな気分になる必要もありません。

 よって、独身寮の制度がある会社に入ればお金は貯まりやすくなります。 希望の会社に独身寮の制度があるかどうかは、チェックしておきましょう。

 

今から最短で内定をもらうには?

 

「実はもう内定あるんだよね」内定直結の合同説明会

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