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独身寮・社宅は最強の福利厚生!|借り上げ社宅も勝ち組

独身寮・社宅は最強の福利厚生

 独身寮社宅ではどんな生活か、また家賃はいくらか、間取りは?風呂は?といったことを解説します。 家賃が1~2万円で済むため、独身寮や社宅は最大の福利厚生です。 家賃手当よりトクですので、会社選びの際はチェックしてみましょう。

この記事の要点

  1. 独身寮は個室だが、風呂トイレが共有
  2. 社宅は家族向けで、設備はマンションと同じ
  3. 借り上げ社宅は、一般のアパートを会社が代わりに借りてくれる制度
  4. 家賃手当より独身寮・社宅のほうが税金が安い!


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独身寮が最強の理由

 独身寮が最強な理由は、次の4点です。

  1. 家賃が安い
  2. 孤独にならずに済む
  3. 食事が出る
  4. 共用部の掃除が必要ない

 独身寮は家賃が1~2万円で、若い間の可処分所得が多く残るというメリットが非常に大きいです。 さらに、同期はほぼ友達のような感覚ですから、孤独を感じずに済みます。 加えて食事が出る(1食300円ほど)ため料理の必要がありません。もちろん共用部の掃除は管理人の仕事です。

 一方で「家賃補助」の場合は、その補助の分に「所得税・住民税・健康保険料・厚生年金保険料」がかかりますので、 独身寮に比べて「税金が高い」ということになります。

 

独身寮の間取りは?

 独身寮は6~8帖の個室で、風呂トイレは共有!

 独身寮の間取りは6~8帖の個室で、風呂トイレなど水回りは共有です。 一般的に「机」「イス」「ベッド」「クローゼット」が備え付けられており、 布団だけ購入すればそのまま住めるのが特徴です。

 冒頭に貼った写真は私が実際に住んでいた独身寮ですが、かなりおしゃれでした。 ちょっとした体育館スペースがあったり、雀卓が2台備えてあったり、自動販売機が設置されているのに加え、 クルマを買った場合は駐車場も用意されているなど、設備面で充実していました。

 朝食は150円・夕食は300円で提供されて、クリーニングも毎週末に回収しに来てくれます。 「社員でない友達を呼ぶ」「彼女を呼ぶ」ことはできませんが、細かい規則は特になく、当然ながら門限もありません。 また、電気ガス水道を「個人で契約する必要がない」という点も楽ですね。

 水回りが共有とはいえ、掃除をしなくていいのはとても楽でした。 1~2万円でこれだけのサービスが受けられますので家を借りるより生活が楽です

 寮にいられるのは「結婚するまで」か「4年経つまで」ですが、その間にお金が貯まります。 私の場合、4年で500万円貯金することができました。

 

社宅の間取りは?

 社宅はマンションと同じ

 社宅(家族寮)の間取りは、2DK~3LDKほどの広さで、家族4人で住めるくらいはあります。 結婚後10年弱住むことができ、家賃も1~2万円程度とかなり安いです。

 社宅は社員専用のマンションと考えてください。風呂トイレなど水回りもそれぞれの部屋についています。 そして大きなメリットが、近所付き合いが楽という点です。 入居者は全員同じ会社の社員ですから、「隣に変な人が住んでいる」ということもありません。

 社宅は「結婚しないと入居できない」という条件こそあるものの、 間取りや設備はマンション・アパートと変わりませんのでデメリットは特にありません

 

借り上げ社宅は勝ち組?

 借り上げ社宅はメリットしかない

 借り上げ社宅は勝ち組です。その理由は次の3点です。

  1. 家賃が安い
  2. 家賃補助より税金が安い
  3. マンションに1人で住める

 借り上げ社宅の家賃は、独身寮・社宅と同様に1~2万円程度で済みます。 「家賃補助」と違って「家賃分が給料扱いにならない」ため、その分に税金がかからないというメリットがあります。 そして、「マンションに1人で住める」ゆえにプライバシーがあります。

 ただし、およその企業では「住んでもいいマンション」が役職別に上限が決まっており、 新築マンション駅チカには住めない可能性もあります。 私のいた会社では、家賃の制限が厳しく、自力で安い物件を見つけないと「遠方のUR物件」に住まわされるルールでした。

 借り上げ社宅は会社が「一般のアパート・マンション」と賃貸契約を結んで、社員に又貸しするシステムです。 ゆえに生活は普通の一人暮らしと特に変わりません。

 ただし、食事・掃除・クリーニングなどのサポートはありませんので、 仕事で忙しくてもそのあたりを自力で解決しなければなりません。

 

女性の独身寮

 女性の独身寮は借り上げ社宅になる場合が多い!

 女性の独身寮は、借り上げ社宅になる場合が多いです。 なぜなら、女性の総合職が増え始めたのが最近のことなため、女性用の独身寮を会社が持っていないからです。 つまり、普通のアパート・マンションで1人暮らしすることになります。

 一方で従業員数が1万人を超えるような大企業になると、女子寮があるところもあります。 私の友人が入社した財閥企業では、「真ん中に食堂を挟んで西側が男子寮・東側が女子寮」になっていました。 女子寮への侵入はオートロックで固くブロックされていたようです。

 いずれの場合も家賃は1~2万円です。

 

独身寮・借り上げ社宅・家賃補助の順に重視しよう

 家賃補助はその分に税金がかかる

 個人的には独身寮がいろいろ楽なのでおすすめですが、借り上げ社宅も優れた福利厚生です。 一方で家賃補助はその分に税金がかかるため、あまりおすすめではありません。 税法上も「家賃補助はやめとけ」と税理士が企業にアドバイスしているレベルです。

 MY就活ネットではこの他にも、どんな福利厚生を重視するべきか解説しています。

福利厚生の種類|重視するべきはどれ?

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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