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従業員持ち株会はおすすめしません|残念な福利厚生

 「持株会はやめたほうがいい」「やめとけ」と耳にするかもしれません。持株会の仕組みやメリット・デメリットをまとめ、その真偽についてわかりやすく解説します。

この記事の要点

  1. 従業員持株会とは、合法的に自社の株式を買える仕組み!
  2. 月1000円から株式投資ができる!
  3. 資産を自分で管理できないのが最大のデメリット
  4. 株式投資を調べて、自分で選んで買うほうがよい


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従業員持株会とは?

 自社の株式を、合法的に少額で買える仕組み!

 従業員持株会とは、社員がみんなで自社株を購入する会を言います。

 仕組みとしては毎月自分で決めた金額を給料から天引きし、 従業員持株会に出資します。持株会がまとめて自社株を購入し、出資金額にあわせて会員に株式を振り分けます。

 例えば「毎月1万円出資する」と持株会に連絡しておけば、毎月1万円が給料から天引きされ、 1株1000円なら10株、1株1万円なら1株を、持株会を通して購入できるという仕組みです。

 通常、株を買おうと思うと「単元株数」といって、100株~1000株単位でなければ購入できません。 1株ずつ購入することはできず、100株、1000株単位で購入しなければならないため、 持株会を使わない場合は10万円~100万円の資金が必要になります。

 しかし、従業員持株会なら自分の出資金額に応じて株式を購入できますので、 「毎月1万円」なら10株という少額投資が可能なのです。

 ビジネス書風に言えば従業員持株会は、「1000円から始める株式投資」と言えるでしょう。

 多くの会社で従業員持株会が採用されており、就職すると総務部から従業員持株会への参加を勧められます。 というのも、従業員持株会会社にとってメリットがあるためです。

 従業員持株会の会社にとってのメリットは、安定株主をもてるということです。 社員は基本的に経営者のいいなりですから、株主総会で文句を言ったり、取締役を解任したりということは提案しません。 従業員持株会は「物言わぬ株主」なのです。

 従業員が多い会社では、従業員持株会は全株式の10%を持っていることもあり、 持株会の所有する株が多ければ多いほど、会社は安定した経営ができるということになります。

 

従業員持株会に入会するメリット

 給料天引きで、自動の貯蓄ができる!

 従業員持株会入会するメリットは、 少額で株式投資ができるということです。

 通常、株式投資には最低でも10万円~100万円の資金が必要です。 しかし持株会なら1000円という少額での株式投資が可能なのです。 出資分は毎月給料から天引きされますので、毎月自動的に株を購入できます。

 さらに持株会では「出資金額の10%」を奨励金として支給され、 株の購入に充てることになります。つまり、1000円出資すれば1100円出資したのと同じことになるのです。 毎月1000円の出資だと年間12000円支払うことになりますが、奨励金がついて13200円投資したことになるのです。

 自動で天引きされるため、毎月の給料をすっからかんになるまで使うような人でも、 従業員持株会に入っていれば自動で株をためることができ、 貯金の効果があるのもメリットの一つです。

 実は、原則として社員は自分の会社の株を買うことができませんが、持株会に入れば話は別です。 インサイダー取引になってはいけませんので自分の会社の株を勝手に売買することはできません。 しかし、持株会に入れば持株会が法令に従って、毎月決まったタイミングで株を買いますのでインサイダー取引にあたりません。

 社員が合法的に自分の会社の株を買う方法、それが持株会なのです。

 また、総合職では管理職になる際に300万円分ほど買わされる場合があります。 なぜなら管理職とは「従業員」ではなく「経営者側」の立場ですので、 「株価が自分の資産に直結させる」ことで、業績への当事者意識が必要だからです。

 あなたが出世するつもりならば、管理職にあがる時に一括で買うよりも、 若いうちからコツコツと買っておいたほうが負担が軽いかもしれません。

 

従業員持株会に入会するデメリット

 資産を自分で管理できないのが最大のデメリット!

 従業員持株会入会するデメリットがたくさんあります。

 まず、毎月の手取り給料が減るというデメリットです。当然ながら持株会に1万円出資するなら、 給料の手取りは毎月1万円天引きされることになります。 出資するだけ給料が減ってしまいますので、生活が苦しくなります。

 そして、株の購入・売却時期を自分で決められないというデメリットもあります。 株を買う際、普通は安い時に買って、高い時に売ります。しかし、従業員持株会の場合は、 毎月勝手に持株会が購入しますので、株価が高いときにも自動的に購入されてしまいます

 例えば500円だった株価が急に騰がって1500円になったとしましょう。いつ500円に戻るかわかりません。 1500円のうちに株を売却したいところですが、持株会で購入しているので勝手に売却できません。

 また、毎月1万円出資していると1株500円なら月に20株購入できていました。 1500円になると6株しか購入できません。損をした気分になりますね。 株価が500円に戻るまで購入をやめたいですが、やはり持株会で勝手に株を買われてしまいます。

 もちろん売却の時期も自分で決められませんので、急激に景気が悪くなった時、 政権交代が起こった時、大事件が起きた時など、明らかに株価の下落が予想されるときでも勝手に株を売ることができません。 ただただ株価が下落していくのを見ているだけという状態になります。

 持株会のメリットに「貯金できる」と書きましたが、株価は変動します。 株価が上がり続ければいいのですが、今はそんな時代ではありません。 1週間後には株価が半額になっている可能性だってあるのです。

 1年間で20万円を出資したとしても、株価が半額になれば、持っている財産は半分になり、 10万円しか価値がないことになるのです。

 従業員持株会の問題点は「資産を自分で管理できない」「価値が暴落する可能性もある」 「毎月の収入が減る」という3点が挙げられます。

 バブル以前は株は勝手にどんどん値上がりしていくという神話がありました。 これは高度経済成長期が長く続き、どんどんインフレしていき、同時に国民の収入も増えていたからです。 一方で株を買うには今のようなインターネットではなく、証券会社の営業マンにいちいち依頼する必要がありました。

 この時代の従業員持株会は手軽に株式投資ができ、勝手に値段があがっていくのですから、 完全に福利厚生でした。

 しかし今は低成長期です。インフレは限定的で、国民が株式投資にお金を出す余裕もそこまでありません。 株価がどんどん上がっていく時代でもないため、損をする可能性も非常に高いです。 さらにインターネットの登場で株取引が劇的に簡単になりました

 そのため自分の会社の株を買いたいのでない限り、明らかに自分で会社を選んで株を買ったほうがいい時代です。 もはや持株会福利厚生とは言えない制度です。

 

従業員持株会に入会するくらいなら自分で株を買うべき

 社会を詳しく調べて自分で選んだ銘柄を買うべき

 従業員持株会入会するくらいなら、自分で株を買うべきです。

 今はNISAという免税制度もありますので、毎月の給料から一定額を証券口座に振り込んだり、 ボーナスを証券口座に振り込むなどして、自分で株を買い、自分で管理したほうがよっぽどいいです。

 インサイダーになってはいけませんので自社株を購入することはできません。 しかし自分で管理できない自社株を持つくらいなら、自分が信頼できる会社を見つけてその会社の株を買ったほうがよっぽど健全です。

 配当金の多い株、株主優待制度のある株、今後成長が見込まれる会社の株など、 魅力的な株は世の中にゴロゴロあります。 自分の会社が儲かった時はボーナスがもらえますから、何も自分の働く会社の株を買わなくてもいいのです。

 そもそも株に興味がなければわざわざ自分で株を買う必要もなければ、持株会に入る必要もありません。 お金は、いつでも使えるからこそ価値があるものです。売れない株式に変えてしまっては、 何の価値もないのです。

 ましてや今はどの会社が倒産してもおかしくない時代ですし、 株価が大暴落する可能性だっていつでも十分にあります。 自分の会社の株価がよっぽど信頼できるのでなければ、持株会には入らないほうがいいでしょう。

 

従業員持株会に入会するべき場合

 自社の株式を買いたいならば、入会するしかない!

 従業員持株会入会するべき場合を紹介します。

 従業員持株会に入会するべきではないと力説しましたが、入会するべき場合もあります

 それは、自分の会社の株を買いたいときです。法令による規制のため、基本的に社員は自分の会社の株を自由に売買できません。 持株会なら法令に従い、決まったタイミングで株を購入しますので、自分の会社の株を買うことができます。 しかし持株会にまでお金を預けて自分の会社の株を買ったほうがオトクな場合ってどんな場合でしょうか?

 まず、自社株があまりにも安すぎる場合です。自分の会社の借金が少なく、 利益もかなり出しており、売上高も順調で、配当金も出しているような会社で、 あまりにも株価が安すぎる場合は、今後株価があがる可能性があります。

 今後、株価があがると思ったら、従業員持株会に入会しましょう。

 次に、自社の将来性にかけている場合です。 自分の会社が将来大化けし、世界的に有名な優良企業になるという自信があれば、 従業員持株会に入会するべきです。

 最後に、バブル経済に突入した場合、あるいは高度経済成長期に突入した場合です。 インフレが進み、株価がどんどんあがっていくようなときは、お金を現金で持っている方が損です。 こういう場合は従業員持株会に入会し、株をどんどん買いましょう。

福利厚生の種類|重視するべきはどれ?

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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