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企業研究のやり方|優良企業に内定を取るため調べること

企業研究のやり方|志望動機に説得力

 「企業研究は意味ない」と思っていませんか?それは、どうでもいい項目を調べさせようとするサイトが多いせいです。 正しく調べると「入社するべきか判断できる」「志望動機に説得力を出せる」というメリットがあります。 この記事では優良企業に内定を取るために、調べることを解説しています。



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企業研究の目的

 企業研究の目的は、次の2点です。

  1. 入社するべきか判断するため
  2. 志望動機に説得力を出すため

 また、MY就活ネットでは独自の企業研究を多数公開しています。企業研究の参考にお役立てください。

 

入社するべきか判断するため

 働きたいと思える会社の条件はなんでしょうか。およそ次の4点に集約されると思います。

 初任給や福利厚生は「募集要項」を見れば書いてありますし、年収や働きやすさは「就職四季報」を読めば載っています。 ですが、平均年収はあてにならない指標であり、将来性は自分で判断するしかありません。 そこで、この記事では「中期経営計画」や「有価証券報告書」を使って「入社するべきか判断する方法」を解説します。

 

志望動機に説得力を出すため

 志望動機について、面接では必ず次のような質問がされます。

 これらの質問にうまく回答する方法はただ1つ、「社風に共感しました」と述べることです。

 ですが、これだけでは説得力が足りません。 そこで「中期経営計画」「採用サイト」などを利用して調査し、「会社説明会」「インターンシップ」を通じて社員に質問することで、 「実際に肌で感じた社風」を志望動機に組み込むことが必要です。

 この記事では、「志望動機に説得力を出す」ために具体的にどうすればいいかを解説します。

 

意味ない研究

 次のような企業研究は意味ないため、即刻中止してください。

 これらを調べたところで「入社意欲」に影響しませんし、「志望動機」に説得力も出ません。

 特に勘違いしやすいのが「業界での順位」ですが、これと「待遇」「入社後自慢できるかどうか」とは全く関係がありません。 なぜなら、「儲かる商品」で稼ぐ会社と「薄利多売」で稼ぐ会社が混在しているからです。 例えば平均年収1700万円の「ディスコ」は「機械メーカーランキング」で20位にすら入っていません。

 

調べること

 企業研究で調べることは、次の6点です。

  1. 利益率
  2. 社風
  3. 強み
  4. 待遇
  5. 同業他社
  6. 優遇選考の有無
企業研究の例  

利益率

利益率賃上げ・ボーナスに直結

 最重要項目は、利益率です。「企業名+利益率」で検索すれば出てきます。

 ほとんどの学生は「売上高」で企業を比較してしまうのですが、賃上げやボーナスは利益から出ます。 特に「利益率」が高ければ「高く売れる商品を持っている」「稼ぐ力がある」ということですから、今後の待遇改善に期待が持てます。 例えば以下のような「年収の高い企業」は、軒並み利益率が高いです。

 利益率の大企業平均は約7%ですが、ゼネコン3%、プラントエンジニアリング5%、銀行15%と業界によって基準が異なります。 そこで同業他社と比べてどうかを調査しましょう。

 一方、2%を下回るような企業は、賃上げもボーナスも期待できませんのでやめておきましょう。

 

社風

社風志望動機に利用
将来性を判断する

 次に重要なのが、社風です。これは志望動機の作成に必須です。

「社風に共感した」が最も説得力ある志望動機!

 例えば大阪ガスの面接を受けるとき、「なぜ関西電力でなく大阪ガスを選ぶのか」を問われたら、困ってしまいますよね。 これにうまく答えられないと「志望度が低い」と判断され、落とされてしまいます。 業界1位の会社でも同様の質問がされ、「業界1位だから」と答えても落とされます

 こんな質問に対して、最も説得力のある答えが「社風に共感したから」です。 インターンや説明会で「実際に肌で感じた社風」まで取り入れられたら、同社専用の志望動機が出来上がります。 そこで、「会社には何を目指す社風があるのか」を調べましょう。

中期経営計画を検索して読もう!

 その方法とは、「中期経営計画」を読むことです。これは「企業名+中期経営計画」で検索すれば出てきます。

 この文書には今後力を入れる取り組み現在好調な事業どんな課題を抱えているかが掲載されています。 「今後の取り組み」に「DX推進」と書いてあれば「デジタル化に熱心な社風」、「提案営業で付加価値を高める」と書いてあれば「価値創造に熱心な社風」と言うことができます。 また、これを読んで「儲かりそうだな」と思えば「将来性がある」と言えます。

 そして、「調べた社風が実際に根付いているかどうか」をインターン・会社説明会で社員に質問することで、 「社員の方に質問をして社風の確認が取れました」と言えます。

 

強み

強み仕事理解のため

 企業の強みを理解することは、「将来性の判断」や「仕事理解」につながります。

 特に面接では「どんな仕事をするか理解しているか」を問われることがあります。 これにうまく答えられないと、やはり落とされてしまいます。 企業の強みを理解していれば、「顧客と密にコミュニケーションを取り、新素材のアイデアを出すことです」と答えられます。

強みは仕事スタイルそのもの!

 例えば機械メーカーでは「提案営業」が流行しています。 上述のキーエンスやファナックが得意としている営業スタイルで、 技術力のみならず「顧客の困りごと」を解決することで、「コンサル料」を代金に上乗せするものです。

 化学メーカーでは「顧客の求める性能をもった素材」を探り、開発することで、 「高くても売れる」という高機能品ビジネスが同業界のホワイトな待遇を支えています。

 「儲かる理由」がわかれば、将来性も仕事理解も進みます。

 

待遇

待遇働きやすさを知る

 待遇を調べることで、働きやすさを知ることができます。

 これを調べるには「就職四季報」を利用します。 この本には「平均年収」「平均残業時間」「平均有給取得日数」などが掲載されています。 あくまで「平均」であるため、過信は禁物です。とはいえ参考にはなります。

 筆者の私の経験で言うと、「平均年収700万円」あれば「部長級(40代後半)で年収1000万円」が期待できます。 残業は月20~30時間のころが最も充実していました(0~20は退屈)。

 近年では有給取得が奨励されるようになり、年間20日間のうち10日以上を取得できる企業が増えています。 有給取得率が高い企業ほど働き方改革に熱心だと言うことができます。

 

同業他社

同業他社専用の志望動機を作るため

 同業他社でも同様のことを調べることで、志望先専用の志望動機を作ることができます。

 例えば「財閥倉庫」は密かに学生人気を集める企業群ですが、 「同じ事業内容」「同じ新規事業」「経営理念まで同じ」という比較が非常に難しい業界です。

 そんなとき、同業他社を調べずに三菱倉庫の面接に行き「不動産活用という新規事業に感銘を受けました」と言おうものなら、 「三井さんでも住友さんでもやってるよ」と言われて落とされるでしょう。

 同業他社の調査で重要なことは、「調べた社風が同社唯一のものかどうか」を確認することです。

 

優遇選考の有無

優遇選考の有無内定確度を高めるため

 志望度が高まったら、優遇選考があるかどうかをチェックしましょう。

 近年の就活では「インターンシップ参加者優遇の早期選考」を行う会社が増えています。 中には大学3年生の秋には内定を出してしまう企業もあり、出遅れると余った枠を大人数で争う構図になってしまいます。 どうせ選考を受けるなら、優遇されたいですよね

会社から何か誘われたら、それは面接!

 およそ夏期・秋期に実施されるインターンの後、懇親会が開催され、それに参加した人に「早期選考の案内」が送られます。 企業は「選考ではないフリ」をしがちなので、「座談会」「1対1の説明会」など名前を変えて誘ってきます。 何か誘われたらすべて面接だと思って準備して臨みましょう。

 

利用すべきもの

 企業研究に利用すべきものは、次の3つがあります。

  1. 就職四季報
  2. 日経ビジネス電子版
  3. ワンキャリア
 

就職四季報

就職四季報就活の必携本

 「就職四季報」には次のような情報が掲載されており、就活の必携本です

 すべての項目がすべての企業で掲載されているわけではありません。 「総合職平均年収」「採用倍率」などは載っていない会社のほうが多いです。 しかし、「企業の強み」「残業時間」「有給取得」はほとんど載っています。

 この本をめくっていくだけで優良企業が発見できるため、ぜひ購入しておきましょう。

アマゾンで就職四季報を購入する

 

日経ビジネス電子版

日経ビジネス電子版入社後自慢できる会社

 日経ビジネスは、経営者・管理職なら誰もが読んでいる権威あるビジネス誌です。

 「お金を払って広告が載った」だけで社内で騒ぎになるほどで、「特集記事」が組まれようものなら社内で回覧にまわされ、 客先からは「載ってたね!」と話題にされるほど自慢できる雑誌です。 つまり、日経ビジネス電子版で企業名を検索して、特集記事がヒットすれば入社後自慢できる会社というわけです。

ビジネス界の認める優良企業を狙おう!

 「学生に自慢できる会社」と「ビジネス界で自慢できる会社」は違います。 前者はおよそ「売上高」「知名度」「財閥かどうか」が重視されますが、 後者は「利益率」「儲かる仕組み」「高い待遇」などで評価されます。

 記事を詳しく読むには有料会員になる必要がありますが、会員でなくても概要は読めます。 褒める文脈の記事がヒットすれば合格としましょう。

日経ビジネス電子版の公式サイト

 

ワンキャリア

ワンキャリア選考の実体験が読める

 ワンキャリアという就活サイトでは、歴代就活生の選考体験談が読み放題です。費用は一切かかりません。 具体的には次のような内容が、企業ごとに掲載されています。

 特に「実際に内定を取った人のES」が読めるのが大きなメリットで、 就活で「模範解答」があるのはとても心強いです。 面接の雰囲気や質問内容、内定者のアドバイスが載っているのもありがたいですね。

 これらすべてを読むには「無料登録」するだけですから、ぜひ利用しましょう。

ワンキャリアの公式サイト

プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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