残業なしはキツい!|実体験を元に残業時間の目安を解説
「平均残業時間は当てにならない。」これは、「平均36時間」の会社で私が経験した実体験であり、 残業ゼロの仕事、60時間以上の仕事をしているときに、実際私がどう感じていたかを記録しています。 これを元に、ホワイト企業の残業時間の目安を考えてみましょう。
目次
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平均残業時間は当てにならない
「平均」の中には様々な要素が含まれる!
前提として、平均残業時間は当てにならないことをお伝えしておきます。
筆者の働いていた会社では、「平均残業時間は36時間」とされていました。 ですが実際は、部署によります。60~80時間の部署もあれば、私がいた部署のように0~10時間の部署もあります。 これらを平均すると「36時間」になるのですが、平均36時間の会社にすら80時間の人と0時間の人が混在しています。
部署間でもこれだけ差があるのですから、企業同士を平均残業時間で比較しても意味がありませんので、 あくまでもその業界の目安くらいに思っておくのが賢明でしょう。
残業時間の目安
上限は「月45時間・月80時間を交互に繰り返す」状態!
残業時間は、労働基準法により月45時間が上限とされており、臨時的な事情があればそれを超えることも可能なのですが、 年に6回、80時間までという上限があります。 つまり、労基法に違反しない最大の残業は「45時間の月・80時間の月を交互に繰り返す」ということになります。
参照:36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針|厚生労働省
筆者の私は0~10時間の部署、40~60時間の部署の両方を経験しましたので、 その体験を元に「0~10時間」「20時間」「30時間」「40時間以上」の4つの分類で、 きつさや辛さ、ちょうどいいなどの「当時感じていたこと」を解説します。
残業ゼロ~10時間はきつい!
「することがない」のは永遠にも感じる苦痛!
残業なしはきついです。
また「月に10時間以内」の場合、毎日30分を足しただけの数字ですから、残業はほぼゼロという認識でよいと思います。 残業がないきつさは、暇すぎることです。
もちろん「残業代が出ない」という金銭的な辛さもあるのですが、 何より「定時まで仕事がもたない」という辛さがあります。 毎日ほぼ定時で帰れるということは、それより前に仕事が終わってしまうということです。
実際、私が最初に配属された部署では「残業が悪」とされており、残業は月に0~10時間でした。 仕事は定時の1時間前にはすべて済んでしまい、虚無なる時間を過ごす羽目になりました。 「何かやることはありませんか」と聞いても「ない」と返ってくるだけで、とにかく仕事を渇望していました。
「暇なのに、仕事をしているフリをしなければならない」というのがとても辛かったです。 エクセルを閉じたり開いたり、社内ネットワークにアクセスしてフォルダを漁ってみたり、意味のないことをします。 永遠にも感じられる苦痛を味わいながら、しかも、残業の多い部署で働く同期とは月収10万円の差をつけられ、卑屈に感じたものです。
結論としては、残業ゼロ、または10時間以内は辛いのでおすすめしません。
残業20時間はちょうどいい
やりがいと残業代がほどよく手に入る!
残業20時間はちょうどいいです。
1日1時間の計算になりますが、実際には出張や定時退勤が決まっている日もありますので、 「出張をしているか、2時間残業しているかの月」がおよそ「残業20時間」になります。
私の残業が増えたのは入社2年目でしたが、地方自治体の大型案件の入札を1人で担当することになり、 その関連の仕事で忙しくなりました。入札の日を迎えるまでの最後の1週間は深夜11時までの残業+土曜出勤になりましたが、 入札を終えると仕事がなくなるため、最終的に残業26時間で落ち着きました。
このように緩急があり、「残業はしんどかったなあ」と笑い話にできる程度のもので、 きついということもなく、かつ仕事が暇でもなく、しかも残業代が5万円ほど入ってくるというちょうどいい生活でした。 定時までちゃんと仕事があることの幸せを身に染みて感じたものです。
残業30時間は少し辛いが充実
少し辛いけど、まだ大丈夫!給料が増えてうれしい!
残業30時間は少し辛いです。
私は残業ゼロの部署から異動になり、人手不足が深刻な部署にやってきました。 初日から本部長による講義が夜10時を回り、「すごい部署に来てしまったな」と思ったものです。
ですが、30時間程度ならまだ、若い力があればどうとでもなります。 「出張をしているか、オフィスで3時間程度の残業をする月」という感覚が「残業30時間」になります。 もらえる残業代は7万円を超え、銀行預金がどんどん増えていきます。
平日の遊び時間はありませんが、土日は休みなので、 「本を買ってカフェへ行ってレストランに移動してまたカフェへ」というような生活をしていました。 このころが一番「ビジネスマンとして充実していた」と思います。
残業40~60時間はきつい!
なぜ生きてるのかわからなくなってくる!
残業40~60時間はきついです。
私は物覚えが早かったので、移動先の部署ではすぐ1人前の営業マンとして駆り出されました。 担当エリアは顧客の開拓がかなり進んでおり、相当数の見積依頼をこなさなければなりませんでした。
私の仕事は「朝5時に起床して片道3時間の客先を訪問し、そこで開かれる会議に出席。 午後はその周辺の顧客を回って夜8時に会社に戻り、そこから事務処理で4時間の残業」というスケジュール感になりました。 残業自体は1日4時間ですが、拘束時間は朝5時から終電までです。
出張は「残業扱いにならない」ため、36協定で決まっている上限「月40時間(私の会社はこれが上限でした)」をぎりぎりセーフで潜り抜けるようになりました。
その後、私の「営業マン」としての人気が高まり仕事が押し寄せるようになり、 「土曜日に出勤して早朝から深夜まで」の仕事も必要になってしまい、 残業が毎月60時間に達するようになっていました。
その分、残業代は跳ね上がっているのですが、使う機会がありません。 銀行預金は増える一方で、終電で帰ってもロクな食事が調達できないので、コンビニ弁当生活でした。 というよりテンションがハイになってしまっていて、何も食べないことも多かったです。 仕事が終わらないので昼食も取る余裕がありません。もはや仙人です。
結論を言うと、40時間に近づくときつい・40時間以上はきつすぎるということになります。
結論:ホワイト企業の基準は20~30時間
残業20~30時間がおすすめ!
結論、ホワイト企業の基準は20~30時間とします。 残業はちょっとはしたほうがいいです。上述の通り「0~10時間は暇すぎて辛い」ですし、「30時間を超えてくると純粋にきつい」です。 その中間にあたる「20~30時間」くらいが、働く際に「ちょうどいい残業時間」となるでしょう。
なぜなら、多少の残業があるほうが時間が過ぎるのが早いからです。 退屈な時間は長く感じますよね。仕事も同じです。暇だと永遠に会社にいる気分になりますが、 仕事があると次の瞬間には退勤という気分です。気分的に楽なほうを取るのがよいでしょう。
志望企業の残業時間の調べ方
志望企業の残業時間の調べ方は、「質問をする」「就職四季報を読む」の2つがあります。 ただし、上述の通り「平均36時間の会社にも80時間の人と0時間の人が混在する」のが現実ですから、 「入社したら平均の通りに残業をする」というわけではないことに注意してください。
質問をする
質問は工夫しないと答えてもらえない
会社説明会、インターンシップ、OB・OG訪問などで社員に次のように質問する学生が多いです。
- 「残業時間は、どれくらいですか?」
- 「月に何時間くらい残業がありますか?」
- 「休日出勤の頻度はどれくらいですか?」
残念ながら、これらの質問には「部署による」「人による」と答えられて終わってしまいます。 上述の通り、部署間でも残業時間に雲泥の差があるどころか、部署内でも残業の多い人・少ない人がいます。 ※人によって差があるのは「上司にいじめられている」のではなく「担当案件が思った以上に契約成立して忙しい」という状況です。
そこで、次のように質問を言い換えてみましょう。
- 「○○さんは(社員の名前)先月、何時間の残業をされましたか?」
- 「○○さんは休日出勤は年に何回くらいされますか?」
特に志望する部署、配属されそうな部署の社員にその社員個人の実績として聞いてみるとよいでしょう。 「会社全体のこと」として聞くと責任が持てない情報になってしまいますが、 「その社員個人」のことであれば答えてくれる可能性があります。
ちなみに、人事部は厚生労働省が毎年実施するアンケートで「平均残業時間」を回答していますので、 その情報は把握しているはずですが、誤解を生むのを避けるため教えてくれないことが多いです。
就職四季報を読む
立ち読みでいいから、一度は手に取ってみよう!
私は随所で「就職四季報は就活の必携本」だと述べていますが、 この本には平均残業時間の項目もあります。 就職四季報には、以下の画像のように、会社ごとにデータが掲載されています。
会社データの右上のほうに、平均残業時間と平均残業代が記載されています。 この本は各企業へのアンケートによって成り立っており、 特に「選考プロセス」や「採用倍率」などは回答しない会社も多いのですが、平均残業時間はかなりの確率で回答を得られています。
また、残業時間の下の欄には「会社のビジネス上の強み」がまとめられており、 「ぺらぺらとめくる」だけでホワイト企業や優良企業を探せるものになっています。 この本はぜひ買っておくのがよいでしょう。
残業の少ない業界
残業の少ない業界は、「電機メーカー」「機械メーカー」「化学メーカー」「医薬品メーカー」の4業界が挙げられます。
業界 | 平均残業時間 |
---|---|
電機メーカー | 20時間前後 |
機械メーカー | 20時間前後 |
化学メーカー | 10時間前後 |
医薬品メーカー | 10時間未満 |
電機・機械メーカー【20時間前後】
メーカーはちょうどいい残業時間の会社が多い!
基本的にメーカー企業は残業時間がおよそ20時間前後に収まります。
これは現業職を多く抱えるメーカー企業特有の事情で、 労働組合が強いため残業に厳しいという歴史的経緯があります。 おかげで総合職も、残業はそこそこで済むという恩恵を享受できるのです。
トヨタやホンダ、日産といった自動車メーカーや、ソニーや三菱電機などの電機メーカー、 そしてBtoBメーカーの代表格である機械メーカーも軒並み20時間前後です。
一方で、三菱重工業、アルバック、ディスコ、ホーチキ、三井海洋開発、日本製鉄は残業時間が30時間台です。 少し辛いですが、生活が充実してきついというほどではありません。
化学メーカー【10時間前後】
化学メーカーは残業がなさすぎるかも
化学メーカーは残業の少なさでは別格です。 化学メーカーはほとんどの会社で残業が10時間前後と非常に少ない特徴があります。
月の残業時間が5時間、6時間という、ほぼ残業なしの会社もゴロゴロあり、とてもこの記事には書ききれないほどです。 「暇すぎて辛い」という経験をした私は遠慮したいですが、どうしても残業がイヤな人は化学メーカーを選ぶのがよいでしょう。
逆に月20時間ある会社は、住友化学、三井化学、日産化学の3社しか見つかりませんでした。 私としては多少は残業があるこの3社を推したいです。
医薬品メーカー【10時間未満】
残業時間にカウントされない出張が多いので注意!
医薬品メーカーは残業時間が軒並み10時間を切るという、ほぼ残業がない業界です。 確かに平均するとそれくらいになるのですが、これにはカラクリがありますので注意が必要です。
医薬品メーカーの主な仕事は研究とMRです。
研究所は10~20時間程度の残業をしていると考えられ、普通のメーカー並みと考えてよいでしょう。 研究の成果自体は一刻も早く出さなければならないのですが、 「明日までに」というような期日はありませんので、比較的まともに帰れます。
一方のMRは「医薬品情報の提供」という仕事の特殊性から、ほぼ毎日出張です。 残業時間は会社にいる時間しかカウントされませんから、出張先で拘束時間が長くても、残業時間には反映されません。
特に医師は平日の昼間に働いていますから、MRがアポイントを取るには診察終了後になりがちです。 昼休みや夕方以降が忙しくなる時間帯です。MRの拘束時間が短いわけではないことに注意しましょう。
ただし、残業が少ない一方でこの業界は別のヤバさを抱えています。 今後の生き残り競争にどう勝ち残っていくかを考えると、単純に「ホワイト企業」とは言えない面がありますので、 ぜひ確認しておいてください。
残業時間の多い業界
残業の多い業界は、次の3業界が挙げられます。
業界 | 平均残業時間 |
---|---|
インフラ業界 | 波が激しい |
建設業界 | 40~80時間 |
倉庫業界 | 40時間前後 |
確かに平均では20~40時間に収まっていても、注意が必要な会社があります。 ホワイトそうに見えて、安易に就職すると痛い目にあう会社を紹介します。
波が激しいインフラ業界
担当案件のトラブルで家に帰れなくなる!
インフラ業界の残業時間はおよそ20~30時間と、普通のメーカー並みです。あくまで平均は。
実はインフラ業界は残業の波が激しいことで、関係者の間では有名な業界です。
インフラ業界は多くの仕事を外注しており、プロジェクト1つ当たりの負担は少ないのです。 方針を決めて、計画を立てたらあとは外部企業に委託するため、社員が直接何かをするということは多くありません。 ですが、それはプロジェクトが順調に行っている間だけです。
一度トラブルが起きれば責任者ですので、家に帰れなくなります。 私の会社でもNEXCOを相手にしたビジネスをしていましたが、 NEXCOの社員は土曜日の深夜にすら電話をかけてきます。
プロジェクト1つ当たりにかかる負担が少ない分、大量のプロジェクトを抱え込まされるのも特徴的です。 大量のプロジェクトのうち、いくつかトラブルが重なるともう大変です。 家に帰れなくなります。
実際にJR西日本・NEXCO西日本・関西電力ではトラブルを原因とした長時間労働の末の過労死事件が起きています。 安易に「ホワイト企業だ」と思い込んで就職するのはおすすめできません。
現場は地獄!建設業界
現場は実質プライベートなし!
建設業界も注意が必要です。 営業や設計など、店社で働く部門ではまともな残業時間で、20~40時間に収まります。 ですが、現場は地獄です。
工事部に配属されると現場監督として現場に派遣され、若いうちは所長の手伝い、 勤続10年もすると所長として工事全体の指揮を執ります。これが群を抜いて残業の多い仕事です。
「指示して見張るだけ」と思いがちですが、工事にはさまざまな工種が含まれており、 たくさんの業者が入り乱れます。それらすべてを取りまとめるのは至難の業です。
しかも「図面が読めない」ような職人もたくさんいますので、逐一解説してあげなければなりません。 事故を起こされては大変なのですが、「カッコ悪いから」と安全装備をつけない職人もいます。 説教や指導という精神的にもキツい仕事がたくさんあるのです。
それでもなお、会社に提出する報告書や、施主や行政に提出する報告書など書類仕事も多く、 夜になって初めて事務仕事ができるという状況です。しかも現場は土曜も工事を行いますから、週休1日制です。
現場の残業時間は当然に80時間に到達し、 残業手当・現場手当・家賃手当などがついて給料面では申し分ない一方、プライベートはないも同然です。
→勝ち組!建設業界への就職45社!|将来性・ランキング・志望動機
ホワイトではない!倉庫業界
平均でこれだけあるのは、かなりの激務!
倉庫業界はホワイトだと思われがちなのですが、実際には全体的に激務です。
会社名 | 残業時間 | 休日 |
---|---|---|
三井倉庫 | 非公表 | 祝日週は土曜出勤 |
三菱倉庫 | 31.2時間 | 祝日週は土曜出勤 |
住友倉庫 | 39.6時間 | 祝日週は土曜出勤 |
澁澤倉庫 | 43.0時間 | 祝日週は土曜出勤 |
安田倉庫 | 16.9時間 | 土日祝休み ただし年数回の休日出勤ありと明記 |
「平均で30時間を超えて40時間前後」というのは、かなりきつ目です。 「出張に行っているか、オフィスで3~4時間の残業をする」という日々になります。 加えて祝日週は土曜出勤とされているために、休日が少ないのも特徴的です。
これは「物を預かる」だけでは差別化ができず、無数の競合に勝つためには物流機能を高めて、 「選ばれる倉庫」になる必要があるためです。メーカーから商品を預かり、それを最速・最安で届けるようにトラックや船・飛行機などを手配します。 簡単に言えば「物流の旅行代理店」のような仕事ですが、その対応力が買われて選ばれるのです。
もちろんその「対応力」は倉庫業界の社員に降りかかってきます。 これが残業の多さ、休日の少なさの理由です。
さて、「平均」と言えば「平均年収」を調べる方も多いと思います。 同様に平均年収もあまり当てにならないことを、次の関連記事で詳しく解説しています。
→会社とは?|部署・役職・出世事情などの仕組みを知ろうの記事へ戻る
10月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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