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【就活】化学メーカー・志望動機など

 化学メーカーは理系の就活生に人気の業種です。 工場を持ち、製品の製造を行い、主に工場を持つ法人工事現場をもつゼネコンや下請け会社に販売しますので、 一般消費者の知名度は低いことが多いです。 

 

化学メーカーのビジネスモデル

 化学メーカーは、製品を製造する際に「化学反応」を利用するメーカーを指します。 大きく分けて「総合化学メーカー」「誘導品メーカー」「電子材料メーカー」と分類されますが、 基本的には何かの材料を作っている会社です。

 例えばプロピレンやベンゼンなど、プラスチックの原料となる材料(誘導品)、 それらを加工したプラスチックやアクリル樹脂などの材料、 フィルム、電池の電解液、LED樹脂、光ファイバーなど、電気機械の材料(電子材料) などです。

 液晶ディスプレイをつくるのはシャープやJDIですが、その液晶パネルの材料を作っているのは、化学メーカーです。 例えば液晶パネルの偏光板という部品に貼るフィルム、視野角を拡大するためのフィルムなどは、 富士フイルムが世界的に圧倒的なシェアを誇ります。

 電気機械にはフィルムや半導体材料、絶縁材料が不可欠で、こういった材料を提供しているのが、 三菱ケミカルだったり、住友化学だったりします。 また旭化成のLSIやセンサーはIoT技術にも活用されるでしょう。

 このように、電気機械製品をつくるのに必要になる材料で、 化学反応を利用するものを作っているのが化学メーカーです。 化学反応を実験する学生や、手作りでモノをつくる趣味のある人なら知っているかもしれません。

 2000年代に日本の家電が世界で売れなくなってきたとき、三菱電機や日立製作所、東芝などは、家電からは徐々に撤退を始めました。 家電を売り続けたソニー、パナソニック、シャープは大赤字を計上し、 ソニーは金融屋へ、パナソニックは住環境へ、シャープは鴻海の傘下へと転身しました。

 ところが、その材料を製造販売している化学メーカーは、リーマンショックすら大きな問題になりませんでした。 なぜなら日本の化学メーカーは非常に技術力が高く、中国や韓国の液晶メーカーも、 富士フイルムの偏光板保護フィルムを使わざるを得なかったなど、技術力が大変評価されているからです。

 しかし、メーカーとしての本質は「モノを作って売ること」ではなく「モノを通じてソリューションを提供すること」です。 これは電機メーカーでも、機械メーカーでも、化学メーカーでも変わりません。 エントリーシートも他のメーカーと使い回しができて楽に提出できると思います。

 

化学メーカーの一覧

 化学メーカーには複数の種類があります。まずは、総合化学メーカーから紹介します。

  • 三菱ケミカル
  • 住友化学
  • 旭化成
  • 三井化学
  • 昭和電工
  • 東ソー
  • 宇部興産
  • カネカ
  • デンカ
  • トクヤマ
  • チッソ

 総合化学メーカーとは、基礎原料から何かの材料、それを使って電子部品最終製品(サランラップやUSBメモリ、CD・DVDなど)まで、 一貫して製造する化学メーカーのことを指します。総合とは言っても単に原料から材料、最終製品を一貫してつくるというだけで、 総合化学メーカーだから他のメーカーより規模が大きいとか、優良企業であるとか、そういうわけではありません。

 次に、誘導品メーカーです。

  • 信越化学工業
  • 三菱ガス化学
  • ダイセル
  • JSR
  • 日本触媒
  • 日本ゼオン
  • セントラル硝子
  • 日産化学
  • 宇部興産
  • 日本曹達

 誘導品メーカーは、誘導品と呼ばれる、「何かの材料」を製造する化学メーカーで、最終製品はつくりません。 例えばカセイソーダはつくりますが、その先のせっけんはつくりません。 要は「材料屋さん」です。(ただし殺虫剤など一部には最終製品として販売しているものもあります)

 顧客は幅広く、電機メーカーや機械メーカーだったり、生活用品メーカーだったり、 ホームセンターだったりします。ですが、「何かを作るための材料」であることには変わりません。

 最後に、電子材料メーカーです。

  • 富士フイルム
  • 日東電工
  • 日立化成工業
  • 住友ベークライト
  • ADEKA
  • 東京応化工業

 電子材料メーカーは、総合化学メーカーや誘導品メーカーから材料を購入し、 電子部品をつくる化学メーカーです。富士フイルムは液晶パネルの部品(電子部品)をつくりますが、 フィルムをつくるための液体は、総合化学メーカーや誘導品メーカーから仕入れます。

 ではなぜ電子材料メーカーは、材料は作らないのでしょうか。それは、化学製品は基本的にどれも高度技術で、 簡単に「おっつくるか!」でつくれるものではないからです。 他社の得意な分野は他社に任せ、自社は自社の得意分野で稼ぐ。 あまりにも高度技術なため、住み分けが可能なのが化学メーカーの特徴です。

 

化学メーカーの就活

 化学メーカー就活について解説します。 化学メーカーの就活は理系学生には大変人気があり、ライバルとなる就活生が非常に多いです。 その分、いわゆる高学歴でハイスペックな就活生でないと受からないと言われます。

 内定者は東京大、京都大、大阪大、神戸大などで旧帝大や上位国立大学で大半を占めます。 この傾向はインターンシップ参加者(インターンシップ合格者)の割合を見ても歴然としています。 学歴があるから受かるというわけでもないのですが。

 ところが、文系学生にはあまりにも知名度がなく、ねらい目です。 電機メーカーや自動車メーカーに比べるとライバルが少ないのです。 他のメーカーと同じく、「単なるモノではなくソリューションを販売するメーカー」ですから、 志望動機もコピペで流用できます。ぜひ応募しましょう。

 また、メーカーなので、ほかの業界に比べるとホワイト企業が多いです。 というのも、メーカーは多くの工場労働者を抱えるため、彼らが労働組合を結成し、 従業員の生活の向上につとめているからです。

 総合職もその「労働組合」のメリットを享受できますので、比較的ホワイト企業が多いはずです。

 化学メーカー選考不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。

 リク面で落ちると本選考にのれない場合もあれば、普通に一次面接に呼ばれたりもします。 友達の中にはリク面で落ちて、一次面接に呼ばれて、そのまま内々定をもらった人もいます。

 化学メーカーはインターンシップを行っており、 インターンシップ参加者は選考で有利になります。 通信業界を志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。

 化学メーカーは会社の数が少ないですが、ビジネスの目的は他のメーカーと共通する点が多いので、 早めにエントリーシートの原案を作成しておいて、他のメーカーと一緒にエントリーするのがよいでしょう。

 エントリーシートは就活が解禁されるまでにブラッシュアップしておく必要があります。 就活が解禁されたらすぐに会社説明会が始まり、リクルーター面接も始まります。

 逆に言えば、エントリーシートを早く作っておけばコピペで提出できるということです。

 遅くとも大学3年生の3月までにはエントリーシートの原案を完成させておきましょう。

 

化学メーカーの志望動機

 化学メーカーの志望動機の例を挙げていきます。

  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
  • 世界で広く展開していること
  • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
  • 現場にソリューションを提案すること
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • 身近な製品の川上から川下まで幅広く携わりたい
  • 安全技術の開発に取り組んでいること
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
  • 環境問題に真正面から取り組みソリューションを提案したい
  • 化学メーカーの製品が身の回りに深くかかわっておりやりがいを感じる
  • 独自性の高い技術力を生かし多角的な事業分野で働きたい
  • 最終製品でないことが逆に無限の可能性を秘めていると思うため
  • 常識を破る新製品は素材から生まれると思うため
  • 時代の変化に対応し、常に進化を続けている会社だから
  • 独創的で少数精鋭主義なところに魅力を感じたため
  • 分子レベルで製品の設計ができるところが魅力に感じたため
  • 海外で活躍できるチャンスを見出せたため
  • ニッチ市場で多彩な製品群を取り扱っており活躍の場が多いため
  • 素材に高い付加価値をつける仕事に魅力を感じたため

 化学メーカーのビジネスの特徴は、他のメーカーと同じく単なるモノではなくソリューションを売るというものでした。 メーカーは単にモノをつくっているだけではありません。そのモノでできるソリューションを提供しているのです。 液晶パネルの材料を売っているのではなく、「もっときれいなテレビをつくれる材料」というソリューションを販売しているということです。

 志望動機も「モノをつくる」「モノを売る」にだけフォーカスしてはいけません。 化学メーカーは確かにモノをつくっていますが、それは「ソリューションを提供する」モノでなければなりません。 会社の製品群に応じて、その会社が社会に対して何を提供しているのか検討が必要です。

 ですから、志望動機では「部品を改良することで最終消費者を喜ばせる」「質の高い材料を世界にもたらしたい」 「最終製品の川上から川下まで幅広く社会貢献できる」などがキーワードとして使えます。

 志望動機で最も良いのは「経営理念」と「就職活動の軸」が一致しているとアピールすることです。

 詳しくは「新卒採用」は「将来の夢採用」で解説していますが、 就活は、「将来の夢就職活動の軸)に沿って行わなければなりません。 志望動機も、「将来の夢を実現するため、貴社に入社しなければならない」という流れで書きます。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎず、実際にはあなたの将来の夢と、 会社の企業理念・ビジネスの目的とを結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 

内定を取りこぼさないために

 

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