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【就活】機械メーカーがすごすぎる!49社の業界研究・志望動機・平均年収

機械メーカー|業界研究

 機械メーカーへの就職に役立つ就職難易度や選考・面接対策、エントリーシート・志望動機の書き方の他、強みや年収・ランキングなどを解説しています。 業界の特徴や比較、将来性を検討し、就活のやり方を解説しています。

 機械メーカーは原則BtoBビジネスであり知名度が低い一方で、 非常に高い技術力を持ち、企業規模の大小に関わらず実は世界で必要とされている企業群で、「隠れ優良企業」や「ホワイト企業」が多いのが特徴です。

機械メーカーはこんな業界!

就職難易度年収残業時間年間休日
文系でも低い700~1300万円10~30時間(月)120日以上
  1. 主に工場設備部品をつくる業界
  2. 半導体・自動化需要で将来性が高い
  3. 世界首位を取る企業が多く、隠れ優良企業の宝庫
  4. 儲かっていて高収益・好待遇!
  5. 文系でも就職難易度が低い


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機械メーカーとは?

 機械メーカーとは、工作機械・建設機械・農業機械・その部品など産業に使う機械を製造する会社のことです。 例えば鉄などの材料を「切る・削る・磨く」といった作業をする旋盤・研削盤、 工事現場で使われるクレーン・ショベル、農業に使われるトラクター・耕運機などが挙げられます。

 機械メーカーには大きく分けて、以下の4種類があります。

 

機械メーカーの業界研究と将来性

 世界中の産業に革命を起こす業界!

 機械メーカーは「農機」や「重機」「半導体製造装置」など、モノをつくるための機械をつくる業界です。 一般消費者とのかかわりはありませんが、機械を使うあらゆる業界で活躍するBtoB企業群です。

 機械メーカーも「単なるモノではなくソリューションを販売している」業界で、 ただ売っておしまいではなく、顧客の生産性向上を徹底追及します。 つまり「うちの製品を使うとあなたが儲かりますよ」というビジネスです。

 この業界を含めたBtoBメーカーではこのような売り方をしているため、 顧客は簡単に他社に乗り換えることができません。 なぜなら、それまでの「生産性」「不良品率」を下回らない保障がないからです。

 一方の家電メーカー。2000年代に、日本の家電が世界で売れなくなりました。 その際、三菱電機・日立製作所・東芝などは、産業用電気機械を主力に切り替えて、家電からは徐々に撤退を始めました。 これは、消費者向けより法人向けのほうが売上が安定するからです。

 家電を売り続けたソニー、パナソニック、シャープは大赤字を計上し、 ソニーは金融屋へ、パナソニックは住環境へ、シャープは鴻海の傘下へと転身しました。 今でも家電は海外製品に押され続け、どの電機メーカーも家電は主力事業ではありません。

 ところが、産業用機械を製造販売している機械メーカーは、リーマンショックもコロナ禍も大きな問題になりませんでした。 いくら消費者のニーズが変わっても、機械メーカーは必ず仕事があるのです。

日本製白物家電はなぜ売れないのか?

 

何をつくっているの?

 モノづくりのための機械をつくる業界!

 機械メーカーは、工場設備部品をつくるメーカーです。

 BtoBビジネスの典型例で、一般消費者に向けた販売はほぼ、行っていません。 基本的にはいろんなメーカー企業を相手に、その生産ラインや部品の供給で活躍します。

 例えば化学メーカーは石油化学を利用した製品を製造しますが、その「プラント」をつくるのは三菱重工業などの重工業です。 工場の建物だけでなく、その中身の生産設備こそが、重工業が得意とする製品です。

 最近では「工場の自動化」が世界的に流行していますが、 それを支えているのもファナックやキーエンスといったメカトロニクスの機械メーカーです。

 「半導体製造装置」も機械メーカーの役割です。ディスコや不二越がいなければ、 金属ケイ素をICチップに加工することができません。

 このように製造拠点の面で日本社会を支えているのが、機械メーカーです。

 

電機メーカーとの違い

 機械と電機の違いは特にナシ!

 機械と電機の違いがわかりにくいという就活生も多いと思います。 しかし、心配する必要はありません。現在、両者に違いはありません

 古くは「動力(エンジンなど)」で動く機械を「機械」と呼び、 電気で動く機械を「電機」と呼びました。確かにエンジンを使う機械は今もあるのですが、 機械メーカーはエンジンにこだわっているわけではありません。今どきはどの機械も電気で動きます。

 現在「機械メーカー」と「電機メーカー」に分かれているのは「株式上場区分」だけの話です。 昔「機械」で上場したから、今も機械メーカーに分類されているだけで、 「単なるモノではなくソリューションを販売している」という意味では、同じです。

【関連記事】 電機メーカー76社!将来性あるおすすめ企業!  

経営が安定している理由

 産業の上流工程だから!

 機械メーカーに限らず、メーカー業界は上流工程ほど経営が安定します

 例えばソニーやパナソニックの液晶テレビが売れなくなると、ソニーやパナソニックは直でダメージを受けます。 ですが、その部品を生産している部品メーカーは、代わりに台頭してきたサムスン電子やLGに部品を売ればいいので、 たいしたダメージは受けません。

 さらに影響を受けないどころか絶好調なのが、工場設備をつくっているメーカーです。 DMG森精機やアマダホールディングス、ディスコ等の「加工機械」の他、 ファナックや安川電機などの「メカトロニクス」、またダイフクの「自動倉庫」がそうですね。

 部品メーカーや製造装置メーカーは日本の「ものづくり」の中心的存在で、トンデモナイ技術力で世界でも高いシェアを誇っています。

 ですが、これらは企業を相手にしたBtoBビジネスのため、消費者に知名度はありません。 逆に就活ではライバルが少なく、有利に就活を進めることができるということです。 BtoBビジネスの強みについては次の記事でも詳しく解説しています。

【関連記事】 BtoCはやめとけ!BtoBとどっちがいい?メリットやおすすめ  

IoTと自動化で将来性はバツグン!

 BtoBビジネスが得意!

 BtoBビジネスのため消費者の知名度が低い機械メーカーですが、将来性はバツグンです。

 IoT、AI、自動化という最先端技術というと、なんだかアメリカ企業のほうが得意な気がしますよね。 ですが、それは一般消費者の感覚です。BtoBの世界では日本企業が非常に強く、「工場のIT化・自動化」は日本がリードしている分野です。

 建設機械メーカーではNTTドコモやKDDI、スーパーゼネコンと協力して工事現場の自動化に取り組んでいます。 またファナックや安川電機は以前から工場の自動化に取り組んでいて、現在も絶好調です。 自動倉庫のダイフク、半導体製造装置のディスコも注目の企業です。

 消費者の知名度は低くても、ビジネス界では常識どころか、その企業なしには成り立たない業界も多く、 機械メーカーには将来性の高い優良企業がたくさんあります

【関連記事】 【就活】将来性のある業界8選!|これから伸びる有望な就職先  

ランキング

 機械メーカーを売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。

 また、会社名のリンク先ではMY就活ネットが独自に作成した企業研究を公開しています。 選考情報や志望動機など、ぜひ参考にしてください。

 

工作機械

工作機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日/備考
キーエンス9224億円2279万円128日
FA
オムロン8760億円899万円125日
FA
ファナック8519億円1284万円125日
NC工作機械
安川電機5559億円863万円125日
産業ロボット世界4強
DMG森精機5394億円892万円121日
四大工作機械メーカー
アマダ3656億円668万円125日
金属加工機械
ヤマザキマザック非公開非公開120日
四大工作機械メーカー
不二越2654億円657万円122日
切削工具
牧野フライス製作所2279億円734万円124日
四大工作機械メーカー
オークマ2276億円696万円124日
四大工作機械メーカー
芝浦精機1231億円642万円126日
工作機械

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 工作機械とは、材料を「切る・削る・磨く」などの作業を行う工場設備の総称です。 金属のほかに樹脂・ガラス・木材の加工にも使用され、代表的な製品には「旋盤」「研削盤」「フライス盤」などがあります。 現在では「コンピューターで設定した数値」に従って加工する「NC工作機械」が主流です。

 単純に売上高で比較してしまいがちですが、キーエンスは「生産性コンサルティング」ファナックは「NC工作機械」 安川電機は「産業ロボット」DMG森精機は「旋盤・フライス盤」などと得意分野が異なります。 企業選びの際は、各社の主力商品が何なのかを調べ、競合他社を正しく理解しましょう

 

建設機械

建設機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日/備考
小松製作所3.5兆円781万円128日
建設機械世界2位
クボタ3.0兆円799万円125日
農機・建機
日立建機1.2兆円741万円124日
建設機械世界8位
タダノ2802億円645万円125日
隠れ優良企業

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 建設機械・重機とは、クレーン・フォークリフト・ショベルカー・ブルドーザーなど、建設現場で使う機械を製造する会社です。 大きな荷物や土砂など重いものを取り扱う機械ですから、「重機」とも呼ばれます。

 この業界で注意したいのは、やはり各社で得意分野が異なるところです。 建設機械では小松製作所が国内トップですが、「クレーン」の分野ではタダノに敵わないという状況です。 企業選びでは売上高で比較せず、各社の得意分野を調べることが重要ですね。

 

重工業

重工業メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日/備考
三菱重工業4.2兆円919万円126日
川崎重工業1.7兆円737万円120日
IHI1.3兆円793万円128日
住友重機械工業1.0兆円796万円124日

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 重工業とは、発電機・送電機械・船舶・鉄道車両・防衛・宇宙産業など社会インフラに関わる機械を製造する会社です。 日本国内では三菱重工業・川崎重工業・IHIの3社をまとめて「日本三大重工業メーカー」と呼びます。 また外資系企業のゼネラルエレクトリック・シーメンスはビジネス界をけん引する存在として、ビジネス界で有名です。

 

機械部品

機械部品メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日/備考
ジェイテクト1.6兆円708万円121日
ベアリング
日本精工9380億円719万円120日以上
ベアリング
SMC8247億円865万円125日
隠れ優良企業
NTN7739億円700万円122日
ベアリング
THK3519億円602万円120日
直動ベアリング世界首位
椿本チエイン2515億円652万円126日
産業チェーン
TPR1786億円728万円125日
自動車・産機部品
イーグル工業1573億円782万円120日
隠れ優良企業

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 機械部品とは、工作機械・建設機械・重工業などの部品を製造する会社です。 「部品」と聞くとパッとしないイメージを持つかもしれませんが、世界的高シェアを誇る会社が多く、儲かっている業界です。 特にSMCは利益率が30%台後半(上場企業平均は7%)となっており、非常に高い利益を誇ります。

 この分野は「精密性」に加えて「顧客工場の生産性・不良品率を改善する」という役割があり、 技術力と提案力が高いと替えが利かない、つまり高くても買うしかないという状況を作り出せるのです。

 

その他の機械メーカー

 名前を知らない会社ほど穴場!

 上記分類に属さないその他の機械メーカーです。

機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日/備考
マキタ7647億円701万円127日
隠れ優良企業
荏原製作所6808億円844万円124日
タービン・ポンプ
ダイフク6019億円771万円123日
隠れ優良企業
三井海洋開発5070億円879万円121日
石油・ガス田設備
日立造船4926億円693万円127日
プラント・産機
セガサミー3896億円832万円131日
遊技機
ホシザキ3735億円751万円120日
隠れ優良企業
栗田工業3446億円912万円127日
隠れ優良企業
ナブテスコ3336億円696万円125日
隠れ優良企業
グローリー2558億円641万円124日
隠れ優良企業
日本製鋼所2387億円677万円122日
産機・防衛
フジテック2075億円736万円122日
エレベータ・エスカレータ
井関農機1699億円629万円121日
農機
キッツ1669億円627万円124日
総合バルブ
オーエスジー1477億円690万円126日
切削工具
タクマ1426億円851万円129日
プラント
平和1422億円612万円129日
遊技機
アマノ1328億円685万円127日
時間管理システム
大豊工業1051億円623万円121日
総合バルブ

 また、機械メーカーを志望する場合は、産業用機械を専門に取り扱う「産業用機械専門商社」も見ておきましょう。

【関連記事】 穴場!専門商社への就職|100社の業界研究・志望動機・平均年収  

年収は低い?

 平均年収は当てにならない!

 機械メーカーの平均年収は600~700万円台の企業が多く、「年収が低いのでは?」と気になる方も多いでしょう。 確かに三菱重工業(919万円)、栗田工業(912万円)以外では目立った企業がありません。

 ですが、これで機械メーカーの年収が安いと決まったわけではありません。その理由は次の3点です。

年収が低いとは言えない理由

 ですので「平均年収の高低」で給料の高い・安いを判断することには、あまり意味がありません。 これについて詳しくは、次の関連記事で解説しています。平均年収が気になる方はぜひご覧ください。

【関連記事】 「平均年収」は当てにならない|メーカーや総合職は特に!  

おすすめ企業

 機械メーカーは隠れ優良企業の宝庫!

 機械メーカーには隠れ優良企業が多く、そんな機械メーカーのおすすめ企業は次の8社です。

  • タダノ
  • マキタ
  • ダイフク
  • THK
  • ナブテスコ
  • グローリー
  • 栗田工業
  • イーグル工業

解説を開く

 名前も知らない会社が多いと思います。BtoB企業のため一般消費者に対しては知名度がないためです。 ですが、国内・海外で日本の技術力がフルに現れている業界です。

 例えば建設機械業界ではコマツ(小松製作所)やクボタが有名ですが、 それらの会社でも「建設用クレーン」ではタダノに勝てません。 建設用クレーンではタダノが世界最大手なのです。

 マキタは木工用電動工具のメーカーですが、国内シェアはなんと60%で1位、世界でも25%で2位、 海外売上比率は80%のグローバル優良企業です。 自己資本比率は80%を超えていて、こちらは50%を超えると「優良企業」(大企業平均は30%)と言われるレベルですから、 無借金経営で経営が安定していることが読み取れます。

マキタの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

 ダイフクは平成24~28年の5年間で売上高が2倍、経常利益が16倍とトンデモナイ成長を記録しています。 物流倉庫の自動化でEコマースや小売業、卸売業等にソリューションを提供し、自動倉庫で世界1位の今をときめく自動化企業です。

ダイフクの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

 THKは「リニアガイド(LMガイド)」という、レール上の運動に球を使い摩擦抵抗を限りなく減らす製品を世界で初めてつくった会社です。 同様の製品は他メーカーも作っていますが、THKは国内シェア70%、世界シェア60%を占めており世界1位の座を維持しています。 用途も幅広く工場機械や医療、住宅の免震技術、自動車等に使われています。

 ナブテスコは新幹線・在来線の「車両ブレーキ」や「車両ドア」、 建物用の自動ドアで国内シェアNo.1です。そしてロボットの関節に使われる「精密減速機」では世界1位です。

ナブテスコの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

 業務用冷蔵庫・冷凍庫や冷蔵倉庫・冷凍倉庫といえばホシザキです。 冷凍食品は当然売れる時期・売れない時期がありますが、一定の製造量は確保しなければなりません。 その保管用の倉庫として、ホシザキが活躍しています。

ホシザキの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

 グローリーはお金の計数機で非常に強く、銀行で使われる「現金計数機」をはじめ、 「食券販売機」や「自動精算機」などお金を扱うところには必ずグローリーがいるというくらい、 信頼と実績のある会社です。

グローリーの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

 栗田工業は工業排水の浄化、食品や医薬品に使う水の超純水化、 土壌汚染にあった土壌・地下水の浄化などで国内トップを走る「水のプロ」です。 環境保護、食品・医薬品などで実は生活と深くかかわっている企業です。

栗田工業の就職難易度|強みや志望動機・学歴フィルターなど

 イーグル工業のメカニカルシールは、機械の液漏れや異物混入を防ぐための密閉パッキンですが、 世界中の自動車、船舶、ロケット・航空機やポンプ・コンプレッサー等の回転機械に使われています。

 IoTやAI化、人手不足等で工場の自動化が進められる中、機械メーカーはかなり有望な業界だと言えます。 特にBtoB企業で知名度が低い会社は、それだけ志望するライバルも少ないため、ねらい目になるでしょう。

 その他にも知名度の低い隠れ優良企業を紹介しています。 ホワイト企業を狙う皆さんはぜひ、「隠れ優良企業」の記事を参照してください。

【関連記事】 就活おすすめ【隠れ優良企業】65社|無名の大手BtoB企業
 

機械メーカーの就活

 機械メーカーへの就職について解説します。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。

【関連記事】 【新卒】就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!  

就職難易度

 就職難易度は、低い!

 機械メーカー就職難易度は、穴場です。 BtoBゆえ就活生への知名度が皆無で、ライバルとなる就活生がほぼいません。 競争倍率は20~40倍程度で、電機メーカーや化学メーカーと比較しても「就職しやすい」と言えます。

 インターンなどを通じて早期に接触すれば、学歴に関係なく有利に選考が受けられます。 加えて他のメーカーと同様に「単なるモノではなくソリューションを販売する」のが同業界のビジネスですから、 志望動機などエントリーシートはコピペで流用できます。ぜひ応募しましょう。

 MY就活ネットでは、この他にも「就職しやすいのに高待遇」な穴場業界を、次の記事で多数紹介しています。

【関連記事】 内定がもらいやすい企業ランキング88社!就活を早く終わらせる方法  

選考

 インターン参加で優遇選考を狙おう!

 機械メーカー選考は不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。 また、インターン参加者限定の早期選考を実施する会社も多いので、夏季インターンシップを逃すと採用枠が減ってしまいます。

内定直結インターン46社!|優遇選考で早期内定

 そこで重要なのが、エントリーシートです。 応募が少ないために提出したESは読んでもらえます。しかし、インターンの段階で完成度を高めておけば、他の就活生に比べて大いに有利になります。 ここでは「就職活動の軸」を前提として「ES全体をストーリー化」することで説得力を出しましょう。

 詳しい書き方は次の記事で解説していますので、参照してください。

【関連記事】 エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせるコツ  

必要な英語力

 TOEICスコアよりやる気をアピールしよう!

 機械メーカーへの就職には英語が必須です。TOEICスコアは730点あると良いですね。 海外展開をしている企業が多く、また今後内需が見込めないことから海外志向も求められるからです。

 ですが、就活の時点でTOEICでスコアがとれている必要はありません。 私が説明会に参加したときも「TOEIC600点しかないけど入社していきなり海外赴任した」という方もいました。

 これはどういうことかというと、英語力は入社後に強化することもできるからです。 会社として英語の研修制度をもうけていたり、海外赴任が決まった時点で英語教室に通えば間に合う面もあり、 「今」高得点がとれている必要はないのです。

 とはいえ、英語を勉強する意欲があるかどうかは問われます。 たいしたスコアが取れなくてもTOEICを受験しておいて、 「海外赴任を目指して勉強中です!」と言えたら合格です。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

就職は難しい?

 テレビCMをしない会社は志望者が少ない!

 「メーカーへの就職は難しい」と言われがちですが、実はそうではありません。 就職が難しいのは知名度が高い大手BtoCメーカーです。 例えば電機メーカーの三菱電機・日立製作所・ソニー・パナソニックなどです。

 テレビCMや広告を通じて知名度の高いBtoCメーカーはどの就活生でも知っている企業群であり、 それゆえ選考への応募が殺到しがちです。 このため旧帝大や早慶といった高学歴な学生が集まり、就活は激戦となります。

学歴フィルターはどこから?|ある企業とない企業

 ですが、一般消費者を相手にしていないBtoBメーカーは難しくありません。 就活生への知名度が低いためライバルが少なく、学歴フィルターのない会社が多いです。 つまり、機械メーカーへの就職は難しくありません

 特にインターンシップを通じて会社と早期に接触すれば、裏ルートで有利に内定をもらえる可能性が高く、 知っている人ほどトクをするのが機械メーカーへの就活の特徴です。

 

文系でも就職できる?

 文系ならではの役割がある!

 文系でも機械メーカー就職できます。 メーカーに必要なのは理系の技術だけでなく、「顧客のウォンツを探る」という営業スキルも必要だからです。

 機械メーカーというとバリバリの理系の職業のように思われがちです。 確かに「製造」の面では理系の技術的な知識や能力が活かされ、 商品開発のためにたくさんの理系の学生を採用します。

 採用人数も文系は20~30人と、理系の半分以下の人数しか採用されません。 だからといって文系が機械メーカーに就職ができないわけではありません。 先ほども述べた通り、BtoBメーカーは知名度が低く、ライバルが少ないからです。

【関連記事】 【文系就活は厳しい?】役割も就職先もある!やり方の理系との違い

 確かに文系だと「設計」や「研究開発」といった仕事には就きませんが、 法人営業の他、生産管理や調達、また経理や法務、人事といった間接部門もあります。

 特に営業は文系の独壇場で、ほぼ文系の就職先といってよいでしょう。 今後は「良いものをつくる」だけでなく、「マーケティング」で商品開発や市場調査をし、 「売れるモノ」を生み出す役割が期待されます。

 機械メーカーへの就職で文系が不利ということは決してないと言えます。

マーケティングって何?将来性のすごい文系最高峰スキル

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 機械メーカーの志望動機の書き方は、会社の「経営理念や社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 なぜなら、「ものづくり」は理系の仕事であり、文系の役割は「企業のブランドの育成」にあるからです。 BtoB業界でも例外ではなく、「企業の社風」に一致した学生が内定をもらいます。 そこで、志望動機は「ものづくり」「技術力」などではなく、「就職活動の軸と社風の一致」にするべきなのです。

 書き方の詳細については、次の関連記事で解説しています。メーカー志望の方なら誰でも使える内容ですので、ぜひご覧ください。

【関連記事】 【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ

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 MY就活ネットでは、この他にも多数の業界研究記事を用意しています。 優良企業の見落としを防ぐため、さまざまな業界を調べてみましょう。

【関連記事】 【一覧】業界研究がわからない?代わりにやりました!

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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