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【就活】機械メーカーがすごすぎる!49社の業界研究・志望動機・平均年収

 機械メーカーへの就職に役立つ就職難易度や選考・面接対策、エントリーシート・志望動機の書き方の他、強みや年収・ランキングなどを解説しています。 機械メーカーの特徴や比較、将来性を検討し、就活のやり方を解説しています。

 機械メーカーは原則BtoBビジネスであり知名度が低い一方で、 非常に高い技術力を持ち、企業規模の大小に関わらず実は世界で必要とされている企業群で、 機械メーカーは「隠れ優良企業」や「ホワイト企業」が多いのが特徴です。

 

機械メーカーはこんな業界!

就職難易度年収残業時間年間休日
文系でも低い700~1300万円10~30時間(月)120日以上
  1. 主に工場設備部品をつくる業界
  2. 半導体・自動化需要で将来性が高い
  3. 世界首位を取る企業が多く、隠れ優良企業の宝庫
  4. 儲かっていて高収益・好待遇!
  5. 文系でも就職難易度が低い


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機械メーカーとは?

 機械メーカーとは、工作機械・建設機械・農業機械・その部品など産業に使う機械を製造する会社のことです。 例えば鉄などの材料を「切る・削る・磨く」といった作業をする旋盤・研削盤、 工事現場で使われるクレーン・ショベル、農業に使われるトラクター・耕運機などが挙げられます。

 機械メーカーには大きく分けて、以下の4種類があります。

 

機械メーカーの業界研究と将来性

 世界中の産業に革命を起こす業界!

 機械メーカーは「農機」や「重機」「半導体製造装置」など、モノをつくるための機械をつくる業界です。 一般消費者とのかかわりはありませんが、機械を使うあらゆる業界で活躍するBtoB企業群です。

 機械メーカーも「単なるモノではなくソリューションを販売している」業界で、 ただ売っておしまいではなく、顧客の生産性向上を徹底追及します。

 「機械」は電機メーカーの「産業電機」と同様に、収益の比較的安定した業界です。

 例えば家電は売り切りです。つまり、一度売ったらそれでおしまいで、買い替えの時期まで用がありません。 また消費者動向に左右されやすく、流行り廃りの波が大きく、デザインで売れ行きが変わります。

 その一方で機械は「モノをつくるための機械」ですので、比較的消費者動向の影響を受けにくいメリットがあります。 また単にモノを売るだけでなく、システムごと販売します。

 これで「メンテナンス」や「システムの更新」という反復継続した契約関係になり、 長期的に収益をもたらしてくれます。

 2000年代に日本の家電が世界で売れなくなってきたとき、三菱電機や日立製作所、東芝などは、 産業用電気機械を主力として、家電からは徐々に撤退を始めました。 これは、消費者向けより法人向けのほうが売上が安定するからです。

 家電を売り続けたソニー、パナソニック、シャープは大赤字を計上し、 ソニーは金融屋へ、パナソニックは住環境へ、シャープは鴻海の傘下へと転身しました。 今でも家電は海外製品に押され続け、どの電機メーカーも家電は主力事業ではありません。

 ところが、産業用機械を製造販売している機械メーカーは、リーマンショックすら大きな問題になりませんでした。 他の産業がモノをつくるための設備。つまりは工場設備や現場設備を販売している業界ですから、 いくら消費者のニーズが変わっても、機械メーカーは必ず仕事があるのです。

 

機械メーカーは何をつくっているの?

 モノづくりのための機械をつくる業界!

 機械メーカーは、工場設備部品をつくるメーカーです。

 BtoBビジネスの典型例で、一般消費者に向けた販売はほぼ、行っていません。 基本的にはいろんなメーカー企業を相手に、その生産ラインや部品の供給で活躍します。

 例えば化学メーカーは石油化学を利用した製品を製造しますが、その「プラント」をつくるのは三菱重工業などの重工業です。 工場の建物だけでなく、その中身の生産設備こそが、重工業が得意とする製品です。

 最近では「工場の自動化」が世界的に流行していますが、 それを支えているのもファナックやキーエンスといったメカトロニクスの機械メーカーです。

 「半導体製造装置」も機械メーカーの役割です。ディスコや不二越がいなければ、 金属ケイ素をICチップに加工することができません。

 このように製造拠点の面で日本社会を支えているのが、機械メーカーです。

 

機械メーカーと電機メーカーの違い

 機械と電機の違いは特にナシ!

 機械と電機の違いがわかりにくいという就活生も多いと思います。 しかし、心配する必要はありません。現在、両者に違いはありません

 古くは「動力(エンジンなど)」で動く機械を「機械」と呼び、 電気で動く機械を「電機」と呼びました。確かにエンジンを使う機械は今もあるのですが、 機械メーカーはエンジンにこだわっているわけではありません。今どきはどの機械も電気で動きます。

 現在「機械メーカー」と「電機メーカー」に分かれているのは「株式上場区分」だけの話です。 昔「機械」で上場したから、今も機械メーカーに分類されているだけです。

 「単なるモノではなくソリューションを販売している」という意味では、 機械メーカーも電機メーカーも変わりません。

 

機械メーカーの経営が安定している理由

 産業の上流工程だから!

 機械メーカーに限らず、メーカー業界は上流工程ほど経営が安定します

 例えばソニーやパナソニックの液晶テレビが売れなくなると、ソニーやパナソニックは直でダメージを受けます。 ですが、その部品を生産している部品メーカーは、代わりに台頭してきたサムスン電子やLGに部品を売ればいいので、 たいしたダメージは受けません。

 機械メーカーでは部品メーカーとして、ベアリングのジェイテクト、日本精工、NTNなどが挙げられるでしょう。

 さらに影響を受けないどころか絶好調なのが、部品をつくる工場設備をつくっているメーカーです。 DMG森精機やアマダホールディングス、ディスコ等の「加工機械」の他、 ファナックや安川電機などの「メカトロニクス」、またダイフクの「自動倉庫」がそうですね。

 部品メーカーや製造装置メーカーは日本の「ものづくり」の中心的存在で、 トンデモナイ技術力で世界でも高いシェアを誇っています。

 ですが、これらは企業を相手にしたBtoBビジネスのため、消費者に知名度はありません。 逆に就活ではライバルが少なく、有利に就活を進めることができるということです。 BtoBビジネスの強みについては次の記事でも詳しく解説しています。

「BtoC」より「BtoB」がオススメ!それぞれのメリット

 

IoTと自動化で機械メーカーの将来性はバツグン!

 BtoBビジネスがメチャクチャ得意!

 BtoBビジネスのため消費者の知名度が低い機械メーカーですが、将来性はバツグンです。

 IoT、AI、自動化という最先端技術というと、なんだかアメリカ企業のほうが得意な気がしますよね。 ですが、それは一般消費者の感覚です。

 確かにスマートフォンやパソコン、液晶テレビなど「最終製品」ではアメリカ企業が独走状態です。 これは日本企業が長らく「経済学」や「経営学」を軽視して「マーケティング」に力を入れてこなかったところに原因があります。

 消費者相手のBtoCビジネスでは「とにかく良いモノをつくる」がもはや通用しません。 消費者はすでに生活に必要な冷蔵庫やエアコン等はすでに手に入れていて、 「ほしいものが思いつかない」状態だからです。

 ですが、日本企業特有の「とにかく良いモノをつくる」という職人気質が有効に働く業界があります。 それが機械メーカー電子部品メーカー化学メーカーです。

 アップルやサムスン電子等の最終製品メーカーは、消費者と違って「ほしいもの」があります。 自社製品に必要な性能を満たす「部品」や「素材」、そして製品をつくる「機械」です。

 これらの分野で日本は異常なまでに高い精度と品質を誇り、世界でも圧倒的なシェアをとっている会社が多いのです。 (詳しくは後述の「隠れ優良企業」の項目で解説しています。)

 そのため、今後のIoT、AI、自動化については当然日本の機械メーカーも大活躍します。 というか、すでに活躍中です。

 建設機械メーカーではNTTドコモやKDDI、スーパーゼネコンと協力して工事現場の自動化に取り組んでいます。 またファナックや安川電機は以前から工場の自動化に取り組んでいて、現在も絶好調です。 自動倉庫のダイフク、半導体製造装置のディスコも注目の企業です。

 消費者の知名度は低くても、ビジネス界では常識どころか、その企業なしには成り立たない業界も多く、 機械メーカーには将来性の高い優良企業がたくさんあります

将来性の高い業界|おすすめはどこ?

 

機械メーカーのランキング

 機械メーカーを売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。

 また、会社名のリンク先ではMY就活ネットが独自に作成した企業研究を公開しています。 選考情報や志望動機など、ぜひ参考にしてください。

 

工作機械

 工作機械とは、材料を「切る・削る・磨く」などの作業を行う工場設備の総称です。 金属のほかに樹脂・ガラス・木材の加工にも使用され、代表的な製品には「旋盤」「研削盤」「フライス盤」などがあります。 現在では「コンピューターで設定した数値」に従って加工する「NC工作機械」が主流です。

 工作機械メーカーには、以下の企業があります。

工作機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
ファナック5300億円1360万円NC工作機械世界首位
DMG森精機5010億円805万円工作機械
安川電機3900億円860万円産業ロボット世界4強
アマダホールディングス2700億円641万円金属加工機械
ヤマザキマザック2500億円非公開工作機械・非上場
不二越2300億円640万円シリコンウエハー加工機械
オークマ1600億円692万円工作機械
牧野フライス製作所1500億円632万円工作機械
ディスコ1300億円891万円シリコンウエハー加工機械
芝浦精機1100億円618万円総合機械
 

建設機械

 建設機械・重機とは、クレーン・フォークリフト・ショベルカー・ブルドーザーなど、建設現場で使う機械を製造する会社です。 大きな荷物や土砂など重いものを取り扱う機械ですから、「重機」とも呼ばれます。

 建設機械メーカーには、以下の企業があります。

建設機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
小松製作所1.8兆円716万円
クボタ1.7兆円812万円
日立建機7500億円621万円
住友重機械工業6700億円782万円
日立造船3900億円665万円
タダノ1700億円654万円建設用クレーン世界最大手
 

重工業

 重工業とは、発電機・送電機械・船舶・鉄道車両・防衛・宇宙産業など社会インフラに関わる機械を製造する会社です。 日本国内では三菱重工業・川崎重工業・IHIの3社をまとめて「日本三大重工業メーカー」と呼びます。 また外資系企業のゼネラルエレクトリック・シーメンスはビジネス界をけん引する存在として、ビジネス界で有名です。

 重工業メーカーには、以下の企業があります。

重工業メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
ゼネラルエレクトリック(米)13兆円非公開
シーメンス(独)9.8兆円非公開
三菱重工業4.1兆円845万円
川崎重工業1.6兆円762万円
IHI1.5兆円853万円
 

機械部品

 機械部品とは、工作機械・建設機械・重工業などの部品を製造する会社です。 「部品」と聞くとパッとしないイメージを持つかもしれませんが、世界的高シェアを誇る会社が多く、儲かっている業界です。

 機械部品メーカーには、以下の企業があります。

機械部品メーカーのランキング
ジェイテクト1.3兆円685万円ベアリング
日本精工9400億円767万円ベアリング最大手
働きやすい会社
NTN6800億円697万円ベアリング
SMC5500億円775万円空気圧制御世界首位
THK2180億円707万円直動ベアリング世界首位
イーグル工業1400億円747万円メカニカルシール大手
 

その他の機械メーカー

 名前を知らない会社ほど穴場!

 上記分類に属さないその他の機械メーカーです。

機械メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
ボッシュ(独)10兆円非公開自動車部品・電動工具
ダイキン工業2兆円729万円空調設備
マキタ6000億円814万円電動工具最大手
荏原製作所5230億円880万円タービン・ポンプ
セガサミーホールディングス3600億円885万円遊技機
ダイフク3200億円757万円物流・自動倉庫
ナブテスコ2800億円734万円自動制御機器
ホシザキ2800億円707万円業務用冷蔵庫・冷凍庫国内首位
製氷機世界首位
サンデンホールディングス2800億円759万円自動車空調
栗田工業2670億円886万円水処理装置最大手
グローリー2200億円712万円通貨処理機・自動販売機
日本製鋼所2100億円570万円プラスチック製造装置
椿本チエイン1987億円656万円産業用チェーン
三井海洋開発1900億円965万円石油・ガス生産設備
平和1800億円703万円遊技機
TPR1700億円702万円自動車用ピストンリング
フジテック1600億円742万円エレベーター・エスカレーター
井関農機1500億円557万円農業機械
アマノ1200億円615万円時間管理機器
オーエスジー1200億円469万円工具類
タクマ1100億円716万円プラント
キッツ1100億円619万円水道用バルブ国内No.1
大豊工業1000億円620万円自動車部品

 また、機械メーカーを志望する場合は、産業用機械を専門に取り扱う「産業用機械専門商社」も見ておきましょう。 詳しくは専門商社の業界研究・志望動機・平均年収のページで解説しています。

 

機械メーカーの年収は低い?

 平均年収は当てにならない!

 機械メーカーの平均年収は600~700万円台の企業が多く、「機械メーカーは年収が低いのでは?」と気になる方も多いでしょう。 確かにファナック(1318万円)、三井海洋開発(965万円)ディスコ(891万円)以外では、 目だった企業がありません。

 ですが、これで機械メーカーの年収が安いと決まったわけではありません。 「平均年収」は当てにならないでも解説していますが、特に現業職を多く抱えるメーカー企業は、 平均年収はかなり低く算出されるからです。

 平均年収は、上場企業が毎年公開する有価証券報告書に記載があります。 ですがこれは、提出企業の全従業員の年収を割ったものにすぎません。 メーカーでは現業職や一般職を多く抱えるため、その分「平均年収」を押し下げているというわけです。

 そのため総合職として就職する限り、メーカーは「平均年収」より高い給料がもらえると思ってよいでしょう。

 一方でセガサミーホールディングスやサンデンホールディングスなど「持株会社」体制をとっている企業では、 「持株会社」に在籍している従業員だけですから、総合職の給料しか入っていません。 それどころか経理や法務などの一部の従業員しか含まれていませんので、正確性に欠けます。

 正確な「総合職平均年収」は就職四季報の取材に対して公表する会社もありますが、 ほとんどの企業は公開していません。ですので「平均年収」の数十万円の差で給料が高い、安いを判断してはいけません。

 

機械メーカーのおすすめ企業

 機械メーカーは隠れ優良企業の宝庫!

 機械メーカーには隠れ優良企業が多く、そんな機械メーカーのおすすめ企業は次の8社です。

  • タダノ
  • マキタ
  • ダイフク
  • THK
  • ナブテスコ
  • グローリー
  • 栗田工業
  • イーグル工業

 名前も知らない会社が多いと思います。BtoB企業のため一般消費者に対しては知名度がないためです。 ですが、国内・海外で日本の技術力がフルに現れている業界です。

 例えば建設機械業界ではコマツ(小松製作所)やクボタが有名ですが、 それらの会社でも「建設用クレーン」ではタダノに勝てません。 建設用クレーンではタダノが世界最大手なのです。

 マキタは木工用電動工具のメーカーですが、国内シェアはなんと60%で1位、世界でも25%で2位、 海外売上比率は80%のグローバル優良企業です。 自己資本比率は80%を超えていて、こちらは50%を超えると「優良企業」(大企業平均は30%)と言われるレベルですから、 無借金経営で経営が安定していることが読み取れます。

 ダイフクは平成24~28年の5年間で売上高が2倍、経常利益が16倍とトンデモナイ成長を記録しています。 物流倉庫の自動化でEコマースや小売業、卸売業等にソリューションを提供し、自動倉庫で世界1位の今をときめく自動化企業です。

 THKは「リニアガイド(LMガイド)」という、レール上の運動に球を使い摩擦抵抗を限りなく減らす製品を世界で初めてつくった会社です。 同様の製品は他メーカーも作っていますが、THKは国内シェア70%、世界シェア60%を占めており世界1位の座を維持しています。 用途も幅広く工場機械や医療、住宅の免震技術、自動車等に使われています。

 ナブテスコは新幹線・在来線の「車両ブレーキ」や「車両ドア」、 建物用の自動ドアで国内シェアNo.1です。そしてロボットの関節に使われる「精密減速機」では世界1位です。

 業務用冷蔵庫・冷凍庫や冷蔵倉庫・冷凍倉庫といえばホシザキです。 冷凍食品は当然売れる時期・売れない時期がありますが、一定の製造量は確保しなければなりません。 その保管用の倉庫として、ホシザキが活躍しています。

 グローリーはお金の計数機で非常に強く、銀行で使われる「現金計数機」をはじめ、 「食券販売機」や「自動精算機」などお金を扱うところには必ずグローリーがいるというくらい、 信頼と実績のある会社です。

 栗田工業は工業排水の浄化、食品や医薬品に使う水の超純水化、 土壌汚染にあった土壌・地下水の浄化などで国内トップを走る「水のプロ」です。 環境保護、食品・医薬品などで実は生活と深くかかわっている企業です。

 イーグル工業のメカニカルシールは、機械の液漏れや異物混入を防ぐための密閉パッキンですが、 世界中の自動車、船舶、ロケット・航空機やポンプ・コンプレッサー等の回転機械に使われています。

 IoTやAI化、人手不足等で工場の自動化が進められる中、機械メーカーはかなり有望な業界だと言えます。 特にBtoB企業で知名度が低い会社は、それだけ志望するライバルも少ないため、ねらい目になるでしょう。

 その他にも知名度の低い隠れ優良企業を紹介しています。 ホワイト企業を狙う皆さんはぜひ、「隠れ優良企業」の記事を参照してください。

就活おすすめ!厳選「隠れ優良企業」

 

機械メーカーの就活

 機械メーカーへの就職について解説します。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。

 

就職難易度

 就職難易度は、低い!

 機械メーカー就職難易度は、穴場です。 BtoBゆえ就活生への知名度が皆無で、ライバルとなる就活生がほぼいません。 インターンなどを通じて早期に接触すれば、学歴に関係なく有利に選考が受けられます。

 加えて他のメーカーと同様に「単なるモノではなくソリューションを販売する」のが同業界のビジネスですから、 志望動機などエントリーシートはコピペで流用できます。ぜひ応募しましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 

選考

 インターン参加で優遇選考を狙おう!

 機械メーカー選考不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。

 リク面で落ちると本選考にのれない場合もあれば、普通に一次面接に呼ばれたりもします。 友達の中にはリク面で落ちて、一次面接に呼ばれて、そのまま内々定をもらった人もいます。

リクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法

 機械メーカーはインターンシップを行っており、 インターンシップ参加者は選考で有利になります。 同業界を志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。

 重要なのが、エントリーシートです。 応募が少ないために提出したESは読んでもらえます。逆に言えば、ESの出来が悪ければ「運よく通過」ということもないわけです。 しかし、インターンの段階で完成度を高めておけば、他の就活生に比べて大いに有利になります。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。 

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 

機械メーカーに必要な英語力

 TOEICスコアよりやる気をアピールしよう!

 機械メーカーへの就職には英語が必須です。TOEICスコアは730点あると良いですね。 海外展開をしている企業が多く、また今後内需が見込めないことから海外志向も求められるからです。

 ですが、就活の時点でTOEICでスコアがとれている必要はありません。 私が説明会に参加したときも「TOEIC600点しかないけど入社していきなり海外赴任した」という方もいました。

 これはどういうことかというと、英語力は入社後に強化することもできるからです。 会社として英語の研修制度をもうけていたり、海外赴任が決まった時点で英語教室に通えば間に合う面もあり、 「今」高得点がとれている必要はないのです。

 とはいえ、英語を勉強する意欲があるかどうかは問われます。 たいしたスコアが取れなくてもTOEICを受験しておいて、 「海外赴任を目指して勉強中です!」と言えたら合格です。

 

機械メーカーへの就職は難しい?

 テレビCMをしない会社は志望者が少ない!

 「メーカーへの就職は難しい」と言われがちですが、実はそうではありません。 就職が難しいのは知名度が高い大手BtoCメーカーです。 例えば電機メーカーの三菱電機・日立製作所・ソニー・パナソニックなどです。

 テレビCMや広告を通じて知名度の高いBtoCメーカーはどの就活生でも知っている企業群であり、 それゆえ選考への応募が殺到しがちです。 このため旧帝大や早慶といった高学歴な学生が集まり、就活は激戦となります。

 ですが、一般消費者を相手にしていないBtoBメーカーは難しくありません。 就活生への知名度が低いためライバルが少なく、学歴フィルターにひっかかりにくいのです。 機械メーカーはすべてBtoBメーカーに当てはまります。

 知名度が低いのは一般消費者を相手にしていないからというだけで、 上記で紹介した電機メーカーはどれもビジネスの世界では超有名で、欠かすことができない企業群です。 世界トップシェアを取る会社も多く、決して劣っているわけではありません。

 特にインターンシップを通じて会社と早期に接触すれば、裏ルートで有利に内定をもらえる可能性が高く、 知っている人ほどトクをするのが機械メーカーへの就活の特徴です。

 

文系でも機械メーカーに就職できる?

 文系ならではの役割がある!

 文系でも機械メーカー就職できます。 メーカーに必要なのは理系の技術だけでなく、「顧客のウォンツを探る」という営業スキルも必要だからです。

 機械メーカーというとバリバリの理系の職業のように思われがちです。 確かに「製造」の面では理系の技術的な知識や能力が活かされ、 商品開発のためにたくさんの理系の学生を採用します。

 採用人数も文系は20~30人と、理系の半分以下の人数しか採用されません。 だからといって文系が機械メーカーに就職ができないわけではありません。 先ほども述べた通り、BtoBメーカーは知名度が低く、ライバルが少ないからです。

 確かに文系だと「設計」や「研究開発」といった仕事には就きませんが、 法人営業の他、生産管理や調達、また経理や法務、人事といった間接部門もあります。

 特に営業は文系の独壇場で、ほぼ文系の就職先といってよいでしょう。 今後は「良いものをつくる」だけでなく、「マーケティング」で商品開発や市場調査をし、 「売れるモノ」を生み出す役割が期待されます。

 機械メーカーへの就職で文系が不利ということは決してないと言えます。

マーケティングって何?将来性のすごい文系最高峰スキル

 

機械メーカーの志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 機械メーカーの志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。 以下のような「社風」を志望動機に組み込みましょう。

  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
  • 世界で広く展開していること
  • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
  • 現場にソリューションを提案すること
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられること
  • 安全技術の開発に取り組んでいること
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
  • 環境問題に真正面から取り組むこと
  • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事
  • 日本の技術を海外に輸出し現地生活の向上に貢献したい
  • 開発から出荷まで一貫して行っているところに魅力を感じた
  • 人々の生活になくてはならないものをシステム構築から支えたい
  • 社会の変化に適応できる会社であることに魅力を感じた
  • 社会の抱える問題の本質を理解し、高付加価値のソリューションを提供したい
  • 材料からの一貫生産による独自の製品群に魅力を感じた
  • モノの価値は部品で決まると思うため
  • 人が楽をできる環境を、工場や現場から実現していきたい
  • 日本企業の生産性を高め、もっと楽に稼げる社会を実現したい

 機械メーカーのビジネスの特徴は、電機メーカーと同じく単なるモノではなくソリューションを売るというものでした。 電機メーカーは単にモノをつくっているだけではありません。そのモノでできるソリューションを提供しているのです。 工場の製造装置は、製造装置を売っているのではなく、「工場を効率よく操業できる」というソリューションを販売しているということです。

 志望動機も「モノをつくる」「モノを売る」にだけフォーカスしてはいけません。 機械メーカーは確かにモノをつくっていますが、それは「ソリューションを提供する」モノでなければなりません。 会社の製品群に応じて、その会社が社会に対して何を提供しているのか検討が必要です。

 ですから、志望動機では「産業をもっと『楽』にする」「不良品率を下げるシステムで『損をしない』という価値を提供する」 「産業の『生産性』を高めたい」などがキーワードとして使えます。

 志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

【就活】自己分析のやり方!~内定力爆上げの人生設計~

【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

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 総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。

 また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。

 ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。

内定エントリーシートを読む

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

 選考体験談が詳しすぎる!

 「ワンキャリア」では50,000件を超える合格エントリーシート・就活体験談が掲載されており、 全日本空輸(ANA)、伊藤忠商事、花王、日本航空(JAL)、味の素、アサヒビール、オリエンタルランド等日本の一流企業に加え、 ゴールドマンサックス、ボストンコンサルティング、モルガン・スタンレーなどの外資系一流企業も多数そろっています。

 エントリーシートだけでなくインターンシップやその選考、WEBテスト、グループディスカッションの攻略情報、 さらに志望動機の書き方や業界研究を読むことができ、従来では手に入らなかった情報が満載です。

 「ワンランク上のキャリアを目指す」というキャッチフレーズの通り、業界をリードする大手企業の資料が多く、 また総合商社、JR東海、電通、キーエンス、日本郵船、三菱地所といった一流企業の出展する限定イベントも開催されます。

 ワンキャリアは月間60万人の就活生が利用しています。また内定後もES・体験談を投稿すると1件最大5000円の謝礼がもらえ、 就活体験を翌年の就活生のために役立てることもできます。先輩の「知」を継承し、 あなたが発展させた「知」を後輩に継承する好循環を生み出しましょう。

内定ES・選考情報を読む

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、5月以降も就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで「キャリアチケットスカウト」という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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