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【勝ち組】日本ガイシの就職難易度|早期選考・志望動機・強みなどを解説!

 日本ガイシの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
日本ガイシ高め

4.0 / 5.0
売上高
5789億円
平均年収年間休日
892万円125日
採用人数初任給
事務系:30名程度
技術系:90名程度
学部卒:263,000円
院卒:283,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:日本ガイシ|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始文系2月
理系1月

 日本ガイシの選考フローは以下の通りで、文系2月・理系1月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. 一次面接
  3. 二次面接
  4. 最終面接
  5. 内々定

 一次・二次はオンラインで、最終面接のみ愛知県の本社で実施されます。 開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →トラスコ中山の採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

 就職難易度は、高め

 日本ガイシの就職難易度高めです。 採用倍率は文系約30倍・理系約6倍で、ES通過率は文系34%・理系64%です。学歴フィルターは文系で「MARCH・関関同立以上」理系「地方国公立以上」と考えられます。 採用大学が上記大学群に加え、南山大・筑波大に限られます。

 低倍率である一方、高学歴の応募が多いです。 同社は営業利益率が10%を超える優良企業であり、「海外売上比率が7割」「環境貢献度が高い」「同社のコア技術であるセラミックスは可能性の幅広い素材であること」など、 就職できれば勝ち組です。

インターン優遇あり

 同社ではインターン優遇の早期選考があります。 3年生の6~12月に実施されるイベントに参加した人が対象で、選考フローこそ変わらないものの、選考スピードが速くなります。 文系では4月、理系では3月に内々定へと至ります。

 同社はセラミックス技術の応用で高収益を誇る会社ですが、事業内容がわかりにくい面があります。 インターンを通じて「会社理解」「社風」を調査することで、志望動機の補強にもなります。 志望度が高ければ、ぜひインターンに参加しましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 日本ガイシに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

面接

面接回数3回

 日本ガイシの面接では次のような質問がされ、すべて個人面接かつ雰囲気は穏やかです。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 イレギュラーな質問はなく、面接回数を重ねるごとに各項目について深掘りされていきます。 そこで、「就職活動の軸」を設定し、「軸の実現のため」という視点で各項目を統一しておきましょう。

 例えば「価値創造での社会貢献」を軸に設定し「ゲーム制作の経験」などをガクチカに書きます。 その上で志望動機に「価値創造に重きを置く貴社の社風に共感した」と言えば、話に一貫性が出ます。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 加えて、同社は求める人物像として「聡明」「誠実」「柔軟」「快活」の4点を掲げています。 ES・面接ではこれらに当てはまる人材であることをアピールしていきましょう。

聡明
知ることに前向きな人は自分の身の処し方を把握し、物事を正しく理解できます。 自らの頭で考え、自ら行動に移せる人を求めています。
誠実
真面目で実直な行いは安心感・安定感を感じさせ、社会からの信頼につながります。 自分の役割をコツコツと継続できる人を求めています。
柔軟
優れた共感力は自らの手で世界を広げていき、期待を超えた成果につながります。 相手の立場を慮り、状況に応じた判断ができる人を求めています。
快活
人と人との良質な関係が強いチームをつくり、社会に役立つ製品を生み出します。 明るく朗らかで、仲間とともに目標に向かって努力できる人を求めています。

求める人物像:日本ガイシ

 

エントリーシート

ES設問7本

 日本ガイシのエントリーシートは、次の7本の設問が課されます。

  • 長所について
  • 短所について
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 興味のある製品や事業
  • 希望職種
  • 会社に入って挑戦したいこと
  • 自己紹介

 ESでも、面接の回答と同様に「軸の実現のため」という視点で統一し、一貫性を出しましょう。 「価値創造」の例で言えば、次のような回答が考えられます。

長所アイデア出しが得意なところ
エピソードはガクチカから引っ張る
短所意思決定が遅いこと
「3秒ルールを設けて訓練している」など克服しようとする向上心が必須
ガクチカゲーム制作の経験
「価値創造」に関連したエピソード。創造性や問題解決力をアピールする。
興味のある製品や事業再生可能エネルギー用の蓄電池
希望職種国内営業
仕事を通じて顧客の潜在ニーズを探るスキルを身につけた後、海外営業にも挑戦したい
挑戦したいこと「エコであること」に誇りだけでなく実益も伴わせる価値創造がしたい

 以上のように、ES・面接の回答を「就職活動の軸」で統一することで全体的に説得力が出ます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 詳しいやり方は次の関連記事で解説しています。

【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 日本ガイシの志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社が持つ「独自技術で社会課題の解決に貢献する」という姿勢に共感したからです。 特に、環境技術や先進素材の分野における取り組みは、地球規模の課題に対して現実的な解決策を提供しており、私もその一翼を担いたいと考えています。

 私はこれまで、ゲーム制作を通じて「ゼロから新しい価値を生み出す創造性」と「問題解決力」を培ってきました。 ゲーム制作では、ユーザーにとって楽しく直感的な体験を提供するために、さまざまな課題を分析し、限られたリソースの中で最適な解決策を考えることが求められます。 また、ビジュアルデザインやストーリーテリングを通じて、魅力的な世界観を構築する力も磨いてきました。

 貴社の製品や技術は、環境負荷の軽減やエネルギー効率の向上など、持続可能な社会を支える基盤となっています。 私は、これまでのゲーム制作の経験で培った「新しい価値を創造する力」を活かし、貴社の技術をさらに多くの人々に届けるための提案やサポートを行いたいと考えています。

 例えば、製品の魅力をわかりやすく伝えるデジタルコンテンツや、ユーザー視点での体験価値を向上させる取り組みなど、貴社のイノベーションを社会に浸透させるための活動に貢献したいです。 ゲーム制作を通じて磨いた発想力と課題解決力は、貴社の技術を広めるための新しいアプローチを生み出せると確信しています。

 貴社の一員として、社会の持続可能性に貢献する価値を創造し、地球環境に優しい未来をともに築いていきたいです。

 

解説

 この例文では、同社の社風を「独自技術で社会課題の解決に貢献する」と判断し、それへの共感を結論としています。 これに対し、自身の「ゲーム制作の経験」をもとに根拠づけて、「創造性」「問題解決力」をアピールしています。

 同社のコア技術である「セラミックス」は「陶磁器」の技術です。 環境負荷が小さく、「絶縁」「耐熱性」「耐久性」が高く、応用の余地が大きい分野です。 そのポテンシャルを発掘して活かすことが総合職の役割です。

 そこで、志望動機には「環境」「持続可能社会」などをキーワードに使うと親和性が高いですね。

 以上のように、志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 まだこれらエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。

逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、日本ガイシに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

日本ガイシの強み・特徴

強み環境負荷が小さい

 日本ガイシの強み・特徴は、100年前から環境保護の企業であることです。

 同社が世界首位のシェアを握る「ガイシ」とは、発電所から送られてくる高圧電気が鉄塔や地表に流れないように絶縁するセラミックス製品です。 「セラミックス」とは「陶磁器」の技術であり、環境負荷が小さい上に「絶縁」「耐熱」などの性能を持った可能性の幅広い素材です。 高圧送電はガイシの品質によって可能になるもので、エネルギー効率の向上に貢献しています。

 同社はこの技術を応用し、「再生可能エネルギー用の蓄電池」や「自動車排ガス浄化用のセラミックス製フィルター」などに進出し、 環境貢献製品が売上高に占める割合は60%にも達しています。

 特に蓄電池は再エネの普及に欠かせません。風力発電や太陽光発電の課題は「電力の安定供給」です。 気候に左右されやすいために「一瞬でも電力が途切れたらすべて不良品になる」という工場の多い日本では不向きです。

 それを同社の蓄電池で再エネ電力の安定化を行えば、日本でも再エネ導入に前向きになるかもしれません。

 また、半導体関連でも同社製品が活躍しており、「薄いチップ型の二次電池」「半導体製造装置用部品」、 シリコンウエハーに代わる「複合ウエハー」などセラミックス技術を活かした商品群を持っています。

 IoT化が進み半導体需要が伸び続ける中、「環境」でも「半導体」でも強い日本ガイシは、将来性が高いと言えます。

 ちなみに、セラミックス技術は同社を含めた「旧森村財閥グループ」が世界シェア4割を握るほど圧倒的です。 このグループにはTOTO・LIXIL・日本ガイシ・日本特殊陶業などがありますが、その中で日本ガイシは「電力関連」「半導体関連」を手がけてきました。

 コア技術であるセラミックスを武器に財閥各社が得意分野を開拓していて、 競合のいない独占的製品をいくつも生み出せるところが、日本ガイシの競争力を高めています。

 

主要取引先

 日本ガイシの主要取引先は、電力会社と電機メーカーです。

 「ガイシ」で世界首位の同社は世界中の送電網に供給しており、 同社のおかげで高圧送電が可能になり、世界のエネルギー効率を高めています

 加えて「耐熱性」「耐久性」「絶縁」の特徴をもったセラミックス技術で半導体関連の製品も数多く生み出しており、 これらは電機メーカー機械メーカーなどに納品されます。

 これらの事業はグローバル展開が進んでおり、海外売上比率は70%と世界中で活躍していることが伺えます。

 

競合他社

 日本ガイシの競合他社は、実質ありません。 セラミックス技術は「陶磁器」など焼き物の技術ですが、森村財閥出身の企業以外では中小企業しかありません。

 規模で勝る同社は研究開発人材確保で大きな強みを持つことにつながり、 森村グループ各社も「身内の得意分野」にわざわざ参入してきませんから、 これまで様々な製品でNo.1をほしいままにしてきました。

 しかし、今後は日本特殊陶業が競合になる可能性があります。

 日本特殊陶業は同じ財閥グループ出身ではありますが、カーボンニュートラルの圧力を受けて、 主力の自動車部品がガソリン車と共に消えゆく可能性があるためです。

 両社ともセラミックス技術の活かせるものにはなんでも取り組む会社ですから、 今後は研究開発で競争になることが予想されます。

 この時必要になるのがマーケティングのスキルです。 マーケティングは文系に用意された将来性バツグンのスキルであり、いずれどの業界でも必要になるスキルです。

 「顧客の真の願望」を発掘して自社技術で実現していくという姿勢は、森村グループが100年前からやってきたことです。 それが独創的な製品・高シェア製品を生み出す原動力になっており、日本ガイシでの文系の活躍余地は大きいと言えます。

マーケティングとは?将来性の高い文系最高スキル

 

弱み

 日本ガイシの弱みは、目立ったものは特にありません。 同社は「環境保護」側の会社であり、カーボンニュートラルの圧力が高まれば、むしろ儲かる会社です。

 セラミックス技術を実質森村グループで独占している現在、あらゆる分野で既存製品のシェアを食っていく存在です。 特に複合ウエハーは従来型のシリコンウエハーのシェアを食っていく可能性があり、 また再エネ用蓄電池も非常に将来性の高い商品です。

 一部には「自動車の排ガス用フィルター」のように将来的に消えゆく商品も持っています。 ですが、「消えるもの」より「増えるもの」のほうが多く、同社の弱点となるものは見当たりません。

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

日本ガイシのような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

 実際に私も体験してみましたが、適性検査入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません

 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

 模範解答があれば憂いなし!

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 もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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