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【就活】「おっ!」と思わせる「学生時代頑張ったこと」の書き方と回答例

 「学生時代頑張ったことがない」「書き方がわからない」と悩む就活生は多いと思います。 人事の心に響くエントリーシートを作るため、説得力のある書き方と回答例を解説します。

 「学生時代頑張ったこと」は「自己PR」として、どの会社のエントリーシート・面接でも必ず問われますので、 事前準備しておくことが重要です。 

 

学生時代頑張ったこととは?

 エントリーシートは「将来の夢(就職活動の軸)」に対する「過去編」「現在編」「未来編」を述べる、 「『将来の夢』実現ストーリー」です。「学生時代頑張ったこと」はその「過去編」にあたります。

 「学生時代頑張ったこと」を書くには前提として自己分析を行って就職活動の軸を導く必要があります。

 

「学生時代頑張ったこと」でアピールするポイント

 「学生時代頑張ったこと」は「『将来の夢』実現ストーリー」の「過去編」です。 ということは、「将来の夢のためにこれまでやってきたこと」を書く必要があります。

 アピールするべきことは「将来の夢に対してどれだけ本気で取り組んできたか」ということです。

 そして副次的に「目標を立てて取り組める」という「主体性」や「実行力」、 「目的のため適切に手段を選べる」という「決断力」や「戦略思考」が評価されます。

 上記のことを意識しないで「なんとなく」で回答してしまった人は、書類選考落ちになるか、 面接で厳しく突っ込まれ、落とされます。そのような失敗例をいくつも見てきました。

 例えば「コンビニアルバイトを頑張った」というエピソードでは、 「バイトリーダーをした」「売上を増やした」「利益率を高めた」などと華々しい経験が語られますが、 面接官に「なんでそれを頑張ろうと思ったの?」と聞かれて答えられず、落ちていく人を大勢みてきました。

 副次的なアピールポイントである「主体性」「実行力」「決断力」「戦略思考」といったものがアピールできても、 「なぜそれを頑張ったのか」の理由である「就職活動の軸」がなければ、意味がないのです。

 「就職活動の軸」は就活用語で「将来の夢」のことですが、次はなぜ「将来の夢」が重要なのかを解説します。

 

なぜ将来の夢が重要なのか

 なぜ「将来の夢」が重要なのでしょうか。

 それは、会社は学生の「未来」に投資し、バリバリ活躍して、会社を引っ張っていってくれる幹部候補生として採用するからです。

 誰でも「嫌いなこと」には身が入らないと思います。いくらお金をもらっても嫌いなことは嫌いです。 ヒカキンが動画投稿で10億円を稼いでいるといっても、同じことをやろうと思う人はごく少数です。 なぜなら、みんな動画投稿が好きなわけではないからです。

 イチローも、ライトノベル作家の松智洋氏(『迷い猫オーバーラン』や『パパのいうことを聞きなさい』等)もそうです。 野球が好きすぎて猛練習を「努力」だと思っていない、執筆が好きすぎて執筆の気晴らしに執筆する。 仕事が本気の趣味である人こそ企業がほしがる人材なのです。

 そして古くは孫子の兵法書にも、「上も下も同じ志」であればあるほど、目的に向かって一緒に努力し、 成功へと導いてくれると書かれています。企業が採用すべき人物像は、 「会社の経営理念・ビジョン・社風と同じ志を持つ就活生」なのです。

 面接官が「なんでそれを頑張ろうと思ったの?」としつこく問うのは、 あなたの「就職活動の軸」と会社の「経営理念・ビジョン・社風」を比較して、 どれくらい一致しているかを見極めたいからです。

 「本当の願望」こそが個性をアピールするのに最適であり、 それを「会社のビジネス」「会社の経営理念・ビジョン・社風」に結び付けられたら、 「志を同じくした就活生」だと、会社は判断します。

 これについては「新卒採用」は「将来の夢採用」でも解説していますので、 参照してみてください。

 この「将来の夢」のことを就活用語で「就職活動の軸」と言います。 まだ就職活動の軸をつくっていない場合は、次のページで自己分析をして早速つくりましょう。

→自己分析をする

 

ESの流れを意識する

 エントリーシートは「将来の夢」に対する「過去編」「現在編」「未来編」を述べる、「『将来の夢』実現ストーリー」です。

 そして、エントリーシートは「将来の夢を実現するために貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。 「学生時代頑張ったこと」はこの結論に持っていくための「過去編」であることを意識して書きましょう。

 ちなみに「現在編」は「長所と短所」で、「夢の実現」に対する現状認識を問われ、 「未来編」は「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」で、 どうやって「夢の実現」をするかという今後の計画を問われます。

 「学生時代頑張ったこと…うーん、ボランティア!」「長所…うーん、好奇心旺盛なところ!」「短所…うーん、めんどくさがりなところ!」 「志望動機…うーん、貴社がシェアNo.1だから!」などとそれぞれのお題を独立して適当に答えてしまってはいけません。

 エントリーシートは、「『将来の夢』実現ストーリー」としてすべてのお題に連動して答えなければなりません

 これについては「受かるエントリーシートの書き方と回答例」で詳しく解説していますので、 そちらも参照してください。

 「学生時代頑張ったこと」で重要なのは、夢への通過点であるということです。 つまりは完結してはいけないということです。 例えば資格取得を頑張った場合、「資格を取れました」で終わってはいけないのです。

 「学生時代頑張ったこと」は、将来の夢を実現するための手段であって、目的ではありません。 頑張った結果目標を達成して、その後どうするのかまで書かなければならないのです。

 

「学生時代頑張ったことがない」場合の対策

 「学生時代頑張ったことがない」と悩む就活生は多いです。 しかし、実はどんな人でも書けます

 「学生時代頑張ったことがない」というのは思い込みに過ぎません。 「頑張ったことがない」のではなく「頑張ったことがないつもり」になっているだけではないでしょうか。

 上でも述べたイチロー選手や松智洋氏のように、本当に好きなものについては「仕事を仕事だと思っていない」という特徴があります。 好きでやっていることなのですから、ツライわけがありません。 しかし、周りからみればそれは「頑張っている」ように見えるものです。

 あるいは「勉強やサークルみたいな人並みのエピソードしかない」 「部活のサークルもやっていなかったからネタがない」「だからガクチカに書けるネタがない」 と、自分を過小評価しているのではないでしょうか。

 「勉強」や「サークル」はネタとして弱いとよく言われますが、勉強やサークルがダメなわけではありません。 ダメだと言われるのは、「なぜ頑張ったのか」をうまく言えなかった人たちが失敗してきたからです。

 「単位が取れるように」「その道の専門家になれるように」「学生時代は勉強を頑張った」 というのでは確かに、大学生なら当然のことであり、面接官もあきれてしまうでしょう。

 ですが、例えば「家から出たくない」「何もしたくない」といった後ろ向きな願望でさえ、 前向きな「就職活動の軸」に変換できてしまいます(自己分析を参照)。

 「家から出たくない」「何もしたくない」ためにやったことは誰にでもあると思います。 例えば「勉強を頑張った理由」を、「卒業するため」ではなく「『何もしない』ため」としてみると、一気に面白いガクチカになります。

 私は「何もしたくない」という理想を実現するために、経営学を究めることに没頭しました。 具体的には大学の図書館にあるビジネス書300冊を読み尽くすことを頑張りました。

 最初はすぐに疲れてしまい、1冊を読み終えるのに1ヶ月もかかるということもありました。 そこで集中力をコントロールするため、ビジネス書と交互に経営者のエピソード本を読むことにしました。 エピソード本は小説のようにまとめられていてリラックスして読むことができます。

 精神力のいるビジネス書とリラックスできるエピソード本を組み合わせることで 「集中する時間」と「リラックスする時間」を意識的にコントロールし、効率よく本が読めるようになりました。 その結果、これまでに300冊すべてを読み終えることができました。

 この活動で得た知識をもとにストックビジネスを行い、安定着実な収益を確保し、 「稼げる仕組み」をつくっていきたいと思っています。

 大学生が頑張るのは勉強だけではありません。 大学に入学したら「友達作り」を頑張り、毎朝遅刻しないように「早起き」を頑張り、 飲み会の幹事を頑張り、飲み会続きで太ってしまったら「ダイエット」を頑張り・・・

 ネタはいくらでもあり、もっともらしい理由をつければ説得力のあるガクチカになるのです。

 これでもう「学生時代頑張ったことがない」と悩む必要はありませんね。 次に「学生時代頑張ったこと」の例を挙げますので、該当するものがないか確認してみてください。

 

学生時代頑張ったことの例

 「学生時代頑張ったこと」の例を、「将来の夢」別に紹介します。

  • 「モテたい」という「将来の夢」の場合
  •  
    • センス磨き
    • コミュニケーション
    • サークル活動
    • ボランティア活動
    • 飲み会
    • ナンパ
  • ゲームが好き→「高い目標を達成したい」という「将来の夢」の場合
    • 部活
    • サークル活動
    • ボランティア活動
    • アルバイト
    • 研究
    • 資格試験の勉強
    • 大学の勉強
    • 海外留学
  • 「認められたい」という「将来の夢」の場合
    • 部活
    • サークル活動
    • ボランティア活動
    • アルバイト
    • 研究
    • 資格試験の勉強
  • 「人の役に立ちたい」という「将来の夢」の場合
    • ボランティア活動
    • アルバイト
    • 飲み会の幹事
    • TA
    • 後輩の世話
  • 「影響力を持ちたい」という「将来の夢」の場合
    • 部活の部長
    • サークル運営
    • ゼミの運営
    • 飲み会の幹事
    • バイトリーダー
    • webサイトの運営
    • SNSで「バズる」
  • 「家から出たくない」→「外でも家と同じレベルの安全と快適を実現したい」という「将来の夢」の場合
    • 接客系のアルバイト
    • 旅行
    • ホテル巡り
  • 「何もしたくない」という「将来の夢」の場合
    • ビジネスの研究
    • AIや自動化の研究
    • プログラミング
    • 家電巡り

 「学生時代頑張ったこと」のネタはなんでもいいのです。 勉強でも、部活でも、サークルでもいいのです。 むしろ自分が好きで勝手にやっていたことを「頑張った」と言えば良いのです。

 よく「自己PRは学業やアルバイト、研究はダメで、ボランティアやサークルがよい」という人がいますが、そうではありません。 目的と結果がしっかりしていれば、学業でもアルバイトでも、ダーツでもビリヤードでもいいのです。

 先ほども述べましたが、ガクチカで失敗するのは「なぜそれを頑張ったのか」という視点が抜けていた場合です。 「ボランティアを頑張った」・・・で終わってしまっては「心がきれいなんだね」で終わってしまいます。 なぜボランティアを頑張ったのか、ボランティアを通じて実現したい夢を、この会社で叶えられるのかなど考えていかなければなりません。

 

「学生時代頑張ったこと」の書き方(アルバイト編)

 学生時代頑張ったことのESへの書き方を解説します。

 論理的で説得力のあるエントリーシートにするには、「目的」と「結果」を中心に、 就活の大前提である「将来の夢」と、結果を導く「手段」の4つの要素を組み込まなければなりません。

 「なぜそれを頑張ったのか」「どんな目標を立てたのか」「具体的にどういう手段で何をしたのか」「何を得ることができたのか」の4つを意識して書きましょう。

 まずは、「家から出たくない」という願望から導いた「外でも家と同じレベルの安全と快適を実現したい」 という「将来の夢」にもとづき「アルバイトを頑張った」場合の書き方を解説します。

 

「なぜそれを頑張ったのか」

 これは「外でも家と同じレベルの安全と快適を実現したい」からですね。 これが「就職活動の軸」であり、あなたの「将来の夢」です。 エントリーシートはこの「就職活動の軸」に沿って書いていくことになります。

 「夢のためにアルバイトを頑張りました」だけでは説得力に乏しいですので、 「アルバイト」で「夢のためにやったエピソード」を探してきましょう。

 例えば、「雨の日にお客さんが転ぶのに心を痛めた」思い出があったとします。 これは「安全と快適」に反する出来事で、どうにかしてお客さんが転ばないようにしたいと思いました。

 このエピソードから、「安全と快適を実現するために」「雨の日にお客さんが転ぶ問題を解決するのを頑張った」と書くことにしましょう。

 

「どんな目標を立てたのか」

 「雨の日にお客さんが転ぶ問題を解決するのを頑張った」というだけではまだ説得力が足りません。

 ガクチカは会社に対してアピールします。会社は常に「数値目標」を追いかけて、 去年の売上高、去年の営業利益を1円でも上回るために努力しています。 「数値目標」を組み込むことで、人事の心に響きます

 ここで、「雨の日に転ぶお客さんをゼロにする」という高い目標を立てました。

 必ずしもゼロである必要はなく、30%減、50%減、売上なら10%増、20%増などでもいいのですが、 その数値を目標とした理由がハッキリ言えるのも、会議などで必要な能力です。 「転ぶお客さんを10%減しましょう!」などと会議で発言したら、「なんで10%なの?」と聞かれてしまうでしょう。

 そこで、今回は最も説得力のある「ゼロ」にこだわります。

 

「具体的にどういう手段で何をしたのか」

 ここで「目的」に対して「手段」を考えて「実行する」という、「主体性」「実行力」「戦略思考」をアピールします。

 「主体性」は会社が抱える大きな課題の1つで、人事部では常に若手社員に「主体性」を持たせることに四苦八苦しています。 「上から降ってきた仕事をこなす」だけでなく、職場や仕事についての問題点を発見して、 どうやってそれを解決するかを考えて上司に提案してほしいのです。

 ですから、「ガクチカ」を「他人にやらされたこと」で書いてしまったらサイアクです。 逆に言えば、「自分で考えて取り組んだ」のであれば人事の喜ぶエピソードになります。

 「雨の日にお客さんが転ぶ問題」では、「床がツルツルすぎる」ところと、 「お客さんが早歩きで店内を歩き回る」ところに原因があると発見しました。

 そこで「あえてポリッシャー掛けをしない」「モップ掛けで水分をとる」「カゴや箱を配置して早歩きを妨害する」 という解決策を思いついて、実行します。

 

「何を得ることができたのか」

 当然、「目標を達成した」と言えるのがベストです。 「雨の日にお客さんが転ぶ問題」では「転ぶお客さんがゼロになった」と言えるのが一番良いですね。 しかし、目標未達でも、学びがあれば許されます

 毎年増収増益を重ねている会社であっても、目標未達の月はあります。 仕事には波があり、「いつでも必ず目標を達成できる」なんてミラクルは起きません。 そのことを会社の人事もよくわかっています。

 実際に就職すると、「目標」と「手段」を考えるのは課長クラスの仕事です。 新入社員になる予定の就活生が「確実に目標を達成できる」ことにはたいした意味はなく、 むしろ「活動から学んで次に役立てる」という「向上心」こそが重要なのです。

 ですから、活動の中で目標とは別に、「副次的な学び」があったと述べると、人事の心に響きます。

 ここでは「転倒注意の看板を立てても効果がなかった」ことから、 「お客さんの注意に頼らず、そもそも転ばない仕組みをつくる重要性を知った」と書きましょう。 これをビジネス用語っぽく言えば「原因他人論」「原因自分論」です。

 

「学生時代頑張ったこと」の回答例(アルバイト編)

 上記をまとめてみましょう。

 コンビニのアルバイトで、「雨の日に転ぶお客さんをゼロにする」ことを頑張りました。 「安全と快適」を極めたい私にとって、放っておける問題ではありませんでした。

 転ぶのは、「床がきれいすぎる」ことと「お客さんが早足で歩く」ことに原因がありました。 しかし、転倒注意の看板を立てても効果がありません。また、お客さんに気を遣わせている時点で、「安全と快適」とかけ離れています。 そもそも「転ばない仕組み」をつくらなければなりませんでした。

 コンビニではモップ掛けとポリッシャー掛けで掃除をします。 このポリッシャー掛けで床がツルツルになりすぎて、雨の日に滑って転ぶのです。 そこで、「雨の日はあえてポリッシャー掛けをしない」「モップ掛けを増やして水分をとる」という対策をとりました。

 また、店内を早足で歩けないように「買い物かごや補充用品の箱を配置する」という対策もとりました。 この結果、「雨の日に転ぶお客さんがゼロ」になりました。

 この活動で、「安全と快適」は原因他人論で注意を促すのではなく、 原因自分論で仕組みをつくる重要性を知ることができました。

 

「学生時代頑張ったこと」の書き方(英語の勉強編)

 もう一つ書き方を解説します。 今度は「まだ就職活動の軸を考えていない」場合の書き方です。

 本来、自己分析をして先に就職活動の軸を考えておくのが原則です。 しかし、思いつかない場合は「学生時代頑張ったこと」から「就職活動の軸」を逆算する方法もあります。 今回は「英語の勉強を頑張った」ことを例にして解説します。

 

なぜ頑張ったのか

 「なぜ頑張ったのか」は就職活動の軸を理由にするのが原則です。 しかし、思いつかない場合は、「学生時代頑張ったこと」をつくってから、 逆算して「なぜ頑張ったのか」を作ればよいのです。

 今回は就活の軸が思いつかなかった場合を想定し、 「なぜ頑張ったのか」をいったん飛ばします。

 

どんな目標を立てたのか

 「どんな目標を立てたのか」と言われると、当初は目標など立てていなかったでしょう。 だからといって「目標はありませんでした」という必要はありません。 達成できたことを「目標だったこと」にすればいいのです。

 「英語力をつけるため」「英語で仕事をするため」では不十分です。英語力がついたこと、英語で仕事ができると判断する根拠を示さなければなりません。

 例えば「海外旅行で外国人の友達を作る」「辞書なしで海外旅行を終える」だとわかりやすい目標です。 ここでは後者を採用しましょう。

 

具体的にどういう手段で何をしたのか

 具体的にどういう手段で何をして、英語を勉強したのかを書きます。 毎日CNNのニュースを見続けた、英語のサイトを巡回した、単語を覚えた、歌詞カードを見ながら洋楽を聴いた等、手段は多れば多いほうがいいです。 どれだけ本気で英語の勉強をしたのかをここでは書きます。

 ガクチカが学問系ならば

  • 教授とアポイントをとって質問をした
  • 友人と自主ゼミを行った
  • 他大学と交流した
  • 留学をした
  • 資格を取得した
  • フィールドワークを行った
 などが具体的に頑張ったことと言えますね。

 

なぜ頑張ったのか

 いったん飛ばした「なぜ頑張ったのか」に戻ります。就活の軸が思いつかない場合は、 ここで就活の軸を考えましょう。

 「なぜ頑張ったのか」も「辞書なしで海外旅行を終えた」に付け足すだけでOKです。 なぜそれが目標になったのか。

 「私は地方出身で、東京に初めて出てきたとき、あまりにも広すぎる東京に驚きました。 自分の地元がどんなに狭く、未発達かを痛感しました。今となっては東京に飽き足らず、 世界中を知り尽くしたいと思うようになりました。」

 「しかし、東京に出る場合と異なり、世界に出ていくには言語の壁があります。 そこでまず、世界共通言語である英語を学び、日本を出ても日常会話ができるようになりたいと思いました。 そのため、辞書なしで海外旅行を終えるという目標を立て、英語の勉強を頑張りました。」

 ここでは、就職活動の軸は「世界中を知り尽くしたい」であり、「世界に出ていけるように英語の学習を頑張った」という、 筋の通った自己PRになります。

 ここで注意しておかなければならないのは、「誰かに言われたからやりました」ではいけないということです。 「テレビで英語を勉強しろと言っていたから」「新聞にそう書いてあったから」では説得力がなくなります。 自分で考えて、自分で思いついて行動したのでなければなりません。

 

何を得ることができたのか

 「何を得たのか」に移ります。 もちろん当初立てた目標である「辞書なしで海外旅行を終える」という結果を導かなければなりません。 しかし、得られたのはそれだけではないと思います。

「英語の勉強を通じてTOEICで○○点を取ることができた」 「勉強が習慣化して今では難なく英語のニュース記事が読めるようになった」 「Facebook等で外国人と英語でやりとりをしている」等、目標を達する過程で生まれた副産物を書きます。

 ここでもあいまいな表現ではなく数値化できるとなお良いです。 例えば英語のニュース記事なら、「最初は1つの記事を読むのに15分かかっていたが、今では5分で読めるようになった」 といった具合です。

 また、「学んだ」「実感した」といったものでも良いのです。 意識の変化は、自身の成長です。

 

「学生時代頑張ったこと」の回答例(英語の勉強編)

 「英語を頑張った」場合の例文をまとめてみましょう。

 私は地方出身で、東京に初めて出てきたとき、あまりにも広すぎる東京に驚きました。 自分の地元がどんなに狭く、未発達かを痛感しました。今となっては東京に飽き足らず、 世界中を知り尽くしたいと思うようになりました。

 しかし、東京に出る場合と異なり、世界に出ていくには言語の壁があります。 そこでまず、世界共通言語である英語を学び、日本を出ても日常会話ができるようになりたいと思いました。 そのため、辞書なしで海外旅行を終えるという目標を立て、英語の勉強を頑張りました。

 具体的には毎日CNNニュースを見続け、英語のサイトを巡回し、単語の暗記をし、歌詞カードを見ながら洋楽を聴いたりしました。 またブログ等で英語でコメントをする、英語で通話をするなど、英語のインプットとアウトプットを練習しました。

 そして海外旅行でイタリアへ行きました。ドバイの空港内でイギリス人と談笑しました。ホテルの予約で間違いを犯したのですが、 ホテルマンと交渉し部屋を変えてもらうこともできました。 他の観光客に道を尋ねられましたが、行き方を説明することもできました。目標であった、辞書なしで海外旅行を終えることができました。

 今回の旅行では様々な英語を聴くことができましたが、お世辞にも発音がうまいとは思えない外国人もたくさんいました。 私も発音には自信がなかったのですが、それでも会話は通じました。世界共通語としての英語の便利さを実感しただけでなく、 自信を持って話せば通じるということも学びました。

 

「学生時代頑張ったこと」を書き終わったら

 「学生時代頑張ったこと」を書き終わったら、もう一度就職活動の軸に沿っているか確認しましょう。 つまりは、この活動が将来の夢の実現のために必要だったかを考え直すのです。 そして、この活動で将来の夢の実現に近づいたのかも考えましょう。

 要は「就職活動の軸」の視点で「学生時代頑張ったこと」を添削するということです。 これについては、エントリーシートを自分で添削する方法で詳しく解説しています。 「学生時代頑張ったこと」は一度作ってしまえばどこの会社にもコピペで提出できますから、 一発がっつり作りこんでおきましょう。

 さて、ここで問題は、志望する業界で実際どんなエントリーシートが合格しているのかわからないということです。 確かにMY就活ネットで公開している「書き方」は企業の要求する水準を満たしています。 しかし、実際に内定をもらったガクチカを見てみたいと思うのが人情だと思います。

 また、「Unistyle」では、 一流企業に内定をもらった人のガクチカの書き方をまとめた資料を無料配布しています。 私も読んでみましたが、書き方の重要なエッセンスが詰まっていて、 穴埋め式で「学生時代頑張ったこと」を完成させることができます。

 このように様々な視点でガクチカを見直し、修正を加えていくと、完成度はより一層高まります。 ぜひダウンロードしておきましょう。

 そして、添削が終わったら次は「長所と短所」を考えます。 長所と短所は、エントリーシートでアピールする「過去」「現在」「未来」のうち、「現在」にあたります。

 「学生時代頑張ったこと」が「将来の夢の実現のためにしてきた活動」を書くのに対し、 「長所と短所」では「将来の夢の実現に対する現状の自分の分析」というわけです。 意外と長所と短所は重要な項目なのです。

 そしてこれも、どの会社のエントリーシートでも書かされることです。 学生時代頑張ったことと同時に、長所と短所についてもしっかり考えておきましょう。

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