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【内定先の評判が悪い】口コミの真偽と正しい判断軸とは?

 内定後に企業の悪評を見つけ、不安になる就活生は少なくありません。 ネットの口コミは参考になりますが、鵜呑みには要注意。本記事では、口コミの信頼性や見分け方、内定先との向き合い方について具体的に解説します。



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内定先の評判が悪いことで感じる3つの悩み

 内定先の評判が悪いことで、大きな不安を感じてしまいがちです。 主な悩みは以下の3つに分類できます。

 

1. ブラック企業かもしれないという不安

 ネットで検索すると、残業が多いパワハラがあるなどのネガティブな口コミが目に入り、 自分が入社しようとしている企業が本当に大丈夫なのか、不安に感じてしまいます。

筆者の実体験

 私の勤めていた会社を検索してみたところ、「病気になって会社に見捨てられた」という口コミがありました。 延々と悪口が連ねられていたのですが、会社には実は「病気用の有給休暇」や「傷病見舞金」の制度があり、 最長2年間、給料をもらいながら休める体制が整っていました。病気に対して非常に恵まれていたと思います。

 「イヤな社員」こそいたものの、評判の悪い社員は社内通報制度で管理職を下ろされたり、 僻地に飛ばされるなどパワハラの対策も行き届いていたと思います。

 私の同期にはオンラインゲームにドはまりして無断欠勤を繰り返す不良社員がいたのですが、 結局自分で退職を申し出るまでクビになりませんでした。 以上のように、かなりホワイト企業なのですが、口コミを読むといかにもブラック企業かのように書かれてしまっています。

 

2. 辞退すべきかどうか判断できない

 せっかくもらった内定を手放すことに迷いが生じるのは当然です。 選考中の企業が他にない場合、特に判断が難しくなります。

 

3. 口コミが悪くても本当か分からない

 ネット上には多くの口コミが存在しますが、それが事実なのか、それとも個人的な感情によるものなのかを判断するのは簡単ではありません。

 こうした悩みを抱えるのは自然なことですが、大切なのは、次の3点です。

 次の章では、口コミの信頼性を見分けるための具体的な方法をご紹介します。

 

就活の口コミはあてにならない

 「口コミはあてにならない」と感じる就活生は少なくありません。 実際、多くの口コミサイトには便利な面と同時に注意すべき点も存在します。 ここでは、代表的な就活口コミサイトの特徴と、口コミ情報の落とし穴について解説します。

 

よく使われる口コミサイトの特徴と注意点

注意点1口コミは主観に過ぎない

 口コミが主観である点は要注意です。 たとえば、私が退職を決意した理由は「仕事量が少なく退屈すぎる」ことでしたが、 人によっては「残業も休日出勤もない天国」のように感じるでしょう。

 

口コミが偏りやすい理由

注意点2口コミを書くのは転職希望者

 口コミは「不満を持つ人の方が書き込みやすい」という傾向があります。 満足している人ほど投稿しないため、評価がネガティブに偏る傾向があります。 また、感情的な内容や一部の体験が全体像のように語られることも少なくありません。

 実際、口コミサイトは転職を希望する人が書き込むものです。 私の勤めていた会社でも「残業が多すぎる」「怖い人が多い」などと書き込まれていますが、 私はそうは思いませんでした

 逆に、メーカートップクラスの年収・年間休日でありながら星3つしかついていないのが不思議です。

 

サクラや誤情報、古い口コミのリスク

注意点3改善前の口コミが残っている

 特に「古い情報」には注意が必要です。

 たとえば建設業界では、近年「女性の働きやすさの向上」「転勤手当の拡充」「ベースアップの実施」など、働く環境の改善が進んでいます。 しかし、数年前の口コミには悪い評価が目立ち、現在の実情とはかけ離れていることもあります。

 実際、私が以前勤めていた会社でも現場職の待遇が継続的に改善され、ボーナスは当時の約2倍にまで増額されました。 ところが、ネット上にはいまだに「給料が悪い」といった古い口コミが残っており、それだけを信じると判断を誤る恐れがあります。

 口コミを見る際は、投稿日時にも注目し、最新の情報かどうかを確認することが大切です。

 

信頼できる企業情報の見極め方【チェックリスト付】

 ネットの口コミだけで企業を判断するのは危険です。 正確な判断を下すためには、さまざまな角度から情報を集め、冷静に比較・検討することが重要です。 以下のチェックリストを活用して、自分にとって信頼できる企業かどうかを見極めましょう。

 

チェック①:複数の口コミを比較する(年代・職種の違いに注目)

ポイント部署による

 口コミを読む際は、1件だけで判断せず、複数の時期・職種・部署の口コミを見比べることが大切です。 たとえば営業職と技術職では働き方が大きく異なる場合があり、年代によって評価の内容も変わります。

 たとえば、建設業界では現場は転勤地獄ですが、設計や営業などはあまり転勤がありません。 また、残業は人によります。「残業が多すぎる」という口コミに違和感を覚えたのは、 私のいた部署では「残業がほぼゼロ」だったからです。

 

チェック②:企業のIR情報・業績・離職率を見る

ポイントデータを重視する

 上場企業であれば、IR資料(投資家向け情報)や決算情報を見ることで、経営状況や成長性がわかります。 また、離職率や平均勤続年数などのデータも、職場環境を客観的に把握する指標になります。

 社会人でも決算書類が読めない人は非常に多く、「将来性がない」などと口コミを書いてしまいがちです。 ですが、簿記の資格をとって決算書類を読んでみると、利益率の高い優良企業だと判明したり、 就職四季報を読んでみると、業界屈指の高待遇なことが判明したりします。

 

チェック③:現役社員・OB訪問・インターン経験の情報を活用

ポイント良い情報も集める

 現場で働く人の生の声は、口コミよりも信頼性の高い情報源です。 OB・OG訪問やインターンシップでの体験談などを通して、自分の目で「リアルな職場環境」を確認することが大切です。

 口コミは「転職希望者」が書くものですが、インターンで出会う社員はおよそ「今の仕事が楽しいと感じている人」です。 「悪い情報」だけでなく「良い情報」も集めましょう。

【OB・OG訪問】で内定をつかみとる!やり方と優良質問集

 

チェック④:説明会や面接での雰囲気に一貫性があるか確認

ポイント直観は当たる

 会社説明会や面接の場で感じた雰囲気にも注目しましょう。 話す内容や態度に一貫性があるか、社員同士の関係性が自然かどうかなども、職場の実情を読み解くヒントになります。

 特に「会社説明会の雰囲気」は社内の雰囲気に直結します。 私はある高速道路会社の説明会を「暗い」と感じて応募をやめたのですが、就職後にその会社と関わることがありました。 実際に雰囲気は暗く、土曜日でも深夜残業が当たり前の激務のようでした。

 入社した会社の説明会は「落ち着いた温厚な雰囲気」でしたが、実際に入社してみるとやはり「温厚な社員」が多かったです。

 このように、実際に肌で感じた雰囲気は大切にしてください。

 

「評判悪い内定先」とどう向き合うべきか|3つの判断軸

 ネットの評判が悪い企業に内定してしまったとき、多くの就活生が「辞退すべきか、それとも入社してみるべきか」と迷います。 その判断をより納得のいくものにするためには、自分なりの基準で企業と向き合うことが大切です。ここでは、迷ったときに考えるべき3つの判断軸を紹介します。

 

判断軸①:自分が何を優先したいか

 まず考えたいのは、「自分にとって何が一番大切か」ということです。たとえば、

 自分の軸が明確であれば、多少の悪評があっても納得して選ぶことができます。

 たとえば「年収」にこだわるのであれば、残業は年収アップのチャンスです。 残業があるのとないのでは年間60~100万円の差にもなりますが、もし年収重視なら「残業が多すぎる」のはむしろ喜ばしいことです。

 

判断軸②:他の内定先や選考状況との比較

 今ある内定が「唯一」ではない場合、他の選択肢と比較することで見えてくることがあります。 内定を複数持っている場合は、条件や企業文化、将来性などを比較しましょう。 また、現在も選考中の企業がある場合は、そちらの進展を待つという選択肢もあります。

 

判断軸③:自分のキャリアにおける「通過点」として見られるか

 たとえ悪評のある企業であっても、自分のキャリアを広げるステップになるかどうかという視点で見ることも重要です。 経験を積む「最初の土台」として有効であれば、数年後に転職・キャリアアップする前提で入社するという判断もあります。

 「悪い評判」だけで即決せず、自分にとってのメリットや目的を明確にしたうえで、冷静に判断することが後悔のない就職につながります。

 私の場合、不動産投資によるアーリーリタイヤを目指していたのですが、 「建設業界の知識を得られたこと」「年収500万円の源泉徴収票が得られたこと」は大いに役立ちました。 このように就職のその先を考えてみるのもよいでしょう。

 

【まとめ】不安なのは当然。でも「評判」に負けずに選ぼう

 就活中、「内定先の評判が悪い」と知って不安になるのはごく自然なことです。 しかし、その口コミがすべて正しいとは限らず、むしろ受け取り方を間違えると、自分に合った企業とのご縁を逃してしまうこともあります。

 本記事では、

 という3つのポイントをお伝えしました。

 不安なときこそ、焦らず丁寧に情報を整理し、自分の未来にとって最も納得できる選択をしていきましょう。 企業の評判に振り回されず、「自分で選んだ」と胸を張れる進路を見つけてください。

 それでも不安な場合は、スカウト型就活サイトを利用してみるのがおすすめです。 私もいくつかスカウトサイトを利用していますが、たくさんの企業と比較してみると、 自分の会社が恵まれていることに気づかされました。

 もし「もっといい企業」が見つかれば儲けものですし、自分の判断の納得感を高めることができます。

 次の関連記事では「大手志望」の新卒向けに、おすすめの就活サイトをランキング形式で紹介しています。 どれも完全無料ですから、不安を払しょくするためにも、ぜひ利用してみてください。

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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