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【OB・OG訪問】で内定をつかみとる!やり方と優良質問集

 OB訪問は内定を引き寄せる絶大な効果があります。 就活生40万人のうち、25%にあたる10万人が行っていると言われますが、具体的にどんな効果を発揮するのか、どうすれば内定に直結させられるかについて解説します。



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OB訪問の内定への絶大な効果

 OB訪問は、内定獲得に非常に効果的な手段です。 会社説明会やリクルーター面接と比べても、自ら積極的に連絡を取り訪問する姿勢は、企業に対する熱意の大きなアピールになります。

 さらに、実際に働く社員から話を聞くことで、

 といった情報を得ることができ、より説得力のある志望動機の作成にもつながります。

 

OB訪問で得られる具体的なメリット

 OB訪問では、次のような実践的なサポートも期待できます。

 特にエントリーシートは、自分では完成度が高いと思っていても、OB・OGの第三者視点で添削を受けることで質が一気に向上します。

 さらに、OBから人事に「OB訪問に来た〇〇さん」として印象が伝われば、エントリーシートが丁寧に読まれる可能性も高まります。

 

裏ルートにもつながるチャンス

 OB訪問での好印象が人事部に伝わると、 「ぜひ一緒に働きたい」という声が上がり、裏ルート的な評価枠に乗る可能性もあります。

 特に志望度が高い企業であればあるほど、OB訪問は内定に直結する重要な手段となります。

 実際、総合商社など一部の企業では、OB訪問が事実上「必須」となっている場合もあります。

 

注意すべき点:熱意アピールだけではNG

 ただし、目的が曖昧なまま「熱意アピールのためだけ」にOB訪問をするのは逆効果です。

 OB・OGも業務で忙しく、暇ではありません。 聞きたいことや目的もなく、ただ「会いたい」だけでは、低評価を受ける可能性もあり、人事部にネガティブな報告がされることもあります。

 

OB訪問の本来の目的とは

 就職活動は「内定が欲しいから」だけではなく、 自分の将来の夢を実現するために、自分に合った企業を見極めることが目的です。

 OB訪問は、その会社が自分に本当に合っているかを見極める貴重なチャンス。 真剣に質問を準備し、有意義な時間にするよう心がけましょう。

 

OB訪問はどの会社でもできるわけではない

 会社によってはOB訪問を公式に募集している場合もありますが、多くは非公式です。 中には「OB訪問は受け付けていません」と明言している企業もあるため、事前の確認は必須です。

 

OB訪問のやり方

 OB訪問のやり方は、次の手順を踏みます。

 

STEP1:OBの探し方

大学の就職課を活用する

 大学の就職課では「卒業生の就職先リスト」や「会社別名簿」を閲覧できます。 志望企業を伝え、該当するOBを数名ピックアップしましょう。

OBの情報が得られなかった場合

 個人情報保護の関係で大学が教えてくれない場合は、直接企業の人事部に問い合わせる方法もあります。

 

STEP2:アポイントを取る

 メールや手紙は届かないことも多いため、会社に電話するのが確実です。 勇気がいりますが、思い切って連絡しましょう。

<OBの氏名がわかっている場合>

「〇〇大学の××と申します。就職活動中で、御社を志望しております。 令和〇〇年度に入社された△△様が同じ大学の出身者であると伺いました。 OB訪問をさせていただきたく、お電話させていただきました。 ご対応いただけるかお伺いできますでしょうか?」

<OBの氏名がわからない場合>

「〇〇大学の××と申します。御社を志望しており、OB訪問のお願いでご連絡しました。 大学では個人情報保護のため卒業生を教えていただけず、直接ご相談させていただきました。 OB訪問は受け付けていらっしゃいますでしょうか?」

電話のマナー8選!|この例文を見ながらかけよう

 

STEP3:必ず人事部を通す

 OBの連絡先を入手しても、直接個人に連絡するのはマナー違反です。OB訪問は必ず人事部を通して調整してもらうようにしましょう。

 

STEP4:アポイント時のポイント

訪問時間の希望を伝える

 例:「○月○日の午後にお時間いただけないでしょうか」

訪問内容の事前連絡

 例:「御社での働き方やキャリアパスについて伺いたいと考えています」

→相手も準備ができるよう、聞きたいことを伝えておくのが親切です。

 

STEP5:訪問時間とマナー

 所要時間:30分~1時間(希望時間を聞かれたら「1時間」でOK)

時間帯の目安

避けたい時間帯

 

内定を引き寄せる!OB訪問での質問

 OB訪問のおすすめ質問を紹介します。

 ここでは特におすすめの質問をピックアップしましたが、質問は15個ほど準備が必要です。 次の関連記事は「リクルーター面接」のものですが、その内容はOB訪問と変わりません。 質問を多数紹介していますので、こちらもぜひ参照してみてください。

 

エントリーシートを書いたのですが、見ていただけますか?

 OB訪問の際に最もおすすめしたい質問が、エントリーシート(ES)の添削依頼です。 OBは現役の社会人。ビジネス文書に慣れており、言葉遣いや伝え方、アピールポイントの整理において非常に的確なアドバイスをくれます。

 就活経験者として、企業目線での評価ポイントを教えてくれることもあります。

 そこで、予め以下の4点について自分の考えを整理しておきましょう。

 

御社はどのような社会を実現しようとしているのでしょうか?

 この質問は、会社が描く「将来のビジョン」や「存在意義」を知るための、極めて重要な質問です。 MY就活ネットでは就職活動を「将来の夢探し」と位置づけていますが、ここでは「会社の夢(=目指す社会像)」を問います。

 この質問では、会社の目指す方向と、自分の夢や価値観が一致しているかを確認します。 一致していれば「ここで働きたい」という動機にも説得力が増します。不一致なら、長期的にはミスマッチにつながる可能性が高いです。

 社員がこの質問に答えられない場合は要注意です。 明確なビジョンを共有できていない職場では、ただ「仕事をこなすだけ」になりがちで、 部署間の意思疎通や働くモチベーションにも悪影響を与えることがあります。

 

会社(部署)にはどんな人が多いですか?

 こちらもミスマッチを防止するのに役立つ質問です。

 例えば就活の軸が「交通事故ゼロ」であれば、会社には「交通事故ゼロを目指す人」が多いとミスマッチの可能性が低くなります。 この質問をすることで、自分に合った会社かどうかを判断します。

 

仕事ではどういうときにやりがいを感じますか?

 こちらもミスマッチ防止の質問です。

 仕事でやりがいを感じる瞬間、つまり最も達成感を味わえる瞬間を聞き出すことで、 それに自分がワクワクできるかどうかを判断します。もし、興味が湧かなければミスマッチが起きる可能性が高いです。

 

会社の強みを教えてください

 こちらは志望動機の作成に役立てます。

 志望動機については、面接で「同業他社との比較」が問われます。 ですが、「事業内容」だけでは他社も同じことをしていますから、差別化ができません。 そこで会社の強みを知っておくことで、「貴社でなければならない理由」を話すことができます。

 

今はどんな仕事をされていますか?

 来年の自分がどんな風に働いているかイメージする質問です。 働いている姿がイメージできれば志望度を高めるきっかけにもなりますし、 逆にその会社を受けないという選択肢も取れます。

 また、入社後のことで勘違いしていたことをただすことも可能です。 要は「入社後ギャップ」を避けるための質問です。

 

入社前後のギャップはありましたか?

 入社後に「イメージと違った」ということはよくあります。 入社後の自分の姿、仕事内容などを正確に把握するため、OBが「入社前に思い込んでいたこと」を聞き出しましょう。

 

OB訪問の時期

 OB訪問の時期は、大学3年生の秋から冬にかけて行います。

 インターンシップ終了後の9月以降に接触し、エントリーシートの内容を事前に詰めていきます。 熱意が認められると早期選考に招待されたり、優遇選考に乗ることができる場合もあります。

 また、会社にOBがいない場合・学生課がOBを紹介してくれない場合などには、 インターンで知り合った社員に、社員を紹介してもらうという裏技もありますので、ぜひ試してみてください。

 

お礼の仕方

 OB訪問のお礼は必ず行いましょう。 お礼は「メール」「電話」の両方で実施します。

 

お礼メールを書いて送る

 お礼メールは次のような内容で書くとよいでしょう。

株式会社MYストレングス 人事部
○○様

 お世話になっております。○○大学の○○です。
この度はOB訪問をさせていただき、ありがとうございました。

 OB訪問では社内の雰囲気や仕事のやりがい等について、
貴重なお話をいただくことができ、非常に実りのあるものとなりました。
志望度も大いに高まり、エントリーシートを提出させていただこうと考えています。
よろしくお願いいたします。

「おっ!」と思わせる就活メールの書き方|選考申込等の例文

 

次に電話をかけてお礼をする

「就職活動中の○○大学の○○と申します。」
「本日はOB訪問をさせていただき、ありがとうございました。」
「対応してくださった○○さんにお礼を述べたいのですが、連絡先をお教えいただけますでしょうか。」

 たいていその部署に内線でつないでくれるか、その部署の電話番号を教えてもらえます。

 

よっぽど熱意がないならOB訪問はしないほうが良い

 リクルーター面接とは異なり、OB訪問は会社側の都合で行うものではなく、就活生の都合で行うものです。 相手も仕事の時間を割いて対応してくれます。そこで十分な熱意を見せられなければ、相手は時間の無駄だったと感じるでしょうし、印象も悪くなります。

 就活はスタンプカード制ではありません。OB・OG訪問をしたからといって、それだけで有利にはなりません。むしろ、悪印象を与えるとマイナスになります。

 最初にも述べた通り、OB訪問をしなくても問題ありません。 どうしても聞きたいことがある、どうしても話しておきたいことがある場合以外は、訪問しないほうが良いと思います。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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