就活全滅から人生逆転【失敗してよかった】と思う2つの理由

「就活に失敗してよかった」──当時はとてもそう思えませんでした。 持ち駒全滅で自信も希望も失いかけましたが、今は心からそう言えます。 本記事では、そんな私がどのようにして逆転できたのか、その実体験と学びをお伝えします。
目次
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就活全滅のリアル──高学歴でも「無い内定」だった私
私は旧帝大に通う大学生でした。正直、就活は「そこまで苦労しないだろう」と甘く見ていたんです。 大手企業を中心にエントリーを進め、数社は受かるだろうと思っていました。
私が選考を受けた企業の一覧
阪神高速・阪神電鉄・阪急電鉄・JR西日本・キリンビール・サントリー・NTT西日本・JT・日本製鉄・日鉄エンジニアリング・JFEエンジニアリング・三井住友カード・トヨタ自動車・豊田自動織機・富士フイルム・三井倉庫・三菱倉庫・大阪ガス
しかし結果はまさかの全滅。 気づけば持ち駒ゼロ、無い内定のまま就活後半戦に突入していました。
周囲は次々と内定を獲得していきます。 大手ガス会社に進む友人、財閥系メーカーに決まった同期。 そんな中で自分だけが内定ゼロという現実に、焦燥感と劣等感を強く抱くようになりました。
「なぜ自分だけうまくいかないのか?」
「どこが悪かったのか?」
何度も自己分析を繰り返しましたが、明確な答えは見つからず、自信を失い、自己否定のループに陥っていきました。
就活がうまくいかないだけで、こんなにも精神的に追い詰められるとは思ってもみませんでした。 当時の自分にかける言葉があるとすれば、それは「大丈夫、まだ終わりじゃない」という一言です。
思わぬ出会いと予想外の内定──“無名企業”が実は大手だった
内定ゼロで落ち込んでいたある日、大学のキャリアセンターで1枚の求人票が目に留まりました。 聞いたことのない会社名。ネットで調べても、目立った情報はほとんど出てこない。正直、半信半疑のままエントリーしました。
ところがその企業、実はBtoB領域で業界シェア1位を誇る大手企業だったのです。 一般消費者にはほとんど知られていませんが、ビジネス界では名の通った存在で、政府やインフラ企業を取引先に持つ「隠れ優良企業」でした。
面接はたった2回のみ。 後から聞くと、1回目はほぼ全通で、2回目の最終面接だけで決まったそうです。 応募者が少なく、採用倍率は2倍でした。
ガクチカや志望動機を深く問われることもなく、私自身の人柄や価値観を丁寧に見てくれる印象でした。 そして帰りの新幹線、まさかの内定通知。就活全滅だった私にとって、それは救いの一歩でした。
入社してからさらに驚いたのは、年間休日128日、残業ほぼゼロという圧倒的なホワイト体質。 福利厚生も手厚く、制度も整っており、「もし最初からこの会社に出会えていたら…」とすら思ったほどです。
当時は「無名企業」と思っていた会社が、実は“知る人ぞ知る優良企業”だったという事実──。 これはまさに、就活全滅したからこそ出会えたチャンスでした。
就活失敗がもたらした“2つのギフト”
就活に失敗したからこそ出会えた、自分に本当に合った働き方。 そして、悔しさをバネに副業と投資に挑戦できたこと。2つの経験が、人生を大きく前向きに変えてくれました。
(1) 本当に自分に合った働き方との出会い
当初は知名度の高い有名企業ばかりを志望していましたが、実際に入社したのは世間的には「無名」と思われるBtoB企業。 ところがこの会社が、業界内では確かな実績を持つ堅実な大手企業だったのです。
年間休日128日、残業はほとんどゼロ。おかげで心身にゆとりのある生活を送ることができ、毎日を前向きに過ごせるようになりました。 もしあのまま、激務が予想される大手志望ばかりを追っていたら、今のような働き方には出会えなかったかもしれません。
解説
私のいた会社ではインフラ企業を取引先に持っており、当初志望していた企業も含まれていました。 しかし、そんな「憧れの会社」が土曜の深夜にも当たり前に電話をかけてくる上に日曜日でもオフィスに明かりがついており、 入社しなくてよかったと心底思いました。
BtoB企業は「地味だけど安定」「無名だけど堅実」という特徴があり、就活では見落とされがちな“穴場”です。 失敗を経験したからこそ、その価値に気づけたのは大きな収穫でした。
(2) 悔しさをバネにした副業・投資の挑戦
就活全滅の悔しさは、私の中に「同級生より稼いでやろう」という強い火を灯しました。 そこから自己投資を始め、副業や不動産投資について本気で勉強するようになったのです。
平日の仕事後や休日にコツコツ学び、実践を重ねた結果、入社から5年でアーリーリタイアという形で1つの目標を達成することができました。 最初は小さな一歩でも、続けることで人生は大きく変えられると実感しています。
あの挫折を成長の起点に変えられたこと──それこそが、就活失敗がくれた最大のギフトだったのです。
今だからわかる、就活に失敗してよかった理由
就活で全滅した瞬間、心は折れ、未来が真っ暗に感じました。 ですが今なら断言できます。「あの失敗が、人生最大のターニングポイントだった」と。
失敗がくれた“3つの気づき”
- 世間体で選ぶ就職は、自分の幸せと必ずしも一致しない
- 働き方にこそ、人生の満足度が表れる
- 一度ゼロになったから、自分の本質に向き合えた
当時の私は「大手=正解」「有名企業=勝ち組」と信じて疑いませんでした。 でも就活に失敗してから、初めて立ち止まって考えたのです。「自分は、どう働きたいのか?」と。
理想の働き方との出会い
項目 | 当初志望の有名企業 | 実際に入社したBtoB企業 |
---|---|---|
ネームバリュー | ◎ 誰もが知る大手 | △ 無名だが業界では有力 |
労働環境 | × 残業多め、休日少なめ | ◎ 年間休日128日、残業ほぼゼロ |
自己成長の余裕 | △ 業務に追われ学ぶ時間が少ない | ◎ 副業や投資に挑戦できた |
このように、「有名かどうか」よりも「自分に合っているかどうか」の方がはるかに重要だと知ることができました。
「人生万事塞翁が馬」という真実
あの失敗がなければ、今のように本業で心身にゆとりを持ち、副業や投資に挑戦して経済的自由を得る、という人生はありませんでした。
「人生万事塞翁が馬」という言葉の通り、一度の敗北が未来を変える可能性があるのです。
今、あなたが就活に失敗して落ち込んでいるなら、それは人生の軌道修正を図る貴重なタイミングかもしれません。 私のように、いつかきっと「失敗してよかった」と笑える日が来ます。
おわりに:いま落ち込んでいるあなたへ
就活に失敗しても、それは決して人生の終わりではありません。今は辛くても、必ず「失敗してよかった」と思える日がやってきます。
挫折はあなたを強くし、成長させるチャンスです。だからこそ、焦らずに立ち止まり、深呼吸してみてください。
未来は、あなたのその一歩先に必ず開けています。
今の苦しみは、やがて大きな成功と幸せへの糧となるでしょう。
あなたのこれからの人生に、心からのエールを送ります。