【就活】銀行はブラック企業か?|最悪の就職先
銀行はブラック企業だとよく言われます。 なぜかというと、長時間労働・激務・厳しいノルマ・プライベートの拘束など様々なデメリットがあるためです。
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銀行がブラック企業だと言われる理由
ポイント | ブラックの特徴が多い |
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銀行は、給料が高く、福利厚生が充実し、経営が安定しているという点では、確かに魅力的な企業です。 かつては、銀行や証券会社は就活生にとっての勝ち組とされていました。 しかし、近年では銀行も証券会社もブラック企業として扱われることが増えています。
その理由は、以下のようなブラック企業の特徴が多く見られるからです。
プライベートの拘束 | 銀行員は、仕事のためにプライベートの時間を犠牲にすることが多く、家族や友人との時間を取りづらいという状況がよくあります。 |
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残業が多い | 銀行では、残業が常態化しており、特に期末や決算時期には、業務が膨大で長時間働かざるを得ないことが多いです。 |
休日出勤が多い | 休日にも業務が立て込んでいることが多く、休日出勤を強いられる場合があります。これは労働者にとって大きな負担です。 |
厳しいノルマ | 銀行員は、業績に対して厳しいノルマを課せられることが多く、その達成を強いられるプレッシャーが重くのしかかります。 |
資格取得のプレッシャー | 銀行員は、業務に関連した資格をたくさん取らされることがあり、自己の時間や学習時間を割かれながら働く必要があるため、負担が大きくなります。 |
激務と転勤の多さ | 銀行の仕事は、激務であり、全国規模での転勤が多いため、家族や生活環境に大きな影響を与えることがあります。 |
大量採用と大量退職 | 銀行では、大量採用とともに大量退職が頻繁に見られます。これは、仕事の厳しさや過重労働が原因となって、離職率が高いことを示しています。 |
子会社への出向と左遷 | 銀行に勤務していると、子会社への出向や左遷がある場合があり、出世がしにくくなることもあります。こうした要素も、就活生にとっては不安材料です。 |
銀行は激務だが残業代は出る
ポイント | 給料は高い |
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銀行は非常に激務ですが、残業代が支払われるため、薄給ではありません。以下にその特徴をまとめます。
残業代が支払われる
銀行では、残業が多くなることがありますが、残業代は支払われます。これは、銀行業界における大きな特徴です。
例えば、入社2年目には月収が30万円を超えることが多いです。 残業代が支払われるため、働いた分の報酬はしっかりもらえますが、それでも激務であることは避けられません。
昇給カーブが非常に急激
銀行では、昇給が他の業界に比べて非常に早いです。
初任給は他の業界と比較して安めに設定されていることが多いですが、数年後には同級生と比べて圧倒的に高い給料を手にすることが可能です。 特に30代で年収が1000万円を超えることも珍しくありません。
激務の原因は残業の多さ
銀行の仕事は、残業が多いことが激務の要因です。
特に、定時後の時間帯に仕事を終わらせることが多いため、銀行員はよく夜の21時まで働くことが求められます。 これは、労働時間が長くなる理由の一つです。ただし、その分残業代が出るため、手取りの給料は増えることになります。
勉強の負担
銀行員にとっての大変さは、仕事だけではありません。銀行員は仕事に必要な資格を取得することが求められます。
資格取得だけでなく、英語や専門知識など、業務に関連する勉強も続けなければなりません。 勉強会も頻繁に開かれ、仕事後に出席することが求められます。 これにより、仕事と勉強が並行して行われ、早く家に帰れることはほとんどありません。
銀行業務の特徴のまとめ
- 残業代が支払われるものの、労働時間が長い
- 昇給カーブが急激で、長期的な収入は非常に高い
- 資格や勉強が常に求められ、仕事だけでなく自己研鑽も必要
総じて、銀行業界は高収入を得られる一方で、激務と勉強の負担も大きいため、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しいと言えるでしょう。
銀行のノルマとその影響
ポイント | プライベートが侵される |
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銀行の仕事は、給与が高い一方で、ノルマが厳しく、社員にとっては精神的にも肉体的にも大きな負担となります。 以下に、銀行のノルマとその影響を詳しく説明します。
ノルマの内容
銀行員には、定期預金、投資信託、融資などに関してノルマが課されます。 これらのノルマは、営業活動によって達成しなければならず、特に若手社員は大学時代の友達に依頼することが多いです。
友人に定期預金をしてもらったり、投資信託を購入してもらったりしますが、これが時に友人関係に影響を与えることもあります。 投資信託のリスクを考慮しなければならず、成功すれば利益が出ることもありますが、損失が出ると友人を失うリスクもあります。
ノルマ未達成時の影響
ノルマを達成できなかった場合、クビにはなりませんが、厳しい叱責や嫌味を言われることがあります。 また、ノルマ未達成は出世の障害となり、子会社への出向や昇進に悪影響を及ぼすこともあります。
特に、9月がノルマの締めとなる月で、融資が通りやすくなる時期であるため、普段なら融資しない案件も無理に通すことがあるとされています。
資格取得のノルマ
銀行員には、仕事だけでなく資格取得もノルマとして課されます。
入社後、決められた期間内に一定の資格を取得しなければならず、これも容易ではありません。 資格取得のためには、仕事後に勉強したり、休日も勉強しなければならない場合が多いです。
これにより、プライベートの時間が削られ、社員のワークライフバランスが悪化します。 資格の勉強には残業代が出ないため、実質的に無給で勉強を強いられることになります。
ノルマのまとめ
銀行がブラック企業として見なされる理由の一つは、このような厳しいノルマや資格取得の圧力にあります。
仕事はもちろん、資格の勉強や営業活動もノルマとしてこなさなければならず、社員はプライベートの時間を犠牲にしていることが多いです。 法律的に見ても、銀行のノルマや勉強時間は残業に該当する可能性が高いですが、実際にはこれらは残業に含まれず、すべてプライベートの時間として処理されることが一般的です。
銀行はプライベートが拘束される
ポイント | イベントが多い |
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銀行で働く場合、プライベートの時間がほとんど取れないというのが現実です。 以下の要素がプライベートの拘束を生み出しており、銀行員にとっての大きな負担となっています。
仕事と勉強の重圧
銀行員には、ノルマを達成するための営業活動や資格の取得、そしてそのための勉強が常に求められます。
仕事が終われば資格の勉強、休日も勉強と、プライベートの時間がほぼ完全に失われる状況です。 特に、銀行の資格は高い専門性を求められるため、勉強時間が膨大で、長時間働いた後の勉強は非常に負担となります。
強制参加のイベント
銀行では、社員のチームビルディングや親睦活動として、野球大会やゴルフ大会などのイベントが定期的に開催されることがあります。
これらのイベントは強制参加であることが多く、土日のどちらかが仕事以外の理由で消えてしまいます。 週に1日しか休みがない状況では、このようなイベントが銀行員にとってさらにストレスとなります。
飲み会や懇親会
銀行では飲み会や懇親会が頻繁に開かれ、これも参加が強制されることが多いです。 特に上司との関係構築が求められるため、これらのイベントは銀行員にとって避けることができない義務と感じることがあります。
ただし、これについてはどの業界でも同様に行われていることですので、 ある種、諦めが必要かもしれません。
休みが消える
銀行の仕事が非常に忙しいため、休みの日も勉強やイベントで消費され、実質的に休む時間がほとんどない状態になります。 こうした環境で働いていると、心身ともに疲弊し、プライベートの時間を確保することが非常に難しくなります。
次の関連記事では国家認定のホワイト企業を多数紹介しています。 給料が高く、休みの多い企業はありますので、待遇面で銀行就職に疑問をもった場合は、ぜひご覧ください。
銀行は将来性がない!
ポイント | 収益源が少ない |
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銀行は安定しているように見えますが、実際には将来性に対して大きな懸念があります。その理由には以下のような要素が影響しています。
借り手の減少
銀行のビジネスモデルは、預金を集めそれを企業や個人に貸し出して金利を得るものですが、近年、企業の借り入れ需要が減少しています。
バブル崩壊以降、企業は内部留保や増資など、銀行からの融資に頼らない経営を進めています。 そのため、銀行の本業である企業融資が活発に行われることが少なくなり、預金が余ってしまう状況に陥っています。
結果として、銀行は日銀に預けたり、国債を購入して微々たる金利を得るしかなく、収益源が限られている状況となっています。
規制の多さと新規事業の制限
銀行業界は非常に規制が厳しいため、新規事業に参入しにくいという現実があります。
例えば、小売業のセブンイレブンがセブン銀行を通じて銀行業に参入していますが、銀行は法的規制のためコンビニ業界に参入できません。 これは、銀行が資金を大量に保有しているため、規制がなければ既存の企業に対して有利になりすぎるためです。
そのため、銀行は、新しい事業を展開することが難しい状況にあります。
収益源の限界
現在の状況では、銀行の収益源は非常に限られており、 例えば個人向けのカードローンや消費者金融などは順調に利益を上げている一方で、企業融資は活発ではなく、銀行は安定的に収益を得ることが難しくなっています。 低金利時代が続く中で、銀行は新たな収益源を見つけることが急務となっています。
そこで力を入れているのが、投資信託の販売や保険の販売です。 上記で解説した通り、これが銀行がブラックになっていく原因です。
これらの状況を踏まえると、銀行業界には今後成長の余地がほとんどないということが言えます。 特に、規制が厳しく、新規事業の展開が難しい中で、銀行が他業界に比べて競争力を維持することは難しいと考えられます。
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合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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