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グループディスカッションのコツ|役割なしでも高評価!

 就活生がおそれるグループディスカッションですが、緊張する必要はありません。 コツさえつかんでしまえば実は簡単で、全勝することも可能です。

 どのようにふるまえばよいか、そのコツや対策を紹介していきます。



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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、7年間に渡り学生の就職活動を支援している。


 

役割なしで高評価を得る方法

 グループディスカッションでは役割なしでも高評価を得ることができます。 というよりも実は、「役割」自体あまり重要ではありません。 事実上のリーダーシップを取ってしまえばいいのです。

 人数に対して役割が少なく、あふれてしまうこともあります。 そんなとき、事実上のリーダーになる方法を解説します。

 

1.「役割を決めない」と宣言する

 開始の合図とともに、「時間がもったいないから役割は決めない」といきなり宣言しましょう。 そう、GDは時間がありません。短時間で結論を出すには「早く議論にうつる」のが正解です。

 「いきなり」というのが重要です。一番最初に発言をすることで場を支配しやすいからです。 「何から始めますか?」などと問うのではなく、あなたが決定を下すのです。

 人は「考えなくていいほう」が楽ですから、「決めますか?」と聞かれるより、「決めない」と宣言することにより、 ついあなたに乗っかってしまいます。

 「大きい声」も意識してください。 「よくしゃべる声の大きい人」には、心理的になんとなく従ってしまうものです。

 これで主導権はあなたのものです。

 

2.バンバン案を出す

 次に、バンバン案を出しまくりましょう。 間違っていても、自分でイマイチだと思うものでも、とにかく案を出しまくるのです。

 実は、GDは「頭の良さ」を見られているのではありません。 何が評価されているのかは後述しますが、何より「しゃべらないせいで主導権を奪われる」のを避けなければなりませんし、 「積極的に議論に参加している」という評価を取るべきだからです。

 ここでは「案の出来」はほぼ評価されません。なぜなら、時間がないからです。 短時間で「すばらしい案」を出せれば良いかもしれませんが、それができれば仕事は苦労しません。 それは就職してから、長い時間をかけてやればいいことです。

 「積極性」をアピールする上に主導権も維持しましょう。

 

3.反対の案には理由をつけて賛成する

 「反対の案」が出たら、理由をつけて賛成しましょう。

 実は、リーダーに求められる資質は「頭が良い」ことではなく、部下の能力を引き出すことです。 そう、GDではあなた1人が活躍しても、それはワンマン経営であり好ましくないのです。

 部下の頑張りを認める、やる気にさせることは、経営幹部候補生としてのあなたに必要な資質です。 自分の意見を押し通して険悪になるよりも、認めて相手の承認欲求を満たすほうがよっぽどスムーズに進みますし、 リーダーシップの加点もつきます。

 「いや、それは違うでしょ」と思っても、どのみちGDは正しい答えなど出ませんし、 「正しいかどうか」は重要ではありません。むしろ部下の意見を認めてあげるというリーダーに必要な資質をアピールするチャンスです。

 ですが、何の考えもなしに「それでいきましょう」と言うだけでは、単なる賛同者です。 「理想の上司」らしく、「そのほうが説得力があるね」など理由をつけて認めるのです。

 これであなたのリーダーとしての資質がアピールできました。

 

4.時計で議論の流れを支配する

 実は「時計係」は最もリーダーシップを発揮しやすく、おすすめです。 ですが役割を決めませんでしたので、「事実上の時計係」で構いません。

 「時間がないから次の議論に移ろう」と言うのです。

 たったそれだけのことですが、「場の流れ」を支配できてしまいます。 「時間がない」と言われれば、誰も反論できません。

 これで管理職としてのマネジメントの資質がアピールできました。

 

5.作業は人に任せる

 作業は人に任せる、人に役割を与えることも重要です。

 役割を決めないとはいえ、「書記」をする人は必要です。 ですが、それは「事実上のリーダー」の仕事ではありません。 そう、上司らしく人に任せてしまえばいいのです。

 議論が始まったら次のように言います。

 やっぱ書記は必要だな!覚えられないから。〇〇さん賢そうだし、書記お願いしてもいい? メモから良い案を導き出してほしいんだ。

 このように「単なる作業の押し付け」ではなく、「良い案を導き出してほしい」というように、 重要そうな役割を与えるのです。そう、これは「上司の仕事」そのものです。

 どの作業にしても、自分でやる必要はありません。議論に参加できていない人などに、 役割を与えることで全員の力を引き出すのです。

 「役割なし」の場合のコツは以上です。 次に、役割に関係なく全般的な「GDのコツ」を紹介します。

 

グループディスカッションのコツ

 全勝するGDのコツを紹介していきます。 コツを抑えて「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」を上手にアピールしていきましょう。

 

1.開始前に雑談をする

 1つ目が、開始前に雑談をすることです。

 議論が始まる前に周囲と雑談し、本番に備えて仲良くなっておくのです。 呼ばれて入室するまで、入室してから着席するまでに雑談を始めましょう。

 例えば「皆さん関東の方ですか?」「すごい雨でしたね」などのどうでもいい話です。 これがアイスブレイクとなり、後の議論を円滑に進める足掛かりになります。

 実はこれは見落としがちなポイントで、開始前から評価は始まっています。 「なんでもないはずの時間」にリーダーシップをとる土台をつくっていれば、 面接官は「ナチュラルにリーダーっぽい人なんだ」と思ってくれます。

 

2.いきなりリーダーシップを取る

 2つ目が、いきなりリーダーシップを取ることです。

 GDでは「役割を決めるかどうか」というところから議論がスタートします。 そこで、「役割を決めてる時間がもったいない!議論に入ろう!」といきなり言い放ちましょう。

 これであなたは「事実上のリーダー」です。 議論の主導権はあなたにあります。たったこれだけでリーダーシップの加点がつきます。

 「じゃあ軽く自己紹介しましょうか。僕は○○大学から来た××です。趣味はテニスです。よろしくお願いします。」

 とさらにたたみ掛ければ、もはやあなたの流れに逆らうことはできません。

 

3.時計係を選ぶ

 3つ目が、時計係を選ぶことです。

 上述の通り役割は決めない方がいいですが、もし決めなければならない場合は、 時計係を選びましょう。

 リーダーシップの評価を得るコツは簡単です。 一人でしゃべりすぎることなく、一人で解決してしまうことなく、 ウザがられることもなくリーダーシップを発揮するのです。

 それが簡単にできるのが時計係です。 「あと20分しかないよ!あと5分で次の議論に移ろう!」と言うだけでリーダーシップの評価がつきます。 時間がないと報告するついでに議論の流れも支配してしまえばいいのです。

 時間がたくさんある「仕事」ならともかく、就活では時間がないのです。 時間がないことを利用して場の雰囲気を変えるのです。初対面同士で恥ずかしい、話しにくいと思うのはみんな同じです。 仕切りをやってウザがられないだろうかという心配はする必要がありません。

 時間がないのだから仕方がない。みんながアイデアを出し合って、なかなか結論が出ずにグダグダしてきたとき、 「時間がないから5分以内に結論を出そう!」と言う。これだけで場の雰囲気が変わり、みんな結論を出すために協力し始めるのです。 リーダーシップのポイントはあなたのものです。

 

4.理想の上司になりきる

 4つ目が、理想の上司になりきることです。

 終始ニコニコして他人の意見には「それいいね!」 いまいちな発言だなと思っても「なるほど!」

 誰も傷つけずに、「みんなすばらしいね」と思ってる風を装って いいものは取り入れ、よくないものはこっそり排除します。 「やさしくて楽しい上司」をイメージすればOK

 どうせ正解など出ませんので「俺のほうが良い考えあるんだけどな」と思っても、 時にはこらえることも大事です。険悪なムードになってしまいます。

 「マウントを取らない」ことだけは絶対に注意しておきたいですね。

 

5.他の人の意見を否定しない

 5つ目が、他人の意見を否定しないことです。

 答えが出ればいいのです。内容が悪くてもそれは時間がないからなので仕方がありません。 それは面接官もわかっています。しかし喧嘩になってしまうと次の面接はありません。

 相反する意見が出た場合は、理由をつけて相手の意見を採用しましょう。 できれば相手の意見を少し改変して納得させましょう。 険悪になってもいけませんし、何も考えずに従うヤツと思われても困ります。

 思考が優秀かどうかを見られているのではありません。 優秀さを見たいのならばもっと長時間で、正解の出るテーマにするはずです。 さらにグループである必要もありません。1人で考えさせレポートを提出させた方がいいはずです。

 面接官は嫌じゃないリーダーの素質があるかを見ているのです。

 どんなに優秀な意見を持っていても、一人で解決してしまったら落ちます。 皆の意見を取り入れましょう。

 題材は実際の仕事と何の関係もありません。本気で正解を探すのは入社後でいいのです。 グループディスカッションの時点ではコミュニケーション能力を見せつけ、 「こいつと一緒に働いたら楽しそうだな。いやな気分にならないな」と思わせることが重要です。

 

6.タメ口で話す

 6つ目が、タメ口で話すということです。

 GDでは、敬語はNGです。一緒に仕事をするという設定です。 仮に全員入社すれば全員同期です。そうなれば敬語を使うことは一切ありません。

 敬語で話してしまうと、無駄な距離感が生まれます。 タメ口で話せば緊張感がほぐれ、相手も話しやすいです。

 面接官にとっては仲が良さそうに見え、コミュニケーション能力のアピールにもなります。 すぐに打ち解けられる人というイメージがつき、評価もアップです。

 グループディスカッションで見られているのは「一緒に働けるかどうか」つまりはコミュニケーション能力なわけです。 コミュ力を発揮すべきところで敬語を使っていては、初対面の人と話すのが苦手だと思われてしまいます。 同級生ともタメ口で話せないのはマイナス評価です。

 すぐに仲良くなれるという能力は社会でも重要な能力です。 タメ口を使って「もう友達になったよ」とアピールすることが大切です。

 ここで会社が就活生に求めるコミュニケーション能力をアピールできます。 次の記事でも解説していますので、ぜひ参照してください。

コミュニケーション能力がない!|実は簡単なことだった

 

役割別の進め方

 ここからは、役割別にどのようにGDを進めていけばよいか、その方法を解説します。 何より重要なのは「事実上のリーダー」になり「理想の上司を演じる」ことです。

 

役割を決めるまで

 誰かが何かを言い出すのを待つのではなく、あなたがいきなり会話をスタートさせましょう。 「一番最初の発言」ができれば、後もスムーズに進みます。

 「じゃあ、軽く自己紹介しようか。僕は○○大学から来た××です。趣味はテニスです。よろしくお願いします。

 最初にいきなり自己紹介をします。名前と一言くらいでいいでしょう。 なにより時間が足りませんので、長々としゃべっている時間はありません。 1人で時間を使ってしまっては自己PRになるどころか減点対象です。

 この時、他の人に「時間がないから」と突っ込まれないように手短に話すことも重要ですし、 一番最初に自己紹介をしようと申し出ることが大切です。これで主導権はあなたのものです

 自己紹介の次は、役割決めです。しかし上で述べたように、必ずしも「名目上のリーダー」になる必要はありません。 「事実上のリーダー」になればいいのです。 逆に「役割を決めてる時間がもったいないから議論にうつろう」と提案するだけでリーダーシップのポイントがつきます。

 

司会としての進め方

 運よく「司会」になれた場合の進め方を解説します。

 まず司会の心得として以下の3つを意識しましょう。

  • 全員にしゃべらせる
  • 1人で解決してしまわない
  • 自分が一番最初に案を出す

 司会になったからといってそれだけでリーダーシップの評価がつくわけではありません。 リーダーとして求められる役割を果たせたかどうかが重要になってきます。 司会になると「全員にしゃべらせる」「一人で解決してしまわない」のを忘れてしまいがちです。

 司会は会社でいう「課長」のポジションです。どんな上司の下につきたいでしょうか。 それはもちろん、自分のことを気にかけてくれる上司ですよね。 そんな「理想の上司」を演じましょう。

 リーダーはメンバー全員の能力を最大限に発揮させることが求められます。 自分だけがスーパーマンでも、組織の力を発揮させることができなければ、課長にはなれません。 「孤高のスーパーマン」は一生平社員でいいのです。

 自分から話しだせない人がいたら、「〇〇君はどう思う?」と話を振りましょう。 書記係に「ここまで出た案をまとめてくれる?」と聞いてみましょう。 時計係に「あと何分残ってる?」と聞いてみましょう。

 「メンバー全員を活躍させる」のが司会としての進め方のコツです。

 また、司会になったからといって司会進行だけをやり、自分から案を出さないのはNGです。 メンバーにしゃべらせる前に、自分が一番最初に案を出すことを忘れないでください。 ダメな案でも構いません。それをきっかけにメンバーに議論を促すのです。

 

書記としての進め方

 書記はおすすめしない役割です。ですが、注意点をしっかり守って事実上のリーダーとして振舞えば、 リーダーシップの評価がつきます。以下の心構えを必ず守ってください。

  • 書くことに熱中しない
  • 議論をまとめる

 書記になった人がやってしまいがちな失敗は、「書くことに熱中しすぎてしまう」ことです。 ただのメモ取りは会議に不要です。今どきボイスレコーダーもあれば、 議事録の作成は外注の業者に頼んでしまう場合すらあります。

 決まってしまったら事実上のリーダーとして振舞いましょう。 それは「議論をまとめる」ことです。

 「時間がおしてきたから、ここまでの議論をまとめよう」と宣言します。

 論点を整理し、採用する案を決めるように促します。自分が「これにしよう」と言うのではなく、 「ぼくはこの案がいいと思うけど、みんなはどう?」と問いかけるのです。

 このように「積極的に議論を促し、参加する」ことが書記のコツです。

 

何が評価されている?対策をしよう

 グループディスカッションは何が評価されているのか、そしてどう対策すればよいか解説します。

 まず最初に「正解は求められていない」ことを覚えておいてください。 GDは「答えが出ないテーマ」で行われます。そう、どうせ正解などできないのです。

 「正解を導く」よりもよっぽど重要なことがあります。 それが、経営幹部候補生としてのリーダーの資質です。

 

1.積極性

 評価項目で最重要なのが「積極性」です。

 積極性は、自分から発言して議論に参加するということです。 ただ黙って座っているだけ、ただ時計係に徹して時間を伝えることしかしない、 書記に徹して書くことしかしないようでは評価は悪いです。

 実際の仕事でも発言しない人は仕事をしているとは認められません。 議論の内容がくだらなくても、間違っていても、発言することに意味があるのです。 もしかしたらそれが問題解決の重要なきっかけになるかもしれません。

 先ほども述べた通り、「正解」は重要ではありません。 バンバン案を出す一方で、相手の案に理由をつけて賛成するという対策を取りましょう。

 

2.他人を巻き込む力

 2つ目が「他人を巻き込む力」です。

 これは、事実上のリーダーとして話をまとめたり整理して皆を導くことです。 相手に非を認めさせたり、無理やり自分の意見を押し通したりするのではなく、みんなの意見を取り入れてよりよい答えをつくりましょう。

 ましてやGDでは「正解を出す必要はない」のですから、 無用な争いは避け、積極的に「それいいね!」と認めてあげましょう。

 時には「積極性の足りない人」に対して「意見を求める」「書記などの役割を与える」ことも必要です。 全員で受かろうとするのが、「他人を巻き込む力」のアピールに最適です。

 つまりは「理想の上司を演じる」というのが最大の対策になります。

 

3.他人を不快にさせないトーク力

 3つ目の「他人を不快にさせないトーク力」とは、他人の話をさえぎったり、否定したり、説教をしないということです。 みんなの前で「ぞんざいな扱い」を受けたら、傷つきますよね。そういうことをしないのが重要です。

 特にGDでは「自分を良く見せたい」がために、意見を押し通したり、 「他の人は無能」とアピールしたくなってしまうものです。 ですが、全員で受かろうとする姿勢を取らないと、理想のリーダーにはなれません。

 また、「相手の話を否定しない」とはいっても「そうだね」「良いと思う」ばかりではやはり低評価です。 理由をつけて肯定する、何かを提案する、同意を求めるなど、様々な発言が必要です。

 特に「マウントを取る」のは最悪です。「こんなことも知らないの?/わからないの?」という態度の上司がいたら、イヤですよね。 GDでも同じです。「イヤな上司」を演じてしまったらその時点で不合格です。

 これらのコツは、GDだけでなく面接本番でも通用するものです。 次の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参照してください。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

4.時間は厳守!

 仕事をする上で絶対に外せないことが、「納期を守る」ことです。

 「出来栄え」「議論の成熟度」は二の次三の次であり、期日までに成果品を収めることが最重要です。 これができなければ、仕事なら「賠償問題」に発展します。

 特にGDは時間がありませんから、「正解を出す」ことなど不可能ですし、「議論の成熟度」も見られていません。 ところが時間を守れなかったら全員不合格です。

 対策としては、「時計係でなくても時間を気にかける」ことが挙げられます。 「時間がないよ!」と注意喚起するだけで、「任務への責任感」がアピールできます。

 

テーマは何がある?フェルミ推定のコツ

 グループディスカッションテーマは準備の必要ないものです。 例えば、以下のようなお題が与えられます。

  • 「未来か過去にタイムトラベルできるとしたらどっちにいくか?」
  • 「配布した物語に載っている人物を、『良い人』から順番に並べよ」
  • 「全国に信号機は何台あるか?」
  • 「全国にピザ屋は何軒あるか?」
  • 「全国のマンホールの数はいくつか?」
  • 「東京と大阪、住むならどちらか?」
  • 「豊かな人生とは何か?」
  • 「何のために働くのか?」
  • 「無人島へ行くとしたら何を持って行くか?」
  • 「1億円あったら何に使うか?」

 これらのように、そもそも正確な答えを期待できないものが多いです。 世の中に無数にあるものの数を答えるお題は、データも何も渡されないので正確な数値を出しようがありません。 どちらかを選ぶもの、どうするか答えるお題は、人によって答えが異なります。

 会社によっては「自社商品はどうすれば売れるか」といったお題もあります。 しかし事前に準備しようと思っても何をすればいいかわかりません。 それに30分~1時間くらいのグループディスカッションで答えが出るようなら、とっくにもうやっているはずです。

 

どう対策すればいい?

 正確な答えを期待できないものがお題になりますから、変に知識をつけていく必要はなく、 むしろあ、この答え知ってるなどと言おうものなら、GDをやる意味が根底から崩れてしまいます。 ですから、答えを見つけるという対策ではなく、思考力をつけるトレーニングをしましょう。

 普段から上記の例のように、どうでもいいこと、答えの出ないもの、人によって答えが違うものについて、 深く考えているかどうかで差が出ます。あらゆる出来事に対して「なぜ?」「それはなぜ?」と繰り返して自問自答することを心がけてください。

 つまりは本質思考ですね。時間の本質とはなにか、お金とはなにか、なぜ人間は遊ぶのかなど、常に何か考えるのです。

 そして、友達と日常会話をするときもマウントを取らないことを心がけてください。 「イヤなやつ」になりうる要素はとにかく排除して、理想の上司を追求してください。

 

フェルミ推定の考え方

 「物の数を推定する」系統のテーマを「フェルミ推定」と呼びます。

 例えば「1年間に消費されるペットボトルの数を答えよ」というように、 およそ答えのわからない「数値」について、自分の知っている数値をうまく応用して推定するのです。

 この場合なら、自分が1日に何本のペットボトルを消費するかを考え、 365倍すれば他の人もだいたい同じだろうと予測できると思います。それに人口をかければいいわけですね。

 ですが、先にも解説した通り、1人で解決してしまってはいけません。 理想のリーダーとして、全員の力を活用する姿勢が必要です。

 そこで、提案した後の計算や数字の予想などは他の人にやってもらいます。 ペットボトルの例では「みんな1日何本ペットボトルを消費する?」と聞きます。 するとみんなの答えが返ってきますから、それらの中央値あるいは平均値を出して基準にします。

 「私はペットボトルを買いません」という人もいるでしょう。1か月に何本か消費するでしょうから、 1日平均を算出して伝えるべきです。しかしそういう協調性のない人がグループにいることもありうるのです。 そんなときに、「真面目に考えてください」などと注意してはいけません。

 「確かにペットボトルは身体に悪いしゴミも増えるから買わない人もいるよね」 と優しく言い、「日本人でペットボトルを買わない人の割合ってどれくらいかな?」とみんなに聞いてみるのです。 人口からその割合を除いて、先ほど出した中央値あるいは平均値をかけて数量算出終了です。

 また、面接官には「多数決は禁止」と言われます。 皆で議論するわけですから、結局は多数決と同じことです。

 「賛成の人!・・・過半数の賛成があったので可決されました」

というやり方がいけないだけで、みんなが納得するようにそれぞれの意見を取り入れた結論を出し、 「こんな感じでいいかな?」ときいて、同意が得られればいいのです。

 

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