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【就活】業界絞りは危険!「全落ち」しない絞り方

 就活を進めていくと、志望企業がかたまってきて「業界絞り(業界決定)」を行う就活生も見受けられますが、 業界絞りは危険なのでおすすめしません。その理由と、どうすればよいかを解説します。

 

この記事の要点

  1. 業界絞りは全落ちリスクが高い!
  2. 就活の軸と一致する企業は残す!
  3. 年収や知名度だけで見ていた業界は捨てる!
  4. ビジョンが一致するなら、志望企業の業界はバラバラでもいい


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業界絞りとは?

 志望する業界を減らして集中すること

 業界絞りとは、就活において志望する業界を一つ、複数に決めて、 志望しない業界への就活をやめることを言い、業界決定とも呼ばれます。

 例えば合同説明会、単独説明会では金融、商社、メーカー、ホテル、鉄道、航空など様々な業界のものに参加し、 リクルーターと会ったり、座談会に出席していたけれども、志望する業界を金融、商社に絞り、 メーカーやホテル、鉄道、航空業界へエントリーシートを出さないと決断することです。

 業界絞りで一本化することは効率がいいようにも思えますが、実は危険です。 実際にエントリーシートを提出して面接に臨む業界を絞って、他の業界にエントリーシートを出さないため、 一つの業界に出すエントリーシートの充実化が図れる一方で、面接を受けられる会社が減ります

 就活サイトや就活イベント、内定者懇談会などで「業界絞り」は当然の行為として紹介されます。 「この時期に業界絞りをして、志望先を一本化しました」などと示されることでしょう。

 しかし業界研究、エントリーシート作成などと異なり、業界絞りは必須の過程ではありません。 就活において業界絞りはしなければならないものではないのです。

 

業界絞りはしてはいけない?

 全落ちの可能性が高まって危険!

 私が業界絞りを危険だという理由は以下の通りです。

 例えば、自分では金融業界に向いていると思っていても、実はその会社だけでなく業界自体に向いていない場合もあります。 その業界で働いたことなんてないのだからこういうことはあって当然です。落ちたからと言って悲観する必要はありません。 想像とは異なる業界だったということです。

 しかしその時、業界を絞っていたら悲惨なことになります。全落ちです

 コンサルタントなど人気の業種には就活生が殺到しますが、採用人数は多くありません。 人気の業界ほど人事は「特に向いている人」を選り好みすることができるというわけです。

 不親切なことに説明会では「こんな人は向いていない」という話はしません。 人事は「応募者数を増やすこと」が至上命題であり、マイナスなことは言わないのです。 そのため、その業界に向いているかどうかは業界人に判断してもらうしかありません

 以上の理由から、業界絞りはおすすめしません。

 

業界絞りにはメリットもある

 就活の負担軽減にはなる!

 業界絞りのメリットは、就活の負担の減少です。 エントリーシート提出数を減らすことができ、同業他社と比較してしっかりつくったものを提出することができます。

 興味のない会社の面接に時間を取られ、入社するつもりもない会社に内々定をもらい、 内定辞退の電話をするという無駄な作業、無駄な疲労を防ぐことができます。 どうせ行かない業界なら絞りにかけて、切り捨ててしまうのも一つの手です。

 「めんどくさいから業界絞り」をする場合も多いでしょう。 確かに「面白くなさそう」と思った業界のエントリーシート作成は身が入らないものです。時間もかかりますし、手間もかかります。

 しかし就活はめんどくさがると負けです。就活はめんどくさいものです。 上で述べたように、絞って残った業界に向いていないと判断されれば就活は完全に失敗します。

 その結果全落ちなんて悲惨なことになるくらいなら、 複数の業界の同業他社を比較検討してエントリーシートを大量提出したほうが安全です。

 

「全落ちしない」業界の絞り方

 就活の軸に合わない業界だけを切ろう!

 業界の絞り方は、「何を目指している業界なのか」という視点で、 自分の「就活の軸」と関わりの濃い業界を選択することです。そこで、次の2つの基準で志望業界を絞りましょう。

 ここまで解説した通り、絞った業界に実は向いていなかったことが発覚した場合、全落ちします。 これを防ぐためには、絞りすぎないことが重要です。

 

就活の軸と一致する業界は残す

 ビジョンが一致しない業界はどうせ落ちるので切る!

 実は、採用選考では「就活の軸」と「経営理念・ビジョン・社風」の一致具合で内定が出ます。 そのため「自己分析」によって「就活の軸」を導き出すのですが、 これが会社のビジョンと一致しない限りは内定は出ません

 逆に言えば、ビジョンが一致する業界なら内定が出やすいというわけです。 ですから業界を絞る際は、「ビジョンが一致する業界」を残しておくのが得策です。

 例えば「家でゴロゴロしていたい」という就活の軸の場合、 以下のような業界のビジネスとつなげることができます。

  • 家事を楽にする家電メーカー
  • 仕事を楽にする機械メーカー
  • ゆっくり眠れる環境をつくる寝具メーカー
  • くつろげる理想の家をつくる建設業界

 このように「夢」と「ビジネス」を関連付けられる業界は、志望業界として残しておきましょう。 もし「就活の軸」を考えていなかった場合は、そのままでは全落ちです。今すぐ就活の軸をつくりましょう。

【例文5選】就活の軸がない?この決め方で簡単作成!

 

年収や知名度だけで見ていた業界は捨てる

 ヨコシマな理由で見ていた業界は切る!

 なんとなく見ていた業界の中には、「年収が高い」「知名度が高い」「モテそう」といった、 ビジネスとは関係のない理由で見ていた業界が含まれていると思います。

 大卒総合職として就職する以上は、「ビジョンの一致」がない限りは採用されません。 本心で望んでいない上に、内定ももらえないのですから、志望業界から外してしまって構いません。

 上記の「家でゴロゴロしていたい」という就活の軸の場合、以下のような業界とは関連付けることができません。

  • 給料が高い銀行や総合商社
  • みんなに自慢できそうなインフラ業界
  • モテそうなコンサル会社

 特に「年収」は「仕事の難易度」と比例しますし、 「知名度」は「消費者向け」というビジネスの性質上、テレビCMなどで高めてあるだけです。 これらは「入社までの1年間」しか自慢にならず、無意味な選択基準です。

 ですから、就活の軸と関係のない業界は捨ててしまいましょう。

知名度で会社を選んではいけない|ってか別にモテないよ?

 

ビジョンが同じなら業界がバラバラでも問題なし

 ビジョンが一致さえすれば切る必要なし!

 志望業界がバラバラなのは、問題ありません。 業界は株式市場の都合で分けられたものに過ぎず、その区分と「ビジネスで目指すもの」に関わりはないからです。

 上の例では「家電メーカー」「機械メーカー」「寝具メーカー」「建設業界」と志望先がバラバラなような気がしますよね。 しかし、「家でゴロゴロしていたい」という同じビジョンを掲げる限り、実はES作成もほとんどコピペで済みます

 ESには「夢を実現するストーリー」を書きます。 「家でゴロゴロしていたい」という理想のために、学生時代は何を頑張って、現在は何が足りていて何が不足しているのか、 そしてその会社のビジネスで夢を実現するというストーリーです。

 つまり、「その会社のビジネスで」の部分を志望する会社ごとに入れ替えるだけでいいのです。

 家電メーカーには「家事を楽にする」という点でESを出し、寝具メーカーには「睡眠環境の向上」でESを出すのです。 このように同じビジョンを掲げる限り、この通りES作成は簡単です。 志望度が低い業界であっても、ESを出せる業界には出しておくのが全落ちを防ぐコツです。

 もし「ESに『将来の夢』実現ストーリーを書く」ことが初耳だった方は、 大卒就活とは?フリーター・高卒との違いをご覧ください。 なぜこれが人事にウケて、あなた自身の人生を楽しいものにするために重要なのか解説しています。

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6月の今から最短で内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

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→「OfferBox」の公式サイト

 

「実はもう内定あるんだよね」内定直結の就活講座

 内定確保の最速手段!

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24卒の予約ページ→面談を予約する【24卒】

 

もし「明日が面接」でも準備は大丈夫?

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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