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【就活】リクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法

 リクルーター面接とは、公開された選考日程より早期に、かつ秘密裡に行われる裏ルートの面接です。 有望な学生と早期に接触して囲い込むために行われますが、これに合格すると「一次面接が免除」「最終面接までスキップ」などの特典があります。 採用枠がフルで空いている状態で選考を受けられるため、呼ばれると非常に有利になります。

 この記事ではリクルーター面接に呼ばれる条件や、受かる方法について解説します。


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リクルーター面接とは?

 冒頭でも触れましたが、これは裏ルートの面接です。

 本来なら「エントリーシートを提出」して「一次面接」「二次面接」という選考ルートをたどるのですが、 特定条件を満たしてリク面の対象に選ばれると、「プレエントリー後」「エントリーシート提出後」に、 ある日突然携帯に電話がかかってきて「当社の社員と1対1で対話をする時間を設けたい」と言われます。

 この時会議室や喫茶店に呼ばれて、現れる社員のことを「リクルーター」と呼びます。 「選考とは関係ありません」と念を押される場合もありますが、裏で評価シートを書いているのは暗黙の了解で、 実質的に本番の面接と考えて臨まなければなりません。

 表ルートの「一次面接」より先に面接を行うことになりますので、 つまりは採用枠がたくさん空いている段階で、先に選考を受けられるわけです。 会社によって3~4回の面談を実施した後、すべて合格すれば、本番の面接はいきなり最終面接にスキップさせてもらえる特典つきです。

 ただし、応募者の多い一部の企業が実施しているにすぎず、ほとんどの会社でこのような制度はありません。

 また注意しておかなければならないのは、呼ばれたとしても「有望な学生かもしれない」と思われたに過ぎず、 「面接の日程が早まった」くらいに構えて準備をしないとボロボロ落とされます。 気を抜かずにしっかり備えていきましょう。

 

呼ばれる条件

 リクルーター面接に呼ばれる条件は、以下の4つです。

  • 1.プレエントリーしていること
  • 2.エントリーシートを提出していること
  • 3.学歴が旧帝一工・早慶・MARCH・関関同立以上
  • 4.もしくはインターンシップに参加していること

 まず、プレエントリーは大前提です。これは会社に個人情報を登録して資料請求をするのと同じ意味ですが、 ここで登録した情報をもとに、会社はリクルーターをつける学生を選んでいます。 これをしない限り、リクルーターがつくことは決してありません。

 次にエントリーシートを提出していることですが、これは選考に応募するのと同じ意味です。 選考に応募もしていないのにリクルーターをつけることは、滅多にありません。

 そして学歴ですが、旧帝一工・早慶・MARCH・関関同立以上ではリクルーターがつきやすいです。 人気企業では応募者が非常に多いですから、「表ルート」の負担軽減のために、 上位の大学群から優先的に「裏選考」を実施します。

 ですが、学歴がないからリクルーターがつかないというわけではありません

 その一発逆転の方法がインターンシップです。

 インターンシップはまだ動き出していない就活生が多く、学歴に自信がなくてもインターンには受かる可能性があります。 この時点までに「完成度の高いエントリーシート」を事前準備して、楽しそうに働く姿をアピールすれば、 先輩社員が裏で書いている評価シートに高得点をつけてもらえます。

 その評価を元に、学歴とは無関係にリクルーターをつけてくれて、この優遇選考に乗せてもらえる可能性があります。

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受かる方法

 リクルーター面接で受かる方法は、エントリーシートの完成度を高めること、明るく元気に話すこと、 質問を15個用意しておくことです。特にESの完成度は重要で、リクルーター面接に呼ばれた段階では、 人事が「学歴」を見ただけの場合があります。仮に提出済みであっても、見直しておく必要があります。

 リクルーター面接は「若手」(1回目)→「課長補佐」(2回目)→「課長」(3回目)という順番で2~3回行われ、 そのすべてに合格しなければなりません。就活生の緊張を和らげたいのか「対話」や「質問会」という言葉を使ってきますが、 面接本番以外のなにものでもないことを意識して、相応の準備が必要になります。

 それでは、受かるための方法を1つずつ見ていきましょう。

 

エントリーシートの完成度を高める

 実は、学歴の高い人ほどエントリーシートは完成度が低くても通過してしまいがちです。 ところが、いざ面接に行くとそれがバレて落とされます。 ハッキリ言っておくと学歴だけで内定まで行くことは決してありません

 ですが、リクルーター面接に呼ばれたのなら儲けものです。 すぐにエントリーシートを見直して、完成度の高いストーリーを組み立てて、そちらをアピールしましょう。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は心に響く!”アツい”エントリーシートの書き方で解説していますが、 遅くともエントリーの段階、欲を言えばインターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 リクルーター面接では夢を語り、「ビジネスの話」をしましょう。

 

明るく元気に話す

 先輩社員が新人に求めているのは、元気の良さです。 「元気」というものは、実は年齢と共に失われていきます。 会社には年を取った社員が大勢いて、年配の人ほど元気がなくなっています。

 そんな中で元気のいい新人が配属になれば、くたびれたおじさんも「俺もいっちょ頑張るか!」という気持ちになるものです。 ですから、「声が小さい」「眠そう」といった態度を出してしまうと致命的です。

 何より社員に「一緒に働きたい」と思わせられるかどうかですから、理想の後輩を演じる他ないでしょう。

 特に「大学の勉強の話」や「趣味の話」になると、賢さを見せつけたくなってしまうものです。 ですがここで「マウント癖」を発揮してしまうと、イヤな後輩ですよね。 時には「知りませんでした」「わかりません」と正直に言うことも、「理想の後輩」として必要なスキルです。

 

質問を15個用意しておく

 リク面特有で準備しておくべきことが、15個程度の質問事項です。

 通常の面接は15分程度で終わりますが、リク面は1時間が標準です。 最初の15分でエントリーシートに関連する質問を受けた後、残りは学生からの質問タイムになります。 この時、話題が切れてしまっては最悪です。「15個」は用意しておきたいですね。

 そしてこの質問タイムこそ、あなたの将来性をアピールする絶好のチャンスです。

 先の項目でも述べましたが、あなたは「将来の夢を実現するために」その会社に応募しています。 その夢を実現するために、その会社で何をするべきか、今何が足りないのか、どんなキャリアを歩むべきなのか、 夢のための質問をするのです。

 こうすることでエントリーシートでアピールした内容に説得力を追加することができ、 社員も「元気で有望な学生が来た!」と思ってくれるわけです。

 

リクルーターへの質問

 リクルーター面接は、就活生が質問に答える面接形式と、社員が質問に答える質問形式の2種類があります。 基本的には就活生が質問するための時間が多く取られていますので、 質問は15個は最低限、用意しておかなければなりません。

 面談自体は30分~1時間程度行われますが、質問を15個用意しておけば、1時間まるまる質問タイムだったとしても対応が可能です。 何より「沈黙の時間」をつくってしまうのが一番困りますので、黙り込むことだけは絶対に避けましょう

 おすすめの質問は以下の通りです。

  • 「御社はどのような社会を実現しようとしているのでしょうか?」
  • 「会社で一番盛り上がるのはどんなときですか?」
  • 「入社後のギャップはありましたか?」
  • 「社員の方にはどんな方が多いですか?」
  • 「貴方の働く上でのビジョンを教えて頂けますか?」
  • 「この事業の将来性についてどうお考えですか」
  • 「会社の風通しは良いですか?」
  • 「御社の強みと弱みを教えてください」
  • 「教育制度はどんなものがありますか?」
  • 「この仕事のやりがいはなんですか?」
  • 「仕事をしていて成長したと思うところを教えてください」
  • 「どんな後輩に入社してほしいですか?」
  • 「他にどのような業界を回られましたか?」

 これらの質問をする意味やほしい回答は、会社説明会で「おっ!」と思わせる優良質問集でも解説しています。 ですが、せっかくの1対1ですので、「その部署に配属になった」と仮定して、もっと深い質問をしてみましょう。

  • 「どの部署で働いていらっしゃいますか?」
  • 「その部署は何をする部署なのですか?」
  • 「今はどんな仕事をされていますか?」
  • 「その部署で入社1年目はどんな仕事をするのですか?」

 相手の年次が高い場合(2回目以降)は、「本音と建前」を意識して、心にもないことを言う必要もあります。 若い人だとぶっちゃけた話をしてもかまわない場合もあるのですが、 年次が高くなってくると、就活生がぶっちゃけた話、本音の話だと思っていても「最近の若者はマナーがなってないな」となってしまいます。

 給料や昇進の話も1回目まで。2回目以降は仕事について質問しましょう。 例えば営業志望なら、「営業配属になったら1年目は何をするのですか?」や、相手が経理部のリクルーターなら 「経理に興味があるのですが、経済学部でないと配属されませんか?」といったように、無難な質問が好まれます。

 リクルーターは自分の仕事を自慢したい気持ちが少なからずあります。 どんなにすごい仕事をしているのか聞いて、驚いて見せたりして感情を刺激しましょう。 相手の部下になった気持ちで接するのがオススメです。

 

必ず夢の話をしよう

 合格するには、夢の話が必須です。

 というのも、大卒総合職は経営幹部候補生であり、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した人物である必要があるからです。 面接官は、就活生が夢を語るのを心待ちにしています。それに関係のない質問ばかりしていると飽きられてしまいます。

 そこで、以下のような話をしてみましょう。

 私は交通事故ゼロの社会を目指しているのですが、御社はそういうビジネスをされています。 文系なので開発部門に配属されることはないかと思いますが、 例えば営業なら、どのような関わり方がありますか?

 このように、夢の実現を第一に考え、「入社した後どうやって実現するか」という視点で質問を考えます。 例の赤字の部分のように、実際にどこかの部署に配属されたときに、そこで「夢のために何ができるか」という質問をしてみましょう。

 

リクルーター面接のマナー

 注意すべきはなんといっても「面接本番である」ということです。 服装は「私服」と指定されない限りはスーツを着て、メモ帳を持参し、 品定めされていることを自覚しておきましょう。

 先ほども解説しましたが、沈黙は絶対に避けることが必要です。 質問を大量に用意しておくのもマナーの1つです。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

1:食事は注文しないこと

 リクルーター面接は喫茶店で行われることが多く、その際に食事を勧められることもあります。

 ここで気になるのが、食事を頼んでいいのかどうかということですね。 結論からいうと、食事を頼むのはやめておきましょう

 というのも、食事をしている余裕などないからです。 1回30分~1時間というのは意外に短く、それを食事にあててしまうのはもったいないです。 絶え間なく質問、会話が続くので食事をする時間はありません。

 私はコーヒーの他にすすめられた飲み物を注文していましたが(抹茶オレだったりビールだったりしました)、 たいてい1時間後の終了時に一気飲みでした。

 別に気を遣って飲まなかったわけではありません。単に飲み物すら飲む時間もないのです。 ましてや食事なんて余裕がないのは明白ですね。

 断る際は「お伺いしたいことが山ほどあるので、食事は遠慮しておきます。」と言っておきましょう。

 

2:メモは必須!

 メモはマナーであり、必須です

 社会人というものは、メモが大好きです。学ぶ姿勢としてメモはアピールの材料になりますし、 むしろ何もしないでいると「話を聞く気がない」とまで勘違いされてしまいます。

 どれだけ記憶力がよくても、必要がなくてもメモをとりましょう。

 今はそうでもないと思いますが、実際に仕事を始めると覚えておかなければならないことが多すぎて、 とてもすべてを覚えきることはできません。そのため社会人になるとメモが必須になります。

 社員もそんな生活をしていて当たり前になっているので、 「これくらいなら覚えられるから大丈夫だろう」という発想がありません。

 質問したこと、聞いたことは面接やエントリーシートに使えます。 時間がたつと忘れてしまいますので、自分のためにも役立ちます。

 

3:お礼はその場で

 終わって帰宅してから、会社に電話をかけたりメールを送ったりして「お礼を述べるべき」だと言う人も見受けられます。 しかし、結論から言うとお礼はその場で済ませるのが前提で、帰ってからは何もする必要はありません。

 特に強制的に時間を奪うことになる電話は迷惑です。 リクルーターは本業の仕事があり、顧客や社内からバンバン電話がかかってきます。 仕事の邪魔をしては悪印象です

 もし名刺をもらっている場合は、メールを送るくらいは構わないでしょう。 ですが、お礼だけのメールも意味がないので、しなくていいです。

 変に機嫌を取ろうとしても、そんなことは評価の対象になりません。 評価シートに「お礼メールをもらった」などという項目はなく、ビジョンの話を通じて、 社風に合っているかどうかが最重要なのです。

 電話やメールをする以前に、その場でお礼を述べることが大前提です。 とくにありがたくなくても、気分を害されて不愉快でも、「ありがとうございました」というのはマナーです。 逆にそれができなければ悪い意味で目立ってしまいます。

 

4:折り返し電話する際のマナー

 リクルーターからだと思われる電話には、必ず折り返し電話をかけましょう。 急な電話は取れないこともあります。それは仕方がありません。

 ですが、折り返さないとそのまま放置されてしまう場合もあります。 というのも担当社員には本業の仕事があり、リク面は人事部から指示を受けて行っているだけです。

 人事部に「電話がつながらなかったので会えませんでした」と報告されてしまう可能性だってあるわけです。

 少しでもチャンスを増やしたいので、電話番号がわかる限りは折り返し電話をしましょう。 次に電話がかかってくるのを待っている間に、次々に別の人の面談が進んでいきます。

 折り返し電話では、はやまって「リクルーターの方でしょうか」などと言わないように気を付けましょう。 あくまでも「さきほどこの電話番号からお電話をいただいたのですが」と言うにとどめましょう。 向こうからかけてきているので、こちらは何も知らない風でいいのです。

 

リクルーター制度を導入している企業一覧

 リクルーター制度導入している企業の一覧です。 リクルーター制度は鉄道、メーカー、建設、インフラ、金融など様々な業界で導入されています。

会社名実施時期内容
JR西日本ES提出後志望動機+質問タイム
JR東海懇談会後
NTT西日本ES提出後丁寧に修正すべきところなどアドバイスをくれる
勉強になるので非常におすすめ
JTプレエントリー喫煙者同士ならたばこを吸いながら
雑談+質問タイム
リク面3回の後、工場見学
新日鐵住金少人数懇談会後厳しくつっこまれる
勉強になるので非常におすすめ
JFEスチール
新日鉄エンジニアリングES提出後半分会社説明+質問タイム
リク面5回程度
JFEエンジニアリング説明会参加後まるまる質問タイム
リク面4回程度
トヨタ自動車懇談会後学校単位の懇談会の案内がメールで来る
豊田自動織機説明会参加後会社説明+質問タイム
大阪ガス3回通過すると6月1日に内々定
関西電力説明会参加後すべて質問タイム
三菱東京UFJ銀行囲い込まれる
商工中金3月中に「内定出すよ」的な雰囲気ムンムン
日本銀行
住友電工リク面10回程度
鹿島建設
大林組ES提出後
竹中工務店
清水建設ES提出後エントリーシートを早く出した方が早くリクが付く。
大成建設
クラレES提出後ES提出後に座談会の連絡が来る。
デンソープレエントリー
昭和電工
日本触媒グループ面談後
トクヤマES提出後説明会でES提出
三菱樹脂
中部電力説明会参加後
三菱マテリアル懇談会のグループディスカッション後
三菱ガス化学ES提出後3回程度
日立製作所ES提出後2回程度
パナソニックES提出後1回程度
キヤノンES提出後1回程度
日本電気(NEC)ES提出後1回程度

 

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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