勝ち組【澁澤倉庫の就職】難易度や倍率・選考対策を解説！
| 会社名 | 就職難易度 |
|---|---|
| 澁澤倉庫 | 低い 1.0 / 5.0 |
| 売上高 | |
| 734億円 | |
| 平均年収 | 年間休日 |
| 791万円 | 日数明記なし |
| 採用人数 | 初任給 |
| 総合職：20人程度 エリア総合職：20人程度 | 総合職：260,000円 エリア総合職：234,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照：澁澤倉庫｜募集要項（初任給・年間休日）
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選考フロー
| 選考開始 | 3月 |
|---|
澁澤倉庫の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 一次面接
- 最終面接
- 内々定
ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →澁澤倉庫の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方｜失敗しないコツを実体験で解説！」を参照してください。
就職難易度
| 就職難易度 | 低い |
|---|
澁澤倉庫の就職難易度は低いです。 3大財閥と比較して人気が低く、応募者は130人程度しかいません。採用倍率は約6.5倍です。
財閥倉庫は各社ともほぼ同様のビジネスを手掛けているため、事業内容による比較はできません。 「経営理念」や「社風」による比較をするしかなく、 インターンシップへの参加経験は志望動機を書く上でこの上なく有利になります。
また、財閥倉庫は三菱・三井・住友の3社が「祝日週は土曜出勤」となっていますが、 澁澤倉庫は土日祝が休みであり、比較的ホワイトの部類です。 利益率も上場企業平均と同等の約7％出ており、就職できれば勝ち組だと言えます。
澁澤倉庫に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。 また海運業界と併願されがちなため、高スコアなライバルがごろごろいます。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
| 面接回数 | 2回 |
|---|
澁澤倉庫の面接は、2回です。
同社については、倉庫業界では選考が早めで、ES提出が3月中・面接は4月から開始されます。 一次・二次（最終）面接の2回に合格すれば内々定です。三菱・三井・住友の上位3社に比べて選考の負担も軽いです。
面接の内容はエントリーシートに沿ったものですので、提出したエントリーシートは必ずコピーをとっておき、 面接前に復習できるようにしておきましょう。
ただし、「なぜ倉庫業界なのか」「なぜ澁澤倉庫なのか」は面接で必ず問われます。 言い換えると「三菱・三井・住友より澁澤倉庫に魅力を感じた理由」ですが、 他社を貶すことなく、同社の経営理念や社風に注目して「自分にぴったりだ」という答え方をしましょう。
また、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。 この他「立ち振る舞い方」「うまい回答方法」など面接のコツを次の関連記事で解説しています。
エントリーシート
| ES設問 | 2本 |
|---|
澁澤倉庫のエントリーシートは、「なぜ物流業界なのか」と「なぜ当社を志望するのか」の2本です。
まず、物流業界を選ぶ理由としては次のようなものが挙げられます。 これらは就活用語で「就職活動の軸」と言います。
| 社会の基盤を支える重要な役割 | 物流は生活やビジネスを支える基盤です。日用品や食品、医薬品、インフラ資材など、生活に必要なものを届ける責任を担っています。この社会貢献性の高さが魅力です。 |
|---|---|
| 需要が安定している | 物流は経済の動向に左右されにくい業界の一つです。近年はオンラインショッピングの拡大に伴い、需要がさらに増加しています。 |
| 技術革新による成長性 | 自動化技術（ロボット、ドローン）、AI、IoTなどの最先端技術が取り入れられ、効率化や新しいサービスが次々と生まれています。イノベーションを体感しながら働けます。 |
| グローバルな活躍の場 | 国際物流の需要が高まり、海外取引や拠点を持つ企業も増えています。語学力や異文化理解を活かしてグローバルに働くチャンスが広がります。 |
| 達成感のある仕事 | 物を効率的に運び、適切なタイミングで届けるという目標を達成することで、大きな満足感を得られます。チームで成果を共有する機会も多いです。 |
一方で、面接では「そう思うようになったきっかけを教えてください」と問われることがあります。 この時のために「学生時代頑張ったこと」を用意しておき、 「この経験をきっかけに、社会の基盤を支える重要な役割を果たしたいと思うようになりました」と答えましょう。
難しいのは「なぜ当社を志望するのか」です。 詳しい書き方は「なぜこの会社を選んだのか」の記事でも解説していますが、 事業内容・今後の取り組み・経営理念に至るまで倉庫業界は全体的に似たり寄ったりです。
そのため、説得力ある志望動機を書くには、インターンシップや会社説明会など同社開催のイベントで、社員に直接「社風」について質問するしかありません。 こうすることで「実際に肌で感じた社風」を取り入れることができ、説得力ある志望動機が書けます。
志望動機
| ポイント | 社風への共感 |
|---|
澁澤倉庫の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
私が貴社を志望する理由は、新規事業に積極的な貴社の社風に強く惹かれたからです。
学生時代、私はゲーム制作プロジェクトに参加し、既存のジャンルにとらわれない独創的な企画を立ち上げました。 この際、チームとともに新しいテーマやデザインを試行錯誤し、最終的にはユーザーから高評価を得る作品を完成させました。 この経験を通じて、新たな価値を生み出すことの難しさと達成感を学び、挑戦し続けることの大切さを実感しました。
貴社は、物流という枠を超え、多様な新規事業に挑戦し続ける企業として注目しています。 新たな分野への挑戦は、企業の成長だけでなく、社会全体に新しい価値を提供することに直結すると思います。 その中で貴社は、柔軟な発想力と果敢な行動力で市場に変革を起こし続けており、私もその一員として貢献したいと考えています。
私は、これまでの経験で培った創造力と行動力を活かし、貴社の新規事業の推進に尽力したいと思っています。 澁澤倉庫の挑戦する姿勢に共鳴し、共に未来を切り開く存在となることを目指しています。
この志望動機は、「新規事業への挑戦」というテーマを中心に構成されており、自身の経験と企業の方向性を丁寧に結び付けている点が評価できます。全体を通じて、創造的な姿勢と成長意欲が明確に表現されています。
- 冒頭：社風への共感を明確に提示
「新規事業に積極的な社風」に惹かれたという一文から始まり、企業選びの軸がはっきりしている点が好印象です。 澁澤倉庫のような多角化戦略をとる企業にとって、応募者が「変化を歓迎するタイプ」であるかどうかは重要な判断基準となるため、効果的な導入です。 - 経験：挑戦的なプロジェクトでの創意工夫
ゲーム制作で「独創的な企画」を立ち上げ、チームで試行錯誤した経験を通じて、新たな価値創出への実践とその難しさ、やりがいを体験したことが語られています。 単に成功体験を述べるのではなく、挑戦の過程を丁寧に描いている点が、自己分析の深さを裏付けています。 - 企業理解：多角化と変革への注目
「物流の枠を超えた新規事業」「社会に新しい価値を提供」など、澁澤倉庫の企業としての方向性を的確に捉えている点がポイントです。 単なる事業紹介にとどまらず、社会的意義にまで視野を広げているのが好印象です。 - 結び：自身の強みと未来像の一致
最後に「創造力と行動力を活かして新規事業に貢献したい」と明言し、「澁澤倉庫の一員として未来を切り開く存在になる」と締めくくっており、主体性と将来への意志が力強く表現されています。
総じて、この志望動機は、挑戦・創造・貢献というキーワードを軸に、経験と志望理由の一貫性を持たせた優れた構成です。 新しい価値を創出する人材を求める澁澤倉庫の方針と合致しており、企業とのマッチ度の高さが読み取れる内容となっています。
澁澤倉庫の強み・社風
| 社風 | 新規事業に積極的 |
|---|
澁澤倉庫の強みは、新規事業に積極的な社風です。 同社は独自の新規事業を多数計画しています。他社が「預かったモノの加工」と川下に事業分野を広げていく一方で、 澁澤倉庫は「預かる前のサービス」と川上に事業分野を広げていきます。
同社は中期経営計画で、次のように定めています。
- 収益力の強化
- 国内/海外における物流ネットワークの拡充
- 物流の枠を超えた「業域の拡大」
- 不動産事業ポートフォリオの拡充
- ESGへの取組み強化
1つ目・2つ目は、「機械化・自動化・デジタル化」の他に「多品種少量物流」「高付加価値の倉庫機能」などの取り組みです。 ですが、これは上位3社も同じ取り組みをしています。
3つ目が特徴的で、決済代行・マッチング等の商社機能・日本食材の輸出支援・物流機器の開発・ 人材派遣事業・リサイクル事業と多数の新規事業を掲げています。
現在、上位3社に水をあけられた状態ですが、これらの新規事業の取り組みが成功すれば、 他社にはない特別な価値が生まれるでしょう。
主要取引先
澁澤倉庫の主要取引先は、メーカーや商社です。
実はメーカーは、売れ行きに関わらず一定数量の商品を製造し続けなければなりません。 「売り切れ」を出してはならないこともありますが、「今週は売れないから/売れるから」と従業員を減らしたり増やしたりするのは容易でなく、 彼らに給料を支払うためには、工場を止めるわけにはいかないからです。
こうして積みあがった在庫を保管するスペースは必ず必要になります。 特に冷凍食品など特別な設備が必要な製品の場合は、倉庫会社に頼むしかありません。
同様に商社も「顧客の注文に即座に対応できる」必要がありますから、 メーカーから調達した商品を、物流機能の強い倉庫会社に預けておくのです。
競合他社
澁澤倉庫の競合他社は、次の4社が挙げられます。
これらの企業はどこも同じ事業を行っており、倉庫・港湾荷揚げ・輸送ルートの手配にとどまらず倉庫跡地活用まで、ことごとく同じです。 さらに三菱・三井・住友の上位3社は財閥グループ企業という強力な固定客がいます。
ゆえに、下位企業になればなるほど価格競争に陥り、利益が出にくくなります。 しかし物流事業を進化させようにも、何をやっても同業他社に真似されますから、 澁澤倉庫のように物流の枠を越えるという選択が最良だと思われます。
また、これら倉庫業界の事業内容や残業・休日などは次の関連記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
弱み
| 弱み | 顧客基盤が弱い |
|---|
澁澤倉庫の弱みは、顧客基盤の弱さです。
上位3社の三菱倉庫・三井倉庫・住友倉庫はそれぞれ財閥グループ企業が固定客として存在しますが、澁澤倉庫にはそれがありません。 ゆえに売上高・利益率ともに差を開けられています（ちなみに上位3社は各社とも利益率7～8％ですが、澁澤倉庫は5％弱です）。
しかし、「頼る先がない状況」が「多数の新規事業への取り組み」につながっている側面もあります。 「事業を立ち上げたい」という元気な学生は、ぜひ同社を志望先に加えましょう。
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