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【就活は理系が有利?】文系との違い・メリット・デメリット

 理系学生は就活で有利?実際のところは? 文系との違いや、理系ならではの強みと弱点、就職先の選び方まで、わかりやすく解説します。 これを読めば理系の進路選択に自信が持てます!



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理由1.理系限定の求人が多いから

理由1理系限定の求人が多い

 就職活動において「理系は有利」とよく言われます。 以下の4つの事実から、理系学生は就職活動で大きなアドバンテージを持っているといえます。

 

理系限定の就活イベントが多数開催されている

 理系学生向けのイベントは数多く存在し、以下のような形で開催されています。

 これらのイベントでは、理系学生を積極的に対象とする企業が多く集まります。

 特にメーカーではこの傾向が強く、「インターン優遇の早期選考」 「グループディスカッションが免除される」「面接回数が少なく済む」といった特典がつく企業も多いです。

 

合同説明会での実体験:「あなたは理系ですか?」

 これは私の実体験ですが、合同説明会で次のような質問を受けることがあります。

「あなたは理系ですか?」

「あー、文系か…。うちは文系の積極採用はしていないんだよね」

「理系が欲しいんだよね」などの発言

 このような企業ばかりではないものの、文系学生が肩身の狭い思いをすることも少なくありません。

 

大企業でも理系の採用人数が多い

 実際の採用人数を見ても、理系学生の枠が大きいことが明確です。

 このように、多くの大手企業で理系の採用人数が文系の2倍以上に設定されています。

 

理系にしか応募できない職種が存在する

 求人の「採用職種」欄を見ても、明確な違いがあります。

理系限定の職種例

 一方で、文系が応募可能な職種は限られており、理系も応募できます

文系も応募できる職種例

 このように、「理系にしか応募できない職種はあるが、文系にしか応募できない職種は存在しない」という点でも、理系の方が求人の幅が広いといえます。

 

理由2.「即戦力」だから

理由2「即戦力」だから

 理系学生は入社直後から活躍できる即戦力として、多くの企業に重宝されています。

 

理系は専門知識の「土台」ができている

 理系出身者は、大学で以下のような知識や技術を学んでおり、すでに業務に必要な基礎力を備えています。

 これらは、設計・開発・製造・品質管理といった技術系職種に直結しています。

 

文系の場合:学び直しの期間が必要

 もちろん文系出身者でも、現場で技術知識を身につけて活躍する人も多くいます。しかし、次のような「準備期間」が必要です。

 例:筆者も文系出身で、構造力学を学んで設計打ち合わせやCAD操作をこなせるようになりましたが、それには時間と努力が必要でした。

 

配属先の違い:理系は即戦力として技術部門へ

 配属される部署にも明確な傾向があります。

理系の配属例

文系の配属例

 理系出身者は配属直後から設計や開発に携わることが一般的で、早い段階から専門業務を任されることが多いのです。

 

理系は数学や理科に強く、学習スピードも速い

 理系学生は以下の特徴を持っており、学び直しが必要な場面でも習得がスムーズです。

 一方、文系出身者には数学や理系科目に苦手意識を持つ人も多く、習得に時間がかかるケースも見られます。

 

理由3.理系にできない仕事はない

理由3理系にできない仕事がない

 理系出身者は「技術系職種」だけに限られた存在ではありません。むしろ、文系職種も含めて幅広く活躍できるという強みがあります。 以下では「理系にできない仕事はない」と言える理由を詳しく解説します。

 

事務系職種は「全学部・全学科」対象

 多くの企業が、事務系総合職(営業・経理・法務・総務・人事など)において学部不問で募集を行っています。 つまり、理系出身でも以下のような職種に就くことが可能です。

 これらの仕事は、特定の学部や学科でないとできないというわけではありません。

 

文系専攻でなくてもできる業務が大半

 実は、法務も経理も「法学部」「経済学部」出身でなくてもできる業務です。 たとえば…

「法務は法学部出身でないとダメ」

「経理は経済学部でないと厳しい」

 といったイメージは根強いですが、実際にはどちらも専攻と直結する内容ではありません。 初期段階では、以下のような業務が中心になります。

法務:社内規定や契約書のチェック

経理:伝票処理や計算の確認

 いずれも、業務を通じて学ぶことで十分対応できる仕事です。

 

営業・人事・総務も文系専業ではない

 これらの職種も、「文系出身でなければできない」という制限はありません。理系でも十分に適性がありますし、実際に多数活躍しています。

 私は営業に就いていましたが、顧客は理系であることが多く、 製品の仕様や仕組みについて詳しく説明を求められ、その過程で図面・構造力学・CADなどを学んでいきました。 営業でさえ理系的知識が求められるというわけです。

 

銀行・証券など数字を扱う業界でも理系は有利

 「文系向け」と思われがちな銀行や証券業界でも、理系出身者は多数就職しています。 その理由は明確です。

 このため、理系出身者の方が評価されるケースもあるのです。

 

「理系にできない仕事はない」だが「理系でないとできない仕事」はある

 一方で、理系にしかできない仕事もあります。代表的なのは以下のような技術系職種です。

 これらの職種は、文系出身者が就職後にキャッチアップするのは困難です。

 

理系のデメリット

デメリット就職先の選択肢が少ない

 ここまで理系のメリットを解説してきましたが、実はデメリットもあります。

 

1.研究が忙しくて就活する時間がない

 理系は授業が多く、自由に時間割を決めにくいです。 そして3年生くらいからは「研究室」に入って、本格的に研究が始まります。

 研究室では、授業がない時間もずっと実験やレポートに追われていて、朝から晩まで研究室にいることも珍しくありません。 試験勉強の時間もギリギリになる人が多いくらいです。

 そんな毎日だと、就職活動に使える時間がとても少なくなってしまいます。

 教授が大企業の「推薦枠」を持っている場合もあって、「研究を頑張れば就職先は用意してあげるよ」と言ってくれることもあります。 しかし、行きたい会社がその推薦に入っていなかったり、推薦があっても面接で落ちてしまうこともあるので、必ずしも安心とは言えません。

 

2.勉強した内容と違う仕事にはつきにくい

 文系の人は、大学で学んだことと違う仕事に就くことが多いです。 だから、文系ならいろんな業界から選ぶことができます。

 でも理系は、専門的な勉強をしているので、企業からも「この人はこの分野の仕事がしたいんだろう」と思われがちです。

 たとえば化学の研究をしている人が建設会社や銀行に就職したいと思っても、「なんでうちに来たの?本当に働く気あるの?」と思われてしまうことがあります。

 逆に、コンクリートの研究をしている人がメーカー企業に行こうとすると、「どうせ建設の会社に行くんでしょ」と思われて、書類で落とされることもあるのです。

 つまり、理系は勉強してきたことに関係する会社しか選びにくいという面があります。

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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