【就活】学歴フィルターはどこから?|ある企業とない企業
「学歴フィルターはどこからかかるのか」また「関係なしに選考に進める企業はどこか」などを解説しています。 実は、インターンが高学歴ばかりなのは「判断材料となるESの完成度が誰も高くない」ためです。 そこでESをしっかり書いていくと、学歴フィルターの突破も可能です。
この記事の要点
- MARCH・関関同立以上は安心!
- BtoB企業は学歴フィルターがほぼなし!
- インターン参加で突破が可能!
- 面接にさえ進めれば、学歴は関係なし!
目次
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学歴フィルターとは
学歴フィルターとは、選考や就活イベントの応募に際して、大学名だけを理由に不合格にされることを言います。
書類選考はもちろんのこと、インターンシップや会社説明会すら「学歴フィルター」によって落とされる場合があります。 基本的には応募の殺到する企業で使われがちで、そうでない企業でも二次募集・三次募集では「学歴フィルター」が使われることがあります。
原則として適用されるのは文系のみで、理系は学歴フィルターがありません。 また、細かい偏差値は関係なく、「人事部の上司が喜びそうな大学かどうか」で判断されがちです。
かからない大学一覧
MARCH・関関同立以上は学歴フィルターにかからない!
学歴フィルターはどこからかかるのか、気になりますよね。 そこで会社側が積極的に募集したい大学を一覧にしてまとめました。 以下のように、1.旧帝一工・早慶、2.上位国公立大学、3.上位私立大学に属する大学群が学歴フィルターにかからない大学です。
旧帝一工・早慶11校
東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・東北大学・九州大学・北海道大学・一橋大学・東京工業大学・早稲田大学・慶応義塾大学
上位国公立大学14校
東京外国語大学・筑波大学・東京農工大学・千葉大学・横浜国立大学・横浜市立大学・東京学芸大学・東京都立大学・大阪公立大学・京都工芸繊維大学・信州大学・熊本大学・お茶の水女子大学・奈良女子大学
上位私立大学13校
上智大学・国際基督教大学・学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学・津田塾大学
これとは別に、「中位・下位国公立大学」「産近甲龍」「日東駒専」は学歴フィルターのボーダーラインに位置し、 「財閥系企業・業界最大手」を除けば学歴フィルターにかからないことが多いです。
ある企業
財閥系と有名企業は学歴フィルターがある!
学歴フィルターは、以下のような企業が採用しています。業界名をタップすると、専用の解説記事に遷移します。
財閥系企業
三菱系・三井系・住友系
基本的に「三菱・三井・住友」の名前がついている会社は、仮に業界下位企業だったとしても応募が殺到します。 その大量の応募をさばくために学歴フィルターが用いられ、財閥系はどこもMARCH・関関同立以上の学歴が求められます。
一方で「業界最大手」「財閥系」を除いた残りの企業群では「産近甲龍」「日東駒専」「下位国公立大学」などの内定者もいますので、 国公立大学ならほとんど大丈夫・日東駒専以上なら就職可能と言うこともできます。
また、これとは別に「学歴フィルターのない企業」で紹介する中にも、二次募集では学歴フィルターがある場合があります。 逆に「学歴フィルターのある企業」でも、インターンシップでは学歴フィルターがない場合もあります。
ない企業
BtoB企業は学歴フィルターがない!
以下の企業群には、学歴フィルターがありません(ただし財閥系は学歴フィルターあり)。
基本的にBtoB企業(会社を相手にしたビジネス)の場合は、学歴でえり好みできるほど応募者がいません。 競争倍率は10倍~80倍程度で、学歴不問の会社が多く、就職しやすいと言えます。
注意してほしいのは、人気企業=優良企業ではないということです。 BtoB企業を調べずに就活を終えると、筆者の私のように絶対に後悔します。 学歴フィルターにかかる・かからないに関係なく、BtoB企業を必ずチェックしてください。
学歴フィルターがある理由
学歴フィルターは本当にあります。 「会社説明会に、無名大学で応募したら『満席』と表示されたけど、東京大学で応募したら『空席』になった」というリークがよくある他に、 インターン参加者や内定者が高学歴だらけという事態がよくあります。
学歴フィルターがある理由は、以下の2点です。
- 応募者が多すぎるから
- 優秀な学生が見つかる可能性が高いから
応募者が多すぎるから
財閥系や有名企業では、応募者が数千人に達します。 競争倍率は100~300倍にもなりますが、それだけの人数を人事部で処理するのは不可能です。 そこで、大学名でフィルターをかけて絞り込むというわけです。
優秀な学生が見つかる可能性が高いから
ビジネスと学歴は関係ありません。 ですが、応募者が多すぎる企業では「優秀な学生」が見つかる可能性の高い絞り込み方をしなければなりません。
「高学歴」は「受験勉強」にエネルギーを注いできた人たちですから、「ビジネス」にもエネルギーを注いでくれる可能性が高いのです。 ただし、学歴だけで採用されるわけではありません。「ビジネス的に優秀な可能性が高い」というだけで、 「学力が高い」ことを求めているのではないのです。その証拠に、旧帝大卒の私は選考に落ちまくりました。
突破する方法
インターン参加で学歴フィルターを無視できる!
低学歴だと就職できないのでしょうか?いいえ、学歴フィルターを突破する方法があります。
それは、インターンシップです。
インターンが高学歴ばかりな理由
インターンはみんなが準備をできていない!
インターンに参加してみると、高学歴ばかりで埋め尽くされています。 しかし、実際に入社する時は、学歴はバラバラです。なぜインターンのときだけ、こんな現象が起きるのでしょうか。
それは、全員が準備不足だからです。
本選考のころになると、「自己分析」をして「完成度の高いエントリーシート」をつくれる学生が増えてきます。 そうすれば人事も自社にあった学生を見分けることができるようになります。 しかし、インターンは大学3年生の夏という早い段階で行われるため、誰もそんな準備ができていないのです。
なんの判断材料もない状態ですから、学歴で選ばざるを得ませんよね。
実際、私も旧帝大卒で、大阪のインフラ企業のインターンシップに参加しました。 自己分析すらせずに「学歴だけ」で参加が認められたようなものですが、 本選考では私も含め、インターン参加者の8割が落ちました。そう、有望な学生などほとんどいなかったのです。
逆に言えば、インターン応募の段階で有望な学生であることをアピールできれば、 「学歴だけ」の人を押しのけて参加でき、採用枠がフルで残っている時点から裏選考ルートに乗れるというわけです。
有望性のアピールの仕方
ビジョンを示して総合職適性をアピール!
有望かどうかは実は、「将来の夢」とその説得力にかかっています。
あなたも何かにハマったことがあると思います。 ゲームにしても、スポーツにしても、好きなことへの熱の入り方はものすごいと思います。 徹夜したり、食事を抜いたり、いくらでも熱中できると思います。
一方で興味のないこと、例えば試験勉強はどうでしょうか。 「趣味に費やすエネルギーを勉強に使えたら…」と思いませんか? でも、仕方がありません。興味のないことには熱が入らないのです。
会社も同じです。その学生が自社のビジネスにどれだけ熱中してくれそうかを見て、採否を判断します。 徹夜だとか食事抜きは極端にしても、「このビジネスが楽しい」と思っている学生を採用すれば、 バリバリ働いてくれそうですよね。
自己分析してビジョンの一致をアピールしよう!
そこで、会社の経営理念と学生の将来の夢を照らし合わせるのです。 その「夢」がウソでないかどうかを、エントリーシートの各項目で確認します。 この採用方法は古代中国の孫氏の兵法書にも書かれているほど、人事界の常識です。
この夢を就活用語で「就職活動の軸」と言いますが、これを考えるのが「自己分析」です。 これをして、エントリーシートを早期に完成させれば有望な学生であることをアピールできます。 インターンの段階で出来ている人はほぼいませんので、1人勝ちです。
これに従って「『将来の夢』実現ストーリー」を組み立てることができれば、インターンに参加できます。 勝負はそこからです。インターンを内定に直結させるには、楽しそうに働くことが欠かせません。
こうして現場の社員に「後輩にしたい!」と思わせることができれば勝利です。 なにしろ人事は、現場の社員の書く「評価シート」を無視することができません。 それを無視するなら、インターンなどやる意味がないからです。
「自己分析」と「インターン」を組み合わせれば、高学歴にも勝てます。
加えて、学歴フィルターをぶち破る方法の1つとして、「待ち型就活サイト」がおすすめです。 プロフィールを登録しておくだけで、 それを見た人事が「こんな学生がほしかった!」とスカウトを、時にはいきなり最終面接の案内を送ってくれます。
それは 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。
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就活に学歴は関係ない?
学歴フィルターは書類選考まで!
「就活に学歴が関係ない」と言い切ってしまうと、嘘になります。 就活のやり方によっては大きく差が出るのが学歴でもあります。
具体的に学歴フィルターがどこで働くのかというと、就活の「入り口段階」です。 それはエントリーの際に働きます。会社によってはその前段階の「会社説明会」でも、 会社が設定した学歴フィルターによって弾かれて、説明会にも参加できない場合もあります。
大学3年生の3月に会社説明会が始まりますが、その時期になってはじめて就活を開始するのでは、 学歴フィルターに引っかかりまくります。特に「大手企業」「有名企業」にしぼって就活をすると、 それで内定がもらえるのは高学歴な学生だけです。
ですが、エントリーシートさえ合格すれば、あとは学歴は関係ありません。 低学歴とされる大学群では、大学名だけでエントリーシートが弾かれてしまいがちですので、 これをどうやって突破するかがカギになってきます。
なぜ学歴フィルターがあるのか
なぜ学歴フィルターがあるのかというと、知性の高い学生を効率よく獲得できる手段だからです。 会社は「経営理念・ビジョン・社風に合った学生」がほしいのが前提ではありますが、 オプションとして「知性の高さ」も求めます。頭のいい子は適応力が高いと推測され、高学歴な学生は「知性が高い」という可能性が高いのです。
また採用担当者が上司に「合格者リスト」を見せるとき、高学歴なら説得力があるという事情もあります。
もちろん東大や京大にしか知性の高い人がいないというわけではありません。 「勉強ができる」ことと「知性が高い」ことは別だからです。しかし、高学歴であればあるほど、 知性の高い人が多いという経験則が会社側にはあります。
何百通、何千通とくるエントリーシートをすべて読むにはあまりに時間がかかりすぎます。 「可能性が高い」学生から順番にエントリーシートを読んでいき、そちらが優先されがちなのは、 手間を省くために行われるからです。
ただし、応募者の多い有名なBtoC企業では高学歴でもバンバン落とされます。 大阪大学という学歴を持ちながらBtoC企業に全落ちした私が証拠です。 就活をなめてかかっていいわけではありません。
面接が始まると学歴は関係ない
逆に1人1人をじっくり見ることができる面接では、もはや学歴は関係ありません。 エントリーシートが通過する時点で、要求されている知性の水準は満たしているわけです。 あとは「性格が経営理念・ビジョン・社風といかに一致するか」の勝負です。
実際、「東大生しかいない」「旧帝大しかいない」といった会社は見たことがありません。 就職四季報には採用実績校が載っていますが、それを見てもどの会社にもMARCH・関関同立クラスの内定者がいて、 失礼ながら名前も知らない大学も載っていたりします。
エントリーシートさえ合格してしまえば高学歴でも低学歴でも同じ土俵で戦えるのです。
実際のところ、仕事ができるかどうかに学歴は関係ありません。 どれくらい本気でビジネスに取り組めるかによるのです。
私のいた会社では東工大や九州大といった高学歴な社員が名ばかり管理職で、 一番活躍していて最短スピードで出世しているのは高卒という例すらありました。 (その高卒の上司は本当に頭の良さ、行動力どれをとってもバケモノみたいな人でした)
就活で学歴が関係あるのは「書類選考まで」で、「面接から」は学歴は関係ないと覚えてください。
学歴フィルターの具体例
学歴フィルターの具体例を紹介します。 どんなときに作用して、学歴に応じて有利不利になるのか把握しておきましょう。
具体例1:書類選考
最も学歴が就活に影響を与えるのが、書類選考です。
書類選考や会社説明会で学歴フィルターを発動させるのも、大企業ならある程度仕方のないことです。 有名企業には何千通、何万通というエントリーシートが届きます。 大量に届くエントリーシートをどのように処理するかが問題になります。
すべてのエントリーシートをじっくり読んでいる余裕はありません。 そんなときに、一目見てエントリーシートを捨てられる手段があれば、 仕事が楽になり、余計な手間暇がかからずに済みますね。
学歴があれば書類選考で学歴だけを理由に落とされることはありません。 無名大学の学生よりは、有名大学の学生のほうがエントリーシートをしっかり読んでもらえます。 これは私の就職した会社でも同じです。
人事担当者は就活生の学歴を気にしています。 「この学生を面接に呼ぼうと思います」と上司に伝えるとき、高学歴なら納得してもらうのも簡単です。 「この就活生は東大生です。この就活生を面接に呼びます。」「そうか。わかった。」となる可能性は高いです。
しかし「この就活生はエムワイ大学の学生です。面接に呼びます。」などと言おうものなら 「エムワイ大学ってなんだ?今年は東大生はいないのか?」と突っ込まれてしまうでしょう。
「勉強を頑張り、結果を出した」という意味でも、人事担当者が上司に報告をする意味でも、 高学歴であれば高学歴であるほど説得力があるのです。
逆に言えば、学歴が影響するのはエントリーシートまでと言えます。面接に呼ばれた以降は、 純粋に人物重視で選考を行います。会話から読み取れる能力、判断力、コミュニケーション能力などを見られます。 面接ではもはや学歴ではなく、本人の能力と面接官と気が合うかどうかなのです。
面接に呼ばれたら、もはや学歴を気にする必要はありません。
具体例2:会社説明会
学歴フィルターの影響は書類選考や面接だけではありません。 なんと会社説明会にすら影響を及ぼす場合も多々あります。 学歴フィルターにひっかかって会社説明会の予約ができないなんてことがあるのです。
会社説明会の予約ツールでは、会社側はあらかじめ決めておいた大学群と、それ以外の大学群で「予約の枠」を設けることができます。 高学歴な学生向けの枠は多くとっておいて、そうでない大学群の枠は少なく設定しておくのです。
こうすることで、ある大学の学生は会社説明会で学歴フィルターが発動して「満席」と表示され予約ができず、 一方の高学歴な学生は「空席あり」と表示され予約ができるのです。
私の大学は関西でしたので大阪や京都で就活をしていたのですが、 確かに会社説明会で会う就活生は同じ大学の学生や、関関同立や京大、神戸大、大阪市大の学生ばかりでした。 たくさんの有名な会社の会社説明会に赴きましたが、確かに参加者の学歴は高かったように思います。
関関同立は学生数が多いですから、目立っただけかもしれません。 しかし、その他の大学の学生が見当たらないというのは大学別で会社説明会の枠が分けられているか、 もしくはそもそも説明会を予約できないようになっているかのどちらかだと思います。
一つ言えることは、「阪大で会社説明会の予約に苦労したことはない」ということです。
また、会社にもよりますが「大学別会社説明会」が行われることもあります。
2013年卒の就活当時、私もトヨタ自動車にプレエントリーしました。 そして2週間くらいたったある日、「大阪大学の学生限定で会社説明会をします」と案内メールが来たのです。 当然、その会社説明会には大阪大学の学生しかいませんでした。
具体例3:リクルーター面接
社員とごく少人数で、1対1などで秘密裏に会って面接をするリクルーター面接では、 学歴が非常に強く影響します。
リクルーター面接は、プレエントリー後、あるいはエントリー後に、 会社から「1対1の質問会を開きたい」と電話がかかってくることで始まる面接です。 リクルーター面接、略してリク面は、面接ができないはずの時期に「質問会」という名目で行われる面接なのです。
しかしこのリク面、ある程度の学歴がないと呼ばれません。 というのも、リク面は同じ大学の出身者が面接官にあてられるからです。 同じ大学の出身者が会社にいなければ、リク面に呼ばれることがないのです。
そういう意味では、昔から民間就職が多かった早慶の学生は、リク面に呼ばれまくりますから就活で有利です。 呼ばれるだけでなくしっかりした受け答えをし、面接官に気に入られなければ意味がないのですが。
トヨタ自動車や日本製鉄、JFEスチール、JFEエンジニアリング、NTT西日本、住友電工、 メガバンクや総合商社など超一流企業はリクルーター面接を前提としている場合が多く、 リクルーター面接を突破しないと本番の面接に呼ばれない、 つまりリクルーター面接に呼ばれなかった時点で不合格が確定する企業もあるのです。
具体例4:二次募集の案内
内定辞退が出たときなど、目標の採用人数を達成するために二次募集を行う場合があります。 この場合はプレエントリーが遅かった学生や、新たに学生を募集したりして呼びかけるのですが、 ここでも学歴が作用します。
私は一時期、人事部の隣の部署で働いていたのですが、人事部のこんな会話を聞きました。
「内定辞退が出ちゃったから二次募集をするんだけど、プレエントリーが遅くて間に合わなかった学生のリストがあるでしょ?」 「国公立大学の学生だけピックアップして二次募集の案内を送ってみて」
私の会社にも学歴フィルターがしっかり存在していたのです。
逆学歴フィルター
逆学歴フィルターなるものも報告されています。 要は「えっ!?東大生!?そんなすごい人を部下にする自信がないよ」というフィルターです。 逆学歴フィルターでは、高学歴な就活生が不利になります。
一般に、学歴フィルターというと有名大学でないと会社説明会に参加させてもらえないだとか、面接に呼んでもらえないというものですが、 逆学歴フィルターでは「有名大学の学生はどうせ冷やかしだろう。どうせ内定出しても来てくれないから最初から不採用で。」というものです。 高学歴ほど逆学歴フィルターには苦労させられます。
例としては、高学歴だけどエリア総合職や現業職(プロフェッショナル職)、一般職への就職を希望する場合です。 全社コースの総合職以外ではなかなか理解してもらえません。「なんで総合職じゃないの?」と落とされてしまうのです。
銀行や商社の一般職では、逆学歴フィルターにもかかりにくいようです。旧帝大卒の銀行一般職はたくさんいます。 特に女子就活生の場合、旧帝大や早慶から一般職で就職することは多いようです。 しかし、メーカーやインフラの一般職では逆学歴フィルターがかかるでしょう。
中堅企業、中小企業では高学歴は手に余るということで採用を控える場合もあります。 高学歴な人に指示を与えて仕事をさせる自信がないのです。 むしろ自分の地位を奪い取ってしまう恐れすらあるのです。
また、「内定を出してもどうせ断って別の会社にいくんでしょ」と思われて、 そもそも面接も受けさせてもらえない場合すらあります。 高学歴だからといってどの業界、どの会社でも就活で有利というわけではないのです。
地元で就職したいのに逆学歴フィルターにひっかかって就活がうまくいかず、 結局全社コースの総合職でしか内々定がもらえないということもあります。
以上のように、就活にはたくさんの悩みがありますよね。 それをもやもやした状態にしておくと深刻化します。そこで、いったん「すべての悩みを書き出す」のがおすすめです。 次の関連記事では「ありがちな悩みと解消法」をたくさん書き出していますので、ぜひ参考にしてください。
12月の今から最短で内定をもらうには?
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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