就活がめんどくさい!|理由と私が解消した方法
「就活がめんどくさすぎる」と投げ出したい方は多いのではないでしょうか。 就活が始まっている人はもちろん、就活のことを考えるだけでしんどい、就活は終わっているけどしんどいという人すらいるでしょう。 実はMY就活ネット管理人の私も経験者です。その理由と対策を紹介します。
目次
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就活をめんどくさいと感じる理由
就活をめんどくさいと感じる理由は、次の6点が挙げられます。
また、これとは別に「悩みが多すぎる」ことも大きな原因です。 解消には「いったんすべての問題を書き出す」とそれだけで気が楽になるものです。 次の関連記事で具体的にどんな悩みがあるか、代わりに書き出してその解消法を解説しています。
1.やりがいがないから
後で無駄になるとわかっているから
最大の理由は、やりがいがないことでしょう。 就職みらい研究所の公表している就職白書2024によると、 学生が選考に応募した会社数は平均12.71社でした。その上で面接に進んだ会社数は平均7.78社ですから、エントリーシートの3割は不合格になる上に、12社中11社には入社しないことになります。
つまり、就活の9割以上は「入社しない企業のための作業」ということになります。 「エントリーシートがめんどくさい」のは「かなりの確率で落ちるから」、「面接がめんどくさい」のは「入社しない可能性の高い企業だから」です。
効率だけでいえば、「確実に内定をくれる会社だけに、時間をかけて応募したい」というのが本音でしょう。
2.やるべきことが多く手が付けられないから
やるべきことに押しつぶされる
就活では「自己分析」「企業研究」「インターンシップ」「エントリーシートの作成」「面接」とやるべきことが多いです。 何から手をつけるべきか、わからなくなってめんどくさいと感じるのです。
私も仕事をしているときにストレスを感じるのは、「メールがたくさん届いているとき」です。 やるべきことが積み上がっていって、その優先順位をつけるのがめんどうに感じます。 就活でも様々な情報が入り乱れますから、それを整理するのにストレスを感じるのです。
3.やりたい仕事や目標がないから
何のために働くのか考えられない
筆者の私自身がそうでしたが、やりたい仕事や目標が定まっていないと、 就活が「やみくもな活動」になってしまい、めんどうに感じます。
これは学生にとっては仕方のないことでもあります。 なぜなら、ビジネス界に身を置いたことがないゆえに、ビジネスの面白さを知らないからです。 私が面白さに気づいたのは、入社して2年目のことでした。ビジネス雑誌や書籍を買いあさり、暇さえあれば読んでいました。
想像もつきませんよね。ですが、会社の給料は一定ではありません。業績に応じて増減します。 仕事がうまくいっているときは顧客企業の役員クラスに「君に任せるしかない!」と言われ、 ボーナスや昇給額が同期より高かったり、「このままいけばチームリーダーになる日も近い」と感じたりします。
就活の段階では、そのような輝かしい未来を想像することができないため、 「やりたい仕事」や「目標」が定まらないという問題があります。
4.ストレスが溜まっているから
プレッシャーがかかりすぎ
友人の就活の進捗を聞いて焦ったり、家族からのプレッシャー、そして自分自身にプレッシャーをかけてはいませんか? 私の場合「有名企業に内定を取らなければ周囲の期待を裏切ってしまう」というプレッシャーを自分自身にかけていました。
確かに、就活はこの先40年の将来を左右します。 ですが、それが「辛いこと」になってしまってはストレスが溜まります。
実際に、筆者の私がこのプレッシャーでどんな失敗を犯したかは、「筆者の就活経験記|2013卒の大失敗!反面教師に使おう」で解説しています。
5.睡眠不足だから
気づかないうちにイライラしてるかも
気づきにくいことですが、睡眠不足はメンタル面に大きな影響を与えます。 「就活のために何かしなければならない」と調べものをしたり、エントリーシートの作成をしたりするうちに、睡眠時間を削ってはいませんか?
私は仕事の都合で「1日3時間しか眠れない」という状況に陥ったことがありますが、 その当時はとにかくイライラしていました。仕事自体はうまくいっているのに、メンタルはそうではなかったのです。
6.本当は就職したくないから
今の活動がお金に結びつくまで、遠回り!
「本当は就職したくない」のが、人によっては最大の理由になるかもしれません。 実際、内閣府の実施した世論調査によると、 社会人の70~80%が「働く目的」を「お金」と回答しています。 ということはつまり、働きたいのではなくお金がほしいのが本音ということです。
しかし、「就職活動」から「お金をもらう」という結果にたどり着くには道のりが長すぎます。 人間の頭脳は目先の利益を追うようにできていますから、「遠回りなお金稼ぎ」をめんどうに感じるということです。
「めんどくさい」を解消する方法
「めんどくさい」と物事に手がつかなくなったとき、その気持ちをどう解消すればよいかについて、 私自身が解消している方法を4点、解説します。
1.初任給でやりたいことを考える
給料が入ったら何をしよう?
私にとって最も効果が高かったのが、初任給でやりたいことを考えることです。 現在では初任給の引き上げが相次いでおり、高いところでは30万円を超える初任給が用意されている企業もあります。 さて、1ヶ月でそれだけ稼いだら何をしましょうか。
私は家族にコーヒーメーカーをプレゼントして、自分にはブランド物の腕時計を買いました。 そして何より思い出に残っているのが、コンビニのシュークリームを10個ほど買い占めたことです。 くだらないことですが、それを極端にすると一生の思い出になります。
また給料やボーナスを貯めて「トヨタのマークXに乗りたい」「会社の近くにタワーマンションを買いたい」などと夢想するのも有効でした。 夢を持つと元気が出てきます。
2.散歩をする
身体を動かすとストレス解消!
私がよくするのが「散歩」です。 ストレスを感じた時、いったんすべてを放り出して散歩に出かけます。 少し汗をかく程度に早歩きをしていると、何を悩んでいたのかを忘れます。
途中で誰もいない神社などに立ち寄るのも効果的です。 木々に囲まれて、ただ呼吸をしているだけ。それで頭がリセットされ、帰宅してシャワーを浴びると気分が落ち着いています。 ストレスを解消でき、ダイエットにもなるので一石二鳥ですね。
3.カバンを置いて喫茶店に行く
カフェで何もしない!
私はよく、仕事道具を置いて喫茶店へ行きます。 そこではコーヒーを飲む以外、何もしません。 支払いをするためスマートフォンは持って行きますが、それで何かをするわけではありません。
店内ではリラックスできるBGMがかかっており、仕事道具も持っていないため、何もすることはありません。 するとだんだん、仕事をしたくなってきます。「やらねばならない」が「やりたい」に変わってくるのです。
就活でも同様に、説明会や面接を終えた後は喫茶店に立ち寄っていました。 当時の応募先すべてに不合格になるまでは特にストレスなど感じていなかったのですが、 それは定期的にストレスをリセットできていたからかもしれません。
4.睡眠をとる
寝たらすっきりする!
結局、睡眠をとることが最も効果的です。
たびたび「人生終わりだ」というほど気分が落ち込むのですが、寝て起きるとそうでもなくなっています。 「不安でいっぱいで眠れない」ときは、1時間ほど散歩をして、疲れ果てて眠ります。 この組み合わせでおよそなんとかなります。
就活を楽にする方法
就活を楽にするためには、次のことを順番にこなしていきましょう。 なぜなら、「やるべきこと」があふれているとめんどうに感じてしまうからです。 ゴールまでの道筋が見えたら、就活が一気に楽になります。
1.自己分析をする
自己分析がすべての大前提!
就活ではまず、最初に自己分析をしましょう。 もし、次のような悩みを抱えていたら、原因はすべて自己分析です。
自己分析が原因の悩み
- 業界研究は、何をすればいいのか、わからない
- 企業研究で、何を見ればいいのか、わからない
- エントリーシートに何を書けばいいのか、わからない
- 面接の対策をどうすればいいのか、わからない
これらの悩みは「自己分析」をすることで解消できます。 これは「自分自身の性格・価値観・強みや弱み・経験などを理解し、 これらに基づいて将来のキャリアや人生の方向性を考えること」と定義されますが、 簡単に言い換えれば「将来の夢を考える」ことです。
もし就活を放り出せるとしたら、今何をしたいですか?その活動の何に魅力を感じていますか? 例えば「ゲーム」なら、「自動化の仕組みをつくる」ことなのか「謎を解く」ことなのかなど、 好きなことを深掘りして、その本質をビジネスにつなげようという試みです。
これさえやれば、内定までの道筋をつけることができますので、残りは簡単なことだけになります。 自己分析について詳しくは、次の記事で解説していますので参照してみてください。
就活の軸・ES作成の支援アプリを使おう!
就活の軸・ES作成には、「【キャリアチケットスカウト】 」という就活アプリ(完全無料)を使うのがおすすめです。
このアプリでは5つの質問に、回答を選択するだけで自己分析が完了し、アプリ起動から「3分」で就活の軸を持つことができます。 またESの定番である「自己PR」「他己分析」「自分史」などもテンプレートに穴埋めするだけで作成でき、 説得力あるESがスマホ1つでできるようになっています。
加えて、作成した「就活の軸」「自己PR」を企業の人事が見て、特別選考にスカウトされる機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、スカウトが来れば説得力あるESができた証拠になりますよね。 すでに書類選考突破の状態ですから、そのまま選考を受ければ早期内定を確保することも可能でしょう。
2.企業探しを楽にする
わからない情報を減らそう!
企業探しがめんどくさいと感じるのは、「わからない」情報であふれてしまうからです。 企業探しは、自分にふさわしい会社を見つけるのが大変です。企業名を見ただけでは何の会社かわからないことが大半ですから、非常にめんどうに感じてしまいます。 私もナビサイトで「企業検索」をして、一覧が表示された瞬間に疲れてしまった記憶があります。
そこで、MY就活ネットでは「学生の知らない隠れ優良企業」を、 「何がすごいのか」という解説つきでたくさん紹介しています。 企業名だけの一覧を見るよりはだいぶ楽かと思いますので、ぜひご覧ください。
それとは別におすすめしたいのが、 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。
一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
また、「スカウトは中小企業ばかり」「ブラックばかり」と思われることもあるようですが、 実は大手企業ほどスカウトを使っているデータと理由があります。 次の関連記事で詳しく解説していますので、不安に思う方はご覧ください。
3.エントリーシートの作成を楽にする
「ゴール」がわかれば楽になる!
エントリーシートがめんどくさいと感じるのは、1社ずつ最初から書いているからに他なりません。 前述の通り、「自己分析」を終えていれば楽にはなるのですが、それでも手間なのは確かです。 そして何より、合格水準に達しているかわからない状態なのが、めんどうに感じる最大の理由です。
そこで、志望企業に実際に内定を取った「合格エントリーシートを読む」のがよいでしょう。
それを模範解答として、模範解答並み、あるいはそれ以上のクオリティに仕上げれば、合格の可能性が高まります。 下記2つのサイトでは、学生ならすべて無料で読むことができます。
ぜひ模範解答を手に入れて、エントリーシート作成を楽にしましょう。
4.面接を楽にする
実はたいした能力を求められていない!
面接がめんどくさいと感じるのは、「うまくいく気がしていない」ためです。 上述の通り、自己分析さえしていれば、面接におびえる必要はありません。 もし、次のような心配をしているなら、気にしなくていいです。
面接の悩み
- 緊張で詰まってしまうのが不安
- コミュニケーション能力が不足しているのが不安
- 突飛な質問がされるのが不安
- 圧迫面接をされるかもしれないのが不安
実は、緊張で詰まるのはまったく問題ありません。 インターンシップで採用担当者に質問してみたのですが、返ってきた答えは「仕事してたら慣れるから大丈夫」でした。 実際、入社して3ヶ月もすれば「オフィスにいるより客先を訪問しているほうが楽」と思うほどに慣れていました。
志望度の高い企業ならなおさらのこと、面接で緊張するのは当たり前であり、 うまく話せなくても面接官はまったく気にしていません。
では、企業の求める「コミュニケーション能力」とは何なのかというと、 それは「結論を最初に言うこと」と、「間違いを素直に認めること」です。 結局のところ、新人時代に上司に叱られるのはその2点です。それ以外は「若いから」で許してもらえます。
突飛な質問は、「正しい答え」が言えなくても大丈夫です。圧迫面接をされても、大丈夫です。 「わかりません。教えてください。」「仰る通りです。間違っていました。」と言えることこそ、 未来の新入社員に求められている能力なのです。
このように、法人向け営業マンをやっていた私が、年輩ビジネスマンに気に入られるコミュ力を次の関連記事で解説しています。
12月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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