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【就活がめんどくさい】適当にやった結果|旧帝大卒の後悔

就活がめんどくさい

 「就活がめんどくさい」―そう思って適当にやった結果、待っていたのは想像以上にきつい現実でした。 「旧帝大だから何とかなる」と、自己分析もESも準備せずに突撃した実体験を記録しています。



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就活を適当にやった実際の行動

 私は就活にまったく乗り気ではありませんでした。 とにかくめんどくさがって、友達との飲み会やカラオケを優先していました。

 

自己分析をしなかった

行動自己分析をしなかった

 まず、自己分析をしませんでした

 当時の私は「性格占いのようなもの」と考えて、正直バカにしていました。 その結果、「就活の軸」や「ガクチカ」などを用意できず、企業選びやES作成に悪影響を与えることになりました。

 

ES対策をしなかった

行動ES対策をしなかった

 ES対策もしませんでした

 そもそも「ESの書き方」を知りませんでしたので、設問に場当たり的に回答し、 「一貫性ある内容」にできていませんでした。ゆえに志望動機に説得力がなく、書類選考で大量に落ちる結果につながります。

 正直なところ、「旧帝大の肩書があるから大丈夫」と高をくくっていたのです。

 

OB訪問をしなかった

行動OB訪問をしなかった

 OB訪問も全くしませんでした

 今思えば、企業の「リアルな情報」や「職場の雰囲気」を知る最大のチャンスを自ら捨てていたのだと思います。 知識は全部ネット頼りで、企業理解も薄っぺらいまま。結果、面接では「それってHPにも書いてありますけど?」と痛い指摘を受けたこともあります。

 業界研究・企業研究の基礎がごっそり抜け落ちた状態で就活を進めるのは、いま思えば無謀そのものでした。

【OB・OG訪問】で内定をつかみとる!やり方と優良質問集

 

面接対策をしなかった

行動面接対策をしなかった

 面接対策にも手をつけませんでした

 「自分のことを語るなんて余裕」と思っていたのですが、いざ本番になると質問の意図が読めず、沈黙してしまうこともありました。 テンプレ回答すら用意しておらず、どの面接でも話す内容に一貫性がなく、熱意も伝わりません

 特に「志望動機」と「自己PR」で詰まることが多く、面接官の表情が冷めていくのが分かる瞬間もありました。

 

インターン後の集まりを断った

行動早期選考のチャンスをつぶした

 インターン後の集まりを断りました

 夏期インターンシップには参加していました。その後に「フォローアップ研修」が開催され、招待されたのですが、 めんどくさがって断りました。後から聞けば、それが「早期選考」の入口になっており、参加者にはリクルーターがついたそうです。

 同じく参加していた友人はそのまま内定を取っていましたので、私はそのチャンスを自分でつぶしたことになります。

 

結果:すべてが「甘え」だった

行動準備不足で就活を迎えた

 「就活がめんどくさい」という気持ちに負け、あらゆる準備を怠った私の就活は、当然のように失敗続きでした。

 エントリー数はそこそこでも、書類選考や面接で落ちるたびに自信を失い、後半は完全に自分の価値を見失っていたと思います。

 そして気付いたときには、選択肢もモチベーションもほぼゼロ。「旧帝大卒」という看板だけで、どうにかなると思っていた過去の自分を、今でも悔やんでいます。

 

適当にやった結果

結果第一志望群で全滅

 就活を適当にやった結果、第一志望群の持ち駒が全滅しました。

 その後、大学に来ていた求人票をあさり、幸いにも「知名度の低い業界」の「大手企業」に入社することができました。 応募者数が少なく、ガクチカも志望動機も深く問われなかったのが幸いしました。

 その企業はメーカー屈指の高待遇で、30歳時点で年収770万円、残業代は満額支給、年間休日は128日という就活生にとっては理想的な企業だったのですが、 本当の地獄はここからでした

 

仕事が面白くない

結果興味のない仕事

 入社後に配属されたのは、「行政向けの営業」でした。 仕事は「競争入札」で、会社説明会では「提案営業」だと説明されました。 つまり、「自社の技術力をアピールして選んでもらう」という営業スタイルを思い描いていたのです。

 しかし実際は、「提案」は技術系社員の仕事でした。 営業は「官積算」といって、予定価格を当てるのが仕事で、建設資材の価格表を書き写しているだけでした。

 上司からは「業務所掌を逸脱するな」と技術的な知識をつけることを禁止され、 客先へ出向いても雑談をするばかりで、仕事の話は「持ち帰って検討します」という、何の役にも立たない営業でした。

 社内では花形部門として地位は高かったですし、残業がほぼゼロのホワイトっぷりでしたが、 仕事が何も面白くないことで日々、精神的なストレスが蓄積していきました。

 特に「残業ゼロ」は非常にきつかったです。二度と経験したくない苦しみでした。 このことはぜひ就活生のあなたに伝えたいと思いますので、次の関連記事もぜひご覧ください。

 

退職を決意する

結果早期退職

 退屈な日々に嫌気が差し、退職を決意しました。 終業後や休日は「不動産投資」や「副業」の勉強を始め、それが軌道に乗ったところで退職に至りました。

 結果的にいい方向に転がったものの、「真面目に就活していれば」と思うことがよくあります。

 実際、私の同級生はインフラ企業、財閥系メーカー、メガバンク、キャリア官僚、総合商社などで活躍しています。 もしそれらの企業に入っていれば、もっと面白い仕事ができたかもしれないと思います。

 

失敗のまとめ

 私の失敗は、一言でいうと「面白い仕事を見つけられなかったこと」です。 その原因を次の表にまとめました。

自己分析自分が何を面白いと感じるか」を起点に、40年間を何に費やしたいかを考えること
ES対策自己分析を前提に、「就活の軸」と「社風」の一致をアピールすること
OB訪問仕事内容が自分のイメージ通りか確認すること・ES内容を添削してもらうこと
面接対策ESの内容を前提に、「軸に対する本気度」「社風との一致」をアピールすること
イベント参加会社からイベントに誘われたら、それは早期選考のチャンス

就活がめんどくさいと感じる理由

 就活がめんどくさいと感じる理由は、次の5つです。

 

非効率で不透明なプロセス

理由手間の多さと成果の見えにくさ

 就活はエントリー、ES提出、面接、グループディスカッションなど、大量の工数がかかる一方で、成果がすぐに見えにくいプロセスです。

 何十社受けても返信は数行の不採用通知。頑張っても報われない感覚から、「もう面倒くさい」と感じるのは自然なことです。

 実際、私も「成果に直結しないこと」にはやる気が出にくいです。 「ウケるかどうかわからない記事」「ニーズに合っているかわからないゲーム」「うまく描けているかわからない絵」などは、 なかなか手が進みません。就活もこれと同じです

 

量産型ESと画一的な質問

理由個性より「正解」を求められる風潮

 業ごとに「ガクチカ」や「志望動機」のフォーマットがほぼ同じで、使い回し前提のES作成になりがちです。

 結果として、就活生は「自分らしさ」よりも「落ちない回答」を意識するようになり、作業的・義務的に感じてしまうのです。

 ガクチカは特にどの会社でも深掘り質問まで同じです。 それを知ってさえいれば作成は簡単なのですが、結局のところ「個性」より「正解」が求められるというわけです。

 

意味不明なマナー文化

理由マナー重視で本質を見失う

 就活には「お辞儀の角度」「ネクタイの色」「髪型の清潔感」など、形式的なマナーが過剰に重視される傾向があります。

 もちろん最低限の礼儀は大切ですが、本来見るべきは人間性や思考力のはず。それが二の次になる風潮に嫌気が差す学生も多いでしょう。

 特に女性の場合、入社後はスーツ着用の義務がなく、髪もある程度の明るさまでなら染めても構いません。 するとますます、就活だけ画一的な格好をさせられる理由がわかりません。

 

くだらないことで評価される

背景プライドと現実のギャップ

 特に旧帝大や早慶など、高学歴層ほど就活に対する「こんなくだらないことで評価されたくない」というプライドが強くなりがちです。

 周囲が「就活なんて余裕」と言っている中で落ちると、挫折感と無力感を抱えやすく、やる気をなくしてしまうこともあります。

 サークルやアルバイトなどは「学問」のような知的な活動とはかけ離れており、それに「力を入れた経験」を問われると、 そんなことのために大学に入ったんじゃないという気分にさえなります。

 

就活に「正解」がない

 このように何が正解かわからないまま走らされる感覚が、就活の面倒さをより深めていきます。

 ESや面接で「正解」をなぞっても、面接官の気分次第な側面が強いです。 キャリア官僚になった先輩も面接官の評価が分かれて落ちかけていましたし、 インフラ企業に行った友人も「インターンルート」「リクルータールート」で落ちて「通常ルート」で受かるという複雑な経路をたどりました。

 最終的には運が作用するとなると、やる気がなくなるのも無理はありません。

 

今からでもできる就活対策と代替案

 やる気が出ない中でも、以下のことを最低限やっておくことで効率的な就活が可能になります。

 

自己分析

対策自己分析で就活の軸を固める

 自分がどんな価値観・適性を持っているのかを整理することで、企業選びやES作成がグッと楽になります。 これさえあれば、私のように「仕事が面白くない」というような事態を防ぐことができます。

 ツールを活用するのも手です(例:キャリア診断アプリや無料の自己分析シート)。 MY就活ネットでは、10秒で就活の軸がつくれるツールも用意しています。

 

業界・企業研究

対策「興味が持てる業界」に絞る

 全業界を網羅しようとせず、まずは1〜2業界に絞って情報収集しましょう。

 例えば「IT × 教育」や「メーカー × 海外志向」など、自分なりの切り口で整理するだけでも選考対策がしやすくなります。 MY就活ネットでは業界研究・企業研究記事も多数用意しています。自力で進めるより時短になると思いますので、ぜひご利用ください。

 

OB・OG訪問

対策1〜2人でもOK

 最初の一歩が面倒でも、実際に話を聞くと業務内容のリアル社風の違いが明確になり、「この会社いいかも」と思えることがあります。

 大学のキャリアセンターや、ビズリーチ・キャンパス、Matcherなどを活用しましょう。

 

スカウト型就活サービスを使う

代替案企業からオファーが届く

 就活の受け身を逆手に取るなら、スカウト型就活サービスが便利です。

 やる気が出ないときでも、登録しておくだけで可能性が広がるので試す価値はあります。

 MY就活ネットでは、「大手志望」の新卒向けに、「大手とのマッチング可能性」でスカウトサービスのランキングを作成しました。 次の関連記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

転職前提で「とりあえず就職」もアリ

代替案新卒で全て決めようとしない

 終身雇用の時代ではない今、数年後の転職を前提に就職する選択肢も十分現実的です。

 「就活に全力を出せないなら、とりあえず入ってから考える」という戦略もあり、むしろ心がラクになります。

 実際、私は就活の失敗から脱出するために、入社後に独自の勉強を進めてアーリーリタイヤに至りました。 40年間同じ企業に勤めあげることだけが人生ではないことを、ぜひ知っておいてください。

プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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