【就活】大学の成績は関係ない!「可」ばかりでも問題なし
「成績証明書が『可』ばかり」と悩んでいませんか?「就活に成績は関係ない」のが結論です。人事はGPAなど計算すらしていません。 卒業できればいいだけですが、面接でネタにされる場合はあります。その際の対策にはコツがありますので、それも解説します。
この記事の要点
- 大学の成績は、卒業さえできればどうでもいい!
- 人事はGPAなど計算すらしていない!
- 成績の悪さは、面接のネタにはされる!
- 成績証明書は、5~10枚用意しておこう!
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単位を落とした!就活への影響は?
大学の単位は、卒業さえできればどうでもいい!
結論から言うと、大学の成績は「採用の基準」に入っていません。 単位を落として成績証明書に「不可」や「F」があったり「可ばかり」でも就活には影響しません。 会社の人事部は「GPA」など計算すらしていません。
というのも、人事部にとって大学の成績など「卒業できるかどうか」以外、何の興味もないからです。 評価の仕方は学校によって異なり、担当教授によっても変わります。 「不可」や「F」が表示される学校、されない学校すらあります。
全国一律でない評価など、採用選考に使いようがないというわけです。
その証拠に、就活で成績証明書の提出が求められるのは、面接が終盤まで進んでからです。 最終面接の当日や、内定後に提出させられることが多いですね。
大学の成績で選考をするなら、エントリーシートと同時に提出させて、成績の悪い学生を不合格にすればいいはずです。 最終面接の直前に提出させるということは、選考にはほぼ関係ないことの証明にほかなりません。
このように、重要ではないことで悩むのは気分が重くなってしまいます。 もし就活に関してたくさんの悩みに押しつぶされそうな場合は、いったんすべて書き出すことで、それだけで気分が晴れます。 次の関連記事で「就活にありがちな悩みと解消法」を多数紹介していますので、ぜひご覧ください。
なぜ成績証明書を提出するのか
人事は、卒業できることだけ気にしている!
ここで疑問に思うのは、採用選考に関係がないなら、なぜ成績証明書を提出させるの?ということです。 これにはちゃんと理由があります。
「ちゃんと卒業できる」ことを証明するためです。
内々定を出しても、留年されては仕方がありません。 内々定の取消の手続きをしなければなりませんし、大急ぎで欠員を補充しなくてはなりません。 採用するはずの人が直前になって「留年なので就職できません」なんてなってしまったら採用担当者の人事考課に響きます。
メガバンクでは体育会系の大学生が内定をもらったにもかかわらず留年し、 「来年内定をください」と言ったら来年まで待ってもらえたという事例はあります。 しかし、普通の業界ではそんなことはしません。
単位を取るという、大学生の義務を果たしていない就活生は「仕事ができない」とアピールしているようなものです。 期日までに義務を果たす。これは就活においても前提です。
私が在籍していた会社でも、去年内定を取った人が留年して、今年また受けなおすという人がいました。 ですがそれを知った人事課長は「ありえない」と激怒していました。 留年して予定通り就職できないのは、会社にとってそれくらい迷惑なのです。
そのため留年しないで卒業し、4月1日にちゃんと就職できるかどうかを確認するため、成績証明書を提出させるのです。
成績が悪いときの面接対策
成績が悪いと、面接のネタにされることはある!
就活では大学の成績はほぼ関係ありませんが、成績が悪いと面接のネタにはなります。 「成績が悪い」ことを面接で突っ込まれたとき、しっかり受け答えできるかどうかは、 「コミュニケーション能力」の観点で重要です。
例えば、「成績が悪いけどどうしたの?」と聞かれた場合。
「恥ずかしながら、仰る通りです。『学生時代力を入れたこと』に熱中していたため、 単位取得への努力は最低限になってしまいましたが、大学生活に悔いはありません。」
といったように、成績が悪いことに対しての質問への回答を準備しておきましょう。 ここでのポイントは、「単位への取り組みが甘かったことは素直に認める」ことです。 「非を素直に認める」のは新入社員に最も求められるスキルで、ここでごまかすと落とされます。
加えて「代わりに頑張ったこと」を話すことができれば、志望動機で「就活の軸と社風の一致」を話す際に説得力が増します。 このように、「成績の悪さ」を「プラスな印象」に持って行くことができます。
就活では成績証明書は何通いる?
成績証明書は、5~10枚必要になる!
就活で成績証明書は何通いるのでしょうか。 結論から言うと、5~10枚もあれば十分です。
これは就活生が何社にエントリーし、何社の面接を受けるかにもよりますが、 たいてい2次面接、3次面接、最終面接の段階で成績証明書が求められます。 つまり、選考を受ける会社すべてに提出しなければならないわけではないのです。
大学の近くに住んでいて成績証明書がすぐに手に入る状態ならいいのですが、 成績証明書は大学の学生課で発行しますから、家が遠ければ成績証明書のためだけに大学へ行かなければなりません。 ならば予め成績証明書を発行して、持ち帰っておきたいものです。
成績証明書の枚数は、何社、最終面接まで残るかを基準に考えましょう。 10社も最終面接を受ける人はまずいません。5枚~10枚程度あれば十分です。 面接ラッシュが始まる3月1日より前に、大学で成績証明書を5枚~10枚発行しておきましょう。
成績証明書の他に、在学証明書も必要となります。 成績証明書は取得した単位と、単位のランクが書かれた書類です。一方で、在学証明書は単位数ではなく、 この大学に在学しているという証明書です。
在学証明書には入学年度と卒業予定年度が書かれています。この書類が学生証と同じ効力を発揮するのです。 学生証を会社に提出するわけにはいきませんから、在学証明書を提出するのです。 在学証明書は成績証明書と同じ枚数だけそろえておきましょう。
成績より人物重視
成績より、コミュニケーション能力を高めよう!
就活では大学の成績よりも、よっぽど人物重視です。 「人物重視」というのも理解しにくい言葉ですが、要は会社と気が合うかどうかです。 学問ができたから、学問ができなかったからといって仕事に直結するわけではありません。
それよりも会社で円滑な人間関係を構築できるかや、他人に不快感を与えない人物かどうかのほうがよっぽど重要なのです。 しかし、いくらコミュ力重視とは言っても、コミュ力もあって大学の成績も良い人がいれば、 コミュ力しかない人は見劣りします。
大学の成績は、就活を始めるころにはもはや取り返しがつきません。 大学の成績を上げなかった正当な理由を考えてみましょう。 うまく説明できればコミュ力の評価もつくものです。
コミュ力については「コミュニケーションを高く見せる方法」も参照してください。
また、健康診断書の結果についてお悩みの方のために、関連記事として次のページを用意しています。
何より重要なのは「将来の夢」
就活は、就活の軸次第!
大卒就活で求められるのは「成績」という「過去の実績」ではなく、 「将来の夢(就活の軸)」という経営幹部候補としての将来性です。
世間でもよく言われているように、大学の勉強はそのまま社会で役立つわけではありませんし、 そもそも教授のさじ加減1つでどうとでもなる成績など、人事もまったく興味がありません。
それよりも、エントリーシートで「私の将来の夢を実現するには、貴社でビジネスをしなければならない」 と書いてある方がよっぽど重要です。過去の成績がどうあれ、それほど強い意志でやってくる若者を、会社は求めているのです。
MY就活ネットでは「自己分析」を就活の最重要項目としてお伝えしています。 これは単に人事に気に入ってもらうだけでなく、くだらない就職をして人生を棒に振るのを防止するという目的もあります。
そしてエントリーシートには、思いもよらない「決まった書き方」があります。 自分の人生を振り返って「過去」「現在」「未来」の3部構成で「『将来の夢』実現ストーリー」を書くのです。
その証拠に、エントリーシートの設問は、どの会社でもこの3点です。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
GPAを0.1あげるより、こっちをしっかり準備する方がよっぽど説得力が増すと思いませんか? 今すぐ自己分析をして、最高の内定を獲得しましょう!
10月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
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自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
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もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
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ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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