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【就活】採用実績校の罠|自分の大学がない!

 就活をしていて「採用実績校」を調べると思います。 自分の大学から入社した先輩がいるのか、入社できる可能性があるのかを知るために、 採用実績校を確認します。

 採用実績校とは、「内定を出した大学」ではなく「入社した人の通っていた大学」という意味です。 採用実績校に書かれている大学から入社した人は必ずいるのです。

 しかし、その「採用実績校」に騙されてはいけません。



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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、7年間に渡り学生の就職活動を支援している。


 

採用実績校の罠

 東京大学、一橋大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、筑波大学、横浜国立大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、 九州大学、滋賀大学、大阪市立大学、大阪府立大学、奈良女子大学、和歌山大学、兵庫県立大学、青山学院大学、学習院大学、慶応義塾大学、 上智大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、駒沢大学、専修大学、東洋大学、日本大学、麻布大学、埼玉大学、成蹊大学、 成城大学、武蔵大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学、南山大学

 と、採用実績校一覧に書かれていた場合、どう感じるでしょうか。 「幅広く採用しているな~」と思うことでしょう。

 採用実績校の中に自分の大学が入っていたら、「自分の大学があるから大丈夫だな」と油断したり、 逆に採用実績校の中に自分の大学が入っていなければ、 「自分の大学がないから学歴フィルターがあるはずだ」と思って諦めてしまうこともあるでしょう。

 しかし、本当に幅広いかどうかはわかりませんし、 本当に自分の大学からその会社を志望した人がいなかっただけかもしれません。

 今までに一度でも採用したことがあれば採用実績校に書けるのです。 「東京大学」と書かれていても、30年前に1人採用しただけの可能性もあれば、 30年前に私大の学生を採用したきり、あとは旧帝大からしか採用していない可能性もあるのです。

 さらに、「採用実績校」は総合職も一般職も含めての実績です。 私大はすべて一般職の採用実績かもしれません。 いざ会社説明会に行ったら、総合職の説明会には特定の大学群しかいない場合だってありえます。

 名だたる名門大学の名前が連なっていても、そういう名門大学の学生を採用したのは30年前で、 今では地元の私立大学の学生ばかりに内定を出している可能性もあります。

 また、とびきり優秀な学生がたまたま自分の大学にいて内定をもらったことがあるだけで、 本当はその会社では学歴フィルターにひっかかる大学かもしれません。

 バブル期には採用されていた大学も、大学進学率の高まりと長期に渡る不景気により、 採用基準のハードルが上がって採用されなくなっているというのはどこの会社も同じです。 採用実績校をそのまま信じるのはよくないでしょう。

 

採用実績校に自分の大学が載っていない

 採用実績校自分の大学が載っていない時はどう捉えたらよいでしょうか。 学歴フィルターにかかっていて採用されないということでしょうか。 それともただの書き忘れでしょうか。もしくは誰も志望したことがないのでしょうか。

 

書き忘れや情報漏れの可能性が高い

 自分の大学名によってこの捉え方は変わると思います。 世間一般でいう高学歴、国公立大学、早慶上智、MARCH、関関同立の学生の場合は、 「誰も志望したことがない」あるいは「書き忘れ」と思って差し支えないでしょう。

 どれだけ学歴フィルターのある企業であっても、関関同立やMARCHから全く採用しないということはありません。 私の会社でも同志社大学や大阪市立大学から採用している実績はあるのですが、 未だに採用実績校に記載されていません。

 コピペ漏れや情報を更新していない可能性は十分にあります。

 一方で、有名大学でない場合、採用に至ったことがない大学である可能性も、書き忘れの場合も、 あえて書いていない場合も考えられます。学歴フィルターにかかって採用の可能性がないかもしれません。

 しかし、それでエントリーを諦めるのは早計です。入社してしまえば学歴は関係なくなります。 それなのに入社のときだけ学歴偏重というのはあまり合理的ではありません。 優秀な就活生であれば採用される可能性も十分あります。

 よくよく考えてみれば、全社員の卒業大学を網羅していたら、欄に収まり切りませんよね。 というか、そんなものをリストアップしているほど人事部は暇じゃないはずです。

 結論としては、採用実績校当てにならないので気にしないということになります。

 

学歴フィルターは有名企業だけ

 ビジネスというものは、「頭が良い」とか「作業が早い」から成功するものではありません。 顧客の心理をわしづかみにし、希望通りの納期や価格を実現してはじめて成功するものです。

 また、画期的な新製品を思いついたり、革新的なPR方法を思いつくのも、「頭が良い」からではありません。 そのビジネスが好きすぎて考えに考えまくってようやく思いつくものです。

 すると、ビジネスに「学歴」はあまり関係ないということができます。 実際、経営者たちのほとんどは東大生ではありません。採用実績校にも載っている通り、東大生ばかりを採用しているわけでもありません。

 結局のところ、重要なのは「就職活動の軸」と「経営理念・ビジョン・社風」がどれくらい一致しているかだからです。

 ここで、採用する側の人事の立場に立って考えてみましょう。

 もし有名企業なら何千通、時には何万通というエントリーシートが届きます。 どうやって採否を決めますか?学歴フィルターって、ありそうですよね。

 ですが、上司に「学歴で足切りしました」と報告したら果たして褒められるでしょうか。

 絶対怒られます。真面目に仕事をしろと説教を喰らうでしょう。 そう、人事部では毎年「採用方針」を決めて、「ビジョンに合った学生」を再確認してから募集をかけます。

 逆に法人向けのBtoB企業で、就活生にまるで知名度がない会社だとどうでしょうか。 上司からは「応募者を増やせ」と指示が来ています。なぜなら、就活生が知らないために応募者が少ないからです。

 エントリーシートが来るだけでうれしいですよね。大事にしますよね。めちゃくちゃ読み込みますよね。

 このように、「有名企業」でさえ「あるかもしれない」レベルなのに、 「BtoB企業」では学歴で足切りなんてしている余裕はありません。

 学歴で卑屈になる必要はありません。ビジネスは大学名じゃないのです。 それどころかみんなが知らないBtoBの優良企業を先に見つけることができれば、 無名大学でも一流企業に入れます

就活はBtoCよりBtoBがオススメ!メリット&デメリット

 

「載っているから安心」ではない!

 逆に言うと、採用実績校に自分の大学が載っているからといって安心できるわけではありません

 先にも述べたように、採否は学歴で決めているのではなく、 「就職活動の軸」と「経営理念・ビジョン・社風」の一致具合で決めています。

 なぜなら大卒総合職は将来の経営幹部候補生であり、 「頭が良い」ことより「そのビジネスが好きすぎてしょうがない」ことが求められるからです。

 ですが、「御社のビジネスが好きです!」と言うだけではなんの説得力もありません。 そこで「就職活動の軸」を問い、その本気度を確かめるために「学生時代頑張ったこと」や「なぜこの会社を選んだのか」という質問をするのです。

大卒就活とは?特有のやり方を知っておこう!

 「採用実績校に載ってるから、内定は確実だな!」などというのは大きな勘違いです。 しっかり自己分析をしてエントリーシートに反映していかないと、旧帝大でもバンバン落とされます

 安心してください。「就職活動の軸」に独自性・説得力を持たせ、 「受かるエントリーシート」が書ける方法を解説しています。こちらをぜひご覧ください。

自己分析のやり方!~人事の心に響く人生設計

 

採用実績校が意味すること

 採用実績校はなぜ掲載されるのでしょうか。採用実績校を載せる意味について考えてみましょう。

 企業にとって、採用実績校を掲載する意味は、就活生がその情報を何に使うかを考えれば簡単です。 就活生は、自分の学歴で採用されるかどうかを調べるために採用実績校を確認します。 会社は、学生のニーズに対して採用実績校を公開するという対応をしているのです。

 会社説明会で「採用実績校を教えてください」と質問されることはわかりきっており、 その無駄なやりとりを無くすためにも、採用実績校を掲載するのには意味があります。

 しかし会社側にもエントリーしてくれる就活生を増やしたいという気持ちがあります。 会社というより、人事部の気持ちですね。会社に対して「これだけの人数の応募があり、 その中から厳選して内定を出した。」と言いたいわけです。

 これで人事部は就活生への宣伝広告がうまいという実力を認められますし、 もしもふさわしくない学生を採用してしまった場合でも 「応募してきた学生が少なかったからこんなことになったのでは?」と怒られることもありません。

 そこで、人事部はなるべく幅広く大学名を書き、「いろんな大学から採用してるから諦めずにエントリーしてね」 というメッセージを暗に送るわけです。

 一方で、高学歴な学生を集めたいときは、採用実績校に旧帝大や早慶の名前を連ねます。 いかにも高学歴な就活生が注目している会社だと思わせるために、 高学歴な大学名ばかり連ねるのです。

 こういうとき、女子大や私大の名前は削除し、国公立大と有名私立大学のみを掲載したりします。

 「採用実績校の欄は、全ての学校を書かなければならない」などのルールがあるわけではありませんので、 会社は採用実績校を自由に選んで書くことができます。仮に80年前に東大生がいたからと、 採用実績校に東京大学と書いても何の罰もないのです。

 逆に、就活生に余計な詮索をさせないためにそもそも採用実績校が載っていないという場合もあります。 もちろん「採用実績校を書かなければならない」というルールもありませんので、 会社の自由です。こういうときは会社説明会で質問をするのもいいかもしれませんね。

 採用実績校とは人事部からのメッセージなのです。

 

今から最短で内定をもらうには?

 

早期に隠れ優良企業と接触する!

 就活生の弱点は「消費者に有名な会社しか知らない」ところです。 法人向けのビジネスは消費者向けの20倍の市場規模があり、優良企業もそれだけ隠れています。 多忙の就活、それらをすべて探し尽くすのは困難です。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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