【就活】採用実績校の罠|自分の大学がない!
志望企業の採用実績校に「自分の大学がない」と悩む方は多いようです。採用大学が高学歴ばかりだったり、採用実績がない場合など不安になりますよね。 結論、気にしすぎる必要はありません。なぜなら「社員の出身大学の例」に過ぎず、厳密に網羅しているわけではないからです。
この記事の要点
- 採用実績校とは、社員の出身大学の「例」に過ぎない!
- 「例」なので厳密ではない!
- 自分の大学の有無は、心配する必要なし!
目次
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採用実績校とは?
社員の、出身大学の例に過ぎない!
採用実績校とは、社員の出身大学の例に過ぎません。 リクナビ・マイナビ・就職四季報などで会社が公開していますが、このリストに決まったルールがなく、単に社員の出身大学を適当に並べただけというのが真相です。 つまり、「採用したのが総合職か・一般職か」「何十年前の実績なのか」などはわからないということです。
会社が採用実績校を公開するのは「応募者を増やしたい」という思惑があるためで、 「うちの大学からも採用されているのか。じゃあ受けてみようかな。」を狙ったものです。 よって「この大学群以外からは採用しない」という意味ではないことに注意してください。
いらぬ憶測を呼ぶのを防ぐため、この情報を公開しない会社もあります。
採用実績校に自分の大学が載っていない
採用実績校に自分の大学が載っていない時はどう捉えたらよいでしょうか。 学歴フィルターにかかっていて採用されないということでしょうか。 それともただの書き忘れでしょうか。もしくは誰も志望したことがないのでしょうか。
書き忘れや情報漏れの可能性が高い
あくまで「例」なので、厳密ではない!
「採用実績校」は、一度リストを作った後はいちいち書き換えません。 私のいた会社でも、同志社大学や大阪公立大学を卒業した社員はたくさんいますが、未だに採用実績校に記載されていません。 なぜなら「出身大学の例でしかない」ので、厳密である必要がないからです。
そもそも全社員の卒業大学を網羅していたら、欄に収まり切りませんよね。 人事は「幅広く採用していることが伝わればいい」くらいの気持ちでリストをつくっています。 偏差値の近い採用実績があれば、学歴フィルターにはかからないと思ってよいでしょう。
学歴フィルターは考えすぎない
学歴フィルターについては、考えすぎない!
それでも自分の大学が載っていないと、「自分の大学は落とされるんじゃないか」と思ってしまいますよね。 しかし実は、大学名はビジネスと関係ありませんので、そこまで気にしなくて大丈夫です。
というのも、受験とビジネスでは求められる能力が違うからです。 前者は「18歳時点の勉強の取り組み」であり、後者は「どれだけ熱中できるか」です。 採用基準において「学歴はオプションに過ぎない」ので、「採用実績校もあくまで例に過ぎない」というわけです。
確かに有名企業では、応募者が何千人と殺到しますから、「特定の大学専用の説明会」を開いたりします。 特定の大学群でないと「リクルーター面接に呼ばれない」ということもあります。 ですが、そういった大学群でない学生もインターン経由で内定をもらえます。
ましてや就活生に知名度の低い「BtoB企業」では、学歴で足切りするほど応募者がいません。 みんなが知らないBtoBの優良企業を先に見つけることができれば、無名大学でも一流企業に入れます。
「載っているから安心」ではない!
学歴で、内定が決まるわけではない!
逆に言うと、採用実績校に自分の大学が載っているからといって安心できるわけではありません。
先にも述べたように、採否は学歴で決めているのではなく、 「就職活動の軸」と「経営理念・ビジョン・社風」の一致具合で決めています。 なぜなら大卒総合職は将来の経営幹部候補生であり、「頭が良い」ことより「そのビジネスが好きすぎてしょうがない」ことが求められるからです。
ですが、「御社のビジネスが好きです!」と言うだけではなんの説得力もありません。 そこで「就職活動の軸」を問い、その本気度を確かめるために「学生時代頑張ったこと」や「なぜこの会社を選んだのか」という質問をするのです。
「採用実績校に載ってるから、内定は確実だな!」と思ってはいけません。 しっかり自己分析をしてエントリーシートに反映していかないと、旧帝大でもバンバン落とされます。
安心してください。「就職活動の軸」に独自性・説得力を持たせ、 「受かるエントリーシート」が書ける方法を解説しています。こちらをぜひご覧ください。
採用実績校が高学歴ばかりだ!
採用実績校が高学歴ばかりの場合、次の2つの可能性が考えられます。
学歴フィルターがある
人気企業は、学歴フィルターの可能性がある!
有名企業や財閥企業など、応募が殺到するような会社では学歴でえり好みができます。 大量の応募書類をさばくのに、大学名で分けるしかないということですね。 「特定の大学専用の説明会」や「リクルーター面接」は現実にあることですから、学歴フィルターはあります。
ですが、それはあくまで応募者が殺到する本選考以降の話です。 まだ就活に真面目に取り組む人の少ないインターンシップの時期ならば、学歴よりも応募書類の内容を重視してもらえます。 学歴フィルターをひっくり返すなら、インターンシップに応募するしかないでしょう。
「良い会社アピール」をしている
学生の注目を集めたい!
良くも悪くも、大学名には「ブランド」があります。 「東大生や京大生が入社する会社」と言われると、良い会社な気がしてきますよね。
特に学生人気の低いBtoB企業では、「どうすれば自社が良い会社だとわかってもらえるか」で苦労しています。 ビジネス界では世界的に有名な会社であっても、消費者向けのテレビCMをしないため、 「学生にとってはよくわからない会社」なのです。
しかし「有名大学の学生が続々と入社してくる」とわかれば、気になって会社を調べてしまいます。 BtoB企業の人事は、それを狙って採用実績校のリストをつくっている可能性が考えられます。
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早期選考にまだ間に合う!
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それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
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→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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