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就活に名刺は不要!|説明会などでもらった場合のマナーも解説

 就活に名刺が必要かというと、「大学生に名刺はいらない」のが結論です。 一方で説明会やリクルーターから名刺をもらった場合のマナーについても解説します。

この記事の要点

  1. 名刺の役割は、儀式でしかない!
  2. 就活生の名刺は、扱いに困るだけの迷惑なもの
  3. 名刺よりも、質問するほうが効果的
  4. 名刺を受け取った場合は、帰る直前まで机に置いておく


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就活で名刺を渡しても意味がない?

 就活では、名刺の意味がない

 名刺の役割は、次の2つです。

  • 初対面の挨拶の「儀式」として交換する
  • 訪問相手が不在だったときに「来た証拠」として置いていく

 筆者の私は営業だったので、名刺交換をする機会はたくさんありました。 仕事で頻繁に連絡を取り合う相手なら、デスクの透明マットに名刺を入れて「いつでも電話番号がみえる」ようにします。 しかし名刺の役割は、大半が「名乗るときに渡すだけの儀式」です。

 もう1つの役割が、「訪問相手が不在だったときに、来た証拠として置いていく」というものです。 営業ではアポなしで「たまたま近くに来たので~」と友達に会いに来たかのごとく、客先に立ち寄ることがあります。 そして、訪問した証拠として名刺を置いていくのです。

 さて、こうして手に入れた名刺はどこへ行くのでしょうか。

 プロジェクトに関わる人物の名刺ならともかく、そうでない場合は不要なものです。 なんとなく捨てるわけにはいきませんし、個人情報が載っていますから扱いに困るのです。 こうして引き出しの中に束にして放置します

 もうお分かりかと思いますが、就活の場合は連絡先ならプレエントリーのときに登録しています。 プレエントリーの時点ですでに名刺の役割は終了しているのです。名刺が不要なことは確かですね。 つまり、就活生の名刺は邪魔でしかないというわけです。

 こういった奇抜なことは、一番最初にやった人だけが得をするものです。 一時期話題になった「即戦力な男」サイトのように、最初に就活で名刺を渡した人は、 「名刺を渡すという発想はなかった。この就活生は良い発想力を持っている。」と思わせられるのです。

 しかし、いまさら名刺を作って採用担当者に渡したところで二番煎じです。 「就活マニュアル本か何かに書いてあった通りにしているのだろう。つまらないやつだ。」 と思われてしまっても仕方がありません。

 

就活で名刺を渡すのは迷惑?

 取扱いに困るので迷惑になる

 就活の名刺は、あくまで就活中の名刺です。その名刺をもらったからといって、名刺に書いてある電話番号やメールアドレスに連絡するわけではありませんし、 そのメリットもありません。連絡先ならプレエントリー時に登録してあるはずです。 就活生が卒業してしまったらその名刺はもはや連絡先としての意味すらありません。

 そもそも取引先でもない就活生の名刺は使い道がありませんので、 即日捨てられてしまう可能性が非常に高いです。

 しかし名刺を渡された以上、保管するなり処分するなりする必要があります。 面倒なことに、名刺には個人情報が書かれています。要らないものでも丁重に扱う必要があります。

 捨てないならその名刺をどこに置いておくでしょうか。 取引先などの名刺と混ざってはいけませんし、不必要な名刺を保管しておく意味もありません。 でも簡単には捨てられません。

 良くてシュレッダー行き、悪くゴミ箱です。就活の名刺ほどもらって困るものはないのです。

 

名刺を渡すくらいなら説明会終了後に話しかける

 名刺を渡すより質問をするほうがよっぽど効果的!

 それでも顔と名前を覚えてもらいたい場合は、1対1で接近して話すことです。 単なるビジネスマナーと連絡先の交換でしかない名刺交換よりよっぽど効果的です。

 就活生に求められているのは名刺交換のスキルではなく、入社の熱意元気です。 名刺を渡すくらいならコミュニケーションを取りましょう。

 なにか1つ質問を用意して、説明会が終わって解散するときに話を聞きに行きましょう。 そのときに名前を言えばいいのです。

 

名刺の受け取り方

 受け取った場合は、帰る直前まで片づけない

 こちらから名刺を渡す必要はありませんが、就活では名刺を受け取ることはあります。 リクルーター面接や、少人数の説明会などで名刺を渡されるのです。 名刺を受け取るにもやはりマナーがあります。

 リクルートスーツを購入する際に、名刺入れもセットで購入しておきましょう。 名刺入れはいずれ、就職すると必要になるものですから、就活の段階で買っておいても損はしません。

 本来、名刺のやりとりをしたことがない学生は名刺の受け取りマナーができなくても問題ないはずです。 しかし会社員というものは名刺を受け取るマナーがもはや常識になっており、「できない」ということが考えられません。 相手を不快にさせないためにも、名刺のマナーは知っておきましょう。

 自分が何も持っていない時は、名刺は両手で受け取ります。 自分も渡す場合はお互いの名刺入れの上に載せるように交換します。

 リク面などで、名刺を受け取った後に座る場合は、机に名刺を置きます。 名刺入れがあれば、机に名刺入れを置いて、その上に名刺を置きます。

 名刺入れはトレイです。名刺を受取って即座に名刺入れに片付けるとマナー違反となります。 名刺を受け取ったら即座に名刺入れに片付けるのでなく、いったん目を通しましょう。 相手の氏名、役職を見て、その後、名刺入れの上に載せて、机の上に置きます。

 管理職くらいの年齢になると、名刺を見ない人を不快に思ったり、 名刺入れの上に置かずに机に直置きするのを不快に思う人が大変多いです。 注意しましょう。

 2人以上の名刺を受け取った場合、エライ人の名刺を名刺入れの上に置きます。 例えば課長と主任の名刺を受け取った時は、課長の名刺を名刺入れの上に置き、 主任の名刺はその横に直置きします。

 エライ人の名刺を名刺入れの上に置くのもマナーであり、 この例で言えば主任の名刺を名刺入れの上に置くとマナー違反です。 名刺の取り扱いについてうるさい人であれば、いきなり怒られてしまうかもしれません。

 名刺を机に置く場合ですが、相手の座った位置と同じように名刺を配置し、顔と名前がわかるようにします。 そして帰るときは名刺を忘れないように名刺入れに片付けます。忘れて帰るとおしまいです。

プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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