覚えておきたい!「就活用語集」45選
大量にある就活ワードや隠語を整理して、就活用語集としてまとめました。 2chなどの掲示板で使われる言葉や、知っていると説明会の内容がわかるものなど、ぜひ就活に役立ててください。
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就活用語集-公式編
リクナビやマイナビ、実際の就活でも使う就活用語をまとめました。 会社説明会や面接でも使われる言葉ですので、必ず覚えておきましょう。
就活用語その1:インターン
インターンとは、インターンシップを指す就活用語です。インターンとは「職業体験」であって、 学部3年生、大学院1年生を対象で、6月~12月の間に行われます。 実際にその企業で働いてみることで企業と就活生のマッチングを図る試みです。
「採用選考とは関係ありません」と念を押して言われますが、これは経団連ルール対策のタテマエであって、 実際は内定に直結します。
インターンに参加すると各部署で実際に働いてみるわけですが、インターンが終わると各部署の担当者が「評価シート」を書きます。 この評価シートが採用選考に影響を与え、リクルーター面接に呼ばれたり、面接前に内々定をほのめかされるなど、 様々なメリットがあります。
次の記事でも解説していますが、 現在はインターンが採用選考の主流になっています。これに乗り遅れると二次募集、三次募集という狭き門を通らなくてはならず、 有利に就活を進めるならインターンへの参加が必須です。
就活用語その2:インフラ
インフラとは、インフラストラクチャーの略で、民間市場には実現できない、期待できない公共施設ないし社会資本を指します。 サービスの質が低下すると経済が回らなくなる基礎中の基礎な事業であり、国が事業者を限定して独占市場を作り、 ある程度の利益を確保しているため、就活生にとっては安定企業・高給企業の代名詞でもあります。
市場競争と無縁であるためインフラ業界はホワイト企業がほとんどで、 特に電気、ガス、鉄道、電話は人気の業界です。 しかし採用人数も少ないため、就活では激戦区になります。
インフラ業界はインターンに参加し、リクルーター面接に呼ばれ、内定をもらうというのが一番の近道です。 選考や待遇などの詳細については、次の関連記事を参照してください。
就活用語その3:WEBテスト・SPI
WEBテストとは、筆記試験をインターネット上で行うことを指す就活用語です。国語と数学が主。ごくまれに英語。 自宅でできるからカンニングし放題!と思いがちですが、時間がなさすぎてカンニングなどしていられません。 テストの内容自体は難しくありませんが、時間との戦いです。
本命企業のwebテストを受験する前に他の会社のwebテストを受けて慣れておくべきでしょう。 ちなみにだいたいの会社が同じwebテスト会社を使ってるので問題が被ったりします。
また、SPIとは、一般的なwebテストの形式の1つを指す就活用語です。 国語と数学の試験、適性検査(性格診断)を課されます。 玉手箱等の他の形式に出会うことはほとんどありません。
SPI対策本が多数出ていますが、本を買って問題集を解くより適当にプレエントリーして、 実践練習したほうがよっぽど効果があります。
就活用語その4:ES
ESとは、エントリーシートの略であり、履歴書の就活版を意味する就活用語です。
「履歴書」が「過去」に焦点を当てているのに対し、「エントリーシート」は学生の「未来」に焦点を当てているところに違いがあります。 「就職活動の軸」「自己PR」「現状分析」「志望動機」という4点セットをもって、 「『将来の夢』実現ストーリー」を書くもので、インターネットか郵送で提出します。何通も書くことになるので苦行です。
ESは、面接の申込書のようなものです。ESを送り、その後会社から連絡がない場合、 「サイレントお祈りされた」と表現します。面接に呼ばれるような、完成度の高いESを目指しましょう。
就活用語その5:業界研究
業界研究とは、就活において興味をもった業界について、徹底的に調べ上げることを意味する就活用語です。
金融、インフラ、機械メーカー等といったくくりでどんな会社があり、相互にどんな関係を持っていて それぞれどんな仕事をしているのか、激務度、給料などを比較検討し、自分に合った業界を探します。
イメージと現実が異なる業界もたくさんあります。「銀行は給料が高いとは知っていたけど、こんなに激務で辛いとは思わなかった」 というようなミスマッチを防ぐ目的で業界研究を行います。 世の中には様々な業界がありますので、「ちゃんと調べなくて後悔した」ということがないように気を付けましょう。
就活用語その6:業界決定
業界決定とは、選考に進む業界を絞ることを指す就活用語です。 金融しか受けない!とかいうものや、機械メーカーと素材メーカーを受ける、等というように 他の興味のない業界の選考に進むことを自ら辞めてしまうことを意味します。
就活生の業界研究には限界があります。自分で合っていると思った会社でも、 面接で採用担当者は「この就活生はうちの会社に向いていない」と判断されることもあります。 業界決定をして他の業界、他の会社の面接を断っていた場合は大変なことになります。
あまり業界決定は徹底しないほうがよいでしょう。
就活用語その7:グループディスカッション・GD・GW
グループディスカッションとは、グループワークとも呼ばれ、「複数人で1つの課題に取り組む」面接方式を意味する就活用語です。 例えば5人1組でグループディスカッションを行う場合、「全国に信号機は何台あるか?」といったテーマを与えられ、 5人全員で答えを作る作業です。
グループディスカッションはディベートと異なり、他のメンバーを貶して自分の意見を通したら優勝というものではありません。 「全員で仲良く答えを作る」ことが前提です。一次面接の前にグループディスカッションを課す会社が多く、 ここでコミュ力を発揮できなければ面接に進むことはできません。
MY就活ネットではグループディスカッションのコツも公開していますので、併せてご覧ください。
就活用語その8:グループ面接
グループ面接とは、集団面接を指す就活用語です。 ほとんどの企業で一次面接はグループ面接です。複数人の就活生が同時に入室し、 一緒に面接を受けることを意味します。
グループディスカッション、グループワークとは別物です。 通常2~5人程度で同時に部屋に呼ばれ、1人ずつ質問されて答えます。 個人面接より相対的に1人あたりにかける時間が短くなります。
就活用語その9:コミュ力
コミュ力とは、コミュニケーション能力を指す就活用語です。 人見知りをしない、相手の気持ちがわかる、空気が読める等の特徴を「コミュ力」と表現します。 会社という組織で働く以上は必須なスキルです。
質問の趣旨を理解し、期待された返答をする能力や、知らない人とも会話できる能力を意味し、 簡単に言えば「面接官と気が合うかどうか」が重視されるということです。 「人に気に入られる能力」「人に好かれる能力」とも言えます。
学歴があっても、資格を持っていても、コミュ力がなければ内定をもらうことはできません。 いくら頑張っても結局のところは「採用担当者と気が合うかどうか」なのですから、 辛いものですね。
コミュニケーション能力やその鍛え方については、次の関連記事をご覧ください。
就活用語その10:就職活動の軸
就職活動の軸とは、「将来の夢」を指す就活用語です。 会社は学生の「将来性」にかけます。この将来性を判断するのに、「将来の夢」がいかに「経営理念・ビジョン・社風」と一致していて、 就活生がどれだけ本気で「将来の夢」に取り組んできたかを問います。
そのため、エントリーシートは「将来の夢」に沿って、その実現のために「学生時代頑張ったこと」や、 その実現に役立つ「長所」と邪魔になる「短所」を正しく認識できているかどうか、 そして会社でどうやって夢を実現するかを「なぜこの会社を選んだのか」を書かなければなりません。
その前提として会社選びも「将来の夢」を実現できそうな業界・会社を選び、 会社説明会では「将来の夢」を基準に聞いて、自分に合った会社を厳選しなければなりません。
このように就活の「判断基準」ですので、「将来の夢」を「就職活動の軸」といいます。
就活用語その11:自己分析
自己分析とは、「将来の夢」について真剣に考えることを指す就活用語です。 自己分析なんて難しい言葉を使っていますが、「将来の夢について考える」ことをさも崇高な行為かのように言い換えているだけです。
単に将来の夢を検討するだけでなく、夢を実現するために何が必要で、これまで何をやってきたかを考え、 どんな業界、どんな会社で働く必要があるかを導き出します。 自己分析の結果を「就職活動の軸」と呼びます。
MY就活ネット管理人は自己分析をなめていてやらずに就活に失敗しました。 自己分析は絶対にやってください。
就活用語その12:自己PR
自己PRとは、「学生時代頑張ったこと」を指す就活用語です。 自己PRという名前ではありますが、自分の強みや弱みを伝える場ではありません。 「何を頑張ってきたか」を問われるのです。
自己PRは前提として「将来の夢」があり、将来の夢を実現するために、学生時代頑張ったことについて話をします。 最終的には「将来の夢を実現するために御社に入社しなければなりません」と言えるようになる必要があります。
自己PRはESの要であり、自己PRの出来栄え次第では学歴も、資格もひっくり返せます。 入念に、力を入れて書きましょう。
就活用語その13:就活サイト
就活サイトとは、新卒採用をしたい企業の情報が多数集まっているサイトのことです。 マイナビやリクナビ、日経ナビ、就活ラボ等を指します。
会社が多く広告を出稿していて、プレエントリーを一括してできるなど、就活を便利にさせてくれるサイトです。 大学3年生の6月から開設され、インターンシップの申し込みや会社説明会の申し込みができます。 就活関係の記事も多数掲載されており、就活生の必須ツールとなります。
時期によっては就活セミナーや勉強会も開かれており、 面接やWEBテスト対策に利用する就活生も多いです。
就活用語その14:内々定
内々定とは、10月以前に「10月1日に内定を出すよ」という約束をもらうことを指す就活用語です。 経団連の取り決めにより、内定は10月1日より前に出してはいけないことになっています。 そのため、「内定の約束をする」という脱法的な手段が「内々定」なのです。
大学4年生の6月1日に面接が解禁され、最終面接に通過すると「内々定」がもらえます。 内々定は内定の約束ですので、10月1日に内定式に呼ばれ、内々定が内定に切り替わります。
就活用語その15:二次募集
二次募集とは、一次募集で応募できなかった、応募しなかった就活生を対象に、再度面接の応募をさせる制度です。 一次募集で優秀な人材が集まりきらなかった場合、一度に大量にエントリーシートをさばくのが大変なので複数回に分けて提出させる場合などに、 企業の意思で二次募集を実施します。
通常、一次募集で早期にエントリーシートを送った就活生が熱意を認められ、優先されます。 一次募集でできた欠員を補うためのものですので、二次募集は競争率も高く、 内定をもらうのは困難を極めます。
志望度の高い会社には必ず一次募集で応募するようにし、二次募集は使わないようにしましょう。
就活用語その16:プレエントリー
プレエントリーとは、会社に個人情報を登録する作業を指す就活用語です。 プレエントリーは経団連の取り決めにより、大学3年生の3月1日から開始されます。 「プレ」というだけあって、これをするだけでは選考は始まりませんが、プレエントリーをしておかないと会社説明会や面接の案内は送られてきません。
会社に「就活生」として登録しておくことで、各種案内、リクルーター面接などの情報や裏ルートの選考が与えられます。 プレエントリーは心の平静のため、知らない企業も含め、これでもかというほど大量にしておくべし。
就活用語その17:エントリー
エントリーとは、会社にエントリーシートを送り、WEBテストを受験することを指す就活用語です。 プレエントリーと異なり、本格的に選考に申し込む行為です。 ESとWEBテストの結果によって会社から面接に呼ばれ、うまくいけば内定(内々定)をもらうことができます。
エントリーは20社程度行う人が多いですが、20社では全く足りません。 持ち駒を増やすために、時間の許す限りはいくらでもエントリーするべきです。
就活用語集-ネット編
「みんなの就職活動日記」や「2ちゃんねる掲示板」などでよく使われる就活用語をまとめました。 就活生同士の会話やインターネット上で情報収集を図る際に頻出する就活用語です。
就活用語その18:NNT
NTTの誤字ではなく、無い内定、すなわち内定を1つも獲得していない状態を指す就活用語です。 対義語としてANTがあります(有る内定)。NNTを避けるためには、たくさんのESを提出し、たくさん面接を受ける権利を獲得している必要があります。
NNTだと負のスパイラルを生み出します。焦って面接で余計なことを言ったり、 気分が落ち込んできて暗い印象を与えたり、ESを書く元気がなくなってしまったり、 悪いことが連なります。
就活用語その19:Fラン
大学受験予備校の偏差値表におけるFランク大学のことを指す就活用語です。 元は定員割れしており受験すれば誰でも合格する大学で、偏差値の測りようがなかった大学を意味していました。 現在は拡大解釈され、「無名で就職に強くない大学」のことを指します。
Fラン大では、「会社説明会の予約がすぐに満席になる」「書類選考で落とされまくる」 「リクルーターがつかない」といった問題が報告されています。
就活用語その20:お祈りメール
お祈りメールとは、「今後のご活躍」を祈られる、すなわち採用見送りになったことを伝えるメールを指す就活用語です。 このメールすら送ってこない場合、「サイレントお祈りされた」と表現します。
リクルーター面接や面接で落ちた場合はたいていサイレントお祈りされます。 書類選考のお祈りメールは6月末、面接のお祈りメールは7月末まで送られてこないのが普通で、 面接の結果がどうなったのか就活生は知らされるまで悩み続ける事になります。
就活用語その21:大手病
大手病とは、大手企業しか眼中にない状態を指す就活用語です。 大手病にかかるとたいてい就活に失敗し、NNT状態となります。 いろんな会社を見て、いろんな会社と比較検討した上でないと、第一志望の会社に「御社でなければならないのです」とは言えません。
また大手企業は人気が高く、激戦になります。 大手企業で不採用になった時、中堅企業にも目を向けていたかどうかでその後の就活が変わります。 必ず大手病は克服し、いろんな会社を見るようにしておきましょう。
就活用語その22:ガクチカ
ガクチカは、「学生時代力を入れたこと」の略で、自己PRのことです。 就活ではどの会社でも問われる質問であり、必ず就活解禁前に作成しておく必要があります。
エントリーシートの自己PR欄に書くのはこのガクチカであり、就活で最も重要なテーマです。 これについては学生時代頑張ったことで解説しています。 ちなみに「大学から近い」の意味ではありません。
就活用語その23:学歴フィルター
学歴フィルターとは、大学名で選別され、書類選考で落とされることを指す就活用語です。 説明会の予約等でもこのフィルターが働き、上位校でない場合は説明会すら参加できないという門前払いに使われることがあります。
大量の就職希望者をさばくのに、採用担当者が優秀な人材を見分けるのに一番簡単な方法が「学歴欄を見る」ことです。 見たことも聞いたこともない無名大学の学生と、東大生がいたら東大生を採用したくなるのは当然です。 「学歴」をひっくり返すのは困難を伴いますが、「自己PR」をしっかり書けば不可能ではありません。
諦めずに自己PRを練って第一志望の会社に内定をもらいましょう。
就活用語その24:きちょハナ
きちょハナとは、「貴重なお話をありがとうございました」という就活生の発する定型文の略です。 会社説明会の質問タイムなどで発言する際に「本日は貴重なお話をありがとうございました。○○について質問なのですが」 というように話し始めることから「きちょハナ」と略して表現されます。
どこの会社説明会でも、質問タイムに枕詞のように「本日は貴重なお話をありがとうございました」と述べるので、 若干嘲笑気味に「きちょハナ」と言われます。就活生の発する無駄な言葉の一つです。
就活用語その25:豪雪
豪雪とは、合同企業説明会を指す就活用語です。 ネット上では「合同企業説明会」と書くには長すぎるので「ごうせつ」と略され、その上変換して「豪雪」と表現されるのです。
合同企業説明会はリクナビやマイナビが主催するものもあれば、大学が主催して行うものもあります。 多数の企業がブースを設けて小規模の会社説明会を行います。 就活生は企業ブースを選んで席につき、会社の説明を受けるのです。
単独会社説明会と異なり、予約なしで参加することができ、一つの会場で何社も説明を受けられるというメリットがあります。 会社によっては参加票を書いて提出する場合もあり、「説明会に参加した」という記録が会社に残ります。
就活用語その26:持ち駒
持ち駒とは、「残り何社の面接が残っているか」を表す就活用語です。 面接の約束が入っている会社が10社以上あると「持ち駒がたくさんある」と表現し、 面接の約束が少ないと「持ち駒が少ない」と表現します。駒という言い方は将棋の駒から来ています。
持ち駒の有無は「あせり」に直結します。面接解禁の8月1日には面接の約束がいくつもあっても、 面接で落とされて持ち駒は減っていきます。「持ち駒が残り1社しかない」などという状態になると、 非常にあせりますし、精神的にストレスを抱えることになります。
持ち駒を増やすためにもたくさんエントリーシートを書いて提出し、 面接の約束をたくさん取り付けるべきでしょう。面接の日程が被ったら、そのとき考えればいい話です。
就活用語その27:就留
就留とは、就職留年を指す就活用語です。 就活に失敗し、不本意な内定しかない、あるいは内定がないときに、 わざと単位を取得せず留年することで、「新卒」というカードを翌年も使える裏技です。
第一志望の会社に落ちて、わざと留年して翌年も新卒として就活をしなおすというもので、 その分余計に学費はかかりますが、「妥協しない就活」として評価されてもいいと思います。
就活用語その28:ソルジャー
ソルジャーとは、金融や商社において、総合職採用はされたもののエリートコースに乗れず 最後まで営業職として労働した後、子会社に出向させられる人たちのことを指す就活用語です。
銀行や証券、商社は毎年何百人という新卒を採用します。 このような業界で採用された人の大半はソルジャーになります。 何百人も同時に管理職になれるわけがありませんね。
ネット上では「マーチはソルジャー、旧帝は幹部候補」などと言われることもありますが、 真相は定かではありません。入社さえしてしまえば学歴より実績重視になります。 大量採用の会社でない限り、ソルジャーについて心配するのはまだ早いです。
就活用語その29:ノンバイサー
ノンバイサーとは、アルバイトもサークルもやっていない大学生を指す就活用語です。 ガクチカなどを書くネタに困りがちなノンバイサーですが、逆にアルバイトやサークルといったありきたりなガクチカにならないので、 むしろ有利かもしれません。
就活用語その30:ブラック企業
ブラック企業とは、労働基準法や男女共同参画社会基本法などないかのように振る舞う企業を指す就活用語です。 残業しているのに残業代が出ない、将来性がない、休日がない等。 大手だからと言ってブラックでない保証はありません。
しかし中堅会社、中小企業にはブラック企業が多いのも事実で、 社員は使い捨てにされ、上司の罵倒に耐え続ける日々を過ごすことになります。
しっかり情報収集を図り、ブラック企業への就職を回避するようにしましょう。ちなみにMY就活ネットでも禁断のブラック企業リストを公開しています。
就活用語その31:+1
+1とは、浪人や留年によって現役入学、ストレート卒業の学生に比べて年齢が1つ上であることを指す就活用語です。 ネット上では浪人や留年経験は「働く期間が短くなるため」就活で不利になると言われますが、実際はほとんど関係がありません。
40年間働くにあたって、1年2年程度の違いは誤差でしかありません。 もっと言えば誕生日が4月~9月の人は、60歳になる年の9月30日で定年退職です。 一方で10月~3月生まれの人は、60歳になる年の3月31日で定年退職です。
ネット上の「浪人・留年不利論」に従えば、「現役入学・ストレート卒業・10月1日以降生まれ」の就活生が最強ということになってしまいます。 そんなことはありえませんし、実際に会社には浪人や留年の経験がある人はいくらでもいます。
ちなみに文系院卒募集無しの会社は、院生という枠を用意していないだけで 学部卒の枠で+2として選考を受けることができます 院卒だからといって諦めてしまう必要はありません。
就活用語その32:みん就
みん就とは、みんなの就職活動日記を指す就活用語です。 楽天が運営する就活掲示板であり、ここで採用選考に関する情報交換を行うことができます。
2ちゃんねる掲示板と比べて企業別に掲示板があり、過去の内定者の志望動機が読めたり、 実際に採用選考を受けるつもりの就活生との情報交換が可能ですので、 リクルーター面接情報や内定状況まで知ることが可能です。
ほとんどの就活生がみん就を利用しており、暇つぶしや企業研究のために使う人も多いです。
就活用語その33:リクルーター
リクルーターとは、ある程度の採用権限を持って学生に接触してくる会社員を指す就活用語です。 説明会に参加したり、プレエントリーすると、ある日突然会社から携帯に電話がかかってきて 「社員と1対1で対話をするお時間を~」等と、喫茶店でコーヒーでも飲みながらおしゃべりしましょうと誘われます。
このとき喫茶店に現れる社員が通称リクルーターです。この社員に嫌われると本選考に進むことができません。 この事実上の面接を「リクルーター面接」といいます。
リクルーター制度は「6月1日まで面接を行ってはいけない」という経団連のルールを破るために考え出された 「裏選考ルート」であり、6月1日以前に面接を行うために使われている制度です。
そのためリクルーターは初めに「採用とは関係がありません」と断りを入れてきます。 しかし騙されてはいけません。リクルーター面接は採用選考そのものです。 わざわざ社員を派遣してコーヒーを飲ませ、何も仕事をさせないバカな会社はありません。
リクルーター面接に呼ばれる条件は「学歴」や「プレエントリー」の他、「エントリーシートの出来が良いこと」 などが挙げられますが、リクルーターという制度そのものが脱法的なものですので、 実態は不透明です。しかし、うまくいけば内定がかなり近づきますので、呼ばれたら参加する価値があります。
就活用語その34:全通
全通とは「全員通過」の略で、「応募すれば全員合格する」という状況を指す言葉です。 例えば「あの企業の書類選考は全通だ」は「書類選考では誰も不合格にはならない」ことを意味しています。
実際にはよっぽど応募者の少ない企業でない限り「全通」は考えにくく、 また就職四季報の採用データを見る限り、大手企業では書類選考で50~70%が落ちるのが通常です。 「全通」は落ちた人への「煽り」として使われがちな言葉でもありますので、あまり気にしないようにしましょう。
就活用語集-金融業界編
金融業界の専門用語を覚えて業界研究やエントリーシート作成に役立てましょう。 金融業界には、大学生にはなじみのない用語が多いですから、 面接等でビジネスについて問われても平気で受け答えできるレベルにセンスを鍛えたいですね。
就活用語その35:預貸率
預貸率とは、「預かったお金のうち、どれくらいを貸出に回しているか」の比率を表す言葉です。
銀行は顧客から預かったお金を企業や消費者に貸し出すことで「受取利息-支払利息」の差額を儲けにしています。 「預かったお金はとにかく貸しまくる」ことが儲けの秘訣なのですが、 この預貸率はメガバンクで50%、地銀で70%程度です。
高度成長期には100%を超えるのが当たり前だったこの指標ですが、 「銀行にお金を預ける人は多いが、借りる人がいない」「あまりたくさん借りてくれない」という状況を表しています。
銀行の金庫にお金があるだけでは儲かりませんから、「預貸率の改善」か、 もしくは貸出以外のビジネスで収益状況を改善していかなければなりません。
就活用語その36:長期プライムレート
長期プライムレートとは、「1年以上の融資において、みずほ銀行が提供する最優遇金利」を指す言葉です。
金利自由化以前は、金融関係者の協議によってこの最低金利が決まっていました。 要するに「これ以上安い金利では貸し出さない」ことを定め、銀行の低金利競争(過当競争)を防止するための、 いわば「合法の談合」でした。
金利が自由化された以降も、当時の日本興業銀行の流れをくむみずほ銀行の最優遇金利を基準にして、 貸出金利を決める銀行が非常に多く、金融業界の重要な指標の1つになっています。
長期プライムレートはリーマンショック当時2.55%でしたが、それ以降はどんどん下がり、 近年は1%前後を推移しています。
就活用語その37:与信
与信とは、「その相手にいくらの取引まで信用できるか」を表す言葉です。
一般に商取引では、商品とお金の交換が同時ではありません。往々にして商品を先に渡し、 後からお金を払う方式を取ります。金融業界でも先にお金を貸し、後から返済と利息を受け取ります。 つまり、いくらまでお金を貸せるかということを詳しく調査しておかなければならないということです。
公表されている有価証券報告書、帝国データバンクなどの信用調査会社やCIC(指定信用情報機関)から取り寄せる資料を分析し、 また実際に会社や自宅を訪問して様子をうかがうこともあります。
与信管理は銀行マンにとって重要な仕事です。
就活用語その38:投資信託
投資信託とは、「投資家が機関にお金を出資して、代わりに投資をしてもらうサービス」を表す言葉です。
「投資信託の販売手数料」は銀行の大きな収入源の1つになっています。 実際に投資をするのは投資法人のプロたちですが、銀行はその窓口として投資信託を販売することで収益を得ています。
銀行は販売するだけなので、株価や為替の影響を受けることなく収益をあげることができます。 ですが、就活生にとってつらいのは、就職後に投資信託の販売ノルマが課されるところにあります。
日本人はあまり投資が好きではないためノルマの達成は厳しく、 「友達に売る」ようなことすらしなければなりません。
就活用語集-メーカー編
メーカーの専門用語を覚えて業界研究やエントリーシート作成に役立てましょう。 メーカーにも大学生にはなじみのない用語が多いですから、 面接等でビジネスについて問われても平気で受け答えできるレベルにセンスを鍛えたいですね。
就活用語その39:限界利益
限界利益とは、「売上高から材料費を引いて残ったお金」を指す言葉です。
工場でモノをつくって販売する会社では、原価は変動費と固定費に分けられます。
変動費とはすなわち材料費(+外注費)であり、「つくらなければかからないコスト」です。
一方の固定費とはすなわち人件費と設備代であり、「つくらなくてもかかるコスト」です。
売上から変動費を引いた残りで給料を払ったり、設備のリース料などを払ったりします。 それを払い終わってなお余った残りが「粗利益」であり、その粗利益から会社の維持費を引いた残りが、「営業利益」になります。
つまり、「限界利益」を積み上げなければ給料が払えず会社は倒産します。いかに限界利益を稼ぎ、 お金を残すかが「営業利益」を生み出す方法なのです。
就活用語その40:歩留まり
歩留まりとは、「つくったモノのうち、不良品を除いた”良品”の比率」を指す言葉です。
工場でモノを製造する際、「変動費+固定費」がかかります。歩留まりが良いと問題にならないのですが、 歩留まりが悪いと不良品が多いということですから、まるまるコストばかりかかって売れないという状況を招きます。
歩留まりの改善はメーカーにとって頭の痛い任務であり、工場ではこれを改善するために日夜「カイゼン」活動を行ったり、 工場設備メーカーと情報交換をしたり、工場ラインの見直しなどの業務を行っています。
就活用語その41:付加価値
付加価値とは、「材料費に対して売値に上乗せした金額」を指す言葉です。
言い換えれば付加価値は「限界利益」なのですが、「買ってきた材料費」を商品化して「売値」にしたとき、 その差額がその会社の生み出した「付加価値」ということです。
給料も利益も「付加価値」から出るわけですが、この「付加価値」は安売りをしてしまうと発生しません。 いかに「高く買ってもらえる商品」をつくるかが、ボーナスアップや利益増の秘訣なのです。
就活用語その42:生産性
生産性とは、「どれだけ付加価値を生み出しているか」を指す言葉です。
社会全体がこの言葉を勘違いしている節があり、要注意な用語です。 というのも、「生産性向上」とは「付加価値の向上」であり、要は「値上げ」が必要なのですが、 日本企業はAIやIoTの活用で「人件費の削減」に注力しています。
人件費を減らしても付加価値自体は増えず、「付加価値の分配先を減らして会社にお金を残す」ということをしているだけです。 これは生産性が上がるのではなく、ただのコスト削減です。
本来の「生産性向上」とは、「高く買ってもらえる商品」を生み出すところにあることを覚えておいてください。
就活用語その43:IoT
IoTとは、「モノとモノのインターネット」を意味する言葉です。
メーカーでは工場設備にセンサーを取り付け、サーバにデータを送り、 歩留まりの改善などに役立てています。このように「工場設備」と「サーバ」をつなぐことを、 IoTといいます。
ドイツでは「インダストリー4.0(第四次産業革命)」、アメリカでは「Internet of things」と呼ばれる取り組みなのですが、 日本ではアメリカの呼び方に習い、IoTと呼んでいます。
これに関してソフトバンクが「ARM」というICチップの設計会社を買収しました。 KDDIやNTTドコモもメーカーに対して「通信」の面でIoTを支えており、 半導体メーカーや半導体製造装置メーカーも「ICチップ」の面で活躍しています。
就活用語その44:コモディティ
コモディティとは、「汎用品」を指す言葉で、いろんな会社が同じものをつくれる商品を意味します。
例えば液晶テレビはどのメーカーのものを買っても、「映像コンテンツを見る」という点で同じ目的が達成できますよね。 スマートフォンも同様で、ギャラクシーを買っても、アクオスを買っても「スマホ」としての役割は同様に果たせます。
このように技術的な優位性がなくなった商品をコモディティを言い、価格競争でジリ貧に陥り、利益が取れなくなっていきます。 このコモディティ化した商品で生き残るには「デザイン」や「コンセプト」「ブランド」など「選ばれる理由」が必要です。
「技術的優位性のないものを売る」ために研究されてきたマーケティングが活躍します。 逆に言えば、コモディティ化しているにも関わらず「技術力」ばかり磨いて「マーケティング」を軽視する会社は、 将来性が怪しいということができます。
就活用語その45:DtoC
DtoCとは、「direct to consumer」の略で、メーカーが代理店を通さず直接消費者に販売することを意味します。
これまでは、消費者向けのBtoCメーカーは商社を通して小売店に商品を並べてもらい、消費者にはノータッチであることが一般的でした。 しかし商品のコモディティ化が進む中、「消費者との接点を増やす」ことで消費者理解を進めようという動きがあります。
近年ではECサイトが手軽につくれるようになったこともあり、メーカーが直接通販サイトを立ち上げることがあります。 また直営の販売店を開いて、消費者に直接来てもらう取り組みも「DtoC」に含まれます。
今後これらはマーケティングにおいて重要な施策となるでしょう。
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インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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