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就活の【持ち駒は平均8個】内定の目安と無くなった時の対策

持ち駒はいくついる?

 就活用語の「持ち駒」とは「現在選考が進行している企業の数」のことです。いくつ持っているべきで、その平均個数や内定確率、全滅した場合の増やし方を解説します。結論を言うと、BtoB企業の持ち駒を10個確保しましょう。



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持ち駒とは?

定義選考中の会社のこと

 持ち駒とは、現在選考が進行している企業の数を意味します。 たとえば、次のような企業が「持ち駒」として数えられます。

持ち駒の数は、就活の進行状況や心理面に大きく影響します。

 就活は長期戦になることも多いため、持ち駒の管理はモチベーションの維持にも関わる重要な要素です。 就活を成功させるためには、持ち駒を戦略的に把握・管理することが必要不可欠です。

 このような事態を防ぐためにも、自分の「持ち駒」を冷静に見直し、適切なペース配分で就活を進めていくことが大切です。

覚えておきたい!「就活用語集」45選

 

持ち駒はいくつ持っているべき?平均は?

持ち駒の平均8個

 25卒では、持ち駒の平均は7.66個でした。 12.39社の書類選考に応募し、7.66社の面接に呼ばれ、2.74社の内定をもらうのが平均でした。

書類選考面接内定
25卒12.39社7.66社2.74社
24卒12.71社7.78社2.61社
23卒16.02社9.09社2.52社
※参照:[PDF]就職白書2025

 持ち駒の平均は年々減少しており、この原因は「インターン経由の早期選考」だと考えられます。 早期選考は内定率が高く、インターンを通じて早期に内定を確保し、就活をやめてしまう人の分、持ち駒の平均が減少しています。

 

持ち駒の数は多ければ良い?

 持ち駒が多ければ安心かというと、一概にそうとは言えません。 企業ごとに選考スケジュールや対策内容が異なるため、持ち駒が多すぎると1社ごとの準備が浅くなり、結果的に失敗が増えるリスクもあります。

 一方で、少なすぎるとリスク分散ができず、1社でも落ちるたびに精神的なダメージが大きくなります。

 筆者の私の経験では、持ち駒が5社を切ると不安や焦燥感が強くなり、10社まで増やしたことがあります。 一方で「面接の日程が被る」ことで日程調整が必要にもなりました。

 

平均を知って焦る必要はない

 他の就活生と比べて「自分は少ないかも…」と思っても、焦る必要はありません。 就活はタイミングや戦略次第で巻き返しが可能です。持ち駒の数はあくまで目安のひとつ。 大切なのは、「今ある持ち駒をどう活かすか」「必要に応じてどう補うか」を冷静に判断することです。

 

何社くらいが理想?内定に必要な数の目安

平均5個

 就活を進める上で、「最終的に内定を取るには、どれくらいの企業を受ければいいのか?」と悩む人は少なくありません。 ここでは、選考の通過率をもとに、「内定獲得に必要な持ち駒の数」を逆算して考えてみましょう。

 上記データを元に計算すると、書類選考・面接の通過率は次の通りです。

書類選考61.8%が合格
面接35.7%が合格

 ここから逆算すると、1社の内定を取るのに最低4.5社の書類選考に応募する必要があります。 しかし、これはあくまで平均です。

 

有名企業を志望する場合

有名企業60個以上

 有名企業を志望する場合、持ち駒5個ではまったく足りません。 採用倍率が60~270倍に及び、内定確率が1%未満になることが珍しくないからです。

大手電機メーカーソニー(99倍)、パナソニック(60倍)
自動車メーカートヨタ(41倍)、ホンダ(60倍)
食品メーカーサントリー(66倍)、日清食品(270倍)
鉄道業界JR3社(100倍)
総合化学三菱ケミカル(61倍)、三井化学(68倍)

 上記のような企業に絞って受ける場合、持ち駒は60個あっても足りないことになります。

 

BtoB企業を志望する場合

BtoB企業10個

 一方で、学生に知名度の低いBtoB企業を志望する場合、持ち駒は10個以下でも足ります

電炉メーカー三菱製鋼(4倍)、プロテリアル(8倍)
専門商社サンワテクノス(6倍)、トラスコ中山(12倍)
非鉄金属古河電気工業(6倍)、DOWA(12倍)
準大手ゼネコン戸田建設(5倍)、五洋建設(7倍)
機械メーカー荏原製作所(11倍)、三井海上開発(13倍)

 志望先の採用倍率も考慮に入れて、持ち駒の質と量のバランスを取ることが重要です。

 

持ち駒がなくなった場合

ポイントBtoB企業に応募する

 持ち駒がなくなった場合、BtoB企業10社に応募しましょう

 BtoB企業は学生への知名度が低く、採用倍率は10~40倍程度で済みます。 大手でも内定が取りやすいのが特徴で、学歴フィルターもない会社が多いです。

 ですが、応募が遅れれば遅れるほど採用枠は減っていき、大手企業から順に応募受付を締め切ってしまいます。 そんな中で名前も知らない企業を探すのは困難ですよね。 そこで、次の方法を取りましょう。

 

1.スカウト型就活サイトを利用する

 会社に自分を見つけてもらおう!

 とはいえ「知らないものを探す」のは至難の業です。 見つけたところで、それが「自分に合った会社」なのか、またそれが「良い会社なのか」判断しかねます。 会社探しはなかなか効率の悪いものです。

 そこで"会社に"あなたを見つけてもらいましょう

 おすすめは 「OfferBox」 です。

 OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。

 他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。

 一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。

→「OfferBox」でスカウトをもらう

 また、「スカウトは中小企業ばかり」「ブラックばかり」と思われることもあるようですが、 実は大手企業ほどスカウトを使っているデータと理由があります。 次の関連記事で詳しく解説していますので、不安に思う方はご覧ください。

 

2.隠れ優良企業を狙う

 学生が知らないビジネス界の優良企業に応募しよう!

 日東電工、SMC、ディスコ、栗田工業・・・知らない会社ばかりだと思います。 ですが実は、BtoBの世界で圧倒的なシェアを取る高収益・高待遇の企業の名前です。

 BtoB企業は消費者向けの宣伝をしませんから、学生の知名度は皆無です。 一方で日経ビジネスなど経営者の読む雑誌で、法人向けの宣伝をします。それゆえビジネス界では有名です。 そんな優良企業なのに学生の知名度だけがない穴場の企業のことを隠れ優良企業と呼びます。

 「学生が認める会社」よりも「ビジネス界が認める会社」のほうが良いに決まっていますよね。 もし隠れ優良企業を知らずにスルーしていたならば、応募先を全部取りかえた方がいいレベルです。

 これらの企業は応募者が少なくて悩んでいる節があり、上記のスカウト型就活サイトでも学生を待ち受けています。 あなたもうっかりスルーしてしまわないように注意しましょう。 また、社会をさまざまな切り口で見てみると、隠れ優良企業はたくさん出てきます。次の記事で解説している方法で企業探しをしてみましょう。

 

3.内定がもらいやすい業界を狙う

 みんながスルーする実は儲かっている会社に応募しよう!

 なんとなく「業界上位の会社」を狙いたくなってしまいますよね。 就職人気ランキングなどで「上から順番に」応募先を決める・・・というのは間違いです

 企業の商品には「汎用品」と「高機能品」があり、前者は薄利多売・後者は厚利少売で高機能品が儲かるのですが、 汎用品を売る会社は数を追うため、企業規模が大きくなりがちです。 そう、「売上高の大きさ」と「儲かっているかどうか」は関係ないのです。

 ところが学生は「売上高」を見て応募先を決めますから、高機能品で高収益・高待遇な会社をスルーしてしまいます。 このように儲かっているのに学生にスルーされる業界が次の4つです。

業界採用倍率
1位.専門商社10~30倍
2位.準大手・中堅ゼネコン10~30倍
3位.機械メーカー10~40倍
4位.化学メーカー40~80倍
※業界名をタップするとMY就活ネット独自の業界研究が読めます。

 1兆円企業・財閥企業・有名企業の採用倍率が100~300倍にも上ることを考えると、10倍受かりやすいと言えます。

 もちろん本命企業が他にあると思いますが、これらの業界にもエントリーしておくことで、 質の高い持ち駒を確保することが可能です。

 

持ち駒を減らさない方法

 ESの見直しが合格率を改善する!

 持ち駒がなくなってしまうのは、およそエントリーシートの問題です。 書類選考で落ちるのはもちろん、実は一次面接や二次面接にもESの完成度が影響します。 なぜなら、「よく読まずにとりあえず面接」という会社も多いからです。

 しかしその場合、面接の早い段階で落とされてしまいます。持ち駒を減らさないためには、ESの見直しが急務です。

 

ビジョンをアピールできている?

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 実は、大卒就活はビジョンの一致で内定が決まります。 「会社の経営理念」と「あなたの就活の軸」がいかに一致しているか、それをアピールして面接官が納得すれば、内定というわけです。 こんなこと、誰も教えてくれませんよね。

 しかしただ「経営理念に共感した」と言うだけでは説得力がありません。 そこでESを次の三部作構成にすることでビジョンに本気であることを証明するのです。

 この流れをもって「ビジョンの実現のために、貴社に入社しなければならない」と結論付けるのです。

 あなたのESはこのような構成になっていたでしょうか。 もしなっていなければ、持ち駒が減るのはこれが原因です。 ぜひ、就活の軸から見直してみてください。

 

先輩の内定ESを参考にしよう

 ESはいくらブラッシュアップしても、しすぎということはありません。 志望企業に内定を取れるレベルになっているか、気になって仕方ないですよね。 そこで、実際に内定を取った先輩のESを参考にしましょう。

 「ワンキャリア」 というサイトでは、歴代就活生の内定ESを多数収録しています。 就活生は完全無料ですので、ぜひ模範解答を手に入れましょう。

 またESだけでなく、インターンシップや面接などの選考情報、就活テクニックの他、 特別選考枠のある合同説明会など様々なお役立ち情報が満載ですので、ぜひ利用してみましょう。

 

自分で添削してみよう

 ESを提出する前に、自分で添削してみましょう。 コツは「圧迫面接を想定すること」です。実は、面接で圧迫を受けない場合も「諦められている」という場合があります。 そんな事態を避けるために、予め自問自答を繰り返しておくのです。

 どこをチェックすればよいかについては、次の関連記事で詳しく解説しています。 一度、採用担当者になったつもりで「ESの不足要素」をチェックしてみましょう。

 MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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