【26卒&27卒】就活スケジュールの実際|政府ルールは出遅れ組!
「公式ではない『実際の就活スケジュール』が知りたい」「出遅れたくない」という就活生に向けて、データを元に「実際の就活はいつからなのか」を解説し、政府ルールが出遅れ組であることを示します。
この記事の要点
- 就活の実際は、学部3年生(修士1年生)の6月に始まる!
- 就活の時期に関する「政府ルール」は誰も守っていない!
- インターンはすべて内定直結!約40%が早期内定をもらっている!
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実際の就活スケジュール
実際のスケジュールは、「大学3年生の6月に就活開始」「10月以降、早期選考を受ける」「翌年2月中に約4割が就活終了」です。 これは就職白書2024(就職みらい研究所)のデータに基づいた実績値であり、 就活の早期化の傾向は今後さらに強まると推測されます。
実際のスケジュール
- 大学3年生の6月:インターンシップの応募(約4割の学生が就活を開始)
- 大学3年生の8月:インターンシップへ参加(5割超の学生が就活中)
- 大学3年生の10月:早期選考の応募が順次開始(6割超の学生が就活中)
- 大学3年生の3月:通常選考の応募が順次開始(すでに約4割の学生が内定取得済)
「実際のスケジュール」における重要ポイントは、早期選考を受けるために「夏期インターンシップ」に参加しなければならない点です。
大学3年生の10月以降に実施される「早期選考」は、インターンシップ参加者限定という条件がついている場合が多いです。 「平均の内定時期」に間に合わせるためには夏期インターンシップに応募するところから始めなければなりません。 これにより就活開始時期が「大学3年生の6月1日」だと言えるのです。
一方で、企業によっては「誰でも応募可能な早期選考」を実施する場合もあります。 インターンシップを逃した場合でも、まだ早期内定に間に合う可能性があります。
就活の開始時期
就活の開始時期は、6月です。 就職白書内のアンケートにて判明していますが、24卒では42.4%の学生が「6月以前に就活を開始した」と回答しています。 これは「インターンシップの応募受付開始」の時期であり、リクナビ・マイナビなどのナビサイトが、大学3年生向けの特設サイトを開設する時期でもあります。
インターンシップへの参加のために、「応募のため」「準備のため」の2つの目的で、この時期に就活を開始していると考えられます。
内定の時期
内定時期の早期化の傾向は年々強まっており、25卒では大学3年生の2月末の時点で40.3%の学生が内定を取得済みです。 翌3月末には58.1%にも上昇していることから、大学3年生の2~3月が内定の時期と言えます。
これは、大学3年生の10月以降に順次開始される早期選考によるもので、 インターンシップ参加者や、独自に早期選考を実施する企業を探し当てた学生が、早期内定を実現していると言えます。
政府の公式ルールの確認
内閣官房は、就職・採用活動に関する要請の中で「就活の時期」を定めています。 その政府ルールは以下の通りです。
- 広報活動開始 :卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
- 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
- 正式な内定日 :卒業・修了年度の10月1日以降
簡単に言い換えると「就活解禁は大学3年生の3月1日」「選考解禁は大学4年生の6月1日」と謳っているのですが、 前述の通りこの時点ですでに4割の学生が内定を取得済みです。つまり、政府ルールに従うと就活に出遅れることになります。
就活は何をすればいいの?
大卒総合職は、ビジョンの一致で内定が決まる!
就活のゴールはもちろん「内定」ですが、大卒総合職の内定は「ビジョンの一致」で決まります。 つまり、就活のすべては次のような志望動機を書くために行います。
「貴社と私のビジョンは一致しています。そのため私は、貴社のビジネスに携わらなければなりません。」
上記を踏まえて、就活でやることは次の5つです。
自己分析 | 「自分のビジョン」をつくり、「ビジョン実現ストーリー」をつくる(これが『エントリーシート』の原案になります) |
---|---|
インターンに参加 | ビジョンに合う会社であることを確認しに行く(参加実績があれば『ビジョンが一致している』に説得力が出ます) |
会社説明会 | インターンに行けなかった場合は、説明会で代用する(通常選考の応募条件になる会社も多い) |
エントリーする | 「エントリーシートの提出」「筆記試験の受験」をして合格すれば面接に進める |
面接を受ける | 「ビジョンの一致」をアピールして、面接官を納得させられたら内定 |
自己分析をしよう!
自分のビジョンを用意しておこう!
自己分析とは、自分のビジョンをつくり、「ビジョン実現ストーリー」をつくることです。 インターン応募前に、以下の項目を完成させておきましょう。
将来の夢 | 交通事故をゼロにしたい |
---|---|
学生時代頑張ったこと | 子どもの通学を見守るボランティアをした(交通事故をゼロにするために) |
長所 | 粘り強いところ(ビジョンの実現に役立つ長所) |
長所に関するエピソード | 言うことを聞かない子どもに「事故の怖さ」を粘り強く説明した |
短所 | めんどくさがりなところ(ビジョンの実現に邪魔になる短所) |
短所を克服する姿勢 | めんどくさノートをつけると、情けなさから頑張ることが増えてきた |
まとめれば、「ビジョンを実現するために〇〇を頑張り、現在は〇〇が足りていて、〇〇が足りない」というストーリーをつくり、 「ビジョンのために生きてきた」ことを証明するというわけです。
就活生の70%超がインターンに参加しながら、20%しか内定を取れていないのは、自己分析ができていないからです。 逆に言えば、自己分析をやっておけば早期内定が取れる可能性が高いです。
就活の軸・ES作成の支援アプリを使おう!
就活の軸・ES作成には、「【キャリアチケットスカウト】 」という就活アプリ(完全無料)を使うのがおすすめです。
このアプリでは5つの質問に、回答を選択するだけで自己分析が完了し、アプリ起動から「3分」で就活の軸を持つことができます。 またESの定番である「自己PR」「他己分析」「自分史」などもテンプレートに穴埋めするだけで作成でき、 説得力あるESがスマホ1つでできるようになっています。
加えて、作成した「就活の軸」「自己PR」を企業の人事が見て、特別選考にスカウトされる機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、スカウトが来れば説得力あるESができた証拠になりますよね。 すでに書類選考突破の状態ですから、そのまま選考を受ければ早期内定を確保することも可能でしょう。
インターンに参加しよう!
インターン参加で早期内定を目指そう!
大学3年生(修士1年生)の6月1日を迎えると、リクナビ・マイナビなどの「ナビサイト」がオープンし、 各社のインターン応募受付が開始されます。即座に登録して申し込みをしましょう。
この時点までに「自己分析」を終えておけば内定確度が高まり、また応募する会社を増やすために会社探しもやっておきましょう。
MY就活ネットでは「競争倍率の低い優良企業」を紹介しています。 早期に本命企業を固めるために、すぐ会社探しにとりかかりましょう。
会社説明会に参加しよう!
インターンに行けなかった会社は、説明会で代用しよう!
大学3年生(修士1年生)の3月1日になると、プレエントリーが解禁されます。 プレエントリーをすると「会社説明会」の案内メールを受け取れるほか、「通常選考」に応募できるようにもなります。 ちなみにこちらは、早期選考で内定が取れた場合は不要な手順です。
インターンに参加できなかった会社は、「ビジョンの一致の確認」のため説明会を代わりに利用します。 「ビジョンが一致している」と志望動機に書くための質問をしましょう。
エントリーしよう!
半分は落ちるので30社は応募しよう!
エントリーとは、採用選考に応募するという意味の就活用語です。 具体的には「エントリーシートの提出」「筆記試験の受験」の2つで完了し、まとめて「書類選考」と呼びます。 これに合格すれば、ようやく面接に招待されます。
書類選考の合格率は30~70%で、半分は落ちます。 ゆえに30社はエントリーしなければならないのに加え、そのうち15社は競争倍率の低いBtoB企業にしなければなりません。
一方で、「インターン参加者向けの優遇選考」ではこの手順はスキップされて、いきなり面接がスタートします。 ハッキリ言ってエントリーは手間で面倒なので、ぜひ優遇選考に乗りたいですよね。
面接を受けよう!
ビジョンの一致をアピールしよう!
ここまで来れば、あとはビジョンの一致を明るく元気にアピールするだけです。 面接は会社によって2~3回行われ、最終回は役員との面接です。 「ビジョンの一致した学生だ」と思わせることができれば、晴れて内定です。
MY就活ネットでは、面接のコツについての記事も用意しています。ぜひ参照してみてください。
MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
10月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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