就活に新聞は不要!|代わりに読むべき「本物」のビジネス誌
結論から言うと、就活のために新聞は読まなくていいです。日経新聞をとる必要はありませんし、大衆紙は特にいらないでしょう。 ですが、新聞の代わりに読むべき雑誌や使うべきニュースアプリがあります。
目次
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新聞がいらない理由
就活に新聞が必要ない理由を解説していきます。 「読みたい」のであればともかく、「就活のため」であれば契約してはいけません。 その分のお金でもっといいニュースが読めます。
1.どうせ読まないから
「どうせ読まないから」が最大の理由です。
最初の1週間こそ「読まなくちゃ!」と意気込み、全ページを読もうとするでしょう。 きっと早起きして、ポストを覗いて、コーヒーでも淹れて読むでしょう。そう、1週間だけ。
もともと新聞を読む習慣がなく、また「就活のため」と意気込んでしまえば、 すぐに息切れしてしまいます。最初の5ページ目までしか読まなくなり、最後には1面記事の見出ししか読まなくなるでしょう。
私も1年ほど日経新聞を取りましたが、すぐに飽きて虫退治道具になりました。
そうならない自信があるならば、大学の図書館で毎日、日経新聞を読んでみましょう。 ビジネスに携わる以前の大学生にとって、あれだけの文字数を毎日読むのは非常に苦痛です。
それが1ヶ月以上続けられて、かつもっと読みたいと思ったならば購読してみるのもよいでしょう。
2.大衆向けだから
日経新聞を除いて、残りの有名な新聞はすべて大衆向けです。 言葉は悪いですが、偏差値50向けというわけです。
なぜなら新聞は大量の読者を獲得するビジネスモデルであり、難しすぎてはならず、 また詳しすぎてもならないからです。当たり障りのない大衆ウケする記事を載せなければならず、 情緒に訴える「不正」や「政権批判」に終始しがちです。
ですが、大卒総合職としての就活をするあなたは将来の経営幹部候補生です。 それなのに「大衆レベル」の知識を詰め込んだところで意味がないのです。
そんなものはテレビでもやっていますし、Yahoo!ニュースを見れば十分です。
エリートはエリートらしく、エリート専門のものを読むべきです。
一方でその点において日経新聞はビジネスマン向けですから、 どうせ購読するなら日経新聞しかないと言えます。 ですが、無理は禁物です。いきなり日経新聞は続かないでしょう。
3.新聞を読まないくらいで選考に落ちないから
代わりの方法でニュースを読んでいることが前提になりますが、 「新聞を読んでいない」というだけの理由で、選考で落とされることはありません。
新聞紙の発行部数が減っているのは周知の事実であり、 ビジネスマンなら「新聞が時代遅れ」になっていることも知っています。 当の新聞社もネットニュースに力を入れているくらいです。
よく考えてみれば、「新聞を読む」という行為の本質は「情報を手に入れる」ことですよね。 その媒体が「紙」なのか「液晶画面」なのかはどうでもいいことです。
「上の世代との話題作りに新聞を読むべき」などと言う勢力がいますが、 ニュース自体を何らかの方法で手に入れていれば話はできますよね。 それとも「紙」の話でもするつもりでしょうか。
「今日の新聞紙は雨に濡れてびっちょびちょでさ~」って?
新聞の代わりに読むべきもの
新聞は不要と述べてきましたが、もちろん代わりの情報入手手段は必要です。 ビジネスの感覚を身につけ、BtoBの優良企業を探し、教養をつけるには「ニュースを読む」ことはやはり大事です。
そこで、会社経営者の私が実際に読んで役立ったもの、就活生におすすめしたいものを紹介します。
1.日経ビジネス
就活生におすすめしたい本物のビジネス誌があります。
それは、日経ビジネスです。
日経ビジネスは「ビジネス雑誌」ですが、これは大衆向けではありません。 管理職や経営者を対象とした、本物のビジネス情報誌です。
経営幹部候補生である大卒総合職にピッタリですよね。
何がすごいのかというと、他社の取材には応じない会社も日経ビジネスなら応じるという、強烈な取材力です。 なぜなら大企業から個人事業主まで、管理職や経営者の読者が非常に多いため、 取材に応じれば、法人向けの宣伝にもなるからです。
テレビCMを打たないBtoB企業も日経ビジネスには広告記事を出します。 つまり、隠れ優良企業の宝庫というわけです。
新聞やネットニュースでは決して読めない情報が、日経ビジネスにはあります。
そして編集部のビジネス知識が半端でなく、考察や企業の評価の説得力があり、 文章のレベルも非常に高いです。エリート向けだからこそ内容も文章もエリート用なのです。
前半のニュース部分や後半の「ケーススタディ」で優良企業を発掘できて、 「編集長インタビュー」では大企業の社長相手にものすごく聞きにくい質問をバンバンぶつけて、 最後に編集長がコメントでコテンパンにするコーナーすらあります。
面接で「新聞の代わりに日経ビジネスを読んでいます」と言えば大ウケ間違いなしです。
2.NewsPicks
「NewsPicks」はスマホで読むニュースアプリですが、 ビジネス特化でいろんなネットニュースを読める優れものです。
経営者や経済評論家、学者などをフォローすると、その人たちが「Pick」したニュースが配信されてきます。 つまりビジネスマンが読んでいる記事が読めるのです。
時期によって「就活特集」をやっていたりもしますし、無料プランでも満足に使えるレベルですので、 時事ネタに関しては新聞を購読しなくても、NewsPicksを読めば十分すぎるほどです。
有料プランではNewsPicks独自の特集記事が読めたり、読者と編集部の議論に参加できたり、 毎月ビジネス書を1冊送ってくれるサービスがあったりしますが、これは就職してから考えればよいでしょう。
3.書店でビジネス書を買う
お金に余裕があればですが、ビジネス書を読みまくるのは、 ビジネスの感覚を身につけるのに最適です。なぜならこれも、本気のビジネスマン向けの本だからです。
実際のところ、就職すると勉強しなくなる人が大半です。大卒総合職として入社しておきながら、 ビジネスに興味がないなんて人は、「名ばかり管理職」として一生を過ごすことになります。 ですから、いずれビジネス書は読むべきものです。
優良企業が見つかるのはもちろんのこと、日本企業に不足しているマーケティングや会計知識など、 「知識」が身につきます。さらに「思考力」も鍛えられるため、 読まない人と比べると雲泥の差がつきます。
とはいえ、ビジネス書は1冊1,600円ほどしますし、金銭的にツライ部分もあると思います。 古本屋さんで安く買ったり図書館で読んだりする方法もありますが、無理をする必要はありません。
ただ、出世したければ、就職後は絶対に買って読みましょう。
読めば読むほど、ビジネスにハマって面白くなってきます。
面接で新聞について聞かれたときの答え方
私が就活をした当時、新聞について面接で聞かれることはありませんでしたし、 「時事ネタ」自体たった1回、「最近の出来事で気になったことはありますか?」と聞かれただけでした。
ですが、「新聞を読んでいますか?」と唐突に聞かれる可能性も否定できません。 そんなときに、どう回答するべきかを解説します。
正直に読んでいないことを伝えよう
かっこつけて「はい、読んでいます」などとウソをついてはいけません。
矢継ぎ早に「どこの新聞?」「じゃあ今日の天声人語の内容は?」などと意地悪な質問をされて、 読んでいないことを暴かれるでしょう。なぜなら、面接官は「就活生は新聞を読んでいない」と知っているからです。
面接ではどんな質問に対してもそうですが、「ウソをつく」のは決してやってはいけません。 相手は人を見るプロであり、毎年何百人、何千人という社員と面談し、採用活動をし、取引先と会っている人です。 そんな相手の裏をかくなんて無謀なことは、するべきではありません。
責められる展開になったら素直に謝るのも重要です。
新聞を読んでいないくらいで責めてくる人などいないとは思いますが、 そんなときに反論したり、ウソをつくのではなく、非を認められる素直な新人であることをアピールしましょう。 そうすればマイナスどころか、むしろ加点がつきます。これについては、次の関連記事で詳しく解説しています。
代わりに読んでいるものを伝えよう
ビジネスはその一瞬一瞬で状況が変わります。ですから、情報には敏感であるべきです。
「新聞を読んでいない」ことを伝えると同時に、 「代わりに日経ビジネスを読んでいます」「NewsPicksというニュースアプリで読んでいます」 というように、代わりの情報入手手段を伝えましょう。
日経ビジネスなら感心されるでしょうし、ニュースアプリなら「今どきだね」と言われたりするでしょう。
ただ、情報に敏感であることさえ伝えられたら合格です。
面接前に「日経平均株価」をチェックしておこう
ニュースを読んでいるかどうかを確かめるために、「今日の日経平均株価は?」と聞いてくる人は多いです。 面接で「新聞を読んでいますか?」の代わりに「今日の日経平均株価は知っていますか?」と聞かれることもあるかもしれません。
その時にスマートに答えられるように、面接前に日経平均株価をチェックしておきましょう。
「22,000円前後で推移しています」
というように、1円単位で暗記するのではなく、これくらいで推移していると答えるのが正解です。 株価は9時から15時までの間、常に変動しているからです。むしろ1円単位で言ってしまえば「株価を理解していない」と思われてしまいます。
また、「弊社の株価は?」と意地悪な質問をされた場合に備えて、 面接を受ける会社の株価を調べておくのもアリですね。 また、前述の通り意地悪な質問には謝ってしまえばいいのも1つのコツです。
MY就活ネットでは、他にも「就活のためにしておくべき準備」を「すること」「買うもの」の2つの面で解説していますので、次の記事を参照してください。
12月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
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→「OfferBox」の公式サイト
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
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「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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