【就活】高学歴の就活の落とし穴-高学歴エリートが失敗した理由     
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【就活】高学歴の就活の落とし穴-高学歴エリートが失敗した理由

 MY就活ネットの著者は大阪大学法学部という経歴を持ちながら就活で大失敗を犯した人物です。 一般に高学歴は就活に有利で、売り手市場だろうが不景気だろうが大企業・特にCore30やLarge70といった一流企業に内定がもらえると思いがちです。 しかし、それは高い学歴をちゃんと活かせた場合に限ります

 自分で言うのもなんですが、偏差値70を超える旧帝大エリートの私が就活に失敗した理由を振り返り、 高学歴の皆さんの反面教師として恥を忍んでお役に立とうと思います。 

 

ある高学歴エリートの就活

 まあ私のことなんですが。

 大学3年生の6月を迎えて、「就活するか!」と思い立ちました。 正直このとき、「先輩たちは一流企業に内定をもらってるし自分も楽勝でしょ!」と思っていました。 まずはインターンシップに応募します。

 そして大阪ガスの面接に通り、インターンシップに呼ばれることになりました。 正直このとき、「もう就活は終わったようなもんだろう」と思っていました。 インターンシップ参加によって内定が確定したような気がしていたのです。

 インターンシップでは与えられた業務を淡々とこなすだけで、インターンシップが常時面接であることを意識していませんでした。 その後も就活についてなにをすることもなく、就活本番になっても大阪ガスからなにか連絡がくることはありませんでした。 そうです。インターンシップで見込みがないと、切られてしまったのです。

 その後もひどいものでした。志望度の高かった企業からは軒並み書類選考落ちにされ、 リクルーター面接には呼ばれるものの2回目、3回目が続かず、 面接本番に進んでも1次面接、2次面接で落とされる体たらく。

 最終的に大学の求人票をみて適当に応募した会社に内定をもらい、就活を終えました。 Core30でもLarge70でも日経225でもありません。 どうしてこうなった

 

高学歴の落とし穴

 実は、高学歴というのはインターンシップに呼んでもらえる権利エントリーシートを読んでもらえる権利リクルーター面接に呼んでもらえる権利に過ぎません。

 面接本番に呼ばれる権利でも、内定がもらえる権利でもないのです。

 自慢のようですが、不動産投資と副業収入を合わせると28歳にして年収800万円を超えていて、 30歳で1000万円、32歳で1300万円というところまで計画済みなくらい、自分は頭がいいと思っています。 そんな私ですが就活は大失敗しました。

 どんな落とし穴にはまってしまったのか振り返ってみたいと思います。

 

高学歴は無条件で内定だと思っていた

 旧帝大ともなれば学歴で言えば同世代の上位1%です。100人に1人の逸材は、どの企業でもほしがるだろうと思っていました。 「高学歴=内定」と思い込んでいたのです。

 しかし、現実には企業はただの高学歴がほしいわけではありません。 前提条件として「この会社のビジネスが好きで、経営理念・ビジョン・社風と合致する人物」であることが必要です。 その中で学歴は、「さらに高学歴だったらいいなあ」程度でしかないのです。

 詳しくは「新卒採用」は「将来の夢採用」で解説していますが、 会社にとって「最も欲しい理想の人物」とは「会社と志を同じくしていて、いくら働いても苦痛に感じない人」 であることを覚えておいてください。

 「プログラムが好きすぎて朝起きてプログラムを組んで、出勤してプログラムを組んで、昼休みに暇つぶしにプログラムを組んで、 帰宅したら趣味でプログラムを組む(あるプログラマー)」

 「野球が好きすぎて猛練習を『努力』だと思っていない(イチロー選手)」

 「執筆が好きすぎて執筆の気分転換に別の小説を執筆する(迷い猫オーバーランで有名な松智弘氏)」

 「俺のヒーローは本気の趣味(ワンパンマン)」

 ここまで「天職」と言えるほどの仕事が見つかる人は稀ですし、みんながみんな好きな仕事で食っていけるわけではありません。 しかし、理想としては「会社のビジネスが本気の趣味」になる人を採用したいのです。

 

エントリーシートをなめていた

 私はエントリーシートをアルバイトの履歴書と同じように考えていました。 エントリーシートは面接の話のネタにすぎず、たいした書類だと思っていなかったのです。

 正直なところ「『大阪大学』って書いてあれば楽勝でしょ」と思っていました。 残念ながらエントリーシートをなめていた私は続々と書類選考落ちの憂き目に遭いました。

 上でも触れましたが、会社は「会社と志を同じくしている人」を求めています。 エントリーシートでアピールすべきは、将来の夢ないし志(就職活動の軸)であり、 学生時代頑張ったことなぜこの会社を選んだのかこの会社に入って挑戦したいことは、 その「志」についてどれくらい本気なのかを会社にぶつけるものです。

 そして最終的に「私の志は貴社の経営理念・ビジョン・社風と一致しており、私は貴社に入社しなければなりません」 とまで言えて初めて完璧なエントリーシートです。 私はこのことに気が付くのにかなり時間がかかってしまいました。

 そのため「就職活動の軸」がなく、一貫性のないエントリーシートを量産し、 それだけ書類選考で落ちまくったのです。

 エントリーシートってなんだ?で詳しく解説していますが、 エントリーシート作成は「就職活動の軸」を意識して、「貴社と同じ志です」という結論にもっていけるように、 内容を構成しなければなりません。

 

プレエントリーが少なかった

 私は正直なところ、大阪ガスで内定が確定だと思っていたのでたいして会社探しをしませんでした。 プレエントリーは30社程度で終わってしまったのです。 しかし、就活が「会社と同じ志」であることが結論だとすると、30社ではまったく足りません。

 同じ志かどうかは自分だけで判定できるものではありません。 会社側が「この学生は会社と同じ志だ」と認めて初めて内定がもらえるのです。 いくら経営理念やビジョンに自分の志と同じことが書かれていても、それが本当に会社の社風なのかは外部からはわからないのです。

 すると、志が同じであろう会社をとにかく大量に見つけて、「同じ志だ」と認めてくれる会社が現れる確率をあげていかなければなりません。

 50社、70社、100社と無数にプレエントリーし、無数にエントリーシートを送り、 無数にリクルーター面接や面接本番を受けるのが理想です。実際には時間の制約がありますので無数にとはいきませんが、 理想が「無数」であることは意識しておいてください。

 実際私は30社プレエントリーし、11社にエントリーシートを送付し、半分は書類選考落ち、 半分は1次面接、2次面接落ちになりました。その後追加で10社ほどにエントリーシートを送り、 運よく最後の一社で内定を獲得したのです。

 ハッキリ言って当時は崖っぷちでした。もう後がないのです。ここで落ちたら就職留年するしかないところまで来ていました。 私は運が良かったですが、同じ不安感・絶望感を皆さんに味わってほしくありません。 会社探しもガチでやってください。

 

「有名企業に行かなくては」というプレッシャー

 高学歴ゆえの悩み「有名企業に行かなくては」というプレッシャーもありました。 周囲の友達やバイト先、家族、親戚はみんな「高学歴」である私に期待していて、 「きっと有名企業に入れるだろう」と思われていました。

 また「有名企業に入って親を安心させたい」という思いもありました。 これは誰でも同じだと思います。

 しかし、後になってから「有名企業だから」という会社選びになんの意味もないことに気が付きました。

 「有名企業だから」という理由で会社を選ぶと「軸のないエントリーシート」になり、入社が難しくなります。 うまく取り繕って入社できたとしても、「本当にやりたいこと」でない仕事に従事するのではいずれ精神を病んでしまいます。

 「会社名」で親を安心させるのではなく、「ビジネス」で会社を選び、 「この会社はすごい」と熱弁することで安心させましょう。

 

高学歴のメリットを活かす

 一方で高学歴のメリットはちゃんとあります。私のように学歴だけで満足せず、 学歴を最大限活かすようにしてください。学歴を活かせる機会を紹介します。

 

インターンシップに合格しやすい

 なんの志もなく、適当に大阪ガスのインターンシップに応募した私ですが、 インターンシップの面接には簡単に通りました。「学歴がモノを言った」としか思えません。

 インターンシップは参加可能な人数に限りがありますので、できるだけ「有望かもしれない人」を呼びたいものです。 特に就活本番の面接で合格しそうな人はもちろんですが、「面接では能力を測りきれなさそうな人」も呼ぶのです。 私のようなクソみたいな人物が呼ばれたのはそういう事情でしょう。

 インターンシップに参加する就活生は全体の40%程度に過ぎません。 早期から就活について考え、会社を選んでコンタクトを取るというのは非常に重要なことです。 この段階から就職活動の軸について考え、志が一致する会社を見つけられたら、内定に直結します。

 ライバルが少ないうちに完璧なエントリシートを見せつけ、 インターンシップでは「まさにこれが天職だ!このビジネスをやりたい!」という姿勢をアピールすることで、 人事に大きく印象に残ります。

 インターンシップに合格しやすいことを活用して、早期に「志が同じである自分」を売り込むのです。 インターンシップが内定に直結し、就活本番が始まる前に内定がもらえるのはこういう人たちです。

 

エントリーシートを読んでもらえる

 会社の人事は何千通、何万通と届くエントリーシートをすべて読んでいるわけではありません。 会社説明会も、エントリーシートも学歴フィルターはあります。

 あらかじめ設定した「大学一覧」に入っている学生は会社説明会で専用の席を用意してもらえ、 「大学一覧」に入っているエントリーシートは読んでもらえます。 高学歴なら「足切り」に遭うことはまずありません。

 しかし、「読んでもらえる」権利に過ぎないことは覚えておいてください。 実際私は出したエントリーシートの半分で書類選考落ちになっています。 読んではもらえるけれど、合格するかはまた別の話です。

 先にも解説した通り、就職活動の軸を持ち、「私の志は貴社の経営理念・ビジョン・社風と一致しており、私は貴社に入社しなければなりません」 とまで言えたエントリーシートを提出すれば、書類選考はほぼ合格するでしょう。

 せっかく読んでもらえるのですから、完璧なエントリーシートを書いて送り、 面接を受ける権利を獲得しまくりましょう。

 

リクルーター面接に呼ばれる

 高学歴の最大のメリットはリクルーター面接です。 2019卒では面接本番は6月1日に解禁されますが、リクルーター面接はそれより前に「内緒で面接をする」という、 裏ルートの選考です。

 リクルーター面接に呼ばれるのは高学歴な就活生か、インターンシップに参加した就活生だけです。 このメリットを活かさないわけにはいきません。

 私もリクルーター面接にはたくさん呼ばれました。なんといっても大阪大学ですから、 いろんな一流企業にOBがいて、そのOBから電話がかかってきて「1対1の質問会」に誘われるのです。

 これを言葉通りに「ただの質問会だ」とか「これは内定確定ルートだな!?」などと勘違いしてはいけません。 あくまでこれは「裏の面接」です。選考もされますし、内定確定でもありません。

 およそエントリーシートを提出した後にリクルーター面接が行われるのですが、 エントリーシートを読まずに学歴だけみて誘ってくる会社もあります。

 そんなとき、就職活動の軸をしっかり考えて「貴社と志が同じです」と言える状況であれば、 2回目、3回目のリクルーター面接に呼ばれて裏ルートで内定を獲得できます。

 そうでなければ1回目のリクルーター面接で落とされて、「すべてなかったことに」なるのです。私のように。 ひどいときはエントリーシートをべた褒めされたのに「書類選考落ち」扱いになったこともあります。

 リクルーター面接に呼ばれるため、リクルーター面接を突破するためには、 いかにエントリーシートを完璧に仕上げておくかによります。 しっかり対策しておきましょう。

 

高学歴の過信しない

 確かに「高学歴」は会社にとってうれしい要素です。高学歴の就活生を面接に呼ぶとき、 上司を説得しやすいからです。

 「MY大学の学生を面接に呼びます」と上司に言えば「なんだその大学は?今年は東大生はおらんのか!?」 などと怒られてしまうでしょう。一方で「東大生を呼びます」と言えば「そうか!わかった!」と言われそうですよね。

 しかし、前提として「完璧なエントリーシート」が必要です。 いくら高学歴であっても、私のようにエントリーシートがダメダメだと合格しません。

 高学歴の就活が失敗する理由は、「高学歴を過信する」ところにあります。

 会社は「会社と志が同じ学生」を求めているのであって、 「学歴」はオプションに過ぎないということを覚えておいてください。