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【就活】KDDIの就職難易度|企業研究や志望動機・選考情報!

KDDIの就職難易度

 KDDIの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名KDDI
就職難易度非常に高い
売上高5兆7540億円
採用人数250名程度
初任給280,000円
平均年収986万円
年間休日122日
経営理念KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

参照:KDDI|有価証券報告書(売上高・平均年収)

参照:KDDI|募集要項(初任給・年間休日)



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就活情報・選考の流れ

 KDDIの就活情報や選考の流れについて解説していきます。インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

 就職難易度は、非常に高い

 KDDI就職難易度は、非常に高いです。 日本を代表するインフラ企業であり、安定性も高く、営業利益率が20%を超える超優良企業であるためです。 KDDIは総合職採用において文理で区別をしておらず、採用人数は250人と多めです。

 インフラ企業の中では採用倍率が30~40倍と低い一方で、採用実績校は旧帝大・早慶・MARCHで占められ、 こういった大学群の学生ですらインターンシップやリクルーター面接で活躍しなければ、 なかなか選考本番にも進むことができません。ゆえに学歴フィルターはMARCH・関関同立以上だと推測できます。

学歴フィルターはどこから?|ある企業とない企業

 同社は、夏から冬にかけてインターンシップを行っており、 その参加者のうち有望な学生を対象とした「早期選考」もあるため、ぜひKDDIのインターンシップには参加しておくべきでしょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 KDDIに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 選考には関係ありませんが、入社までにスコア600点を目指すように記載があります。 どのみちTOEICは受けることになりますので、先に受けておくのがよいでしょう。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

面接

 リクルーター面接が内定の鍵!

 KDDIの面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

面接でコミュニケーション能力を高く見せる必殺技

 同社では、リクルーター面接が行われます。 これに通過すると個人面接(1次・2次・3次)→最終面接→内定という流れになります。

 エントリーシートを提出すると原則として同じ大学出身のOBがエントリーシートを審査し、 合格者をリクルーター面接に呼びます。複数回異なるOBと会い、 有望と判断された学生は個人面接に呼ばれます。

 個人面接は3回で、二次面接と同時に四則演算の筆記試験、三次面接と同時に暗算の試験も行われます。 合格の場合は即日または翌日までに連絡があります。

 三次面接の合格者は実質的に内定で、6月1日の最終面接は意思確認程度に行われます。 6月1日は懇親会も同時開催ですので、意思が固ければ予定は開けておきましょう。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

 「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!

 KDDIへのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 ESのお題は2つあります。 1つは「KDDIで実現したいこと 」で、2つ目が「なぜKDDIなのか、キャリアパスも踏まえて」、3つ目が「チームで力を入れて取り組んだこと」です。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 同社ESの場合、1つ目は「この会社に入って挑戦したいこと」について書きましょう。 KDDIは今後IoT技術で成長していかなくてはならない会社ですから、 「人とモノをつなげる」「モノとモノをつなげる」という視点で、「こんなサービスがあったら便利だな」と思うことを書いてみましょう。

 2つ目は、それがNTTドコモやソフトバンクではなくKDDIでなければならない理由を書きます。 主に「社風」や「ビジョン」「経営理念」を理由として書くとよいでしょう。 「キャリアパス」では「部署」ではなく「どんな仕事を経験したいか」を軸に書きます。

 3つ目は「学生時代頑張ったこと」を書きます。 総合職という経営幹部候補ですから、「チーム」で「自分が主体的に」取り組んだことを書きます。

 「誰かがこう言っていたから」「重要そうだから」ではなく「自分がこうしたいと思ったからこうした」 というエピソードが良いでしょう。

 KDDIのエントリーシート提出は3月上旬です。3月中に内定が出る人もいるほどの選考速度で、 すぐに採用枠が埋まっていきますから、志望する場合は早めのエントリーが必須です。

KDDIの採用ページ

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 KDDIの志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 同社の経営理念は「KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。」で、 ビジネスの目的は「豊かなコミュニケーション社会を実現する」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社が提供する革新的なサービスとグローバルな展開、そして企業理念に共感しているからです。

 まず、貴社の「つなぐ」をテーマにした企業理念に強く惹かれました。 人と人、物と物、さらにはデータとデータをつなぐことで新しい価値を創造し、社会に貢献するという姿勢に感銘を受けました。 私は大学で情報システムを学び、テクノロジーが社会に与える影響について深く考える機会が多くありました。 貴社の一員として、通信技術を通じて社会を豊かにするプロジェクトに携わりたいと考えています。

 次に、貴社が提供する多様なサービスとそのグローバルな展開にも魅力を感じました。 貴社の多角的な事業展開は、私が持つ幅広い知識とスキルを活かし、成長し続けるための絶好の環境であると感じています。 特に、事務系総合職として、経営企画やマーケティング、国際業務など、様々な部門で経験を積むことができる点に魅力を感じています。 私は大学時代にマーケティングのプロジェクトに参加し、データ分析と戦略立案のスキルを磨いてきました。 これらの経験を活かし、貴社の事業成長に貢献したいと考えています。

 最後に、貴社の社員一人ひとりが持つ「挑戦する精神」に共感しています。 私は常に新しいことに挑戦し、自分を成長させることをモットーにしてきました。 貴社のダイナミックでチャレンジングな企業文化の中で、自分の能力を最大限に発揮し、組織とともに成長したいと考えています。

 以上の理由から、私は貴社の事務系総合職として、通信技術を活用した新しい価値の創造に貢献し、貴社と共に成長することを強く希望しています。

 

解説

 この例では就職活動の軸として「つなぐ」「グローバル」「挑戦する精神」を挙げていますが、 このままではKDDIの経営理念や社風を引用しただけで「熱意」のアピールとして中途半端ですから、 自己PRで「つなぐ・グローバル・挑戦」を根拠づける具体的なエピソードを話すとよいでしょう。

 また、学生時代の経験について「ビジネス上の実績」は必要ありません。 学んだことを応用してサークル活動などに役立てた経験などが信憑性を感じられるでしょう。

 通信業界は会社間の比較が難しいため、最も有効なのは「就職活動の軸と社風の一致」をアピールすることです。 インターンシップや会社説明会、OB・OG訪問を通じて実際に感じた社風を志望動機に盛り込むと説得力が出ます。 そのため、各種イベントに参加する前に自己分析をして、就職活動の軸を作成しておきましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

【就活の軸】人事の心を打つ熱意あふれる答え方42例!

 「Unistyle」という就活サイトでは、KDDIに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

KDDIの強み・特徴

 同業他社とは経営理念で比較しよう!

 KDDIは強み・特徴は、「数千万の顧客基盤がすでにあること」です。 もとは国際電話を独占する国営企業として設立され、第二電電やトヨタ主体のIDOと合併して現在のKDDIとなり、 現在では「携帯キャリア」とも呼ばれています。

 携帯電話・スマートフォンばかりに目が行きますが、auひかりやWebmoney、じぶん銀行、au損害保険の他、 auでんきでは電力小売り事業にも進出しています。

 経営理念の「豊かなコミュニケーション社会」とは携帯電話・スマートフォンのことだけを言っているのではありません。 KDDIにとって携帯電話・スマートフォンはひとつの「つなぐ」手段にすぎず、単なるスマホキャリアではないという意思が込められています。

 KDDIはすでに、IoT産業にも乗り出しています。 次世代5G通信を前提とした自動運転技術の他、工場や農業においても「モノとモノのインターネット」により、 カメラやセンサーを介して情報収集して「経費削減」や「高効率化」などに取り組んでいます。

 このように「人と人」「人とモノ」果ては「モノとモノ」のコミュニケーションを楽に、便利にしていくのがKDDIのビジネスの目的であり、 数千万の顧客基盤があるからこそ、新規事業がだいたいなんでも成功するという状態にあるのです。

 

ビジネスモデル

 電波に独自の価値をつけること!

 KDDIのビジネスモデルは、使用料金の徴収によるストックビジネスです。 しかし、ただ「電波を貸し出す」だけでは、他社に顧客を奪われてしまいます。 そこで「電波に独自の価値をつける」ことで差別化を図らなければなりません。本来ならば

 ところが「値段以外の魅力が特にない」のが現実で、 かつては各社独自のサービスを生み出してきましたが、現在ではどこのキャリアも同じサービスを展開していますよね。

 「消費者の心に響く価値」の追求が限界に突き当たってしまったことを意味し、 それを考え出すのが今後の仕事です。ですが、良いサービスを生み出しても他社に真似されます

 十分な利益は出せているものの、現状を打開するために苦しんでいるという業界です。 とはいえ「電波に独自の価値をつける」ことこそが、携帯キャリアのビジネスの本質であることは変わりません。

 就活では「サービスの違い」ではなく「経営理念」で比較して、 各社の掲げる理想のうち、どれを追いたいかという視点をエントリーシートに盛り込みましょう。

 

主要取引先

 KDDIの主要取引先は、一般消費者法人ですが、 今後IoTが進めば法人がメインの取引先になるでしょう。 というのも、IoTは製造業と密接にかかわるためです。

 例えば冷蔵庫とスマートフォンをインターネットでつなぎ、冷蔵庫の中身が減っていたら通知を出す、 家電量販店では棚と工場をインターネットでつなり、商品の在庫が減ってきたら自動的に発注するなど、 主に「製造の面」「電機製品」で役立つ技術です。

 ですから、ソニーやパナソニック、三菱電機、トヨタ、ホンダなどの自動車メーカー、部品メーカー、海外の鴻海など、 顧客は非常に多岐にわたりますが、ほとんどが製造業でしょう。

 しかしもちろん、Iotの乗った製品はエンドユーザーである一般消費者が使用するわけですから、 その面でも一般消費者と関わることもあると思います。

 また、スマートフォンではやはり法人もですが、一般消費者も重要です。 しかし、NTTドコモに比べて消費者向けサービスが少なく、少し見劣りする感じがします。

 

競合他社

 KDDIの競合他社は、NTTドコモソフトバンクの他に、 日立ソリューションズ、日本航空といった、すでにIoTに名乗りをあげている企業・これからIoTに進出してくるあらゆる企業、あらゆるベンチャー企業が競合となりえます。

 これは「スマートフォン事業」ではなく「数千万の顧客基盤を活かした新規事業」で競合するという意味です。 スマホ回線での差別化はほぼ不可能ですから、その「回線」や「顧客基盤」という資産を活かして収益を狙わなければなりません。 NTTドコモやソフトバンクも同じことをしていますから、当然競合します。

 ここでは「何の分野に挑戦するか」の判断が重要になってきます。 要は、競合他社が参入する前に圧倒的1位を取り(カテゴリーキングといいます)、 後続の付け入る隙を与えないような迅速なビジネス展開が必要だということです。

 

弱み

 KDDIの弱みは、独自性を出すのが難しい点です。 携帯キャリアには楽天も参入したことで現在4社になっていますが、どれも「人を集めて収益化する」というビジネスを展開しています。 QRコード決済の参入が相次いだことも記憶に新しいですね。

 一方で携帯料金の引き下げは、あまり脅威ではありません

 この業界は政治介入によって値下げ圧力に屈しましたが、利益率はほとんど変わっていません。 なぜなら、通信業界は「スマホ回線の月額利用料」ではなく「回線や顧客基盤」という資産を活かしたビジネスへ、すでに軸足を移しているからです。

 たびたび「通信業界はオワコンではないか」と心配される方がいますが、 実はむしろ「どんな新規事業もだいたい成功する」という圧倒的勝ち組業界です。 これについて詳しくは、次の業界研究記事で解説しています。

【通信業界の就職は難しい?】オワコンどころか勝ち組すぎる件

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同業他社の企業研究を見る

 

KDDIのような優良企業に内定をもらうには?

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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