【就活】NTT東日本の就職難易度|強みや志望動機・選考情報!
NTT東日本の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | NTT東日本 |
---|---|
就職難易度 | 非常に高い |
売上高 | 1兆7105億円 |
採用人数 | 事務系:130名程度 技術系:140名程度 |
初任給 | 学部卒:253,040円 院卒:265,040円 |
平均年収 | 800万円 |
年間休日 | 120日以上 |
経営理念 | 人と通信で、地域をつなぐ会社 |
参照:NTT東日本|決算について(売上高・平均年収)
参照:NTT東日本|募集要項(初任給・年間休日)
おすすめ・人気記事
NTT東日本の就活情報・選考の流れ
NTT東日本の就活情報や選考の流れについて解説していきます。インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度は、非常に高い!
NTT東日本の就職難易度は、非常に高いです。 NTT東日本の採用人数は文系130人、理系140人と多めです。 日本を代表するインフラ企業で非常に知名度が高く経営の安定性も高いため、応募が殺到します。
インフラ企業の中では競争倍率が30~40倍と低めではありますが、やはり採用実績校のボリュームゾーンは旧帝大・早慶・MARCHが多いです。 ただし、同社はさまざまな大学から採用しており、学歴フィルターはないと考えられます。
NTT東日本に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
リクルーター面接が内定の鍵!
NTT東日本の面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。
また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。
同社では、リクルーター面接が中心の選考になります。 これに通過すると個人面接2回→最終面接→内定という流れになります。
エントリーシート提出は3月上旬です。面接本番は6月1日からとされていますが、リクルーター面接に通らないと面接に進むことはできません。 エントリーシートを提出すると原則として同じ大学出身のOBがエントリーシートを審査し、 合格者をリクルーター面接に呼びます。複数回異なるOBと会い、有望と判断された学生は個人面接に呼ばれます。
また、夏から冬にかけてインターンシップを行っており、 その参加者のうち有望な学生を対象とした「早期選考」もあるため、 ぜひNTT東日本のインターンシップには参加しておくべきでしょう。
エントリーシート
「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!
NTT東日本へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。
ESのお題は、1つは「学生時代頑張ったこと」で、2つ目が「NTT東日本に入社して挑戦したいこと」です。
実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。
同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。
ですから、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。
同社のESの場合、1つ目は「学生時代頑張ったこと」を書きます。 総合職という経営幹部候補ですから、「チーム」で「自分が主体的に」取り組んだことを書きます。
「誰かがこう言っていたから」「重要そうだから」ではなく「自分がこうしたいと思ったからこうした」 というエピソードが良いでしょう。
2つ目は「この会社に入って挑戦したいこと」について書きましょう。 NTT東日本は今後IoT技術で成長していかなくてはならない会社ですから、 「人とモノをつなげる」「モノとモノをつなげる」という視点で、「こんなサービスがあったら便利だな」と思うことを書いてみましょう。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
NTT東日本の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。
同社の経営理念は「私たちNTT東日本グループは、技術と知恵で世界に広がる情報流通のエクセレントカンパニーをめざします」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。
- コミュニケーションを進化させたい
- 変化の速い業界で最先端のサービスを提供したい
- 場所や時間、言語にとらわれない社会を実現したい
- 人の暮らしを変える力がある仕事がしたい
- IoT技術を通じてモノとのコミュニケーションも可能にしたい
- 産業・生活基盤を支えていく仕事
- 人と人をつなぐ仕事がしたい
- 新しい「あたりまえ」をつくりたい
- 世の中をもっと便利に面白くしたい
- 未来をつくっているという実感が持てるから
- 多額の投資を通じて世界でいち早くイノベーションに携われるから
志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。
最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。
先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。
「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。
ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。
そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。
「Unistyle」という就活サイトでは、NTT東日本に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
NTT東日本の強み・特徴
同業他社とは経営理念で比較しよう!
NTT東日本の強み・特徴は、経営理念である「人と通信で、地域をつなぐ会社」に表現されています。 同社は張り巡らされた固定ネットワークを持っており、あらゆる無線通信も同社の固定回線を前提に成り立っています。 これが安定継続した収益をもたらすため、それを元に様々なプロジェクトを立ち上げられるというメリットがあります。
通信事業者としてはNTTドコモやKDDIの陰に隠れがちになってしまいましたが、 固定電話回線とインターネット回線を武器にビジネスを行っています。 FAXや電報など、まだまだ日本のインフラを支える事業者だと言えます。
単に既存設備を貸し出すだけでなく、AIやIoT(モノとモノのインターネット)に取り組み、 自治体向けのクラウドサービスなどを拡大中です。
また「光コラボ」も好調で、過去最高益を塗り替え続けています。
このように、単なる「インフラ企業」ではなく、 その設備や知識を応用したITサービスの会社だと認識しておくことが必要です。
ビジネスモデル
固定回線の収益で新たなビジネスをつくること!
NTT東日本のビジネスモデルは、数千万の顧客基盤を活かした新規事業です。 固定回線はそれだけで安定収益が出ているのですが、民間企業になった以上は、それだけでは許されません。 「持っている資産を活かす」のはインフラ企業の宿命です。
その利益を使ってITサービスを展開し、固定回線以外のビジネスを模索しています。 今後は携帯キャリアだけでなく、電機メーカーなど全く別の業界とも協働して、 新規事業を生み出していく必要があります。
ですから、就活での比較対象は「NTT東西」だけではなく、アマゾンやグーグルを含んだあらゆるIT事業者となります。 「固定回線の会社」という解釈ではなく「固定回線も持っているITサービス企業」と解釈しましょう。
主要取引先
NTT東日本の主要取引先は、一般消費者と法人ですが、 今後IoTが進めば法人がメインの取引先になるでしょう。 というのも、IoTは製造業と密接にかかわるためです。
例えば冷蔵庫とスマートフォンをインターネットでつなぎ、冷蔵庫の中身が減っていたら通知を出す、 家電量販店では棚と工場をインターネットでつなり、商品の在庫が減ってきたら自動的に発注するなど、 主に「製造の面」「電機製品」で役立つ技術です。
ですから、ソニーやパナソニック、三菱電機、トヨタ、ホンダなどの自動車メーカー、部品メーカー、海外の鴻海など、 顧客は非常に多岐にわたりますが、ほとんどが製造業でしょう。
しかしもちろん、Iotの乗った製品はエンドユーザーである一般消費者が使用するわけですから、 その面でも一般消費者と関わることもあると思います。
しかし、NTTドコモやKDDIなどに比べて消費者向けサービスが少なく、少し見劣りする感じがします。
競合他社
NTT東日本の競合他社は、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクなどの携帯キャリアの他に、 IT企業やベンチャー企業が競合となりえます。これは「通信回線」という意味ではなく、 「それを活かした新規事業」で競合するという意味です。
通信業界は各社とも「新規事業に挑戦的な社風」であり、法人向けIoTサービスのみならず、 ショッピングアプリやスマート農業、動画配信サービスなどさまざまな分野に進出しています。 互いに「数千万の顧客基盤」を持つ企業同士ですから、正面からぶつかると激しい競争にさらされます。
そこで「他社に先駆けてビジネスを展開して圧倒的1位を取る(カテゴリーキングといいます)」ことが重要になってきますが、 ここでは「迅速な経営判断力」が必要になります。
弱み
NTT東日本の弱みは、5G回線です。 先にも述べた通り、IoTとは無線通信のほうが相性が良く、 消費者となじみの深い携帯キャリアのほうが新サービスの展開が容易という状況です。
こんな中、光回線に匹敵する大容量通信を可能にする5G回線はNTT東日本にとって脅威です。 なにしろ、これまで「固定回線じゃないとできなかったこと」がスマートフォンで実現できてしまうのです。
特に産業機械をつなぐIoTではもともと大した通信量がないため、 わざわざ動かせない固定回線を引くよりWi-Fiにつないだほうがお手軽ということもあります。 さらにエンドユーザーは携帯キャリアのほうがガッチリつかんでいるわけです。
NTTドコモは上場企業で、NTTグループとはいえNTT東日本がその利益の恩恵を受けられるわけではありません。 両者が多少食い合いになってでもIoTサービスにはもっと切り込んでいく必要があります。
→【通信業界の就職は難しい?】オワコンどころか勝ち組すぎる件
→MY企業研究に戻る
同業他社の企業研究を見る
- NTTドコモの企業研究(売上高:6兆1400億円、平均年収:874万円、年間休日:120日以上)
- ソフトバンクの企業研究(売上高:6兆840億円、平均年収:810万円、年間休日:124日)
- KDDIの企業研究(売上高:5兆7540億円、平均年収:986万円、年間休日:122日)
- NTT東日本の企業研究(売上高:1兆7105億円、平均年収:800万円、年間休日:120日以上)
- NTT西日本の企業研究(売上高:1兆4970億円、平均年収:784万円、年間休日:127日)
NTT東日本のような優良企業に内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ