勝ち組【NEXCO西日本の就職】難易度/学歴フィルターなど
会社名 | 就職難易度 |
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NEXCO西日本 | 低い 1.0 / 5.0 |
売上高 | |
1兆770億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
765万円 | 120日以上 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:40名程度 技術系:50名程度 | 学部卒:267,500円 院卒:283,500円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:NEXCO西日本|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
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NEXCO西日本の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・筆記試験
- グループディスカッション1回
- 二次面接
- 最終面接
- 内々定
インターン参加者優遇の早期選考があります。その場合は12月開始です。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →NEXCO西日本の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 低い |
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NEXCO西日本の就職難易度は低いです。 採用倍率は文系で約17倍・理系で約7倍です。学歴フィルターはありません。 採用大学が旧帝大から地方私立大まで幅広いためです。
NEXCO3社では文系の採用人数が多めで、理系が少な目です。 ただし、3年単位での人事異動で支配エリアのどこへ行くかわからない「転勤地獄」のため、就職人気が低めです。 また残業時間が東日本(27.3時間)・中日本(34.5時間)・西日本(35.3時間)と長めで激務の部類です。
インターン優遇 | あり |
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同社では、インターン優遇の早期選考があります。 その場合は本選考が前倒しになり、ES提出が12月開始で、3月には内々定へと至ります。
文系の場合インターンの期間は1日で、オンライン開催のため参加ハードルが低いです。 それだけで優遇がある上に、志望動機にも「実際に肌で感じた社風」を書けて有利になります。 志望度が高ければぜひ参加しましょう。
NEXCO西日本に必要なTOEICスコアは明示されていません。 主要な事業が国内のため、英語が必要になる機会は少ないです。 ただし、同社は近年海外事業に力を入れているため、英語の意欲は示す必要があります。
そこで、スコアが低くても受験し、面接では「英語力の低さを痛感したので現在勉強中です」と言えるようにしておきましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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NEXCO西日本の面接は、グループディスカッション1回・面接2回の計3回が実施されます。 また、優遇選考の場合も時期が前倒しになるだけで選考ステップは同じです。
GDの内容は「次の中期経営計画を考える」「サービスエリアの売上アップの施策を考える」といった準備の必要ないものです。 「正解を出すこと」よりも「理想の上司を演じる」ことを重視してください。 全員を活躍させて、褒めながら意見をまとめていくといった具合です。
また、「役割は決めない」か「時計係」がリーダーシップを発揮しやすいのでおすすめです。 その他のコツや理由については「【会話文付き】グループディスカッションのコツ|初めてでも安心!」の記事で解説しています。
一方の面接では、次のような質問がされます。
- 学生時代頑張ったこと
- 周囲からどんな人だと言われるか
- 強みをそれを会社でどう活かすか
- 志望動機
- 転勤や非常時の出勤について理解しているか
「強みと活かし方」は「自己PR」のことです。 「長所とそれを裏付けるエピソード」を話すものですが、「就職活動の軸」を設定し、その実現に役立つ長所を選びましょう。 エピソードはガクチカから引っ張ってくると、話に一貫性が出ます。
また同時に「弱み」も用意しておいたほうがよいでしょう。こちらは「正直に困る弱みを話す」「克服しようと努力している姿勢」をセットで話し、 「報連相ができること」「向上心」をアピールします。 長所と短所の選び方については「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。
また、インフラ企業の一角であるNEXCO西日本を「ホワイト企業」のイメージで応募する学生が後を絶ちません。 実際には「長時間の残業」「西日本全域におよぶ転勤」「担当プロジェクトのトラブルで緊急出勤」など、責任者としてきつい仕事もあります。 このような現実を正しく理解していることを毎回問われます。
「日本道路公団」から民営化された同社は良くも悪くも「公務員的」です。 そのため「責任感」や「使命感」をアピールするチャンスでもあります。 「責任ある総合職とはそういう仕事だと理解しております」という風に答えるとよいでしょう。
加えて志望動機の深掘りでは、「なぜ高速道路なのか(鉄道・航空と比較して)」「なぜNEXCO西日本なのか(阪神高速・NEXCO他社と比較して)」が定番質問です。 後者については「社風への共感」を理由にするのがおすすめです。 その根拠としてインターン・会社説明会・中期経営計画などで「社風」を調査しておくと、同社専用の志望動機が出来上がります。
その他「立ち振る舞い方」「うまい回答方法」など面接のコツを次の関連記事で解説しています。
エントリーシート
ES設問 | 3本 |
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NEXCO西日本のエントリーシートは、次の3本の設問が課されます。
- 学生生活で最も力を入れて継続的に取り組んだこと
- あなたがどのような人物か、自覚している自身の特徴や人柄について
- NEXCO西日本に興味を持った理由・社会で成し遂げたいこと
1つ目は「学生時代頑張ったこと」の記事で詳しく解説していますが、 「就職活動の軸」を設定し、その実現のために取り組んだことを書きましょう。 こうすることで、志望動機で「社風への共感」を書くための布石となります。
私の場合、「新しい価値を創造する」ことを軸に設定し、「ゲーム制作の経験」を書きます。
2つ目は、言い換えると「自己PR」です。それを裏付けるエピソードを用意して「自身を客観的に評価する」項目です。 こちらも「軸の実現」に役立つものを選びましょう。 私の場合は「アイデア出しが得意」なところをガクチカを根拠にして書きます。
3つ目は「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」の複合です。 例文と書き方は次の項目で解説しますが、「社風への共感」を結論に、 そう思った根拠を「中期経営計画」や「社員とのコミュニケーション」および「ガクチカ」でアピールすると説得力が出ます。
「社会で成し遂げたいこと」とされていますが、NEXCO西日本でないとできないことを書くとより説得力が高まります。 例えば「創造力を活かしてトラックドライバー・旅行客それぞれの”推しサービスエリア”をつくりたい」といった具合です。
このようにES全体を「就職活動の軸」で統一することで、話に一貫性が生まれます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいます。 詳しいやり方は「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で解説しています。
志望動機
ポイント | 社風への共感 |
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NEXCO西日本の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。
私が貴社を志望する理由は、貴社が地域社会と密接に関わりながら、高速道路を通じて人々の生活を支えていることに魅力を感じたからです。 特にサービスエリアの活性化において、地域の特色を活かした取り組みに大変興味があります。
学生時代にゲーム制作を通じて、ユーザー体験を向上させるための創造的なアイデアを形にする経験を積みました。 ゲームの世界観やストーリーを設計し、プレイヤーが楽しめる空間を作り上げる過程で、エンターテインメント性とユーザー満足度を高める方法を学びました。
この経験を活かし、貴社のサービスエリアを地域の魅力を最大限に引き出す「推しサービスエリア」としてプロデュースしたいと考えています。 地元の特産品や観光資源を組み合わせ、訪れる人々が新たな発見や楽しさを感じられる場所を作りたいです。 貴社のサービスエリアが地域活性化の拠点となり、多くの人々に愛される場になるよう、私の創造力を貢献させていただきたいと考えています。
この志望動機文では、NEXCO西日本が地域社会と連携しながらサービスエリアの価値向上を目指している点に共感を示し、応募者自身の経験や強みを具体的に結びつける形で表現されています。 文章全体に熱意があり、「貢献したい」という思いが伝わる構成です。
- 冒頭:地域密着型の企業姿勢への共感
NEXCO西日本が「地域社会との関わり」を重視している点に注目し、それを魅力として捉えていることが明確です。特にサービスエリアの活性化を切り口にしているため、事業理解の深さが感じられます。 - 自己PR:ゲーム制作経験からのスキル転用
応募者の強みとして、ゲーム制作を通じて培った「ユーザー体験の設計力」「エンターテインメント性の創出力」が挙げられています。具体的な経験に基づいており、実践的な能力があることが読み取れます。 - 企業事業との接続:サービスエリアのプロデュース提案
単なる志望理由ではなく、自分のスキルをどう活かしたいかというビジョンまで提示している点が評価できます。特に「推しサービスエリア」としてのプロデュースという表現は、利用者の体験向上を意識した提案であり、独自性があります。 - 結び:地域活性化と企業価値への貢献意欲
地域資源を活用した取り組みを通じて、サービスエリアを「愛される場所」として育てたいという意欲が伝わります。企業と地域の橋渡し役として貢献したいという姿勢が、しっかりと文章に反映されています。
全体として、応募者の経験と企業の事業内容が自然に結びついており、志望動機として非常にバランスの取れた内容です。 特に、サービスエリアを単なる休憩場所ではなく「楽しめる場」として捉え、能動的な提案にまで踏み込んでいる点が秀逸です。
また、次の関連記事ではインフラ志望の方に向けて、「就活の軸」から「志望動機」まで一貫解説しています。 ESをストーリー化し、説得力を高めるために、ぜひご覧ください。
強み・特徴
強み | 付加価値向上への熱意 |
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NEXCO西日本の強み・特徴は、高速道路を旅の目的地にしようとしている点です。
高速道路にはトラック輸送による「物流」を担う使命や、旅行客の移動を支えて「大都市・地方の交流」を促進する役割があります。 ですが、それ以上に「人の集まる場所をつくれる」というビジネス上の強みがあります。 鉄道業界では当たり前に「沿線開発」などでこれを活かしているのですが、NEXCO各社はまだ高速道路の延伸で忙しく、あまり手をつけられていません。
NEXCO他社が「SA・PAの付加価値向上」を掲げるにとどまっている一方で、 同社は「お客さまの”推し”となるSA・PA」とまで言っており、これは高速道路自体を目的地にするという意志の表れです。
「人の集まる場所」は自然とビジネスが生まれ、商業施設・ホテル・温泉・広告などの売上が伸びていきます。 そこについに目を付けたところがNEXCO西日本の強みであり、今後文系の活躍余地が広がることの証拠です。 (実際、同社の採用人数はNEXCO他社と比べて『文系が多め』『理系が少なめ』です。)
弱み
弱み | 道路延伸で忙しい |
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NEXCO西日本の弱みは、高速道路の延伸が終わっていない点です。
中期経営計画では「新しい価値の創造」を掲げている同社ですが、 「道路の延伸」に加えて「老朽化した設備の維持改修」という莫大なコストのかかる仕事がたくさん残っています。 ゆえに、経営資源はどうしてもこちらに割かなければなりません。
するとSA・PAの再開発への投資が遅れることになり、実際に鉄道のような「沿線開発」はまったくと言っていいほど進んでいません。 「まちづくり」のポテンシャルを秘めている一方で、それが活かしきれない状況です。
ですが、同社が文系の採用人数を増やしているのは、新しい価値の創造への意欲が高いことを示しています。 「お金」はかけられないかもしれませんが、「創造力」で高速道路の魅力を向上することは可能です。
同業他社の企業研究を見る
- NEXCO中日本の企業研究(売上高:9839億円、平均年収:775万円、年間休日:120日以上)
- 首都高速道路の企業研究(売上高:3402億円、平均年収:827万円、年間休日:125日)
- JR東日本の企業研究(売上高:2兆8875億円、平均年収:725万円、年間休日:114日)
- JR東海の企業研究(売上高:1兆8318億円、平均年収:760万円、年間休日:120日)
- JR西日本の企業研究(売上高:1兆7079億円、平均年収:665万円、年間休日:119日)
- NEXCO東日本の企業研究(売上高:1兆1115億円、平均年収:775万円、年間休日:120日以上)
- NEXCO西日本の企業研究(売上高:1兆770億円、平均年収:765万円、年間休日:120日以上)