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【就活】「まったり高給ホワイト企業」など存在しない!

 「まったり高給企業」に憧れますが、残念ながら「まったり」と「高給」は会社の仕組み上同時成立しません。 ですが「ホワイト」と「高給」は同時成立しますから、あなたにとっての優良企業を絞り込んでいきましょう。

この記事の要点

  1. ホワイト企業ランキングは、デタラメ
  2. 会社というシステム上、ノルマは必ず存在する
  3. 「まったり」と「高給」は、同時成立しない
  4. 「ホワイト」と「高給」は、同時成立する!けど「頭脳的な激務」は覚悟しよう
  5. 自己分析は激務に対する自衛手段!


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ホワイト企業ランキングはデタラメ

 ホワイト企業ランキングはデタラメ

 インターネット上に転がっている「ホワイト企業ランキング」はハッキリ言ってデタラメです。 例えば以下のランキングです。

72 福音館書店 医学書院 医歯薬出版
71 経団連
70 日証金 金融取 南江堂 東証
69 証券保管振替機構 私大職員(大都市圏)
68 日証協 小田急 京王 東急
67 首都高速 JRA JASRAC 全銀協
66 JFC(国・農)JR東海 大証 農林中金 日本財団 JSAT 損保協 
65 JFC(中)阪神高速 NEXCO(東・中・西) 京成 京急 メトロ 京阪 地方電力 関経連
64 信用保証協会(大都市圏) JAEA 商工会議所(日本・東京・大阪)相鉄 東武 西武
63 東京ビッグサイト 幕張メッセ 成田国際空港 関西国際空港 中部国際空港 生保協
62 大証金 中証金 東ガス ANA 中央三電力
61 関東天然瓦斯開発 三菱倉庫 安田倉庫 東京都競馬NTTコム JR東 JR西

 「転勤がない」「年収が高い」「参入障壁がある」などで点数をつけているそうですが、 電力・JR・NEXCOでは過労死事件が起きていますし、倉庫業界は年間休日が少なく残業も多いです。 確かに「実務」は外注業者に委託する会社が多いですが、1案件あたりが楽な分、量を詰め込まれます

 なぜなら会社は「株主のため」に利益を出す団体ですので、1案件あたりが楽なら社員を減らすからです。 一方で「委託」した仕事については、社員が「責任者」になります。 そのため、何かトラブルが起これば家に帰れないという事態に陥るのです。

 私は建設系の会社にいましたが、NEXCOの社員は土曜の深夜にも電話をかけてきます。 また私の住んでいた学生寮を担当していた大学職員の方は、うつ病になって退職しました。 ランキングは信用しないほうがいいでしょう。

 

ノルマがない会社は「ない」

 お金が関わるところには、必ずノルマがある!

 「ノルマ」はとてもイヤな言葉です。しかし、会社というシステム上、ノルマは必ず存在します

 というのも、会社は存在するだけで給料・家賃・設備代などの固定費がかかるからです。 それらを支払えるだけの利益が出せないと、会社は倒産してしまいます。 しかし、その「倒産ライン」を超えられただけではまだ足りません。

 なぜなら、株式会社である以上、株主のために利益をたくさん余らせなければならないからです。

 就活では先輩社員に「うちはノルマないよ」などと言われることもあるかもしれません。 ですが、「代わりに目標がある」など結局はノルマと同じものが必ずあります。 お金が関わるところには責任がありますので、インフラ・〇〇協会・独立行政法人であっても同じことです。

 

まったりホワイト企業は新卒採用をしない

 「まったり」と「高給」は、同時成立しない

 「給料が高い」ということは、その分だけ利益を出しているという前提があります。 例えば平均年収2000万円のキーエンスは、売上のうち50%が利益です。 要は「機械代の2倍の値段で売ってくる」わけですが、そのためには頭脳を酷使します

 一方でインフラ企業のように、実務はほとんど外注に出すという会社もあります。 ですが、会社は株主を儲からせるための団体ですから、先ほど解説したように社員1人に大量の案件を抱え込ませるのです。 「大量の案件の責任者」として給料は高いですが、担当案件でトラブルが起きれば過労死事件が起きるほどなのも事実です。

 「まったり高給ホワイト企業」は理論上ありえませんが、もしあったとしても新卒採用はしないでしょう。 なぜなら、社員を増やせば他の社員の取り分が減るからです。 やらせる仕事がないのに、新しく人を雇う意味なんてないですよね

 

「高給ホワイト企業」はある

 「ホワイト」と「高給」は、同時成立する

 安心してください。「まったり」を除いた「高給ホワイト企業」は存在します。 労働基準法を守り、儲かったらその分の還元もある会社のことです。 残業は月に40時間もなく、ボーナスは何か月分も出て、出世すれば年収1000万円も可能…。

 そんな業界が化学メーカーであり、 機械メーカーであり、電機メーカーなのです。

 これらの業界には就職四季報に「平均残業時間」や「総合職平均年収」を公開している会社も多いです。 化学メーカーに至っては残業が月20時間を超える会社すら激レアで、総合職平均年収が800万円を超えるところもザラです。

 労基法を守る利益還元があるという意味での「高給ホワイト企業」は多数存在しています。 ですが、仕事がまったりかどうかとは別問題です。利益を出すためには、その分頭脳を酷使するからです。

 

高給はブラック?

 社員は、年収の倍の利益を出さなければならない!

 「高給はブラック」とまでは言いませんが、まったり高給トレードオフの関係にあります。 高給を実現するには、それだけ利益を出さなければならないからです。

 大企業では、利益の社員還元度がおよそ50%です。例えば「年収800万円」なら、「1600万円分の働きはしている」というわけです。 (残りは設備投資、研究開発、配当金などに使われます)

 ということは、1日あたりたった8時間+αで、年間1600万円稼がなければならないのです。

 顧客の喜ぶ製品・サービスを徹底して考え抜き、最適な製造ライン、最適な物流を検討し、 材料を安く買い、安く外注し、ライバル企業に負けない上に儲かる値段を設定する…。

 総合職の仕事は、脳を酷使する仕事です。 肉体的には確かに楽かもしれません。しかし、大学時代からは想像を絶するほどの頭脳戦が繰り広げられます。 ライバルはもはや日本国内にとどまらず、世界中あちこちに存在します。

 そして、会社の未来は総合職であるあなた自身にかかっているのです

 1つのプロジェクトが成功裏に終わっても、仕事が終わって遊んでいられるわけではありません。 就職は「1日最低8時間は働く」という契約ですから、次のプロジェクトに取り掛からなければなりません。 そう、株主のために

 以上が、「まったり高給ホワイト企業はありえない」の説明でした。

 

どうやって会社を選べばいいか

 自己分析をして、苦じゃない仕事を見つけよう!

 ホワイト企業の見極め方は、「ホワイト企業を見分けるポイント|こんな会社が良いぞ!」で解説しています。 ここではもう少し就活向きに、「楽しいと思える会社」を見つける方法を解説します。

 給料の高い会社は、「肉体的な激務」か「頭脳的な激務」のどちらかが必ずあります。 ノルマや目標を気にして、株主のために大金を稼いでくるのは決して「まったり」ではありません。 ですが、それを「楽しい」と思えたら、人生の満足度は良くなるわけですよね。

 「そんなこと、あるはずがない」と思うかもしれません。 しかし前述のキーエンスでは激務なのに過労死事件がありません。なぜでしょうか?

 それは、「キーエンスのビジネスが好きすぎてしょうがない人」が集まっているからです。 総合商社や経営コンサルタントでも同様で、そのビジネスが好き過ぎる人たちを採用していますので、みんな楽しそうに仕事をしているのです。

 実は、「40年間やっても苦にならないこと」を発見するのが自己分析であり、それを言葉にしたのが就職活動の軸です。 これをしっかり考え抜いた人ほど大手企業に採用され、幸せな人生を送っています。 逆に、大手企業は「就職活動の軸」が自社と一致しない就活生を落とします。だからこそ過労死事件がほぼ起きていないのです。

 自己分析は「会社に採用されるため」にやるのではありません。 好きでもないことに一生を捧げるようなバカげた人生を送らないための自衛手段なのです。 こうして見つけた「好き過ぎる会社」の中から、残業時間や給料を見て選べばよく、それがあなたにとっての優良ホワイト企業です。

働きやすい!優良ホワイト企業リストもチェックする

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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