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【就活】電機メーカー76社!業界研究・志望動機・平均年収

 電機メーカー業界研究志望動機を公開し、平均年収と売上高をランキング形式で一覧にしました。 電機メーカーの特徴や比較、将来性を検討し、就活のやり方を解説しています。

 電機メーカーは工場を持ち、電気で動く機械製品を製造し、商社などを通して小売店に販売します。 また、法人に直接販売したり、政府に販売することも多いです。

 知名度が低い一方で非常に高い技術力を持ち、企業規模の大小に関わらず実は世界で必要とされている企業群で、 特に電機メーカーは「隠れ優良企業」や「ホワイト企業」が多いのが特徴です。 

 

電機メーカーの業界研究と将来性

 電機メーカーには大きく分けて2種類の事業があります。それは、生活家電産業電機です。

 電機とは電気機械の略で、一般消費者の立場では「家電」ばかりに目が行きますが、 各社主力の商品は「産業用の電気機械」です。

 家電は売り切りです。つまり、一度売ったらそれでおしまいで、買い替えの時期まで用がありません。 また消費者動向に左右されやすく、流行り廃りの波が大きく、デザインで売れ行きが変わります。

 その一方で産業電機は「製品をつくる機械」ですので、比較的消費者動向の影響を受けにくいメリットがあります。 また単にモノを売るだけでなく、システムごと販売します。

 例えば工場に産業用の電気機械を納める場合、工場の1つのライン丸ごと納めるのです。 これで「メンテナンス」や「システムの更新」という反復継続した契約関係になり、 長期的に収益をもたらしてくれます。

 2000年代に日本の家電が世界で売れなくなってきたとき、三菱電機や日立製作所、東芝などは、 産業用電気機械を主力として、家電からは徐々に撤退を始めました。 これは、産業用の電気機械のほうが売上が安定するからです。

 その一方で家電を売り続けたソニー、パナソニック、シャープは大赤字を計上し、 ソニーは金融屋へ、パナソニックは住環境へ、シャープは鴻海の傘下へと転身しました。 今でも家電は海外製品に押され続け、どの電機メーカーも家電は主力事業ではありません。

 ですが、最近ではパナソニックが新製品開発の場と権限を中国に移したことにより、 「インターネット接続できる家電」が好評を博し、「高級家電」としての地位を確立しました。 国内家電はあまり将来性が見えない一方で、中国のように「新しい技術」に敏感な国では、日本の家電メーカーが活躍できる余地があります。

 

上流工程ほど経営が安定する

 電機メーカーに限らず、メーカー業界は上流工程ほど経営が安定します

 例えばソニーやパナソニックの液晶テレビが売れなくなると、ソニーやパナソニックは直でダメージを受けます。 ですが、その部品を生産している部品メーカーは、代わりに台頭してきたサムスン電子やLGに部品を売ればいいので、 たいしたダメージは受けません。

 ですが、部品メーカーでもその最終製品専用の部品を作っていた場合は、その最終製品の売れ行きに左右されます。 2018年初頭にiPhoneXの減産が報じられ、村田製作所などの部品メーカーが軒並み株価を下げたのは記憶に新しいですね。

 それでも影響を受けないどころか絶好調なのが、部品をつくる装置をつくっているメーカーです。 後述しますが半導体製造装置のアルバックやディスコ、半導体検査機のアドバンテストなどですね。

 部品メーカーや製造装置メーカーは日本の「ものづくり」の中心的存在で、 トンデモナイ技術力で世界でも高いシェアを誇っています。

 ですが、これらは企業を相手にしたBtoBビジネスのため、消費者に知名度はありません。 逆に就活ではライバルが少なく、有利に就活を進めることができるということです。

 

IoTと自動化で電機メーカーの将来性はバツグン!

 IT機器には必ず使用されている「半導体」ですが、パソコンやスマートフォン・カメラ・医療機器など多様な製品に使用されています。 この「半導体」とは簡単に言えば「部品の部品」であり、自動車でいう「鉄鋼」、 電線でいう「銅」のように、一種の「素材」ということができます。

 2018年1月にiPhoneXの減産が報じられ、村田製作所などの半導体メーカーは軒並み株価が下落しました。 ご存知の通りiPhoneの部品には数多くの日本製部品が使用されていますので、 iPhoneXが減産するということは、それだけ部品も売れなくなるということです。

 しかし、半導体を製造する機械である「半導体製造装置メーカー」は好調そのものです。 半導体製造装置を販売するアルバックやディスコの他、半導体検査装置のアドバンテストも業績予想を上方修正しています。 半導体メーカーは苦境なのに、なぜ半導体製造装置メーカーは元気なのでしょうか。

 それは、IoTが広がりをみせているためです。 IoTは「モノとモノのインターネット」であり、身近な例ではスマートハウスで家電とスマートフォンをつなぐような、 IT化、自動化、AI化の取り組みの総称です。

 家電もそうですが、工場の機械も従来はインターネットに接続はしていませんでした。 しかし、IT化、自動化をすすめるにあたって今後はインターネットに接続していかなければなりません。 この関係でソフトバンクがARMという半導体設計会社を買収したのは記憶に新しいですね。

 今後はどんな工場の機械でも、家電でも、自宅の照明でさえインターネットに接続するようになります。 すると集積回路(ICチップ)の搭載が不可欠です。電波を受信する必要もありますから受信機も搭載されます。 これらの部品には、半導体が必須です。

 つまり、「スマートフォンの部品が売れない」状況でも、「半導体自体は使い道がどんどん増えている」のです。 これが半導体製造装置メーカーが元気な理由です。

 半導体製造装置メーカーには、東京エレクトロンSCREENホールディングス日立ハイテクノロジーズニコンアルバック東京精密などがあります。

 また工場の自動化をすすめる「ファクトリーオートメーション」の企業としては、 ファナックキーエンス安川電機オムロンがあります。

 IoT時代に夢を感じる就活生のみなさんは、これらの企業を志願してみてはいかがでしょうか。

 

電機メーカーの一覧と売上高・平均年収

 電機メーカーには複数の種類があります。これら電機メーカーの売上高・平均年収を一覧にしました。

 

総合電機メーカーの一覧と売上高・平均年収

 まずは、総合電機メーカーの売上高・平均年収から紹介します。
会社名売上高平均年収備考
日立製作所9兆1000億円849万円
パナソニック7兆6000億円781万円
東芝5兆6000億円827万円
三菱電機4兆2000億円795万円

 総合電機メーカーは、電気機械ならたいていなんでもやるメーカーです。 例えば家電から、重電(発電機など)、コンピュータ、医療機器、電子部品、ロボット、電車、エレベーター、 自動車部品、ロケット用部品、兵器用部品など、さまざまな電気機械を製造します。

 パナソニック以外の3社は特に政府系、すなわち重電や兵器用電子機器などに注力し、 競争入札を経て多く仕事を受注しています。 また、パナソニックは電気自動車のバッテリーでシェア1位なのをご存知でしょうか。

 三菱電機や日立製作所のエレベーターはよくありますし、三菱電機のエアコン:霧ヶ峰も有名です。 発電機も三菱電機や日立製作所のものが多く、自動車関係ではパナソニックが活躍しています。 このように、電機ならなんでもやるのが、総合電機メーカーです。

 

情報・通信機器メーカーの一覧と売上高・平均年収

 次に、情報・通信機器メーカーの売上高・平均年収です。
会社名売上高平均年収備考
富士通4兆5000億円797万円
日本電気2兆6000億円804万円NEC
日清紡ホールディングス5200億円770万円
沖電気工業4500億円720万円
日立国際電気1700億円746万円
日本無線1400億円726万円
富士通フロンテック1100億円719万円

 主にパソコンやスパコン、ITサービスや通信機器を得意としているメーカーです。 民間用だけでなく、行政機関が使うパソコンやシステムも多く受注しており、 それが情報・通信機器メーカーの事業の安定性を確保していたりします。

 パソコンは富士通やNEC製のものを使っている人も多いと思いますが、 それだけではありません。富士通はスパコンを、NECは人工衛星を手掛けています。 このようにIT系に特化した電機メーカーということができます。

 

音響・映像機器メーカーの一覧と売上高・平均年収

 そして、音響・映像機器メーカーの売上高・平均年収です。
会社名売上高平均年収備考
ソニー7兆6000億円910万円
ジャパンディスプレイ8800億円714万円
パイオニア3800億円758万円
カシオ計算機3200億円830万円
JVCケンウッド2900億円717万円働きやすい会社
アルパイン2400億円698万円カーナビ・カーオーディオ
クラリオン1900億円708万円カーナビ・カーオーディオ
フォスター電機1600億円646万円

 音響・映像機器と言えばこれらの企業が思い浮かぶと思います。 ソニーは言わずと知れた音響・映像の会社で、ウォークマンはかつて世界に破壊的イノベーションをもたらしました。 パイオニアはオーディオ関係の会社として有名ですね。

 カシオ計算機は電卓や腕時計のイメージが強いですが、実は電子ピアノにも強い会社です。 オンキョーはその名の通り、オーディオ関係の会社ですね。

 このように、メディアに特化した電機メーカーということができます。

 

光学機器メーカーの一覧と売上高・平均年収

 また、光学機器メーカーの売上高・平均年収を紹介します。
会社名売上高平均年収備考
キヤノン3兆4000億円763万円
富士フイルムホールディングス2兆4000億円1070万円
リコー2兆円807万円働きやすい会社
京セラ1兆4000億円625万円
コニカミノルタ9600億円750万円
ニコン7400億円778万円
オリンパス7400億円884万円
ブラザー工業6400億円627万円
東芝テック4900億円786万円

 これらの企業はデジカメプリンタオフィスやコンビニ用の複合機を主力としている電機メーカーです。 もともとカメラ屋さんだった会社が多く、カメラの技術やプリンタの技術を駆使して成長してきた産業です。

 注意が必要なのは富士フイルムです。富士フイルムはデジカメは主力商品ではなく、 プリンタやデジカメなどの光学機器も手掛けてはいますが、コア・コンピタンスはフィルム技術ですので、 化学メーカーに分類されます。

 これらは画像や印刷に特化した電機メーカーということができます。

 

重電メーカーの一覧と売上高・平均年収

 そして、一番なじみのなさそうな電機メーカーを紹介していきます。重電メーカーの売上高・平均年収です。
会社名売上高平均年収備考
富士電機8300億円748万円
明電舎2200億円740万円
ダイヘン1300億円786万円
日新電機1200億円663万円
日東工業1000億円617万円

 重電とは、発電や変電、分電盤など大出力の電力を扱う電気機械のことです。 主に顧客は発電所、つまりは東京電力や関西電力などの電力会社がメインになります。 なかなか一般消費者と接する機会はありませんが、実は生活と深くかかわっている会社です。

 

メカトロニクス会社の一覧と売上高・平均年収

 また、「FA/工作機械」とも称される電機メーカー、メカトロニクスの売上高・平均年収を紹介します。
会社名売上高平均年収備考
ファナック5300億円1318万円
安川電機3900億円822万円産業ロボット世界4強
SCREENホールディングス3000億円837万円半導体製造装置
アルバック1900億円681万円半導体製造装置

 メカトロニクスとは、「電気機器」と「機械」を組み合わせ、工場のオートメーション化をすすめる企業です。 昨今では「IoT」「インダストリー」が話題になっていますが、 工場のIT化、IoT化で多大な役割を果たすのがメカトロニクスです。

 将来性バツグンである一方、BtoB企業なため知名度が低く、就活では知る人ぞ知る優良企業です。

 

精密機器メーカーの一覧と売上高・平均年収

 医療機器、計測機器、時計等の精密機器メーカーの売上高・平均年収を紹介します。
会社名売上高平均年収備考
HOYA5300億円786万円医療機器
テルモ5100億円741万円医療機器
ニプロ3500億円571万円医療機器
島津製作所3400億円812万円計測機器
シチズン時計3100億円680万円時計・デバイス
セイコーホールディングス2500億円829万円時計・デバイス
日機装1400億円612万円医療機器
トプコン1200億円746万円医療機器
東京精密770億円743万円半導体製造装置
東京計器410億円636万円防衛機器

 精密機器メーカーは病院で使う人工透析や人工臓器などの医療機器、 内視鏡やコンタクトレンズ等のレンズから派生して映像機器部品や、 情報機器部品も取り扱っています。

 またシチズン時計やセイコーホールディングスは腕時計の精密さから派生して、 電子部品も手掛けています。

 

電子部品メーカーの一覧と売上高・平均年収

 最後に、電子部品メーカーを紹介します。
会社名売上高平均年収備考
日本電産1兆1000億円583万円産業用モーター
村田製作所1兆1000億円650万円スマホ部品
TDK1兆1000億円804万円磁気ヘッド・コンデンサ
東京エレクトロン7900億円949万円半導体製造装置
オムロン7900億円735万円制御機器
アルプス電気7500億円610万円車載・スマホ部品
ミネベアミツミ6300億円679万円極小ベアリング世界首位
ルネサスエレクトロニクス4700億円761万円車載用マイコン世界首位
横河電機3900億円976万円
スタンレー電気3800億円638万円
GSユアサコーポレーション3500億円766万円
ローム3500億円691万円カスタムLSI
ミツバ3200億円567万円
キーエンス3100億円1861万円
イビデン2600億円625万円電子基板・排ガス浄化部品
太陽誘電2300億円691万円コンデンサ
ウシオ電機1700億円709万円産業用ランプで世界No.1
サンケン電気1500億円622万円電源・照明
ユーシン1500億円581万円自動車部品
ホシデン1500億円638万円コネクタ・スイッチ
マブチモーター1400億円731万円
新光電気工業1300億円703万円
浜松ホトニクス1200億円664万円
日本ケミコン1100億円616万円アルミ系部品
ヒロセ電機1100億円736万円コネクタ
市光工業1100億円527万円自動車部品
ニチコン1000億円533万円アルミ系部品
メイコー950億円557万円
新電元工業920億円748万円半導体・電源

 電子部品メーカーは、トランジスタやLSIなどの半導体、能動素子、コンデンサーや抵抗器などの受動素子、モーターなどを手掛ける電機メーカーです。 とはいっても文系のみなさんにはなかなかわかりにくいかと思います。 簡単に言えば、電気機械用の部品です。

 部品メーカーというとなんだか立場が弱そうなイメージがありますが、そうではありません。 電子部品は非常に高度な技術なため、なかなか代わりをできる会社がありません。 キーエンスは利益率がものすごく高い会社ですが、それでも「キーエンスは高いから別の会社を使おう」などとできないくらいです。

 それでも文系の皆さんには電子部品メーカーはピンとこない業界だと思います。 理系の友達に電子部品メーカーのすごさを聞いてみましょう。 たぶん「なぜ知らん!?」と怒られます(笑)。

 また、電機メーカーを志望する場合は、電気機器を専門に取り扱う「電機専門商社」も見ておきましょう。 詳しくは専門商社の業界研究・志望動機・平均年収のページで解説しています。

 

電機メーカーの年収は低い?

 電機メーカーの平均年収は600~700万円台の企業が多く、「電機メーカーは年収が低いのでは?」と気になる方も多いでしょう。 確かにキーエンス(1861万円)やファナック(1318万円)、富士フイルム(1070万円)、横河電機(976万円)、東京エレクトロン(949万円)以外では、 目だった企業がありません。

 ですが、これで電機メーカーの年収が安いと決まったわけではありません。 「平均年収」は当てにならないでも解説していますが、特に現業職を多く抱えるメーカー企業は、 平均年収はかなり低く算出されるからです。

 平均年収は、上場企業が毎年公開する有価証券報告書に記載があります。 ですがこれは、提出企業の全従業員の年収を割ったものにすぎません。 メーカーでは現業職や一般職を多く抱えるため、その分「平均年収」を押し下げているというわけです。

 そのため総合職として就職する限り、メーカーは「平均年収」より高い給料がもらえると思ってよいでしょう。

 一方で富士フイルムホールディングスやSCREENホールディングスなど「持株会社」体制をとっている企業では、 「持株会社」に在籍している従業員だけですから、総合職の給料しか入っていません。 それどころか経理や法務などの一部の従業員しか含まれていませんので、正確性に欠けます。

 正確な「総合職平均年収」は就職四季報の取材に対して公表する会社もありますが、 ほとんどの企業は公開していません。ですので「平均年収」の数十万円の差で給料が高い、安いを判断してはいけません。

 

電機メーカーのおすすめ企業

 電機メーカーには隠れ優良企業が多く、そんな電機メーカーのおすすめ企業を紹介します。 BtoB企業のため一般消費者に対しては知名度がありませんが、名前を知らなくても超大手だったりします。 日本の技術力がフルに現れている業界です。

 例えばミネベアミツミはベアリングの会社ですが、30ミリ以下のミニチュアベアリングでは世界シェア60%を誇り、 パソコンのHDDの部品である「ピボットアッセンブリー」では世界シェア65%を誇ります。 iPhone用のバックライトも手掛けるなど、知らず知らずのうちに誰でもお世話になっている会社です。

 GSユアサコーポレーションは自動車・バイク用のバッテリーで国内トップ、世界で2位のメーカーです。 バイク乗りの方はバッテリーの交換でユアサ製を積んだ方も多いと思います。 実はバックアップ電源や無停電電源装置(UPS)でも国内トップを走っている企業です。

 ミツバは自動車部品メーカーの1つですが、オートバイ用のスターターモーターで世界トップシェア、 自動車のワイパーシステムでも世界で4本の指に入る企業です。 今後もソーラーカーやEV用のモーターで大活躍が見込まれます。

 ウシオ電機は産業用ランプで世界首位の企業です。プロジェクタの投影やUV照射、 ハロゲンヒーターや空間認識のためのシートビームレーザー光源など、 液晶・自動車・映画・医療・印刷などで欠かせない企業です。

 浜松ホトニクスの「光電子増倍管」は高感度の光センサーですが、 血液検査やCTスキャンなどの医療用、人工衛星や物理学実験の研究用、 果ては郵便物や農作物も自動選別に使われていて世界シェア90%を誇ります。

 オムロンのことを体温計や体重計の会社だと思っていませんか?実は私もそうでした。 しかし、オムロンの売上高のうちヘルスケア部門は12%に過ぎず、46%が制御機器です。 「オートメーションセンタ」を開設して無人製造ラインのデモを顧客に見せ、「工場の自動化」で大盛況を見せています。

 国内制御機器で40%のシェアを占めており、足りない技術はM&Aで買収して補います。 産業用カメラのセンテック、コードリーダーのマイクロスキャンシステムズ、ロボットメーカーのアデプトテクノロジーなど4社を買収し、 キーエンスやファナックに対抗しています。

 特に理系には有名でも文系には知名度がなく、ライバルが少なく有利に就活を進めることができます。

 その他にも知名度の低い隠れ優良企業を紹介しています。 ホワイト企業を狙う皆さんはぜひ、「隠れ優良企業」の記事を参照してください。

 

電機メーカーへの就職

 電機メーカーへの就職について解説します。 電機メーカーのBtoC企業の就活は大変人気があり、ライバルとなる就活生が非常に多いです。 その分、いわゆる高学歴でハイスペックな就活生でないと受からないと言われます。

 内定者は東京大、京都大、大阪大、神戸大などで旧帝大や上位国立大学で大半を占めます。 この傾向はインターンシップ参加者(インターンシップ合格者)の割合を見ても歴然としています。 学歴があるから受かるというわけでもないのですが。

 一方でBtoB企業、重電メーカー、メカトロニクス、電子部品メーカーは、文系の場合ライバルが少なく有利に就活を進めることができます。

 電機メーカー選考は、BtoC企業は不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。

 リク面で落ちると本選考にのれない場合もあれば、普通に一次面接に呼ばれたりもします。 友達の中にはリク面で落ちて、一次面接に呼ばれて、そのまま内々定をもらった人もいます。

 ですがBtoB企業は比較的透明で、リクルーター面接はなく、純粋に書類選考と面接で合否が決まります。

 電機メーカーはインターンシップを行っており、インターンシップ参加者は選考で有利になります。 電機メーカーを志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。

 電機メーカーは会社の数が多いので、早めにエントリーシートの原案を作成しておいて、 就活が解禁されるまでにブラッシュアップしておく必要があります。 就活が解禁されたらすぐに会社説明会が始まり、リクルーター面接も始まります。

 逆に言えば、エントリーシートを早く作っておけばコピペで提出できるということです。

 特に電機メーカーは会社説明会解禁と同時にエントリーシートの受付が始まり、 早いところでは解禁前の2月に一次募集が終わる企業もあります。 遅くとも大学3年生の2月までにはエントリーシートの原案を完成させておきましょう。

 

電機メーカーの選考プロセス・採用情報一覧

 電機メーカーのエントリーシート提出時期、インターンシップ、リクルーター面接、 グループディスカッション、面接回数、採用人数等の選考プロセス・採用情報を一覧にしました。

会社名ES時期インターンリク面GD面接回数採用人数
文系
採用人数
理系
日立製作所 3月夏・秋2回3回100名500名
ソニー 3月夏・冬3回80名320名
パナソニック 3月夏・冬1回3回--------
富士通 3月夏・冬3回--------
三菱電機 3月夏・冬技術系のみ3回220名650名
キヤノン 3月夏・冬1回3回60名380名
日本電気(NEC) 3月夏・冬1回2回--------
リコー 3月技術系のみ3回25名120名
京セラ 3月技術系のみ3回70名160名
TDK 3月技術系のみ2回15名85名
村田製作所 3月技術系のみ2回90名200名
日本電産 3月技術系のみ3回55名230名
セイコーエプソン3月夏・冬4回30名230名
コニカミノルタ 3月夏・冬3回20名60名
ジャパンディスプレイ3月技術系のみ2回--------
小糸製作所 3月2回--------
富士電機 3月技術系のみ2回35名150名
東京エレクトロン2月技術系のみ3回30名120名
オムロン 3月技術系のみ2回25名65名
アルプス電気 3月技術系のみ2回12名65名
ニコン 3月技術系のみ3回5名45名
オリンパス 3月3回55名180名
ブラザー工業 3月夏・冬3回15名50名
ミネベアミツミ 3月夏・冬2回25名80名
ファナック 3月2回10名125名
日清紡ホールディングス3月夏・冬3回10名20名
東芝テック 3月夏・冬3回50名50名
ルネサスエレクトロニクス3月技術系のみ3回10名110名
OKI(沖電気工業)4月4回25名55名
安川電機 3月夏・秋・冬3回20名45名
横河電機 4月技術系のみ2回15名50名
スタンレー電気 3月夏・冬3回25名55名
パイオニア 3月技術系のみ3回15名65名
GSユアサコーポレーション3月夏・冬3回35名35名
ローム 3月夏・冬3回45名90名
ミツバ 3月技術系のみ2回10名40名
カシオ計算機 3月3回30名30名
キーエンス 1月夏・冬4回非公開非公開
SCREENホールディングス2月3回15名50名

 東京エレクトロン、キーエンス、SCREENホールディングスは早期選考があり、説明会解禁前の2月中に一次募集が締め切られますので注意が必要です。 特にキーエンスはインターンシップ参加者を対象に1月から選考を行っているので、 インターンシップ参加は必須と言えるでしょう。

 

電機メーカーに必要な英語力

 電機メーカーへの就職には英語が必須です。 海外展開をしている企業が多く、また今後内需が見込めないことから海外志向も求められます。 TOEICなら700~750点程度あるとよいでしょう。

 ですが、就活の時点でTOEICでスコアがとれている必要はありません。 私が説明会に参加したときも「TOEIC600点しかないけど入社していきなり海外赴任した」という方もいました。

 これはどういうことかというと、英語力は入社後に強化することもできるからです。 会社として英語の研修制度をもうけていたり、海外赴任が決まった時点で英語教室に通えば間に合う面もあり、 「今」高得点がとれている必要はないのです。

 とはいえ、英語を勉強する意欲があるかどうかは問われます。 たいしたスコアが取れなくてもTOEICを受験しておいて、 「海外赴任を目指して勉強中です!」と言えたら合格です。

 

電機メーカーの志望動機

 電機メーカーの志望動機の例を挙げていきます。

  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
  • 世界で広く展開していること
  • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
  • 世界に驚きと感動を与える仕事
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられること
  • 安全技術の開発に取り組んでいること
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
  • 環境問題に真正面から取り組むこと
  • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事
  • 日本の技術を海外に輸出し現地生活の向上に貢献したい
  • 開発から出荷まで一貫して行っているところに魅力を感じた
  • 人々の生活になくてはならないものをシステム構築から支えたい
  • 社会の変化に適応できる会社であることに魅力を感じた
  • 社会の抱える問題の本質を理解し、高付加価値のソリューションを提供したい
  • 材料からの一貫生産による独自の製品群に魅力を感じた
  • モノの価値は部品で決まると思うため
  • 自動運転やハイブリッドカー等自動車の価値を電子機器の面で高めていきたい
  • 電子マネーに将来性を感じており、その関連回路設計やシステム開発に携わりたい

 電機メーカーのビジネスの特徴は、モノでソリューションを売るというものでした。 電機メーカーは単にモノをつくっているだけではありません。そのモノでできるソリューションを提供しているのです。 食洗器は、食洗器を売っているのではなく、「家事が楽になる」というソリューションを販売しているということです。

 志望動機も「モノをつくる」「モノを売る」にだけフォーカスしてはいけません。 メーカー企業は確かにモノをつくっていますが、それは「ソリューションを提供する」モノでなければなりません。 会社の製品群に応じて、その会社が社会に対して何を提供しているのか検討が必要です。

 ですから、志望動機では「家事の面で『時間短縮』を実現する」「不良品率を下げるシステムで『損をしない』という価値を提供する」 「製品を通じて驚きと感動を提供する」などがキーワードとして使えます。

 志望動機で最も良いのは「経営理念」と「就職活動の軸」が一致しているとアピールすることです。

 詳しくは「新卒採用」は「将来の夢採用」で解説していますが、 就活は、「将来の夢就職活動の軸)に沿って行わなければなりません。 志望動機も、「将来の夢を実現するため、貴社に入社しなければならない」という流れで書きます。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎず、実際にはあなたの将来の夢と、 会社の企業理念・ビジネスの目的とを結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

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