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ホワイト企業なら「メーカー」「鉄道」「エネルギー」だ!

 MY就活ネットでは、「ホワイト企業なら『メーカー』『鉄道』『エネルギー』だ!」としています。 この3つの業界はホワイト企業の可能性が高く、掲示板でもよく「ホワイト企業」と言われていますが、 実はちゃんとその理由があります。



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「メーカー」「鉄道」「エネルギー」がホワイトな理由

 メーカー業界、鉄道業界、エネルギー業界に共通することは、現業職が多いということです。 この3業界にホワイト企業が多いと言われる理由は、現業職の多さに秘密があります。 これは、労働組合と密接に関連します。

労働組合って何?入らなきゃダメ?

 

労働組合が強いから

 労働組合は、従業員の中から「委員長」「書記」「会計」などの担当を選びます。 つまりはリーダーを選び、委員会メンバーを選ぶのです。これは労働組合で行われる選挙で選ばれ、 通常は現業職が当選します

 なぜ現業職なのかというと、総合職は出世を期待している幹部候補であることに由来します。 労働組合は基本的に経営陣と交渉し、時には経営陣を困らせることを言うのも役割のひとつです。 「給料を上げろ」「ボーナスを上げろ」「残業を減らせ」「休日を増やせ」と、従業員の本音を代弁する組織なのです。

 ですから、出世を期待している総合職では、経営陣に文句が言えません。 そもそも労働組合側でエラくなるということは、経営からは対極的な立ち位置になります。 考え方が従業員側だからこそ、労働組合でエラくなれるのです。

 そもそも、経営者に向いている人は、労働組合ではエラくなりません。 従業員の生活より、いつも事業の心配をしているからです。 そのため自然と労働組合では出世を期待していない、現業職がエラくなります。

 さて、現業職は自分の職人的スキルがないと会社が成り立たないのを知っています。 そして、いくら頑張っても課長までにしか上がれず、基本的には係長や課長補佐クラスで退職することが目に見えており、 出世が望めないことも知っています。

 すると、「出世するより従業員として生活を保障してもらったほうがオトク」なのです。

 会社も現業職がいないと困りますから、辞められたり、ストライキされたりするのをおそれます。 これは総合職でも同じことですが、総合職は出世が気になるがためにあまり文句を言えません。 しかし、現業職はもともと出世を期待していないので文句が言いやすいのです。

 労働組合が会社に要求する案は投票で決めますが、「そんな要求じゃ生ぬるい!」と反対票を入れることもあります。 そんなとき、現業職は自分の意思に基づいて「ボーナスが安すぎる!儲かったんだからもっともらえていいはずだ!」 と反対票を入れます。

 しかし総合職は、反対票を入れません。会社に文句を言っていることがもしバレたら、 出世が止まってしまうかもしれません。それどころか会社によっては先輩社員に投票内容をチェックされて、 「反対票を入れるなんて何を考えているんだ!」と怒られることもあるそうです。

 そんなわけで、現業職は労働組合を通じて、待遇改善に一生懸命になるという特徴があるのです。

 

現業職の多い会社はホワイトの傾向

 「メーカー」「鉄道」「エネルギー」の各社を思い浮かべてみましょう。

 メーカーには工場がありますよね(キーエンスなどOEMが基本で工場を持たないメーカーもあります)。 工場があるということは、工場で現業職が働いています。数百人から数千人規模で働いており、 総合職より人数が多い場合もあります。

 鉄道会社には電車と駅がありますよね。運転士、車掌、駅員は現業職です。 また、車両基地には整備士もいて、整備士も現業職です。 JR各社では「プロフェッショナル採用」という大卒現業職もたくさん採用しています。

 エネルギー業界も工場があります。電気は発電所、ガスはガス工場でつくられます。 この工場で働いているのはやはり、現業職で、3交代制で24時間稼働しています。 3交代ということは、現業職の数がすごく多いことが予想できますね。

 そうです。この3つの業界には「現業職」が非常に多く在籍しており、 強い労働組合があることが共通する特徴です。 特にJRに乗っていると、「ストライキにより運転見合わせ」ということが、2000年代初期まではよくありました。

 ストライキまではいかなくても、総合職に比べて会社に文句を言いやすい現業職がたくさんいるということは、 労働組合が会社に対して「反対」を突きつける可能性も高いということです。 また、待遇改善を求める声も強く、残業時間を規制する「36協定」ではかなり厳しい残業規制を定めることが多いです。

 つまり、現業職の多い強い労働組合があると、会社の待遇がよくなるという作用があるのです。 これが「メーカー」「鉄道」「エネルギー」はホワイト企業が多いと言われる理由です。

 

労働組合って総合職に関係あるの?

 「でもぼく総合職で入社するし、労働組合って関係あるの?」

 あるんです。労働組合法では、労働組合は「全従業員の代表」とみなされると決まっています。 労働組合と会社が行った取り決めは、すべての従業員に適用されます。 だから、もしあなたが労働組合に加入していなくても、会社と労働組合で「残業はダメ」と決まれば、 あなたも「残業はダメ」になります。

 そもそも、多くの会社で「ユニオンショップ協定」という約束事が取り交わされています。 ユニオンショップ協定とは、会社と労働組合の約束事で、 従業員はすべてその労働組合に強制加入させ、その労働組合をこの会社唯一の労働組合と認める内容です。

 この協定は、労働組合が乱立して経営陣が何度も何度も交渉しなくてはならなくなるのを防ぎ、 ひとつの労働組合だけの存在を認めて交渉を簡単にする目的で取り交わされます。

 一方で労働組合にとっては、すべての従業員を強制加入させることができるので、 「強い労働組合になれる」というメリットがあります。

 そう、強制加入です。特に気にしなくても、正社員になったら自動的に労働組合に加入するのです。 ですから、労働組合に加入すること自体は出世にまったく影響しません。 ユニオンショップ協定がある限り、今の社長も昔は組合員だったということです。

 強制加入でもそうでなかろうとも、会社と労働組合で決めたことは全従業員に適用されますから、 「強い労働組合のいる会社」に入社する限りはその恩恵を受けることができます。

 私もメーカー企業に勤めていますが、ユニオンショップ協定があるため労働組合には自動で加入しました。 そして出世を期待する総合職ですので、会社側の気持ちもわかります。 「まあ休み増やすのは現実的じゃないし会社に賛成しておくか・・・」と、会社の案に賛成を入れます。

 しかし、労働組合は半分以上が現業職で構成されているため、現業職のみんなが「休みを増やせ!」と言ったら、 休みが増える投票が過半数を超え、会社案が否決されます。 そしてしぶしぶ会社が組合案を受け入れたら、私も「やったー!休みが増えたぞ!」と、 手のひらをクルックルひっくり返して喜ぶのです。

 労働組合のためには何もしていないのに、恩恵だけ享受する、ちょっとズルい存在です。 メーカーや鉄道、エネルギーの総合職はだいたいみんなこんな感じです。

 総合職が会社のいいなりでも、現業職のおかげでホワイト企業ができあがるのです。

 

頼りになる労働組合も、出世すると敵になる

 ですが、労働組合は総合職にとってデメリットもあります。 それは、自分が出世したとき、労働組合が敵になるということです。

 平社員時代は労働組合に大変お世話になります。反対票を入れなくても、組合のためになにもしなくても、 組合が勝手に会社と交渉して良い条件を引き出して、ボーナスが増えたり、給料が増えたり、 休日が増えたり、残業時間が短くなったりするのです。

 しかし、自分が経営者側になったら話は別です。

 エラくなると、逆に労働組合が攻めてきます

 特に強い労働組合だと相手をするのは大変です。要求も厳しければ、 経営者の言うことも聞かないことがあります。いくら給料を上げられない説明しても、 「会社の事情は知らん!こっちは生活がかかってるんだ!」と食い下がるのです。

 JR系のような特に強い労働組合が相手だとさらに厳しさをきわめます。 いくら利益が足りなくて給料を上げられないと説明しても、 「じゃあ給料があがるまで電車を止めてやる!」とストライキされるおそれすらあります。

 エラくなるつもりであれば、強すぎる労働組合も考え物ですね。 ただ、経営者になるほど出世するつもりがないのであれば、労働組合は強力な味方です。

 

ブラック企業は労働組合が弱い

 ブラック企業は労働組合が弱い、もしくは労働組合がないせいで、会社との交渉力がないという事情があります。 例えば総合職と一般職しかいない銀行、証券会社、IT企業、コンサルタント、飲食業などは、 労働組合が弱い、もしくは労働組合がありません。

 労働組合がないからといって必ずしもブラック企業というわけではありません。 労働組合がなくても労働法があり、残業や休日には厳しい規制がかかっています。 文句を言う労働組合がなくても、法律は守らなければならないのが原則です。

 そもそも就活で入社する会社のほとんどは、社長も元サラリーマンです。 あまりに厳しすぎる労働条件はしんどいことを、社長も知っています。 ですから、経営陣がまともであればブラック企業にはならないのです。

 しかし、もし経営者が熱血社員で深夜残業も休日出勤も当たり前の人だったら・・・? そんなときに、社長に文句が言える労働組合という味方がいないと、 会社の制度が「熱血社員」基準でつくられてしまいます。

 出世を期待している総合職だけでつくられた労働組合は、社長に文句が言えません。 そもそも労働組合すら結成しない可能性もあります。

 以上より、いざというとき守ってくれる労働組合があるのが「メーカー」「鉄道」「エネルギー」であり、 それがないのが例えば銀行、証券会社、IT企業、コンサルタント、飲食業等なのです。 これが、前者にホワイト企業が多く、後者にブラック企業が多い理由です。

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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