【就活】大阪ガスの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!     
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【就活】大阪ガスの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!

  大阪ガスへの就職に役立つエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報、同社の強みや特徴、 会社理解に役立つ企業研究を解説しています。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名大阪ガス
就職難易度非常に高い
売上高1兆3700億円
採用人数事務系:20名程度
技術系:30名程度(いずれもゼネラル/スペシャリストコース)
初任給学部卒:203,000円
院卒:229,000円
平均年収660万円
年間休日122日
経営理念暮らしとビジネスの”さらなる進化”のお役に立つ企業グループ


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就活情報・選考の流れ

 大阪ガスの選考フローは3通りあり、各ルートで落ちても「リクルータールート」「通常ルート」での敗者復活が可能など、 人によって複雑なプロセスを経て内定へと至ります。

インターン優遇ルート
リクルーター面接1回・面接1回で内定
リクルータールート
リクルーター面接3回・面接2回で内定
通常ルート
グループディスカッション2回・面接2回で内定

 インターン優遇ルートは特に有利になるため、志望度が高ければ必ず参加しておきましょう。 参加中は「元気の良さ」「積極性や主体性」「ビジョンの一致」など「毎日がグループディスカッション」のつもりで活動し、自らの有望性をアピールしましょう。

 

就職難易度

 就職難易度は、非常に高い

 大阪ガス就職難易度は、非常に高いです。 大阪ガスは理系の採用が多いですが、文系の採用人数は20人程度と多くはありません。 電力会社が苦境にあえぐ中、同社の業績は好調でライバルは非常に多いです。

 内定者のスペックは高く、採用大学は旧帝大・上位国公立大学や有名私大に限られ、学歴フィルターは「MARCH以上」だと言えます。 こういった大学群の学生ですらインターンシップやリクルーター面接で活躍しなければ、なかなか選考本番にも進むことができません。

 大阪ガスではインターン参加者向けの優遇選考が行われており、 早ければリク面1回・役員面接1回という短期プロセスで早期内定が可能です。

 大学3年生の6月に募集・応募、7月に面接、夏休みにインターンシップが開催されます。 どの会社でも言えることですが、インターンシップそれ自体が選考です。 ここでコミュニケーション能力や思考力、熱意などを存分に発揮することで加点がつき、後々の選考を有利に進めることができます。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 大阪ガスに必要なTOEICスコアは明示されていません。 事業のほとんどが国内ですから、仕事上必須というわけでもないため、TOEICが強みになるシーンは少ないでしょう。

 ただし、今後の人口減少を考えるとODA案件などで海外事業を行う可能性もあります。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

ゼネラル/スペシャリストコースの違い

 出世するならゼネラルコース

 大阪ガスはインフラ企業として有名かつ安定性が高いため、非常に激戦です。採用人数もそれほど多いわけではありません。 また就活では「ゼネラル/スペシャリストコース」と「プロフェッショナルコース」に分かれています。

 「ゼネラル/スペシャリストコース」は、幹部候補です。将来的に課長や部長、取締役をめざし、キャリアを積んでいくコースです。 国家公務員でいうところの「国家公務員総合職(旧国Ⅰ)」のようなもので、ある程度の昇進が見込めます。 また給与も高めです。

 「プロフェッショナル採用」は、現場担当です。将来的にも課長や部長などを目指すコースではなく、いわゆる「ノンキャリ」です。 国家公務員でいうところの「国家公務員一般職(旧国Ⅱ)」のようなもので、昇進はほぼ見込めません。 給与もゼネラル/スペシャリストコースに比べて低めです。

 プロフェッショナル採用は「一般職の事務」とは異なり、はじめは総合職と同じように各部署に配属されます。 総合職が出世していく中、プロフェッショナル職は悪く言えば「一生平社員」です。いわゆるソルジャーですね。 こういう採用の仕方は国家公務員とJR、日本郵政くらいでしか見かけません。

ソルジャー採用って何?どこの会社でやってるの?

 

面接

 インターンに行けば三度のチャンスがある!

 大阪ガスの面接は、個人面接かつオンライン上で行われます。面接内容はいずれも次のような質問がされます。

  • 自己紹介
  • 小学校~高校までそれぞれの段階でどういう子どもだったか
  • その大学を選んだ理由
  • 挫折した経験
  • 志望動機
  • 入社して挑戦したいこと
  • 逆質問

 すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 同社では複数の選考ルートがあり、インターンルートでは3月中、リクルータールートでは4月中、通常ルートでは6月中に内定が出ます。 上位プロセスで選考に落ちても下位プロセスに呼ばれることがあり、 インターンシップに落ちたから、リクルーター面接に落ちたから終わりというわけではありません。

 私の友人もインターンシップルート、リクルーター面接ルートでそれぞれ落ちましたが、通常ルートで内定をもらっています。 大学3年生の6月から就活をスタートさせれば、三度のチャンスがあると言えます。

リクルーター面接とは?|呼ばれる条件と突破方法

 インターンシップ・リクルーター面接など早い段階でエントリーシートの完成度を高めておくと、 人事にとってあなたは輝いて見えます。もちろんこれらは実質的な面接本番ですので、 どのような立ち回りをするべきかは次の記事もご覧ください。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

 「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!

 大阪ガスへのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 ESのお題は「人生のエピソードについて、中学校・高校・大学生活でそれぞれ1つずつ」です。 学生時代頑張ったことを書くものですね。将来の夢に向かって中学時代から何をしてきたかを問われます。

  • 学生時代にエネルギーを注いだこと
  • 自分を形成する上で大きな影響を受けた出来事(小中・高・大の3ステージ)
  • あなたらしさを表す写真とその説明

 私もインターンシップに参加しましたが、ここで印象として感じたのは「社員は『安定』と言われるのが嫌い」ということです。

 当然都市ガス事業、不動産事業、ITコンサルティング事業は安定継続した収入があるのですが、 その「安定を武器にして様々な分野に挑戦している会社」です。単にビジネスの安定性だけをみていると、 会社の本質がわかっていないということで不合格にされてしまうでしょう。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

大阪ガスの採用ページ

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 大阪ガスの志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 同社の経営理念は「暮らしとビジネスの”さらなる進化”のお役に立つ企業グループ」で、 ビジネスの目的は「高品質なエネルギーの提供で、社会の要望に応えること」と、「社会に快適、便利、健康を実現するソリューションを提供すること」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

  • 社会貢献
  • 仕事にやりがいがあること
  • 使命感を持って働けること
  • チャレンジ精神のある会社
  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
  • 世界で広く展開していること
  • 世界に驚きと感動を与える仕事
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • 安全技術の開発に取り組んでいること

 志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

【就活】自己分析のやり方!~内定力爆上げの人生設計~

【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

 「Unistyle」という就活サイトでは、大阪ガスに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

大阪ガスの強み・特徴

 インフラなのに挑戦的

 大阪ガスの強み・特徴は、経営理念である「高品質なエネルギーの提供で、社会の要望に応えること」「社会に快適、便利、健康を実現するソリューションを提供すること」に表現されています。 大阪ガスにはビジネスの目的が2つあります。もちろん1つは都市ガス業者として。もう1つはライフソリューション業者としてです。 単なる都市ガス業者ではないことに注目点があります。

 大阪ガスのほか、東京ガスや東邦ガスなどの都市ガス業者は法律で地域独占が認められています。 これはエネルギーの安定供給のため、ある程度の経営の安定性を国が保護するからです。 もし激しい競争でエネルギー供給が止まってしまえば、住民が困るからですね。

 当然都市ガス業者として「エネルギーの安定供給」は1つの使命です。 しかし、大阪ガスはそれにとどまりません。都市開発を行う「不動産事業」、石炭技術を駆使した「材料事業」、 大阪ガスの情報システム部門を母体とした「ITコンサルティング事業」のほか、コスパで知られるフィットネスクラブや、 料理教室介護事業などさまざまな分野に進出して活躍しています。

 インフラ企業なのに挑戦的な社風があるのはこの業界では唯一であり、 まさに「社会に快適、便利、健康を実現するソリューション」を提供している会社だと言えますね。

 

仕事内容

 ガス事業の収益を使って新しいビジネス

 大阪ガスの仕事内容は、「営業戦略の企画立案」と「新サービスの企画立案」です。

 大阪ガスでは家庭用営業もありますが、実際に消費者と接するのは子会社や販売店です。 同社の総合職として入社した場合は「営業方針を立てる」「営業トークを指導する」など営業マンのサポートが主な仕事です。

 同社はさまざまな事業を行っているとはいえ、売上高の70%以上を占めるのが都市ガス事業です。 地域にパイプラインを敷き、一度契約してもらえば安定継続した収入が見込めます。 もちろんガスは一般家庭でも使われますが、工場地帯にパイプラインを伸ばせば、工場での大規模な需要も見込めます。

 都市ガス事業は「ストックビジネス」といえ、パイプラインの敷設に大規模な投資が必要になりますが、 現在ではパイプラインも一通り敷き終わっていて、あとは利用者から料金を回収するだけです。 この意味では非常に安定性の高い企業と言えます。

 しかし、大阪ガスはここで留まって満足する会社ではありません。 この安定継続した収入をもとに新規事業をつぎつぎに打ち立てています。

 社会を快適、便利にする事業として「不動産事業」を行い、オフィスビルやマンションの開発を行っています。 建物を建てて貸すストックビジネス型と、分譲マンションのような売ってしまう事業もあります。 どちらにせよ大阪ガスの都市ガスを組み込むことでストックビジネス化できるわけですね。 これは、豊富な資金力がないとなかなか始められない事業です。

 また「ITコンサルティング事業」は、大阪ガスのガス製造・供給で培ったIT技術を活かして、 民間企業などのシステム開発を行う事業です。こちらも「作って終わり」ではなく、その後の保守メンテナンス、 データ分析、セキュリティなど反復継続した収益が見込めます。これもストックビジネスですね。

 ガス事業、不動産事業、ITコンサルティング事業で得られる「安定収益」を活用して、 炭素繊維などの材料メーカーとして、コスパで知られるフィットネスクラブ、料理教室、 金融業などさまざまな分野に進出しているのです。

 最近では電力小売り自由化で関西電力のシェアを奪いまくったのに飽き足らず、 東京に進出して東京電力や東京ガスからもシェアを奪っています。 行動が早いことと、とにかく元気である強みがあります。

 これほどの事業拡大はバブル期には流行しましたが、現在では安定収益がなければできないことです。 大阪ガスの強みを最大限に活かしたビジネスモデルだと言えますね。

 

将来性

 インフラ系No.1のバツグンの将来性!

 大阪ガスの将来性は非常に高いです。その理由は次の3つです。

  • 安定収益を生み出す既存の顧客の存在
  • 非常に先見性がある
  • 野心的な社風

 まず1つ目が「安定収益を生み出す既存の顧客の存在」です。大阪ガスをはじめエネルギー業界では長らく地域独占が認められてきましたので、 関西の都市ガス会社といえば大阪ガスしかありません。小売りこそ自由化されてはいるものの、 結局ガスを供給するのは大阪ガスですから、利益が削られる可能性はあってもシェアが奪われることはありません。

 主に関西電力と小売獲得競争を繰り広げていますが、勝負はほぼ互角、 どちらかというと関西電力から奪った件数のほうが多いくらいです。

 2つ目の理由が「非常に先見性がある」ことです。インフラ業界では本業だけやっていれば安泰なので、 新規事業や技術革新にはあまり興味がないのが通常です。事実、他のほとんどのインフラ企業がその収益源を電気・ガスに9割依存しています。 ですが、大阪ガスは売上高の3割が非エネルギー事業という、非常にビジネス熱心な会社です。

 近年注目されている「ビッグデータの活用」に関しては、大阪ガスはすでに2000年代からデータサイエンスに取り組んでいます。 その強力さはIT業界すら「最強のデータ分析会社は大阪ガス」と言うほどで、「もともとガスメーターにIoTチップをつけられる構造にしていた」 「企業向けに基幹システムをつくる」「ITコンサルティングもやる」といったIT企業としての側面もあります。

 また「行動経済学」がビジネス界隈をにぎわせていますが、これも「行動観察研究所」でもともと取り組んでいたことで、 マーケティングの世界でも大阪ガスが活躍しています。インフラ企業の常識には当てはまらない「どえらい会社」です。

 3つ目が「野心的な社風」です。電力やガスの小売りの自由化では当然異業種の参入が相次ぎ、 格安スマホのように業者が乱立するはずでした。ですが、自由化で顧客を奪いまくっているのはなんと大阪ガスなのです。

 電力の小売り自由化で真っ先に顧客を奪いに行ったのは大阪ガスで、関西電力の縄張りだけに飽き足らず、 関東にも進出して東京電力や東京ガスから顧客を奪いまくっている状況です。 こんなに元気なインフラ企業は他に類を見ません。大阪ガスの将来性は非常に高いと言えるでしょう。

 

主要取引先

 大阪ガスの主要取引先は、都市ガス事業では一般消費者工場です。 こちらはすでにストック化が進んでおり、これから契約数を増やさなければならないというよりは、 プロパンガス事業者に負けないようにするという「現状維持」の世界です。

 「エネファーム」というガスを利用した家庭用発電システムの営業がありますが、 実際に家庭を訪問して営業をするのは子会社で担当しており、大阪ガスの営業がすることは、 その企画立案です。ですので、直接一般消費者と顔を合わせるわけではありません。

 一方で不動産事業ではオフィスビルのテナント、分譲マンションの買い手などが取引先になります。 またITコンサルティングではさまざまな会社が取引先になります。 こちらも一度契約してしまえばストックビジネスになります。顧客が離れてしまわないように、 魅力的なサービスを企画していくことが求められます。

 これらのストックビジネスの収入を活用した新規事業では、大阪ガスのエリア外の一般消費者が取引先になります。 住宅設備やフィットネスクラブ、料理教室、介護事業はあらゆる世代、あらゆる属性の方が対象です。 「大阪ガスブランド」という信頼性を武器に、社会全体とかかわることになります。

 

競合他社

 大阪ガスの競合他社プロパンガス業者です。 地域独占が認められているとはいえ、それは東京ガスや東邦ガスが都市ガス事業で攻めてこないというだけであって、 プロパンガスとの戦いはあります。

 「大阪ガスは地元のプロパンガス業者に比べて企業規模が圧倒的だし敵ではないのでは?」と思うことでしょう。 実はそうでもありません。確かにプロパンガスは都市ガスより割高で、都市ガスがあればあえてプロパンガスを使うメリットがないような気がします。 しかし、プロパンガス業者もだまって指をくわえてみているだけではありません

 都市ガスのパイプラインが来ているからといって、必ずしも大阪ガスと契約しなければならないというわけではありません。 建物の所有者は都市ガスか、プロパンガスかを選択することができます。家を借りた人ではなく、 大家さんが都市ガスか、プロパンガスかを選ぶのです。

 プロパンガス業者はここをうまくついてきました。実はアパートを建てたとき、導入費用が安いのはプロパンガスです。 なぜなら都市ガスは地中のパイプラインから建物にガス管をつながなければならないからです。 プロパンガスの設置は簡単で初期費用が安いのです。初期費用がものをいうアパート投資では非常にメリットがあります。

 そして、プロパンガス業者はアパートのオーナーにさまざまなメリットを提案してくれます。 例えば「プロパンガスにしてくれたら全個室にエアコンを無料で設置します!」というように。 私もアパートを購入しましたが、私のアパートもプロパンガスです。ガス代こそ割高ではありますが、 オーナーにも入居者にもメリットを与えてくれるのです。

 大阪ガスにとって、全エリアでじわじわ顧客を拡大していくプロパンガス業者は脅威です。 1社との争いではなく、無数にある地元のプロパンガス業者が競合他社なのです。 そういった事情もあり、従来の都市ガス事業にだけ頼っていられないということで、大阪ガスはさまざまな事業に進出しているのです。

 

弱み

 大阪ガスの弱みは 当然エネルギー事業ですから、原料価格の高騰為替リスクがあります。 これらは製造原価を増やし、利益を圧迫します。「原料費調整制度」が法律で認められており、 原料価格を合法的に顧客に転嫁することができるとはいえ、その制度を利用する手続きには多少の時間がかかります。 手続きの間は利益が圧迫されてしまうのです。

 その対策の1つが、ガス田の開発です。たびたびニュースになりますが、 ガス会社が海外に赴いてガス田を開発するのは大阪ガスがはじめてです。 「原料価格」に注目したときに、「なら自分でガス田を持ってしまおう!」という発想ができるのが大阪ガスらしいところです。

 またプロパンガスの台頭もリスクとして存在します。 現状では大阪ガスが圧倒的に強くて安いのですが、プロパンガス業者が付加価値をつけて対抗してくるのです。 それも1社ではなく無数のライバルです。放置しておくと台頭を許し、顧客を奪われかねません。

 しかし、プロパンガスに対抗して単純な無料オプション競争には手を出していません。 というのも、「無料オプション競争」になってしまえば利益を圧迫するからです。 その代わりに大阪ガスは、プロパンガスではなく都市ガスを選んでもらえる理由づくりを進めています。

 その1つが「ガスコージェネレーションシステム」である「エネファーム」です。 家庭用発電に乗り込み、新たな付加価値を提供するのです。ここでは関西電力と戦うことにもなるのですが。 「大阪ガスブランド」の向上のための施策をどんどん打っています。

 不動産事業でも自社所有のビルであれば、都市ガスを導入することができます。 大阪ガスでは家賃収入だけでなく、都市ガス収入も得られるため本業と非常にマッチした事業だと思います。

 このように大阪ガスでは、安定性を求める就活生には向いていません。 安定収入をつくりだし、それを元手に新規事業を展開してどんどん社会貢献していく会社です。 就活ではこうした大阪ガスの本質を理解した上でエントリーシートを書きましょう。

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同業他社の企業研究を見る

 

大阪ガスのような優良企業に内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

 平均的な就活生は30社に応募して、10社の面接に進みます。 ですが、これはあくまで平均。応募先が有名企業ばかりだと、運悪く全落ちの可能性すらあります。 その対策に、知名度の低い「隠れ優良企業」を志望先に加えたいのですが、名前も知らない会社は検索すらできません。

 そこで利用したいのが「OfferBox」です。

 SNSの要領でプロフィールを設定し、本番さながらの適性検査を受けると会社の人事がそれを読みます。 「あなたがほしい!」と思われれば、ときには書類選考が免除いきなり最終面接などの特典付きで選考に呼ばれます。 つまり、内定確度の高い応募先を確保できるというわけです。

 OfferBoxでは学生の知らない「隠れ優良企業」が待ち受けていて、 そんな会社の人事に響く「アピールの仕方」も書いてあります。 加えて本番さながらの適性検査も受けられるので、結果を見れば自己分析も簡単に終わります。

 学生なら完全無料な上に、登録するのが早ければ早いほど会社の採用枠が多く残っています学部3年生(修士1年生)の受付も開始していますから、今のうちに会社との接点をつくって全落ちリスクを減らしましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく10倍受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

 模範解答があれば憂いなし!

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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内定ES・選考情報を読む

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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