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【就活】鉄道業界20社!業界研究・志望動機・平均年収

 鉄道業界業界研究志望動機を公開しています。

 鉄道業界はインフラの一種であり、就活でも人気の業界です。 鉄道業界は年収が高く、倒産のリスクも低く安定しています。 JR東海、JR西日本、JR東日本だけでなく、私鉄もかなり良い就職先です。

 鉄道会社は採用人数が非常に少ないのでこの業界に絞るのは危険です。 予め学歴などで人数を限定した上で説明会や見学会を開催し、 それに参加した人でないと本選考に進まないという会社もありました。



 

鉄道業界の一覧と売上高・平均年収

 鉄道会社をエリアごとに分けて売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。

 「ホールディングス」のように持株体制を取っている場合、 持株会社には総合職が数十人いる程度なので平均年収が高く算出されます。

 一方で持株体制を取っていない場合、現業職や一般職の給与が平均を押し下げますので、 平均年収はかなり低く算出されます。

 

首都圏の鉄道会社

会社名売上高平均年収備考
JR東日本2.8兆円711万円
東京急行電鉄1.1兆円751万円
東武鉄道5600億円696万円
小田急電鉄5200億円740万円働きやすい会社
西武ホールディングス5100億円817万円働きやすい会社
京王電鉄4100億円724万円
東京メトロ4100億円727万円
京浜急行電鉄3000億円654万円
相鉄ホールディングス2500億円912万円
京成電鉄2400億円742万円
JR貨物1500億円非公開

 

関西圏の鉄道会社

会社名売上高平均年収備考
JR西日本1.4兆円673万円
近鉄グループホールディングス1.2兆円800万円
阪急阪神ホールディングス7300億円931万円
京阪ホールディングス3000億円843万円
南海電気鉄道2200億円593万円

 

名古屋圏の鉄道会社

会社名売上高平均年収備考
JR東海1.7兆円753万円
名古屋鉄道5900億円571万円

 

九州圏の鉄道会社

会社名売上高平均年収備考
JR九州3800億円564万円
西日本鉄道3500億円540万円

 

鉄道業界のメリットとデメリット

 鉄道業界就職するメリットは、以下の4点です。

  • 給料が高い
  • 経営が安定している
  • 知名度が高く世間体が良い
  • 転勤がない(私鉄)

 鉄道業界給料が高いことと経営が安定しているという特徴は密接な関係にあります。 鉄道業界は参入障壁が非常に高く、今後新たに鉄道会社を起業して土地を買収して線路を建設するなど、ほぼ不可能です。 鉄道業界は寡占市場になっており、価格競争も激しくありません。

 土地が高い日本の大都市圏では会社が駐車場を持てない事情もあり、電車通勤が基本となります。 そのため鉄道利用者が多く、駅の周辺は地価が上がり、駅周辺の不動産を活用することで鉄道会社は安定した家賃収入を得られるのです。

 これにより鉄道会社は安定的に利益を生みだせるので倒産が起こりにくく、社員の給料も高いというわけです。

 知名度が高いという特徴はご存知の通り、その地域に密着してあらゆる通勤・通学・レジャーに利用されており、 百貨店経営や不動産経営など沿線エリアを離れても活動しているため有名です。東急に乗ったことがない人でも東急ハンズは知っているでしょうし、 阪神に乗ったことがない人でも阪神タイガースは知っています。

 知名度が高い企業に内定をもらえば、家族や親戚の他、友人や恋人にも自慢できますので鉄道業界が就活生に人気な理由の1つとなっています。

 また、私鉄の場合は転勤がないのも大きなメリットです。転勤がない大企業は少なく、ガス会社や地銀、私鉄くらいなものです。 東京の私鉄に就職すれば一生、東京で過ごすことができますし、大阪の私鉄に就職すれば一生大阪で過ごすことができます。 一方でJRはJR東日本なら東北地方、JR東海なら日本海側、JR西日本なら中国地方などエリアが広い分、地方への転勤もあります。

 鉄道業界就職するデメリットは、以下の2点です。

  • 大きな成長は見込めない
  • 同じ場所に住み続けなければならない

 鉄道業界大きな成長は見込めません。というのも、人口は減少傾向にあり、 今後鉄道の利用客は確実に減っていきます。同様に百貨店経営もお客が減れば売り上げは厳しくなりますし、 不動産経営も人口が減れば地価が下がり、収益は悪化していくことになります。

 そうならないように客単価を上げるだとか、企画切符をつくるだとか、他社沿線に進出するだとかはあったとしても、 大きな成長が見込めるほどではありません。イノベーションを起こさない限り、基本的に現状維持の業界でしょう。 「クリエイティブで夢がある業界」ではないことは確かです。

 同じ場所に住み続けなければならないこともデメリットの1つです。転勤がない、少ないことにこだわる就活生は多いですが、 逆に何年も同じ場所に住み続けて飽きないでしょうか?私は2年も同じ場所に住んだら飽きます。 「いつかは東京に住もう」と思ったり「やっぱり大阪もいいな」と思ったりします。

 一生涯をそこで暮らす覚悟がなければ、検討する余地がありそうです。

 

JRへの就職

 JR東海、JR西日本、JR東日本の採用人数は事務系30人、技術系70人ほどです。 JRは私鉄より採用人数が多いですが、それでも事務系で30人程度です。 JRの人気を考えると倍率が高く、JRへの就職は激戦であり、就職難易度は非常に高いといえます。

 JR東海、JR西日本、JR東日本は年収が高いです。 40代で1000万円はカタイです。この3社は新幹線や在来線で莫大な利益を出しており、 経営も安定しています。

 JRはリクルーター制度をとっています。事務系の場合、JR東海、JR西日本、JR東日本ともに、 エントリーシート提出後にリクルーターがつきます。 リク面の回数は2~3回で、すべてクリアすると内々定の可能性が非常に高くなります。

 JR西日本の就活の場合、面接が始まる直前にリク面が行われ、 通過すると、そうでない就活生とは別ルートの面接と筆記試験が始まります。 この筆記試験はWEBテストとは別物です。

 リク面では露骨に落とされます。エントリーシートは単なる申込書に過ぎず、 エントリーシートをベタ褒めされてもリク面で落とされて書類選考落ち扱いなんてことはザラにあります。

 JR東海、JR西日本、JR東日本ではポテンシャル採用プロフェッショナル採用があります。 ポテンシャル採用は総合職のことで、プロフェッショナル採用は現業職のことです。 またJRの一般職はアソシエイト職と呼ばれます。

 またJR西日本の総合職は全社コースとエリアコースに分かれており、 これは総合職とエリア総合職の違いです。 全社コースはJR西日本管内のどこへでも転勤の可能性がある一方で、 エリアコースは北陸、近畿、中国、福岡のどこかのみです。

 エリアコースと全社コースのどちらを選ぶべきか迷ったら、 エリア総合職を参照してください。 出世を目指すなら全社コースを選びましょう。

 JR東海、JR西日本、JR東日本の比較でよく言われるのは、収益比率です。 JR東海の儲けは大半が新幹線によるものです。もちろん東京・大阪間の新幹線ですね。 JR東海は東海道新幹線で莫大な利益を上げています。

 JR東日本は山手線などの在来線で莫大な利益を上げています。 首都圏の在来線は、3000万人が利用していますからものすごい売上があります。 また新幹線の東京駅はJR東海ですが、新幹線の改札を出るとJR東日本の所有するショッピング街が広がっています。

 JR西日本は収益比率のバランスが取れており、大阪・博多間の新幹線、大阪環状線などの大阪・京都・神戸を走る在来線で利益を上げています。 和歌山の白浜や鳥取など観光地、リゾート地もJR西日本の管轄内ですので、在来線の特急も大きな収益源です。

 

私鉄への就職

 鉄道会社への就職の場合、JRだけでなく私鉄もじゅうぶんにもうかっており、 私鉄だからといって待遇が悪いなんてことはありません。 また、私鉄はその地域が主な仕事場ですから、原則として転勤がありません

 私鉄は年収が高く、安定しており、転勤もない・・・ 通常、就活生が志望する私鉄は東京や大阪、名古屋などの大都市の鉄道会社です。 私鉄に就職すれば都会から引越しをしなくていいのです。

 私鉄の人気が出ないわけがありませんね。ライバルの就活生は非常に多いです。 その一方で、私鉄の採用人数は少なく、事務系だと10人程度です。

 私鉄の採用人数が少ないために就活は激戦区となり、 自然と高学歴が集まります。内定者の大半は東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、 神戸大学、一橋大学などのハイレベルな戦いになります。

 私鉄は選考が早く、他の業界が面接を始める6月1日より前に面接が始まります。 かなり早い段階でエントリーシートを完成させ、WEBテストを受験する必要があります。 さらに言うと、私鉄への就職の場合、3月1日に就活が始まった段階ではすでに遅いです

 私鉄はインターンシップへの参加が必須です。 もちろんインターンシップに参加しなかったからといって即座にエントリーシートを破り捨てられるわけではありません。 しかし、採用人数が少なく志望者が多い私鉄。インターンシップで自分をアピールしておかないと、 面接に進める可能性は低いです。

 

私鉄総合職は本当に勝ち組?

 私鉄総合職に就職すると、「転勤がない」「年収が高い」ことを理由に、勝ち組だと表現されることが多いです。 しかし、本当に勝ち組なのでしょうか

 というのも、「東急ハンズ」ってどこにでもありますよね。 「阪急百貨店」は東京にもありますし、京王プラザホテルも全国にあります。 特に日本は人口減少の国。そのまま1つの地域に引きこもってるわけにはいきませんよね。

 私鉄に就職したからといって、転勤がないとは言い切れません

 ビジネスの成長余力を考えると、「鉄道」「不動産」の2つがメインの資産ですが、 メーカー企業と比べると「場所」に縛り付けられてしまう分、将来性に乏しいとも言えます。

 大都市をつなぐJR各社はともかくとして、「関東」「関西」と特定の大都市にのみ依存した集客では、 やはり限界があります。「そのエリアでしか強みが発揮できないのに、外にも出ていかなければならない」というのは困難を伴うでしょう。

 ビジネスが成長しないということは、昇給に期待できないということです。 最低限インフレ率を上回る成長をし、それだけの分以上に昇給を重ねていかないと、 額面がそのままでも実質的な給与カットになるわけです。

 私鉄に限らず鉄道会社に就職したら、新たなビジネスをあなたが考え、 それを成長産業としてリードしていかなければなりません。決して楽な仕事ではないでしょう。

 

鉄道業界の強み

 鉄道業界が他の業界に対して、または鉄道会社間でどのような強みを持っているのか解説します。 鉄道業界は「鉄道路線」と「不動産」という強力な資源を持っており、他の業界を圧倒する他、 業界内でも地域ごとの優劣があります。

 就活では「なぜこの会社を選んだのか」の他に、「なぜ鉄道業界なのか」も問われますから、 「鉄道業界の強み」は「他の業界に対して」「他の鉄道会社に対して」の両方を知っておく必要があります。 以下ではその2つをそれぞれ解説します。

 

他の業界に対する強み

 鉄道業界は主に不動産業界と競合しています。鉄道事業の本質は「人の流れ」をつくるところにあり、 鉄道で人の流れをつくり、駅ビルのショッピング施設に利用者が集まってくれれば、 テナントから高い家賃がとれるというわけです。

 不動産会社も「人が集まる場所」をつくるのが仕事であり、魅力的なビルを建て、 テナントを厳選したショッピング施設やオフィスビルを運営して賃料を取ります。 この意味では鉄道業界と不動産業界は競合しています。

 ですが、鉄道業界は鉄道という他にはマネのできない資産があり、「駅直結」「専用の改札」「駅ビル」といった、 立地において大きな強みを持っていて、急行や快速の停車駅を自分で決められるため、 人の流れをつくる面でも大きな強みがあります。

 不動産業界が主導してつくった街には「武蔵小杉」がありますが、 JRが開発する余地を残しておかなかったためにJRが駅を拡大できず、 朝は改札に行列ができるほど悲惨な街になってしまいました。

 一方で鉄道業界が主導してつくった街には「品川」「池袋」「渋谷」などがあり、 大きな駅、ターミナルビルを中心に便利で快適な街ができています。

 

業界各社の強み

 鉄道業界で最も強いのがJR東海です。 東京・名古屋・大阪という三大都市を新幹線でつないでおり、この大動脈を独占しています。 リニア新幹線ではJR東日本が開発しきってしまった東京駅を避け、品川駅を終点にすることで品川をJR東海の街にしようと計画しています。

 名古屋はもちろん品川も、新大阪も手中に収めることになり、不動産事業も今後将来性が高いと言えるでしょう。

 JR東日本はなんといっても首都圏の在来線について多大な強みを持っています。 他の私鉄と路線は競合しておらず、主要な都市間はすべてJR東日本でつながっていて利便性が高いのです。

 さらに他の私鉄の終点がJR東日本の管轄内なので、私鉄が頑張ればJR東日本も儲かるというシナジー効果も発揮します。 ハッキリ言って「金のなる木」です。

 JR西日本は新幹線と在来線の収益のバランスが取れている会社です。関西圏の在来線で儲け、 中国・九州地方への移動も新幹線が便利です。関東に比べて人口が少ないためJR東日本ほどではありませんが、 在来線も金のなる木、新幹線も金のなる木です。

 しかしJR西日本の新幹線は非常に路線が長く、福岡に関しては空港アクセスが良すぎるため格安航空と競合することになります。 利便性・快適性でどれくらい勝負できるかというところがカギになってきますね。

 各私鉄は住宅地と都心のターミナル駅を結び、管轄内の住宅地の通勤客や買い物客を独占できます。 ターミナル駅はJRも開発を頑張ってくれますので、沿線の住宅地を開発すれば開発するほどJRとともに儲かることができます。 加えて沿線の中間駅を開発すれば独占的な街もつくれますから、どの会社でも独占地域がある強みがありますね。

 そんな中で特に注目したいのが東京メトロ近鉄そして名鉄です。

 「山手線の内側には地下鉄しか走らせない」という古くからの方針があるために、 山手線の内側については東京メトロが独占しています。都心の一等地すべてを網羅しているため、 今後の不動産開発について大きな強みがありますね。

 近鉄は私鉄でありながら広大な管轄をもっており、大阪と名古屋という大都市間を結んでいるのはJRを除き、近鉄だけです。 大阪では主に南大阪を管轄し、天王寺に「あべのハルカス」という巨大なビルを建設し、名古屋からもお客さんを呼ぶことができます。 また三重の観光地も近鉄の管轄内ですから、「しまかぜ」のように観光専用の特急を走らせ収益をあげています。

 名鉄は非常に強い会社で、昔は「国鉄と路線を競合してはならない」という決まりがあったにもかかわらず、 岐阜・名古屋間でJRと競合させ、JR東海の客を奪うという非常に挑戦的な会社です。 車内の快適性で名鉄がJR東海を圧倒しており、ハッキリいって名古屋は「名鉄帝国」です。

 JR東海が在来線であまり利益をあげられていないのは名鉄のせいといっても過言ではないでしょう。

 

鉄道業界の志望動機

 鉄道業界志望動機は難しいです。 鉄道会社は狭き門ですので、それだけ目立つエントリーシートを書かなければなりません。 なおかつ鉄道会社にふさわしい志望動機が求められます。

  • 公共性が高く、人々の暮らしを支えている会社
  • 人々を運ぶことで社会に貢献できる鉄道会社
  • 鉄道の利便性や安全性の向上が人々の暮らしを豊かにすること
  • 人に夢や感動を与えること
  • 人々の当たり前の日常を守っていくこと
  • 旅で訪れる人や地域で暮らす人々の「頼れる存在」になること
  • 街を活気づけること
  • 地元に貢献できる仕事
  • 人をつなげることができる仕事
  • 人々の生活の根底を支える仕事
  • 縁の下の力持ちとして社会を支え、社会全体に貢献すること

 

鉄道オタクが就職できない理由

 まず、単なる鉄道オタクは鉄道会社に就職できません。落とされます。 鉄道が好きなのが問題なわけではありません。実際に就職すると、 「実は鉄道オタクでした」という人も多いようです。

 問題なのは、志望動機が「鉄道好き」な場合です。 鉄道会社とはいえ、総合職で就職するわけですから、鉄道が好きなだけでは、いらない人材です。 必要な人材は「鉄道という資産を使ってビジネスをする」人です。

 鉄道を実際に動かす人、運転士や駅員などは現業職の仕事です。 総合職は鉄道を使って別の事業をするのが仕事なのです。 (もちろん企画切符で利用者を増やすという仕事もありますが)

 例えば駅を開発してアミューズメント施設を併設し、利用者を呼び込むとか、 鉄道利用者のニーズや客層を分析して商業施設を建てたり、 新駅の設置で新たな人の流れをつくって周辺の地価を高めたりと、 鉄道をツールとして使用し、何かをしたいという志望動機が求められるのです。

 要は目的と手段の問題です。手段が目的になってしまっている人は落とされます。

 鉄道会社の社員の好きな言葉は「人の流れを作る」です。 JRでも私鉄でも、たいてい人の流れを作る会社だと言っています。 これをキーワードとして志望動機を書くのが良いでしょう。

 噂のレベルでは、鉄道会社は鉄道オタクにたびたび迷惑しているので、 単に「鉄道オタクそのものが嫌い」と言われることもあります。 「鉄道が好き」というアピールはしないに越したことはないでしょう。

 あくまでも「鉄道という資産が好き」レベルにとどめておきましょう。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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