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事務系総合職とは?|仕事のキツさ・将来性・求められる力を解説!

 新卒が事務系総合職として就職するための、仕事のキツさ・将来性・求められる力に加え、志望動機の書き方などについて解説しています。



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事務系総合職とは?

 事務系総合職とは「文系の仕事」を担当する経営幹部候補生を意味します。 例えば営業・経営企画・経理・法務・人事・広報・総務など「理系ではない仕事」に就き、そこで管理職や経営者を目指す「エリートコース」です。 「事務系」とは「技術系」に対して設定された言葉であり、一般職のする「事務職」とは意味が異なりますので注意してください。

 大卒就活では「文系は事務系総合職」「理系は技術系総合職」で応募するものであり、 これらが社内に存在する「一番の出世コース」です。

 

仕事内容

 事務系総合職の仕事内容は、「売れる仕組みをつくること」と「会社を維持すること」の2つです。 ここでは自ら考えて企画を立案し、実行する能力が求められます。いずれ経営者になることが期待されている職区分ですから、 「主体性」や「当事者意識」がキーワードになります。

 営業や経営企画は「売れる仕組みをつくる」仕事です。 市場調査をし、売れる製品のコンセプトを考えます。必要な機能や品質を決めて、価格を設定し、販路を決めて売り込みます。 契約から納品・支払いまで顧客と会社のコミュニケーションを円滑にする役割であり、その仕事が会社の売上に直結します

 経理・法務・人事・広報・総務などをまとめて「間接部門」と呼びますが、こちらは「会社を維持すること」が使命です。 経理はただ「売上や経費を計算する」だけでなく、入出金を管理して「経営資源を捻出する」という任務があります。 法務は会社の違法行為を阻止し、契約書を審査して「不利な条件」を飲まされないようにします。

 このように「売る」「計算する」という仕事を単体で捉えるのではなく、 会社の売上や経営資源など高い視点経営者の権限の一部を実行するのが役割です。

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年収

 事務系総合職の年収は、約500万円から1000万円が主流です。 例えばメーカーでは、初年度こそ年収400万円台ですが、毎年の昇給や残業代が加わって、2年目には500万円、5年目には600万円と年収が増えていきます。 会社にもよりますが課長で800~900万円、部長で1000~1200万円と、順当に出世すればいずれ年収が1000万円を超えます。

 昇給スピードや役職への就きやすさは「技術系総合職」と同じであり、事務系と技術系のどちらが優れているということはありません。 勤続5年で主任、10年で課長補佐(係長)、15年で課長というスピードで昇進し、年収も伴って上がっていきます。

 業績に応じてボーナスが支払われますが、年収はこれ次第で決まる側面があり、 「経営幹部候補生」という責任の重さから一般職・現業職に比べて金額が上乗せされる傾向があります。 大手メーカーでは「基本給の6ヶ月分」などの高い水準で支払われ、「業績向上のリターン」が用意されていると言えます。

 商社や証券・銀行では30代で年収1000万円に到達し、2000万円も夢ではない高待遇が用意されています。 これももちろん「事務系総合職の責任の重さ」に応じたものであり、 その分「経営者目線」や「主体性」「当事者意識」を求められることになります。

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一般職との違い

 事務系総合職と一般職の違いは、その職責の重さと仕事の難易度、それに応じた待遇です。 前者は「経営者の権限の一部」を代行するものですが、一方の一般職は「目の前の仕事」をこなす役割です。 一般職は「事務職」とも呼ばれますが、事務系総合職の指示に従って書類作成や備品の管理などを行います。

 一般職は「経営者目線」を求められず、指示命令に従って簡単な仕事をこなします。 電話受付や入出金伝票の作成、データ入力、備品の管理、会議室の準備など、 悪く言えば誰でもできる仕事スキルのいらない仕事頭脳を使わない仕事を担当します。

 その「仕事の楽さ」が待遇となって跳ね返ってきます。 昇給はほとんどなく、昇進も総合職に比べて倍以上の時間がかかります。 「経営者目線」がないため、管理職にあがることもありません。

 これが「事務職」と呼ばれることもあり、「事務系総合職」と混同してしまいがちですが、しっかり分けて覚えましょう。

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一般職と総合職の違い

 

事務系総合職に求められる力

 事務系総合職に求められる力は、次の3つです。

 経営幹部候補生として必要な能力であり、出世するにはもちろん、就職段階でもその素養が求められます。 以下ではこれら必要なスキルの意味と、就活でどうアピールすればいいかについて解説します。

 

1.主体性

 事務系総合職に求められる力として最重要なのが、「主体性」です。 具体的には「ビジネスの主役であるという自覚」を持ち、「どうすれば利益を増やせるか」を常に考え、 問題意識をもって「ビジネスの改善・提案を自らの意志で行う」という能力が求められます。

 この職区分は「経営幹部候補生」ですから、単なる従業員ではなく「経営者側である」という前提に立たなければなりません。 ですからビジネスを自分事として捉え、そのビジネスを通じて社会に価値をもたらす強い意志が必要です。

 簡単に言えば「給料やボーナスを増やすために自分で儲かる方法を考える」ということです。

 例えば現業職のする「溶接工」では、それをいくら頑張ったところで「儲かるか」というと限界があります。 一般職の「入金伝票の作成」でもやはり、売上や利益率には影響しません。

 ですが事務系総合職は、営業なら「高く契約する」、経営企画なら「もっと高いお金を払ってもらえるビジネスを展開する」というように、 「儲かるための仕事」ができます。給料やボーナスが増えるのも、その頑張り次第です。 「自分は儲かるための仕事をしている」という自覚こそが、「主体性」という能力なのです。

 就活では「自己PR」のネタとして、「自分がやりたくてやったこと」を書くことが、主体性のアピールになります。 間違っても「やらされたこと」、例えば大学の単位を取る・アルバイトのレジ打ちを完ぺきにこなすなどを書いてはいけません。

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2.リーダーシップ

 次に重要な素養として「リーダーシップ」があります。 将来的に課長・部長・取締役と階級が上がり、部下が増えていきます。 そのため、部下がついてくるような、また「ついていきたい」と思わせるような能力が求められます。

 ですが、新卒の段階ではあまり難しく考える必要はありません。 部下ができるのは入社10年以上が経過して「係長」や「課長」などの役職がついたときです。 若手の間は、後輩に仕事を教えたり、同僚の仕事の進捗を気遣ってあげたりと、そういう優しさ・気配りが評価されます。

 就活では「目標に向かってみんなを導いた経験」を問われることが多いです。 これは「経営理念に向かって部下を導く」という管理職の素養をチェックされているのであり、 まさにリーダーシップをアピールさせる質問です。

 もちろん学生時代の話ですから、大したエピソードは必要ありません。 「奨学金がほしいから、各講義で友達をつくってノートを交換し合って好成績を狙う『奨学金ゲット会』をつくった」 というようなもので十分です。

 

3.コミュニケーション能力

 事務系総合職には「コミュニケーション能力」も求められます。 上司や部下・他部署の社員だけでなく客先・外注先といった社外の人とも連絡を取ることの多い仕事です。 「必要な情報」を「伝える・聞く」というスキルは必須です。

 加えて「お客様アンケートを解釈する」「市場調査を解釈する」といった読解力・理解力も必要になります。 「儲かるための仕事」ですから、お客さんが飛びついてくるような商品を生み出すためには、 お客さんが何を考えているのか、その本質を見抜けなければなりません。

 ですが、これらは入社後に鍛えていくスキルです。 学生の時点で「知らない人とうまく話せない」のは当たり前で、「誰とでもすぐに仲良くなれる」なんて能力は求められていません。

 では新卒採用の段階で何ができていればいいのかというと、 「聞かれたことに正直に答える」ことと「相手が何を考えて発言しているのか考える」ことです。

 面接では自分を良く見せたいがために「知ったかぶり」をしてしまいがちです。 痛いところを突かれたときに「ごまかす」のではなく「勉強不足でした」と自分の未熟さを認められるかどうかが、 「コミュニケーション能力がある」と認定されるポイントです。

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事務系総合職はきつい?

 事務系総合職はきついです。ただ仕事をすればいい一般職と異なって、 売上や利益など「経営者目線」が要求され、仕事の範囲に際限がないためです。 四六時中ビジネスについて頭を悩ませ、残業や休日出勤ももちろんありますし、ノルマだってあります。

 例えば営業なら、契約件数はもちろんその契約金額によって会社の利益が決まります。 利益が出なければ給料の原資がないということですから、高くたくさん売ることが必須です。 加えて工場の稼働率にも気を配らなければならず、1年を通じてまんべんなく受注し続けるという難易度の高いことを要求されます。

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 間接部門は楽かのように思われがちですが、そうではありません。 例えば経理なら、経営計画や採用計画に従って「設備投資」「人件費」などを捻出しなければなりません。 ですが、現金が底をつけばその時点で会社は倒産します。

 入出金のタイミングを整理して、時には入金を早める・出金を遅らせるように関係部署と連携も取って、 現金が底をつかないギリギリのラインを見極めなければなりません。 これは極めて責任の重い仕事であり、失敗すると会社がおしまいです。

 同様のことが法務や人事にも言えます。これらは会社の維持に欠かせない役割であり、 失敗すると経営が傾きます。その全責任を負っているが事務系総合職という仕事であり、 そのストレスは尋常ではありません。

 就職四季報などで「平均残業時間」が公表されている企業も多くありますが、 残業がほとんどない一般職・あっても1日2時間程度な現業職に対して、平均残業時間を引き上げているのは総合職です。 その責任の重さゆえに1日2時間では済まないことが多く、月40時間~60時間を超えることも珍しくありません。

残業はイヤ?実は無いほうがキツいぞ!~実体験を元に解説

 有給休暇は「使わせてもらえない」というより、「使っている暇がない」という感覚です。 コンプライアンスや働き方改革が叫ばれる昨今、会社からは取得を促されます。 ですが、「売上のために休みたくない」と思うのが事務系総合職という存在です。

 その分、待遇は優遇されます。大手企業なら年収1000万円にはいずれ到達しますし、 中堅未満でも利益が上がればボーナスとして跳ね返ってきます。 うまく昇進して管理職になれば、率先して定時退社・有給取得をしなければならない立場にもなります。

 しかし、こんな生活に耐えるには、それが楽しいと思える会社を見つけなければなりません。 想像もつきませんよね。仕事はなんでもかんでもツラいものだと思ってしまいますよね。 そんなツラいだけの人生を防止するのが自己分析です。

 

志望動機

 事務系総合職の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 これには「その会社の経営者としての素質」をアピールする他に「ツラいだけの人生を防止する」という意味もあります。 人はなんでも、好きなことでないと身が入らないと思います。 「好きなことが会社のビジネスと一致している」ほど仕事のツラさがマシになります。

 それは採用担当者もわかっていて、「会社のビジネスを自分事としてとらえる」という経営者の素質を見抜くために、 エントリーシートを必ず以下の三部作構成にしています。

 「将来の夢を会社のビジネスで実現する」というストーリーを語るのです。 「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていきます。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!

 加えて、志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

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【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

 

将来性

 事務系総合職の将来性は、営業だけが高いです。 営業は契約・進捗管理・入金だけでなく「財務的な知見」や「技術的な知見」「人心掌握術」など、経営に必要なすべてが身につきます。 それに対して学生に人気の間接部門は、いずれAIに取って代わられる分野です。

 特に近年ではマーケティングの重要性が認識され始めています。 かつての「高性能・高品質」だけを追求すればいい時代は終わりました。 今後は人心掌握が必要になり、「ブランド戦略」を採って行かなければなりません。

 ただ、日本社会にはマーケティングの概念がなかなか浸透しなかったため、日本の営業スキルはまだまだ低い状態にあります。 逆に言えば、マーケティングを今から学べば社会に必要とされる人材になれるわけです。

 現にP&Gからはマーケターが役員待遇でヘッドハンティングされる事例が相次いでおり、 USJや資生堂、キリンビール、マクドナルドなど様々な会社がほしがっています。 一生食うに困らないスキルだと言うことができます。

マーケティングって何?将来性のすごい文系最高峰スキル

 もちろん独学で営業に活かすということもできますが、やはりこの分野に強い会社に就職するのが一番です。  マーケティングに力を入れている企業といえば上述の「USJ」や「資生堂」「キリンビール」の他に、 「日産自動車」「花王」などが挙げられます。

 特に国内では味の素・サントリー・日清食品が非常に強力ですから、学生の方は要チェックです。

 

10月の今から最短で内定をもらうには?

 

人事部長「すばらしい!君のような新卒がほしかった!」

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 しかし、「メールがたくさん来て面倒」どころかプロフィールを充実させないとスカウトが来ません。 入力度が80%に達してようやく1通来るというイメージです。しかし、届いたスカウトは本物です。

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「実はもう内定あるんだよね」内定直結の合同説明会

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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