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【稲畑産業の就職対策】難易度・倍率・学歴フィルターなど

会社名就職難易度
稲畑産業穴場

1.0 / 5.0
売上高
8378億円
平均年収年間休日
1077万円124日
採用人数初任給
15名学部:300,000円
院卒:315,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。

参照:稲畑産業|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 稲畑産業の選考フローは以下の通りで、3月開始です。

  1. ES提出
  2. グループディスカッション
  3. 一次面接
  4. 筆記試験・適性検査
  5. 二次面接
  6. 最終面接
  7. 内々定

 インターン優遇の早期選考があります。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →稲畑産業の採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

就職難易度穴場

 稲畑産業の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は約18倍で、学歴フィルターは「地方国公立以上」と考えられます。 採用大学は次の通りです。

文系青山学院大・立教大・法政大・学習院大・同志社大・関西学院大・東京学芸大・成蹊大・ウェストバージニア大・ハワイ大
理系大阪大・同志社大・筑波大・近畿大・京都薬科大

 海外大学・旧帝大・MARCH・関関同立がボリュームゾーンですが、成蹊大や近畿大からの採用もあります。 リクナビプレエントリー数から推測すると、応募者数は450人程度と就職人気が低いです。

 一方で就職四季報によると、総合職平均年収が1077万円、30歳年収が761万円と大手メーカー(600~700万円)を上回る待遇があり、 その上で残業時間が月18.1時間、有給取得率60%とホワイト企業であり、就職できれば勝ち組だと言えます。

インターン優遇あり

 インターン優遇の早期選考があります。その場合、グループディスカッションが免除されます。 同社は倍率が低いとはいえ高学歴エリートが集結し、特に総合商社と併願する学生が多くいます。 ゆえに、優遇ルートに乗るのがもっとも内定が取りやすいと考えられます。

 また、「化学品」という商品がわかりにくい部分がありますので、 ぜひインターンに参加して仕事理解・社風の理解を進め、志望動機につなげましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

TOEIC足切りなし

 稲畑産業はTOEICスコアによる足切りはありません。 ですが、同社は海外売上比率60%に達しており、仕事では日常的に英語を使います。 特に入社3年目には海外拠点での研修があり、全員英語が必要になります

 そこでスコアが取れなくても受験しておいて「英語力の低さを痛感したので現在勉強中です」と言えるようにしておきましょう。

数字で知るWORLDWIDEな働き方|稲畑産業

 

面接

面接回数3回

 稲畑産業の面接は、3回実施されます。質問内容は次の通りです。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 面接では「ガクチカ」「志望動機」「志望度の確認」といった定番質問に加えて、あなたがどれだけ挑戦を楽しめるかが見られます。

 稲畑産業は化学品の商社でありながら、食品など生活産業にも進出し、海外の未開拓エリアにも果敢に挑戦している企業です。 こうした社風にマッチする学生を求めており、面接でも「挑戦を楽しんだ経験」や「困難を乗り越えた経験」が深掘りされます。

 特に「就職活動の軸」は、挑戦を続けられる環境かどうかという視点で語れると、説得力のある志望動機につながります。 また、「なぜ稲畑産業か」については、未開拓市場への興味生活産業の川上~川下までを担う事業創出への共感を盛り込みましょう。

【就職活動の軸とは?】例の一覧118選|10秒診断あり!

 

エントリーシート

ES設問1本

 稲畑産業のエントリーシートは、次の2本のうち、1つを選択して回答します。

 いずれを選ぶ場合も就職活動の軸を設定し、「軸の実現のために取り組んだこと」を書くと、志望動機につなげやすくなります。 私の場合「価値創造での社会貢献」という軸を設定し、次のように回答します。

就職活動の軸価値創造での社会貢献がしたい
自分だけの経験サークルでのゲーム制作のためにイラスト制作に挑戦し、さらに公開用WEBサイトの制作ではPHPやJavascriptといったプログラミング言語にも挑戦した。
ターニングポイント大学祭でのプレイ人数目標の設定。価値創造を数値化して取り組むことで、市場調査やユーザー体験など重視すべきポイントがいくつも見つかり、視野が広がった。
学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!

 「自分だけの経験」というと難しいようですが、「単純な経験」を「ゲーム×イラスト×WEBサイト×プログラミング」とかけ算していくと、まったく同じことをしている人はどんどん減っていきます。 同社は隣接事業や未開拓領域への挑戦が得意な会社ですから、メインの活動(ここではゲーム制作)に関連して挑戦する領域を増やしていった経験を書くとよいでしょう。

 ターニングポイントも「軸の実現」という観点で「成長したこと」や「想いを強くしたきっかけ」を書きましょう。 私の例の場合、「価値創造」に役立つ気づきについて述べています。

 このように、「軸の実現」という観点で回答を統一することで全体的に説得力が生まれます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、詳しいやり方は次の関連記事で解説しています。

【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!

志望動機

ポイント社風への共感

 稲畑産業の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の挑戦的な社風に強く共感したためです。

 貴社は単なる商社にとどまらず、海外展開や隣接分野の開拓を積極的に推進し、新たな価値を創造する姿勢を貫いています。 特に、アジアを中心とした海外市場の拡大や、メーカー機能を持ちつつ新規事業に挑戦する姿勢に強く惹かれました。 こうした挑戦は、変化の激しい市場環境の中で企業が成長し続けるために不可欠だと考えています。

 私は学生時代、ゲーム制作に取り組み、イラスト・WEBサイト制作・プログラミングと隣接領域への挑戦を繰り返してきました。 特に、ユーザーのニーズを的確に捉え、異なるジャンルの要素を組み合わせて新しい価値を生み出すことを意識していました。 この経験から、既存の枠にとらわれずに新たな市場を開拓することの重要性を学びました。

 貴社のように、海外市場への進出や隣接分野の開拓を通じて価値を生み出す仕事に携わることで、私の創造力と市場分析のスキルを活かせると考えています。 貴社の一員として、グローバルな視点を持ちながら新たな事業機会を創出し、企業価値の向上に貢献していきたいです。

解説

 この例文では「挑戦的な社風への共感」を結論とし、自身の「ゲーム制作の経験」で根拠づけています。 同社は海外展開や隣接領域への進出によって規模拡大を図ってきた会社です。 そこでガクチカでは「隣接領域への挑戦」をテーマにしています。

 これら就職活動の軸・ガクチカ・志望動機を関連付けることで「社風との一致」に説得力を持たせられます。

 このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。

逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

稲畑産業の強み

強み挑戦的な社風

 稲畑産業の強みは、挑戦的な社風です。

 化学品・合成樹脂のトレードで成長してきた会社ですが、生活産業(食品など)に進出し、 さらに海外展開を加速させることで企業規模・業績を拡大しました。 現在では海外売上比率が60%ですが、次は70%を目指し、未開拓の東欧進出に着手しています。

 食品領域では農産物・水産物のほかに冷凍野菜・乾燥野菜など加工食品にも手を伸ばし、 川上から川下までのビジネス創出をしています。

 今後もM&Aを活用した事業領域拡大、生活産業分野の売り上げ拡大、海外での化学品事業の拡大を狙っており、 新領域への挑戦未開拓エリアへの挑戦が同社のキーワードになっています。

 トレード業務について詳しく知りたい方は、次の関連記事も併せてご覧ください。

転売屋と商社の違い|転売に正当性などない!

競合他社

 稲畑産業の競合他社は主に総合商社と化学品専門商社です。

 化学品は半導体向け・自動車向けで需要が旺盛なため、さまざまな企業が参入しています。 各社の商品ごとの強みを理解するのは非常に困難ですから、社風での比較をするのがおすすめです。

穴場【専門商社100社の就職】難易度や選考対策を解説!

弱み

弱み競合が多い

 稲畑産業の弱みは、競合が多いことです。

 八大総合商社に加えて長瀬産業の9社が、稲畑産業より巨大な競合として存在感を誇ります。 商社はどれだけ「同じものをほしがる顧客」を抱えているかが勝負のカギですが、競合が多く、特に国内での成長は難しいです。

 これに対して同社は海外展開新領域の開拓という対策をとっており、 企業規模を拡大することに成功しています。ゆえに、稲畑産業の将来性は高いと言えます。

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ