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【就活】豊田通商の就職難易度|強みや志望動機の書き方!

豊田通商の就職難易度

 豊田通商の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名豊田通商
就職難易度極めて高い
売上高10兆1889億円
採用人数120名程度(総合職)
初任給学部卒:285,000円
院卒:305,000円
平均年収1262万円
年間休日日数言及なし
経営理念人・社会・地球との共存共栄をはかり、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す

参照:豊田通商|有価証券報告書(売上高・平均年収)

参照:豊田通商|募集要項(初任給・年間休日)



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就活情報・選考の流れ

 豊田通商の選考フローは、3月にES提出・WEBテストを受験して、6月から3回の面接というプロセスを経て内定へ至ります。 インターン参加者向けの優遇選考やリクルーター面接は実施していませんが、会社理解のためにはインターンへの参加はおすすめです。

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

 就職難易度は、極めて高い

 豊田通商就職難易度は、極めて高いです。 大人気の総合商社であり、給料が高いなど待遇面も優れるため高学歴ハイスペックな就活生の応募が殺到するためです。

 採用大学は東大・京大をはじめとした旧帝大・有名私大・海外大学で占められ、 かつ内定者のスペックは留学経験・起業経験(NPO法人・会社)もある「バイタリティのある学生」ばかりです。

 こういった学生ですらインターンシップで活躍しなければ、なかなか選考本番にも進むことができません。 学歴フィルターは「MARCH以上」だと思っておきましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 必ずしもそのような華々しい経験が必要というわけではありませんが、 経営者として必須の「洞察力」「創造力」「行動力」が必要です。 OB訪問をするかどうかで悩むようでは、まず内定は無理でしょう。

 ただし、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、 留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。

 豊田通商に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

面接

 面接は、3回

 豊田通商の面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

面接でコミュニケーション能力を高く見せる必殺技

 同社では、リクルーター面接は行っていません。 エントリーシートを提出した後は少し時間をおいて、6月1日から面接が始まります。

 面接は3回行われ、雰囲気は終始和やかなようです。 ですが、なぜ総合商社なのかなぜ豊田通商なのかは必ず問われますので準備しておきましょう。

 面接の内容は基本的にエントリーシートの内容に沿ったものです。 学生時代頑張ったことなぜこの会社を選んだのかですね。 幸いにもエントリーシートにかける時間はリクルーター面接がない分、余裕がありますからしっかり練りこんでいきましょう。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

 「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!

 豊田通商へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 ESのお題は「あなたの将来の夢や目標は何ですか。その上で豊田通商を志望する理由は何ですか。」 「最大のチャレンジとその理由、どう乗り越えましたか。」「これまでに周囲と協力をしながら成し遂げた最も大きな経験は何ですか。」の3本です。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 同社ESの場合、1つ目は「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」 2~3つ目は「学生時代頑張ったこと」ですね。 特に「なぜ総合商社なのか」「なぜ豊田通商なのか」は面接でも突っ込んで問われます。

 総合商社は基本的にどこも同じ事業を行っていて、細かい違いで志望動機をつくるのは無理があります。 そこで、経営理念・ビジョン・社風を理由にするのが一番です。 インターンシップやリクルーターへの質問などで「会社の性格」を見極めておきましょう。

豊田通商の採用ページ

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 豊田通商の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。

 同社の経営理念は「人・社会・地球との共存共栄をはかり、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」でした。 そして、「事業経営」がキーワードになってきます。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の国際的なビジネス展開と幅広い事業領域に強く魅力を感じたからです。 私は大学で経済学を専攻し、国際経済や貿易に関する知識を深めるとともに、ゼミ活動やインターンシップを通じて実務経験も積んでまいりました。

 特に、貴社が掲げる「全てのステークホルダーと共に成長し、持続可能な社会の実現を目指す」という理念に強く共感しております。 貴社は、自動車産業をはじめとする幅広い分野でグローバルに事業を展開し、多様な国や地域での社会課題解決に取り組んでいると伺っております。 このような活動を通じて、私は貴社の一員として社会に貢献したいと考えています。

 また、私はチームでの協力や問題解決において主体的に行動することが得意です。 大学時代に所属したプロジェクトでは、メンバーと協力して新規事業の提案を行い、実際にプロジェクトを成功させることができました。 これらの経験を通じて、業務の効率化やプロセス改善に貢献するスキルを培ってまいりました。

 貴社の事務系総合職として、国際的なビジネスの最前線で業務に携わり、貴社の成長と共に自身のキャリアを築いていきたいと考えております。 貴社の多様な事業領域での経験を通じて、私自身も多くのスキルを磨き、成長していけると確信しております。

 

解説

 この例では、就職活動の軸を「国際的なビジネス展開と幅広い事業領域」としていますが、これではまだ説得力が足りません。 そこで自己PRで「国際」「幅広い事業」に興味を持つに至った経緯などに触れるとよいでしょう。 また、取り組んだ内容自体も「海外経験」や「複数のアルバイト」のように「国際的幅広さ」を裏付けるものにするとより説得力が出ます。

 総合商社の就活では、志望動機が他社と似てしまうことが多く、また事業内容で比較することも難しいです。 そこでインターンシップや会社説明会、OB・OG訪問を通じて実際に感じた社風を志望動機に取り入れ、 最終的に「就職活動の軸と社風の一致」をアピールできればよいですね。

 このように、豊田通商の志望動機では「就職活動の軸」が必須になるため、予め自己分析によって作成しておきましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

【就活の軸】人事の心を打つ熱意あふれる答え方42例!

 「Unistyle」という就活サイトでは、豊田通商に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

豊田通商の強み・特徴

 商社は経営理念で比較しよう!

 豊田通商の強み・特徴は、経営理念である「人・社会・地球との共存共栄をはかり、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」に表現されています。

 豊田通商はトヨタ自動車グループの原料や設備等の調達、物流をサポートする会社としてスタートし、 海外の自動車販売網を展開するなどしていた「専門商社」の1つでした。 特にアフリカでは90年に渡って自動車事業を行ってきたため、アフリカでは非常に大きな影響力を持っているのが同社の強みと言えます。

参照:アフリカ|豊田通商

 そして2006年にトーメンと合併し、総合商社の1つとなりました。

 近年は資源ビジネスや風力発電など自動車以外の事業に力を入れており、 五大商社を追いかけています。

 元が自動車ビジネスで大きな存在ですから、総合商社としてはまだ成長途上ですが、 公式サイトによれば「総合商社」であることを前面に押し出しており、 また自動車で培ったグローバルネットワークを強みとして、今後が楽しみですね。

 いずれは事業投資から「事業経営」へと転換すると考えられ、 出資するだけでなくそもそも事業を商社で行う時代に突入するでしょう。

 総合商社に就職すると、仕事内容は商品の取引だけでなく、事業経営も業務になり得ます。 単なる「従業員」の姿勢で就職するのは難しく、 「創造力」「実行力」を持ったアクティブな学生が求められるでしょう。

 

仕事内容

 買えないものが買える、売れないものが売れる社会をつくること!

 豊田通商の仕事内容は「買えないものを買えるようにする、売れないものを売れるようにする」ことです。

 資源の輸入はもちろんですが、何より「需要家を集めて巨大ロットの発注」を作り出すところに総合商社の役割があります。 これにより日本企業は、言葉の通じない海外企業から安価に資源を調達することができます。 このように日本社会へ「買えないものを買えるようにする」のが総合商社です。

 その中でも豊田通商はアフリカ事業に強く、公式サイトにもわざわざアフリカ事業のページを用意しているほどです。 現地にもやはり「買いたくても買えない」人たちがいて、同社はそこに仲介することで「買えるようにする」という役割を担っています。

 今後内需拡大の難しい日本社会ですが、アフリカの成長力を取り込むことができる豊田通商は、将来性の高い企業だと言うことができるでしょう。 もし「転売屋」と区別がついていない場合は同社の理解の妨げになりますので、次の関連記事で確認しておきましょう。

転売屋と商社の違い|転売に正当性などない!

 

商社は事業経営の時代

 卸売りから事業経営への進化中!

 総合商社は「卸売業」に加え「事業投資」をしてきました。 先にも述べた通り、「買えないもの」をさらに買いやすくするため「株主」となって生産の上流工程に関わったのです。

 例えば原油の確保は日本にとって非常に重要です。何しろ先の大戦は世界的な保護主義政策や「ブロック経済」により、 原油をはじめとしたモノ不足が原因で起こりました。 これを確保するには、巨大ロットの発注をまとめあげるだけでは不安です。

 そこで、そもそも原油プラントをはじめたい新しい石油王に出資して、 優先的に売ってくれる原料屋さんをつくってきたのです。

 現在ではさらにもう一歩踏み込んで、そもそも事業を経営するというところからスタートしています。 要は、石油王に出資するのではなく、自ら石油を掘りに行くというわけです。

 この流れの一環で豊田通商は次々に新しい会社をたてては、豊田通商の社員が役員となって事業を経営しています。

 このように、バリバリビジネスをやりたいという就活生にとっては理想的な環境になっています。 なにせ新しいビジネスを思いついたら、社内で起業して社長にすらなれてしまうのです。

 そして、総合商社の新卒採用ではそのような気概をもった学生が求められています。

 

主要取引先

 豊田通商の主要取引先は、あらゆる事業者です。

 総合商社の一角であり、資源でも自動車でも日用品でも、どんな製品をも取り扱います。 そのため、どんな事業者とも関わることになります。

 BtoBビジネスにおけるデパートのような存在で、大手素材メーカーや部品メーカーと町工場、 大手メーカー同士、小売店、はたまた資源採掘業者とすら関わります。

 特に資源や素材部門に関しては海外業者とのやり取りで英語が必須になります。 また国内外の経営者層と話ができなければならないため、高いコミュニケーション力も求められることになります。

 海外出張や海外転勤に加え、国内転勤も日常茶飯事です。 子会社に出向することもあれば、本社にまた戻ってくることもあります。 果ては海外で経営者になるということすらあります。

 総合商社でしかできない経験はたくさんあるでしょう。

 また、トヨタグループの各社に対する原料・設備の卸業者としても側面が強く、 自動車関連のビジネスに携わる可能性が高いでしょう。

 

競合他社

 豊田通商の競合他社世界中の商社です。

 国内では他の総合商社、三菱商事や三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事などが競合として存在しますが、 海外売上比率の高い豊田通商は国内だけで争っているわけではありません。

 海外には海外の商社があり、さらに国内外の専門商社すらとも戦わなければなりません。 特に原油の関係ではJXTGホールディングス、出光興産といった石油会社もライバルになりますし、 とにかくパイの奪い合いです。

 ですが、豊田通商は世界で対等に戦える非常に強い企業です。 海外展開の不得意な日本経済ですが、総合商社は戦前から海外展開を続けており、 まったく劣ってはいません。

 そして、これからその戦いに身を投じるのがあなた自身なのです。

 

弱み

 豊田通商の弱みは、世界情勢とそれに伴う通貨の変動です。

 世界を相手にしたビジネスですから、世界情勢には大きく影響を受けます。 例えばイギリスのEU離脱では英国事業が影響を受ける上に、為替も変動しますからトレーダーとしての資質も問われます。

 条約や法律が変われば取引形態も変わりますから、常に世界中のニュースに敏感である必要があります。 トランプ大統領の発言、北朝鮮の事情、中東地域の紛争など様々な事件が密接に関わってきます。

 もちろん対策はあります。

 その対策の1つが、事業経営です。 そもそも事業経営からスタートすることで、商品の確実な調達先を確保し、 さらには日本にはない商品で勝負することすら可能です。

 現地でビジネスをする限りにおいては為替変動は関係ありません。 あとは国内に儲けを持ち帰るタイミングだけ気にすればいいのです。

 もう1つの対策が日本政府を巻き込むことです。 海外へのインフラ輸出では「ODA案件」として日本政府発で事業に乗り出します。

 政府の支援を受けて途上国で事業を行うことで、安全性を高めることができます。 代金の回収リスクも大幅に減少させることが可能です。

総合商社への就職|8社の業界研究・志望動機・平均年収

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同業他社の企業研究を見る

 

豊田通商のような優良企業に内定をもらうには?

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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