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面接で「熱意がない」と言われる原因|ESに問題アリ!

熱意とは?|志望動機や自己PRでの伝え方

 面接で「熱意がない」と言われる原因は、実はエントリーシートにあります。 「就職活動の軸」で内容を統一した上で「社風への共感」をアピールすることで、熱意を伝えることができます。 その具体的な方法や面接での振舞い方などを解説します。



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熱意がないと言われる原因

ポイント社風と軸の一致

 面接で「熱意がない」と言われる原因は、「社風」と「就職活動の軸」の一致をアピールできていないところにあります

 熱意とは、簡単に言い換えると「本気度」です。 何に対する本気度かというと、例えば「交通事故ゼロを目指す会社」なら「交通事故ゼロ」に対する本気度です。 会社が何を目指しているのかを研究し、同じ理想を追って生きていることをアピールする必要があります。

 熱意を伝えるためには、エントリーシートを作り直すことから始めなければなりません。

 

熱意が伝わるES構成

ポイント軸で内容を統一する

 面接で熱意を伝えるには、まずエントリーシートの構成を見直す必要があります。

 初めに「社風に一致した就職活動の軸」を設定し、次のように回答を「軸の実現」で統一します。

就職活動の軸価値創造による社会貢献がしたい
【就職活動の軸とは?】例の一覧108選と決め方
自己PR創造力。それにまつわるエピソードはガクチカを参照。
自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説!
ガクチカイラスト制作の経験。資産を持たない私でも価値創造ができると思い、取り組んだ。
【ガクチカ】イラスト制作の例文|強いエピソードにできる!
志望動機新たな価値創造を掲げる貴社の社風に共感したため。
なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説
挑戦したいこと貴社の技術力を活かし、照明や採光にこだわったラグジュアリーなマンション提案で価値創造に挑戦したい。
なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説

 例では「価値創造」をテーマにしましたが、このように回答を統一すると、どう見ても「価値創造人間」ですよね。 そして、「中期経営計画」や「経営理念」に「新たな価値創造」を掲げる企業にこの「価値創造ストーリー」を話せば、 自社の事業に熱意があると証明できるわけです。

 ちなみに、このような構成になる理由は、165社の面接で実際にされた深掘り質問を根拠としています。 次の関連記事では具体的に各項目にどんな要素を含めるべきかなどを解説しています。

 

1.社風と一致した軸を設定する

ポイント何を目指す会社か

 まず、社風を調査しましょう。

 中期経営計画採用サイトを読むと、会社が何を目指しているのかが書いてあります。 例えば、次のようなものが挙げられます。

 そして、社風と一致した軸を設定します。

例文

 私の就職活動の軸は、新たな価値創造で社会貢献をすることです。

 その後にインターンや会社説明会を控えている場合は、「本当にその社風があるかどうか」を質問して確認しましょう。

 

2.軸に関連したガクチカを書く

ポイント軸の実現のため

 ガクチカで「バイトリーダーを頑張った」のように「何のために頑張ったのか」という視点が抜けていませんか?

 面接では多くの会社で「なぜそれに取り組んだのか」「モチベーションの源泉は何か」が問われますが、 これを聞くと「圧迫面接だ」と叩かれがちなため、何も質問せずに落とす場合もあります。

 ここでは「軸の実現のため」という視点を取り入れ、「軸への本気度」をアピールします。

例文

 学生時代は、イラスト制作に力を入れました。新たな価値創造がしたかったためです。

 ガクチカの書き方については、次の関連記事で詳しく解説しています。

 

3.軸に関連した自己PRを書く

ポイント軸の実現に役立つ

 「新たな価値創造」を目指す会社には、価値創造に役立つ長所をアピールしましょう。 価値創造の例では、次のようなものが挙げられます。

 例えば「創造力」のアピールでは、次のように回答します。

例文

 私の強みは創造力です。イラスト制作の取り組みでは、「誰も描いたことのないシーンの創造」にこだわり、 かつ描く対象に深い愛情をもち、背景にあるストーリーを研究するなどしてキャラクターを表現しました。

 また「挑戦心」のアピールでは、次のように回答します。

例文

 私の強みは挑戦心です。ゲーム制作のサークル活動で、素材として使用するイラストが必要になり、率先して挑戦しました。 さらにゲームの公開用のウェブサイトの制作、関連してPHPやJavaScriptなどのプログラミング言語にも次々と隣接分野に挑戦しました。

 以上のように、軸に関連した長所を証明するエピソードを用意しましょう。

 

4.志望動機で社風と軸の一致をアピールする

ポイント社風と軸の一致

 志望動機では、社風と軸の一致をアピールしましょう。

 ここまでで「軸に対する本気度」を示しているので、「社風と軸が一致」していると述べれば、それが社風に対する本気度につながります。

例文

 貴社の中期経営計画に掲げられている「新たな価値創造」という目標に共感したためです。

 私は学生時代、一貫して価値創造に取り組んできました。 「新素材・新用途の提案」や「新領域への挑戦」を続ける貴社の社風は、私の生き方と一致していると感じました。

 また、インターンシップやOB訪問ではたくさんの社員の方とお話させていただき、 実際に「価値創造への熱意」が高いことが確認できました。

 以上より、貴社の一員として、新たな価値創造に取り組みたいと考えています。

 

5.挑戦したいことは軸の実現

ポイント軸の実現

 「入社後に挑戦したいこと」は、軸の実現です。

 「挑戦したいこと」は「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」の延長線上になければなりません。 ここで軸と関係のないことを話してしまうと、すべて無駄になります。 ES全体の一貫性を重視しつつ、志望先の事業内容を調査しましょう。

 例えば、私が例文で想定しているのは素材メーカーですが、 この業界のビジネスは「顧客の潜在ニーズ」を探って「付加価値の高い高機能素材」を開発・提案することです。 「開発」は文系の仕事ではありませんが、「ニーズを探る」「提案」という形で開発に貢献できます。

 そこで、次のように回答します。

例文

 入社後は、新素材・新用途の提案での価値創造に挑戦したいと考えています。

 貴社は高機能の商品群が豊富であり、研究開発力が高いと言えます。 私は学生時代の経験を活かし、「まだ顕在化していないニーズ」を探り、新素材・新用途の提案により、新たな価値創造を実現します。

 ここでのポイントは、ガクチカで得た学びを活かすことです。 このように「ガクチカ」と「挑戦したいこと」をつなげることで、話に一貫性が生まれます。

 

面接での熱意の伝え方

 面接での熱意の伝え方は、次の4点に注意しましょう。

面接で熱意を伝える方法

 最初に結論を述べるのは、エントリーシートと同様にビジネスシーンでの常識です。 結論のわからない話は頭に入ってこない一方で、結論がわかっていれば、 たとえ理由や具体例で言葉が詰まってしまっても面接官がリードしてくれます

 なぜなら、緊張で詰まる学生は珍しくなく、それは入社後に新人教育で鍛える能力だからです。 同様に明るく大きな声で話すことを忘れないでください。 声が小さくなると「自信のなさ」と捉えられてしまいます。

 加えて、エントリーシートの内容を丸暗記して臨んだ場合、「本心ではないから丸暗記したのだ」と思われてしまいます。 あえて「書いた通り」を外すことで、内容が本心であると認めてもらえます。

 上記の志望動機の例では、重要なのは「価値創造がしたい」ことです。 それが企業と一致していることさえ言えたら、あとは理由を付け足していくだけです。 話慣れている必要はないので、その点は安心してください。

 また、面接での立ち振る舞いのコツについては、次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

逆質問での熱意の伝え方

 面接では逆質問で熱意を伝えることができます。 「最後に一言」や「言い残したことなどはありませんか」などと聞かれた際に、効果的な質問を紹介します。

熱意が伝わる逆質問

 熱意の伝わる質問は、入社後のことを質問するのが良いでしょう。 多少前のめりではありますが、「この学生はもう内定をもらった気分だ」と思わせることができれば、 「内定を出せば迷うことなく入社を決めてくれそうだ」と入社意欲の高さを認めてもらえます。

 逆に次のような質問はNGです

 これらは面接官に「企業研究が不十分」と判断されたり、「回答によっては内定を出しても辞退するのではないか」と疑念を抱かせます。 また同様に、単に「御社が第一志望です」と言うのもやめましょう。志望動機で十分に言ったことのはずだからです。

 

熱意の伝え方のまとめ

 熱意を伝えるためには、エントリーシート全体を通じて一貫したストーリーをつくり、 具体的なエピソードで「志望動機の根拠」を示すことが重要です。

 企業研究では「その企業が事業を通じて何を実現しようとしているのか」を見極め、 またインターンシップやOB・OG訪問、会社説明会などを通じて社員と接触し、 社風を肌で感じましょう。

 こうすることでより一層、熱意を効果的に伝えることができます。

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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