MY就活ネット
リアルタイム閲覧者数:9人

これだけは実践してほしい!就活アドバイス

 2013卒としての就職・内定・起業を経験した筆者の私が、失敗経験を踏まえて就活のアドバイスをしています。 特に重要なのは「就職活動の軸」と「会社をたくさん探すこと」です。どのような対策を取るべきか知っておくと役立つでしょう。



おすすめ・人気記事

 

就活で一番大事なのは「将来の夢」

 就活で一番大事なのは「将来の夢」です。 これを別名「就職活動の軸」と呼びますが、これが「会社探し」「エントリーシート」「面接」のすべてに影響します。 最初にこれを確定させることが、最も重要です。

 なぜあなたは働くのでしょうか。多くの方は「生活費のため」だと思います。切実な問題ですね。 しかし、働く理由の本質は「生活費」ではないはずです。ただ家に住み、三度の食事をとるためだけなら、 なにも1日8時間(あるいはそれ以上)、週5日勤務なんて必要ないからです。

 それでもフリーターや自営業の道を選ばず就職するのですから、何か理由がほかにもあるはずです。

 「このような欲求を会社のビジネスで実現しましょう」というのが、就活の軸の正体です。 そして、企業はあなたの「就活の軸」と自社の「社風」が一致しているかどうかで、採否を判断します。 これについて詳しくは、次の関連記事で解説していますから、就活の最初に作成してください。

【関連記事】 【就活の軸】人事の心を打つ熱意あふれる答え方42例!  

会社を大量に探そう

 「将来の夢」を実現できそうな会社はどれくらいあるでしょうか。 そうです。さっぱりわかりません。世の中には無数の会社があり、どの会社が自分の夢の実現にあっているかなんて、 外からみているだけではわからないからです。

 実は、「大企業」だけで約1.2万社もあります。 しかし就活生の多くは「テレビCMで知っている」「普段利用している」などの理由で、「消費者に知名度の高い企業」に殺到します。 その裏で「ビジネス界で高く評価されている企業」を見逃してしまうのです。

【関連記事】 知名度で会社を選んではいけない|別にモテない!

 実は、「学生の間に自慢できる会社」と「ビジネス界で自慢できる会社」は違います。 前者に内定を取ってもたった1年しか自慢になりませんが、後者なら40年間自慢になります。 MY就活ネットでは、そのような「ビジネス目線での優良企業」を多数紹介しています。

【関連記事】 【新卒】企業の探し方18選|私が優良企業を大量発見した方法  

会社説明会に参加する心構え

 多くの就活生は、会社説明会に「ただなんとなく」参加しています。 中には「スタンプラリー」と勘違いして、参加した数それだけに価値があると思い込んでいる人もいます。 目的をもって会社説明会に参加しないと、ただの時間の無駄です。

 会社説明会は、その会社が自分の将来の夢の実現に適した会社かどうかを見極める、 就活生が行う会社の面接です。会社説明会では、あなたが会社を選ぶ立場です。

 将来性の高い企業かどうか、どんな目的をもっている企業なのか、 その企業が目指す世界観は何か、自分の興味のあるビジネスを行っているかどうかなど、見るところはたくさんあります。

 会社説明会での質問も、ただ目立てばいいという話ではありません。目立つために質問をするのではなく、 「自分の将来の夢の実現にその会社があっているかどうか」を見極めるために質問しましょう。 「質問加点」などありません。会社側も大量に押し寄せる就活生の1人1人を見ている余裕はありません。

 会社説明会は「会社へ好印象を与えるために参加する」「みんなが参加しているから参加する」のではなく、 「その会社が選考を受けるに値するかどうかを見極める」ために参加しなければなりません。

 そういう意味では、合同説明会は非常に有用です。 1つの会場に多数の会社が集っているのですから、1日で10社の説明を受けることも可能です。 興味のある会社、ない会社にかかわらず多数の会社の説明会を受けて、自分にふさわしい会社を見つけることができるのです。

 「会社の知名度」や「就職偏差値」「めんどくさい」に惑わされず、どんどんあなたが会社を面接してまわりましょう

会社説明会に大量参加すべきこれだけの理由|後悔しない就活

 

エントリーシートは事前に準備しよう

 エントリーシートの作成はめんどくさいですよね。 ですが、事前に「ストーリー化」しておくと作成が簡単になります。 実は、問われる項目はどの企業でも、以下の3項目が共通しています。

 言い換えれば「『将来の夢』実現ストーリー」であり、「ストーリー」として覚えておけば、 面接でも「丸暗記なし」で対応が可能になります。加えて提出日までに繰り返し自己添削をすることで、完成度を高められる意味もあります。

 すぐには「就職活動の軸」「自己PR」が思いつかないかもしれません。 ですが、次の関連記事で誰でも説得力あるESを書ける方法を解説していますから、 ぜひ参照してください。

【関連記事】 エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせるコツ  

選考に合格できないときの対処法

 最大限エントリーシートを完成させた上で面接に到達できれば、後は縁です。 面接に正解はありません。相手の質問の趣旨を理解し、その趣旨に応じた返答をするだけです。

 残念ながら落ちてしまった場合は、逆に入社していたら周囲の社員と気が合わず 残念な40年を過ごすことになっただろうと考えましょう。 面接で嘘をついて内定をもらってしまったら40年間にわたる残念な生活が待っているということです。

 また業界絞り、業界決定はあまりオススメしません。 自分では金融業界に向いていると思っていても 実はその会社だけでなく業界自体に向いていない場合もあります。

 その業界で働いたことなんてないのだからこういうことはあって当然です。 落ちたからと言って悲観する必要はありません。想像とは異なる業界だったということです。

 しかしその時、業界を絞っていたら悲惨なことになります。全落ちです。 不親切なことに説明会ではたいてい会社のいいところしか語ってくれません。

 その業界に向いているかどうかは業界人に判断してもらうしかないのです。 いろんな業界の会社の面接を受けて、判断してもらいましょう。

 コミュニケーション能力で悩む就活生も多いです。 緊張するのは当たり前です。多少アガってしまうのは構いません。 そんなことは仕事してるうちによくなります(某インフラ企業の採用担当の方談)。

 「緊張してる?」→「第一志望なのですごく緊張しています!!」とか言ってもいいんじゃないかと思います。 コミュ力で大事なことは、大きな声で話すことと、話をよく聞くことです。 就活生がしがちなコミュニケーション上の失敗は、「面接官の話を聞いていない」ということです。

 良く思われたいがためにいろいろ言いたくなりますが、言いたいことを言う時間はあとで用意されています。 自分を良くアピールしたい気持ちは抑えて、質問内容をしっかり理解して、その内容に沿って答えましょう。

 コミュニケーション能力についても専用のページを用意していますので、 そちらを参照してください。

 MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。

【関連記事】 【新卒】就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




×