勝ち組【NIPPOの就職】難易度・志望動機・社風を解説!
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
NIPPO | 低い 0.7 / 5.0 |
売上高 | |
4615億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
1015万円 | 日数言及なし |
採用人数 | 初任給 |
事務系:15人程度 技術系:65人程度 | 学部卒:270,000円 院卒:290,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:NIPPO|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
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NIPPOの選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接3回
- 内々定
ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →NIPPOの採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 低い |
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NIPPOの就職難易度は、低いです。 採用倍率は文系で約20倍・理系で約8倍で、学歴フィルターはありません。 ESが全通であり、属性による足切りが行われていないためです。採用大学は旧帝大からFラン大学まで幅広いです。
それでいて平均年収は1015万円と高く、「穴場の勝ち組企業」と言えます。 なんとなく売上高で比較してしまいがちなため、準大手ゼネコンが穴場になっています。 ぜひ次の記事もチェックしてみてください。
また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。
女性専用枠 | あり |
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ただし、採用人数のうち「文系7名・理系10名」の「女性専用枠」があり、男性に限ると文系8名・理系55名の枠を争うことになります。 またエリア総合職の採用も行っており、その場合は北海道、東北、関東、北信越、中部、関西、四国、中国、九州から勤務地を選ぶことになります。
NIPPOに必要なTOEICスコアは明示されていません。 事業のほとんどが国内ですから、仕事上必須というわけでもないため、TOEICが強みになるシーンは少ないでしょう。
ただし、今後の人口減少を考えるとODA案件などで海外事業を行う可能性もあります。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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NIPPOの面接は、回数は3回でいずれも個人面接です。面接内容はいずれも次のような質問がされます。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望理由
- 学生時代力を入れたこと
- 長所・短所
- 建設業界で特にNIPPOを選ぶ理由
質問は基本的にエントリーシート(ES)の内容に沿って進められますが、単なる受け答えにとどまらず、 自分の就活の軸と「将来のありたい姿」をリンクさせたストーリーを意識して話すことが重要です。
そのため、提出済みのESであっても、一度見直し、面接で話す内容と矛盾が出ないようにブラッシュアップしておくと安心です。
また、面接では「明るく、ハキハキと話すこと」が非常に重要です。建設業界は現場や人との連携が欠かせないため、 元気さ・素直さ・チーム意識など、人柄が重視されます。
仮に緊張してうまく話せなくなった場合も、正直に「第一志望で緊張しています」と伝えたほうが、誠実さが伝わりやすく、 面接官の印象も良くなります。
さらに、自分をよく見せようとしすぎるよりも、「理想の後輩像」を意識しながら、 素直な受け答えを意識すると、自然体での魅力が伝わりやすくなります。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
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NIPPOのエントリーシートは次の4本の質問で、いずれもオーソドックスです。
- 志望動機
- 学生時代に力を注いだこと
- 自分の短所や弱点について
- 自己PR
特に注意したいのが「自分の短所や弱点について」です。 「短所は長所の裏返し」や「ダメージの少ない短所」を選んでしまいがちですが、それでは「ミスをごまかす悪い新人」を彷彿とさせます。 本当に困る短所を選んだうえで、「克服しようと努力している姿勢」をアピールすることで評価が高まります。
短所の選び方については、「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。
また、「自己PR」は「長所とそれを裏付けるエピソード」を書くものです。 エピソード自体はガクチカから抜き出してよいのですが、長所は「志望動機」につながるよう、先に志望動機から書いておくと効率的です。
「学生時代頑張ったこと」も同様に、 志望動機では「社風への共感」への根拠づけとして、ガクチカのエピソードを一部引用して利用します。 そのためこれらを独立して書かかずに、セットで用意することが重要です。
このように志望動機を「就職活動の軸」「ガクチカ」を一連のストーリーにしておくことで、説得力が高まります。 ESのストーリー化については「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で解説しています。
志望動機の書き方
ポイント | 社風への共感 |
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NIPPOの志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。
私がNIPPOを志望する理由は、貴社の経営理念「わたしたちは確かなものづくりを通して豊かな社会の実現に貢献します」に共感したからです。 学生時代、私は災害復興ボランティアに参加し、被災地の復旧活動を通じて、地域社会にとって安全で確かなインフラがいかに重要であるかを実感しました。 特に、道や橋といった基盤が人々の暮らしと心を支える存在であることを学び、その価値を身をもって感じました。
貴社は道路舗装業界のリーディングカンパニーとして、ただのインフラ整備にとどまらず、地域社会の持続可能な発展や環境保全に配慮したものづくりを行っており、 私が目指す「安心と豊かさを提供する」という志と一致しています。
私は、ボランティア活動を通じて培った現場での課題解決力やチームでの協働力を活かし、貴社の一員として豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。 確かな技術と情熱をもって、地域社会に喜びと安心を届ける道づくりに携わりたいです。
この例文では「経営理念への共感」に説得力を持たせるため、自身の「災害復興ボランティア」の経験を使用しています。 同社は道路舗装の最大手であり、災害復興とは大きな関連性のある企業です。 そこで道路というインフラの重要性に気づかされた経験をガクチカに書けると、効果的でしょう。
また、同社はENEOSグループの子会社ですが、すでに上場廃止になっています。 そのため情報が取りにくく、事業内容や中期経営計画などを参考にすることができません。 そこで、インターンシップなど同社開催のイベントを通じて「実際に感じた社風」を志望動機に組み込むほかありません。
このように志望動機は「ガクチカ」と不可分一体です。 まだこれらエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。
NIPPOの強み・特徴
強み | 道路舗装の最大手 |
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NIPPOの最大の強みは、道路舗装業界で国内トップの実績とネットワークを持つことです。
全国にアスファルト合材工場や資材供給拠点を展開しており、あらゆる地域の舗装工事に迅速対応できる体制を整えています。 アスファルトは経年劣化が早く、道路・空港・橋梁などの補修は定期的に必要です。 つまり、「自動車が存在する限り」絶えない需要を持つ業種でもあります。
一方で、近年は舗装に限らず、オフィスビル・病院・工場・住宅・マンション・リゾート施設などの 民間建築事業にも注力しており、都市再開発やPFI(官民連携型の長期公共事業)にも積極的に参画しています。
これにより、現在では「準大手ゼネコン」の一角と評価されており、 土木・建築の両分野で高い技術力を発揮しています。
なお、同社は近年、外資系ファンドゴールドマンサックスとの協力により株式を非公開化。 現在はその支援のもとで、海外事業と不動産開発事業の強化を進めており、 新たな成長ステージに入っています。
主要取引先
NIPPOの主要取引先は、公共機関と大規模事業者です。
NIPPOの行う工事は大きく分けて「公共工事」と「民間工事」の2つがあります。
公共工事は道路やトンネル、河川、公共施設の建設など国や自治体が発注する工事を指します。 国や自治体は住民の要請の他、景気刺激の策としても公共工事を発注し、建設現場の職人などの収入を増やそうとします。
当然、規模の大きな工事は大手ゼネコンでないと対応しきれない部分がありますので、 公共工事は大手ゼネコンにとって重要な収入の柱になっています。
同社は事業の7割が公共工事で、基本的には安定した経営をしていて、 残りの3割の部分で好景気の恩恵をあずかるという事業バランスになっています。
事業として非常にバランスが取れていますね。
競合他社
NIPPOの競合他社は、 道路事業では前田道路・日本道路(清水建設系)・大成ロテック(大成建設系)などの道路会社、民間建築では準大手ゼネコンがあります。
ですが、同社は営業利益率が9.1%と、ゼネコンの中では突出して高い水準にあります。 これは事業のほとんどが道路舗装(公共工事)であることにより、 建築事業中心の他社に比べてかなり儲かっていると言えます。
利益率の高さは、ボーナスや賃上げ余力に直結します。 同社は年収も高く、それでいて就職難易度が低いため、内定が取れれば勝ち組だと言えるでしょう。
弱み
弱み | ENEOSの子会社 |
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NIPPOの弱みは、ENEOSグループの子会社であることです。
かつては株式上場していた同社ですが、上場廃止となり、現在はゴールドマンサックスのもとで、 海外事業と不動産開発事業で成長戦略を取り、いずれ再上場を目指すとのことです。
現在も筆頭株主のENEOSですが、親会社との間でシナジーがないことで完全子会社化を見送った経緯があり、 NIPPOの成長戦略に対し親会社が非協力的なところに課題があります。
ゴールドマンサックスが間に入ることで成長は見込まれますが、 その先「再上場」になったとき、ENEOSグループがどのような扱いをするか不透明です。
→勝ち組!建設業界への就職45社!|将来性・ランキング・志望動機
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