リアルタイム閲覧者数:8人
※本サイトはプロモーションが含まれています

🕰最終更新:

【西松建設の就職】難易度・採用倍率・選考フローを解説

会社名就職難易度
西松建設穴場

0.7 / 5.0
売上高
3668億円
平均年収年間休日
914万円日数言及なし
採用人数初任給
事務系:12人程度
技術系:110人程度
学部卒:300,000円
院卒:320,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:西松建設|募集要項(初任給・年間休日)



おすすめ・人気記事

選考フロー

選考開始3月

 西松建設の選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. リクルーター面接1回
  3. 面接2回
  4. 内々定

 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →西松建設の採用ページ

 また、同社は求める人物像として次のように掲げていますので、ES・面接の回答に反映させていきましょう。

 街を、社会を、未来を、まかせられる人財

 西松建設では、様々な個性を持った人たちが活躍しています。 ただ、当社の社員は共通してモノづくりの精神を受け継いできております。 そして現場力を大切にしている当社では働くすべての人が 「誰かの役に立ちたい」という思いで未来を創造しています。 安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくりに貢献したい そんな未来を創る志を持つ人財を私たちは求めています。

求める人物像|西松建設

 

就職難易度

就職難易度穴場

 西松建設の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系で約13倍・理系で約3倍です。学歴フィルターはないと考えられます。

 採用大学はMARCH・関関同立から日東駒専クラスが中心ですが、 それ以外の採用実績もないわけではなく、インターンシップなどを通じて十分に企業研究をする時間を取れれば、 エントリーシートや志望動機で有利に立てます。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 建設業は、企業規模に関わらず高待遇な珍しい業界です。 なんとなく売上高で比較してしまいがちなため、準大手ゼネコン穴場になっています。 ぜひ次の記事もチェックしてみてください。

穴場!準大手ゼネコン10社の比較|年収も将来性も高い理由

 また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。

 西松建設に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 海外展開に積極的で、香港・シンガポールで大きな存在感を誇るためです。

 ただし、スコアが絶対というわけではありません。 今後の人口減少を考えると海外事業への注力は必須です。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

面接

面接回数3回

 西松建設の面接は、回数は3回でいずれも個人面接かつオンラインで実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 西松建設は公共工事や土木事業に強みを持ち、技術力と環境対応に優れた総合建設会社です。面接では、これらの強みを理解した上で、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

 これらを踏まえ、自分の経験や価値観と結びつけて話せるよう、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

 加えてリクルーター面接は「一次面接前の練習」という位置づけですが、実際は選考本番で、落とされる場合があります。 この面接について詳しくはリクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法の記事で解説しています。

 

エントリーシート

ES設問5本

 西松建設のエントリーシートのは、次の5本の質問でいずれも400文字と、少し多めですがオーソドックスです。

 「建設業を選ぶ理由」については、その次の「西松建設を志望する理由」につながるように配慮しつつ書いてください。 この項目を「就職活動の軸」とも言いますが、ガクチカや志望動機と無関係のものを選んではいけません。 以上を考慮した例は、次の通りです。

 「西松建設で実現したい夢や目標」は、「建設業を選ぶ理由」での回答に関連する夢を設定してください。 社会貢献性であれば、「地域のランドマークになる建築物に携わりたい」のようなものですね。

 「自己PR」は「長所とそれを裏付けるエピソード」を書くものです。 エピソード自体はガクチカから抜き出してよいのですが、長所も同様に「就職活動の軸」と関わるものを選んでください。 長所の選び方は「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。

志望動機の書き方

ポイント社風への共感

 西松建設の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、 貴社の経営理念「培ってきた技術と経験を活かし、価値ある建造物とサービスを社会に提供することで、安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくりに貢献する」という考えに深く共感したからです。

 学生時代、私は災害復興ボランティアに参加し、被災地でのインフラ復旧活動に従事しました。 この経験を通じて、安心して暮らせる社会を構築するためには、強固な基盤をつくりあげることが不可欠であり、 それが人々の生活に直接的な安心感と希望をもたらすことを学びました。

 貴社は、長年にわたり培った高度な技術力と信頼を背景に、多様な社会インフラの整備や災害復興プロジェクトに積極的に取り組んでおり、 私が目指す「安心を提供する」という価値観と完全に一致しています。

 私は、ボランティア活動で得た課題解決力や現場対応力を活かし、貴社の一員として、持続可能な社会づくりに貢献したいと考えています。 貴社の技術力と経験に触れながら、より多くの人々に安心と希望を届けるプロジェクトに携わり、社会全体の発展に寄与したいです。

解説

 この例文では「経営理念への共感」を結論とし、自身の「災害復興ボランティア」の経験をもって説得力を高めています。 同社は特に「安心して暮らせる社会」に言及していることから、「地震」「火事」などの災害に関して問題意識を持ったエピソードなどを、 ガクチカに書いておくと志望動機の説得力を高められるでしょう。

 この他、同社は「地方都市の発展」をビジネス化し、地域密着・地域発展を目指す社風があります。 そこで「町おこし」や「町内活動」などに携わった経験を使ってもよいですね。

 このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだこれらエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。

逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、西松建設に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアに無料登録する

西松建設の強み・特徴

強み公共工事に強い

 西松建設の強みは、公共工事に強い点です。

 同社は、かつて南満州鉄道や北朝鮮最北部の鴨緑江水豊ダムといった大規模な土木工事で成長してきた実績があり、現在でもトンネルやダム工事を得意としています。 また、香港やシンガポールなど海外展開にも積極的です。

 近年では、物流施設やオフィスビル、マンションなどの民間建築事業にも力を入れており、不動産開発事業に1,200億円を投資するなど、建設業を超えた取り組みを進めています。

 技術面でも、「柱、梁、床部材のプレキャスト化」に成功し、地上60階のタワーマンションの建設が技術的に可能となるなど、高層建築分野でも優位性を発揮しています。

 さらに、ゼネコン業界の中でも環境対応に積極的で、「2030年度 CO2排出ネットゼロ」を目標に、CO2排出量を50~80%削減できる新型コンクリートの開発や、現場ごとの排出量「見える化」にも取り組んでいます。 加えて不動産事業にも注力しており、「駅前再開発」のような街全体を再構築するプロジェクトにも関与。商業施設や住宅を建設・販売し、賃貸収入も得る総合開発型企業としての一面も持ちます。

 公共工事の実績・技術力・環境配慮・都市開発力を兼ね備えた西松建設は、今後も安定的かつ多角的な成長が見込まれる優良ゼネコンです。

 

社風

社風地方都市の発展に意欲的

 西松建設の社風は、地方都市の発展に意欲的な社風があることです。 複数の地方都市の地域活性化事業に参画し、観光交流施設の開設を目指しています。 社員インタビューでは「地域に寄り添う姿勢」「地域の未来に心を躍らせる様子」などが見られます。

 同社は中期経営計画に、次のように定めています。

建築事業企画提案力の向上・社内外のリレーションを最大活用した営業展開・注力分野における差別化要素の確立・新しい生産システムの構築
国際事業ODA工事の取り組み体制強化・外資企業工事の取り組み体制強化
アセットバリューアッド事業 で「ワクワクアセット(ユーザーがワクワクする空間)」を圧倒的なスピードで創出・成長分野への事業投資の積極展開・収益基盤の着実な積み上げ・「循環型再投資モデル」への進化・建設事業への寄与
地域環境ソリューション事業再生可能エネルギー事業・まちづくり事業を足掛かりに地域密着を図り、都市・地域の課題解決策を提案・実施、地域での事業創出を目指す
中期経営計画|西松建設

 1つ目は、言い換えると「提案営業」「総合商社との連携」「データセンター・冷凍冷蔵倉庫・清掃工場などを得意分野にする」「DX推進(デジタル化)」です。 提案営業・得意分野は「価格ではなく品質で買ってもらえる」ことを目指すもので、 特にデータセンターや冷凍冷蔵倉庫は高い工事品質が要求されますから、得意分野にできると利益率が大きく改善するでしょう。

 2つ目は、言い換えると「価格競争を避けて日本政府案件に注力」「現地下請け企業の活用」です。 海外での競争入札は「品質より価格」重視で、ほとんど利益が取れていない状況です。 そこでいったんODA案件に入れ替えて、その間に現地企業とパートナーシップを結んで関係を強化するということです。

 3つ目は、不動産開発事業のことで、不動産デベロッパーとして用地取得・計画・設計施工・販売または賃貸まで一貫して行う新規事業です。 同社はこの分野ですでに約25%の利益率を出しており、新規事業として「虎の子」だと言えます。 これについてさらに注力して成長させていくと発表しています。

 4つ目は、地域密着の新規事業を創出するということです。 同社は再生可能エネルギー・街づくり事業で地方自治体との関わりが多いため、 その接点を利用して地域の課題解決をビジネスにしようという姿勢です。

 

競合他社

 西松建設の競合他社は、 同じ準大手ゼネコンの長谷工コーポレーション・戸田建設・五洋建設・三井住友建設・前田建設工業・熊谷組・フジタ・NIPPOです。 また、大きな工事を請けようとするとスーパーゼネコンとも競合します。

【勝ち組】スーパーゼネコン5社の比較|どこがいい?

 不動産開発事業では、これは不動産デベロッパーとしての事業ですから、三菱地所住友不動産などの不動産会社とも競合します。

弱み

弱み建築事業の利益率が低い

 西松建設の弱みは、建築事業の利益率の低さです。

 会社としては5%弱の利益率を保っているものの、これは土木事業と不動産開発事業の利益でカバーしたものです。 本業の建築事業の利益率は0.1%と、ほぼ利益ゼロの状況です。 しかし、前年度の赤字からゼロに持ってきたと評価することもできます。

 また、赤字の海外事業ではODA案件への入れ替えを進めており、 「海外業者が参加できない競争入札」で資材価格の高騰を吸収する狙いです。

→建設業界の業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




×

西松建設内定者のES選考体験談が無料で読めるサイト【ワンキャリア】