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西松建設の就職難易度|選考フローや志望動機の書き方を解説!

  西松建設への就職に役立つエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報、同社の強みや特徴、 会社理解に役立つ企業研究を解説しています。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
西松建設穴場

0.7 / 5.0
売上高
4016億円
平均年収年間休日
914万円日数言及なし
採用人数初任給
事務系:12人程度
技術系:110人程度
学部卒:300,000円
院卒:320,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:西松建設|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 西松建設の選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. リクルーター面接1回
  3. 面接2回
  4. 内々定

 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →西松建設の採用ページ

 また、同社は求める人物像として次のように掲げていますので、ES・面接の回答に反映させていきましょう。

 街を、社会を、未来を、まかせられる人財

 西松建設では、様々な個性を持った人たちが活躍しています。 ただ、当社の社員は共通してモノづくりの精神を受け継いできております。 そして現場力を大切にしている当社では働くすべての人が 「誰かの役に立ちたい」という思いで未来を創造しています。 安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくりに貢献したい そんな未来を創る志を持つ人財を私たちは求めています。

求める人物像|西松建設

 

就職難易度

就職難易度穴場

 西松建設の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系で約13倍・理系で約3倍です。学歴フィルターはないと考えられます。

 建設業は、企業規模に関わらず高待遇な珍しい業界です。 なんとなく売上高で比較してしまいがちなため、準大手ゼネコン穴場になっています。 ぜひ次の記事もチェックしてみてください。

穴場!準大手ゼネコン10社の比較|年収も将来性も高い理由

 採用大学はMARCH・関関同立から日東駒専クラスが中心ですが、 それ以外の採用実績もないわけではなく、インターンシップなどを通じて十分に企業研究をする時間を取れれば、 エントリーシートや志望動機で有利に立てます。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。

 西松建設に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 海外展開に積極的で、香港・シンガポールで大きな存在感を誇るためです。

 ただし、スコアが絶対というわけではありません。 今後の人口減少を考えると海外事業への注力は必須です。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

面接

面接回数3回

 西松建設の面接は、回数は3回でいずれも個人面接かつオンラインで実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。

  • 志望理由
  • 自己PR
  • 学生時代力を入れたこと
  • 建設業界で特に西松建設を選ぶ理由
  • 入社して挑戦したいこと
  • 就職活動の軸
  • 逆質問

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 ESに沿った内容で進められますが、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 スーパーゼネコンに対して見劣りしたり、「滑り止め」程度の認識で選考を受ける学生が多いようです。 他社の選考状況や複数内定をもらった場合の対応など、志望度を確認する質問が必ずされます。

 ただ「第一志望です」というだけでは説得力がありませんので、同業他社との比較が必須です。 特に「経営理念・ビジョン・社風」と「就活の軸」の一致をアピールするのが最適でしょう。

 加えてリクルーター面接は「一次面接前の練習」という位置づけですが、実際は選考本番で、落とされる場合があります。 この面接について詳しくはリクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法の記事で解説しています。

 

エントリーシート

ES設問5本

 西松建設のエントリーシートのは、次の5本の質問でいずれも400文字と、少し多めですがオーソドックスです。

  • 建設業を志望する理由
  • 西松建設を志望する理由
  • 西松建設で実現したい夢や目標
  • これまでに力を注いだこと
  • 自己PR

 「建設業を選ぶ理由」については、その次の「西松建設を志望する理由」につながるように配慮しつつ書いてください。 この項目を「就職活動の軸」とも言いますが、ガクチカや志望動機と無関係のものを選んではいけません。 以上を考慮した例は、次の通りです。

 「西松建設で実現したい夢や目標」は、「建設業を選ぶ理由」での回答に関連する夢を設定してください。 社会貢献性であれば、「地域のランドマークになる建築物に携わりたい」のようなものですね。

 「自己PR」は「長所とそれを裏付けるエピソード」を書くものです。 エピソード自体はガクチカから抜き出してよいのですが、長所も同様に「就職活動の軸」と関わるものを選んでください。 長所の選び方は「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。

 

志望動機の書き方

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 西松建設の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、 貴社の経営理念「培ってきた技術と経験を活かし、価値ある建造物とサービスを社会に提供することで、安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくりに貢献する」という考えに深く共感したからです。

 学生時代、私は災害復興ボランティアに参加し、被災地でのインフラ復旧活動に従事しました。 この経験を通じて、安心して暮らせる社会を構築するためには、強固な基盤をつくりあげることが不可欠であり、 それが人々の生活に直接的な安心感と希望をもたらすことを学びました。

 貴社は、長年にわたり培った高度な技術力と信頼を背景に、多様な社会インフラの整備や災害復興プロジェクトに積極的に取り組んでおり、 私が目指す「安心を提供する」という価値観と完全に一致しています。

 私は、ボランティア活動で得た課題解決力や現場対応力を活かし、貴社の一員として、持続可能な社会づくりに貢献したいと考えています。 貴社の技術力と経験に触れながら、より多くの人々に安心と希望を届けるプロジェクトに携わり、社会全体の発展に寄与したいです。

 

解説

 この例文では「経営理念への共感」を結論とし、自身の「災害復興ボランティア」の経験をもって説得力を高めています。 同社は特に「安心して暮らせる社会」に言及していることから、「地震」「火事」などの災害に関して問題意識を持ったエピソードなどを、 ガクチカに書いておくと志望動機の説得力を高められるでしょう。

 この他、同社は「地方都市の発展」をビジネス化し、地域密着・地域発展を目指す社風があります。 そこで「町おこし」や「町内活動」などに携わった経験を使ってもよいですね。

 このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだこれらエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、西松建設に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

西松建設の強み・特徴

強み公共工事に強い

 西松建設強み・特徴は、公共工事に強いところです。

 古くは南満州鉄道や北朝鮮最北部の鴨緑江水豊ダムなど土木工事で成長してきた会社で、 その後はトンネルやダムを中心に、香港やシンガポールへの進出もしています。

 物流施設・オフィスビル・マンション建設にも進出し、不動産開発事業に1200億円の投資をするなど本気度が伺えます。 「柱、梁、床部材のプレキャスト化」という技術開発に成功し、地上60階のタワーマンションが技術上可能になっています。

 「2030年度 CO2排出ネットゼロ」を目指しており、CO2排出量を50~80%減少させるコンクリートの開発したり、 各現場のCO2排出量を「見える化」するなど、ゼネコン業界ではトップの環境企業だと言えます。

 加えて西松建設をはじめとしたゼネコンでは建設業だけでなく「不動産業」としての側面もあり、 国内外で数千億円規模の不動産を所有しています。

 「駅前再開発」のように街をまるごと開発しなおし、 商業ビルやマンションなどの住宅を建設し、販売したり家賃収入を得たりするのです。

 

社風

社風地方都市の発展に意欲的

 西松建設の社風は、地方都市の発展に意欲的な社風があることです。 複数の地方都市の地域活性化事業に参画し、観光交流施設の開設を目指しています。 社員インタビューでは「地域に寄り添う姿勢」「地域の未来に心を躍らせる様子」などが見られます。

 同社は中期経営計画に、次のように定めています。

建築事業企画提案力の向上・社内外のリレーションを最大活用した営業展開・注力分野における差別化要素の確立・新しい生産システムの構築
国際事業ODA工事の取り組み体制強化・外資企業工事の取り組み体制強化
アセットバリューアッド事業 で「ワクワクアセット(ユーザーがワクワクする空間)」を圧倒的なスピードで創出・成長分野への事業投資の積極展開・収益基盤の着実な積み上げ・「循環型再投資モデル」への進化・建設事業への寄与
地域環境ソリューション事業再生可能エネルギー事業・まちづくり事業を足掛かりに地域密着を図り、都市・地域の課題解決策を提案・実施、地域での事業創出を目指す
中期経営計画|西松建設

 1つ目は、言い換えると「提案営業」「総合商社との連携」「データセンター・冷凍冷蔵倉庫・清掃工場などを得意分野にする」「DX推進(デジタル化)」です。 提案営業・得意分野は「価格ではなく品質で買ってもらえる」ことを目指すもので、 特にデータセンターや冷凍冷蔵倉庫は高い工事品質が要求されますから、得意分野にできると利益率が大きく改善するでしょう。

 2つ目は、言い換えると「価格競争を避けて日本政府案件に注力」「現地下請け企業の活用」です。 海外での競争入札は「品質より価格」重視で、ほとんど利益が取れていない状況です。 そこでいったんODA案件に入れ替えて、その間に現地企業とパートナーシップを結んで関係を強化するということです。

 3つ目は、不動産開発事業のことで、不動産デベロッパーとして用地取得・計画・設計施工・販売または賃貸まで一貫して行う新規事業です。 同社はこの分野ですでに約25%の利益率を出しており、新規事業として「虎の子」だと言えます。 これについてさらに注力して成長させていくと発表しています。

 4つ目は、地域密着の新規事業を創出するということです。 同社は再生可能エネルギー・街づくり事業で地方自治体との関わりが多いため、 その接点を利用して地域の課題解決をビジネスにしようという姿勢です。

 

競合他社

 西松建設の競合他社は、 同じ準大手ゼネコンの長谷工コーポレーション・戸田建設・五洋建設・三井住友建設・前田建設工業・熊谷組・フジタ・NIPPOです。 また、大きな工事を請けようとするとスーパーゼネコンとも競合します。

【勝ち組】スーパーゼネコン5社の比較|どこがいい?

 不動産開発事業では、これは不動産デベロッパーとしての事業ですから、三菱地所住友不動産などの不動産会社とも競合します。

 

弱み

弱み建築事業の利益率が低い

 西松建設の弱みは、建築事業の利益率の低さです。

 会社としては5%弱の利益率を保っているものの、これは土木事業と不動産開発事業の利益でカバーしたものです。 本業の建築事業の利益率は0.1%と、ほぼ利益ゼロの状況です。 しかし、前年度の赤字からゼロに持ってきたと評価することもできます。

 また、赤字の海外事業ではODA案件への入れ替えを進めており、 「海外業者が参加できない競争入札」で資材価格の高騰を吸収する狙いです。

→建設業界の業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

西松建設のような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

 実際に私も体験してみましたが、適性検査入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません

 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

キャリアチケットスカウトをダウンロードしてみる

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

 模範解答があれば憂いなし!

 あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。

 もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。

 そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。

 そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。

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 ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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