勝ち組【高砂熱学工業の就職】難易度・採用大学など選考対策
会社名 | 就職難易度 |
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高砂熱学工業 | 穴場 0.5 / 5.0 |
売上高 | |
3816億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
1028万円 | 123日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:40人程度 技術系:85人程度 | 学部卒:270,000円 院卒:285,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:高砂熱学工業|募集要項(初任給・年間休日)
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就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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高砂熱学工業の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系約12倍・理系約2倍で、学歴フィルターはありません。 応募は文系320通・理系230通ほどで、就職人気の低い「穴場」と言えます。
採用大学は次の通りで、内定者の出身大学は旧帝大からFランク大まで幅広いです。
文系 | 国際教養大・早稲田大・慶應義塾大・東京都立大・横浜国立大・青山学院大・立教大・関西大・西南学院大・釧路公立大・山形大・岡山大・長崎大・東京経済大・創価大・国士舘大・日本大・関東学院大・明星大・神奈川大・立正大・國學院大・山梨大・日本体育大・順天堂大・城西国際大・日本女子大・明治学院大・東京工科大・名城大・愛知大・名古屋商科大・大和大・関西外国語大 |
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理系 | 名古屋大・北海道大・早稲田大・東京理科大・東京工芸大・東京農工大・大阪公立大・明治大・中央大・関西学院大・同志社大・北見工業大・東北工業大・金沢工業大・前橋工科大・長岡技術科学大・芝浦工業大・日本工業大・工学院大・神奈川工科大・千葉工業大・愛知工業大・広島工業大・北九州市立大・琉球大・近畿大・日本大・東洋大・東京都市大・東京電機大・国士舘大・椙山女学園大・大同大・名城大・愛知淑徳大・大阪電気通信大・岡山理科大・福井工業大・福岡大 |
その一方で総合職平均年収は1028万円あり、30歳平均は927万円とかなり高給企業です。 これは大手メーカーを上回る水準であり、就職できれば勝ち組だと言えます。
インターン優遇 | なし |
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同社のインターンシップは表向き、早期選考や優遇選考にはつながりません。 しかし、社員は裏で評価シートをつけており、また志望動機に「実際に肌で感じた社風」を盛り込めるなどメリットがあります。 特に文系で施工管理を目指す場合はぜひインターンに参加し、仕事を体験しておくことをおすすめします。
勝ち組の理由
MY就活ネットでは、高砂熱学工業への就職は勝ち組だと判断しています。理由は次の3点です。
- 利益率が8.49%と高水準である点(建設業界は3~5%が平均的)
- 平均年収が1028万円、30歳時点で927万円と日本屈指の高待遇である点
- 有給取得率が13.2/20.0日と高く、平均勤続年数が15.5年などホワイト企業である点
文系でも施工管理に就けるのが同社の特色です。 建設業界では施工管理が最も激務ではあるものの、30代で年収1000万円が可能なほど現場手当・残業代などがつきます。 「30歳で927万円」という年収はスーパーゼネコンやプラント業界に匹敵し、就職できれば勝ち組です。
選考フロー
選考開始 | 3月 |
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高砂熱学工業の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- 会社説明会(参加必須)
- ES提出・WEBテスト
- 面接2回
- 内々定
開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →高砂熱学工業の採用ページ
面接
面接回数 | 2回 |
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高砂熱学工業の面接は、2回実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- (関連して)困難をどう乗り越えたか
- ゼネコンではなくサブコンを選ぶ理由
- その中でも高砂熱学工業を選ぶ理由
- 志望職種と入社後に挑戦したいこと
- 他社の選考状況
- 最近のニュースで気になったこと
高砂熱学工業の面接では、まず「なぜサブコンか」「なぜ当社か」という志望理由の明快さが鍵です。 加えて、自己の経験から得た強み・弱み・改善力・挑戦意欲を、具体的なエピソードと絡めて伝えることで人物評価を高められます。 最後に、技術力や環境関連事業への関心を「挑戦心」「創意で環境革新に貢献したい」という姿勢で締めくくると好印象です。
ゼネコンとサブコンの違いについては、次の関連記事で解説していますので、参考にしてください。
エントリーシート
ES設問 | 2本 |
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高砂熱学工業のエントリーシートは、次の2本の質問です。
- これまで最も打ち込んだこと
- 「入社後になりたい姿」を含めて自己PR
回答例は、次の通りです。
ガクチカ | 大学ではゲーム制作サークルに所属し、企画立案からスケジュール管理、チーム内の調整まで担当しました。完成に向けて仲間と協力し、困難を乗り越える経験を積むことができました。 →【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応! |
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なりたい姿 | 私は粘り強く物事に取り組み、他者と協力して成果を出す力があります。入社後は施工管理者として現場を深く理解し、ゆくゆくはBIMやDXにも対応できる技術的視野の広い人材を目指します。 →【例文】会社に入って挑戦したいこと|「おっ」と思わせる! |
ESのすべての項目が、志望動機につながるように意識しましょう。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」が一連のストーリーになるよう仕上げることで、説得力を高めることができます。 ESのストーリー化については、次の関連記事で解説しています。
→【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!
志望動機の書き方
ポイント | 社風への共感 |
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高砂熱学工業の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
貴社を志望する理由は、技術力と創造性を掛け合わせ、社会のインフラに貢献する姿勢に魅力を感じたからです。
私はサークルでのゲーム制作活動を通じて、企画を形にするプロセスとチームでの達成感に強いやりがいを感じました。 施工管理という職種は、まさに多様な人々と協力しながら、一つの大きなプロジェクトを現実の空間として創り上げていく役割だと考えています。
貴社では、若手のうちから責任ある業務に携われると知り、自ら考えて動く力を発揮できる環境だと感じました。 入社後はまず現場を深く理解し、将来的にはBIMやDXの分野でも価値を発揮できる施工管理者を目指したいです。
自ら創造する姿勢を重視する社風に深く共感しており、その中で自分自身の成長と社会貢献を両立させていきたいと考えています。
- ①書き出しと動機の軸
冒頭では「技術力と創造性を掛け合わせ、社会のインフラに貢献する姿勢」に魅力を感じたと述べ、企業研究に基づく共感ポイントを明確にしています。これは高砂熱学工業の強みである「高度な技術力」や「社会インフラへの貢献」を踏まえた内容です。 - ②学生時代の取り組みとの接続
サークルでのゲーム制作経験を通じて「企画→実現」の達成感やチームでの協働経験を得たことを記載し、それが施工管理という職種で活かせるとつなげています。文系学生であっても、創意工夫と調整力で価値発揮が可能であることを伝えています。 - ③挑戦したいこと
「まず現場理解に努める」姿勢と「BIMやDX分野でも価値を発揮したい」という将来志向を盛り込み、施工管理職として長期的な成長意欲をアピールしています。 - ④結論:社風への共感
最後に「自ら創造する姿勢を重視する社風」への共感を明示し、自身の成長と社会貢献の両立という志を重ねています。企業理解と自己理解の一致を丁寧に示した構成です。
高砂熱学工業の強み・特徴
強み |
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高砂熱学工業の強みは、高度な技術力と豊富な実績に支えられた総合力です。 特許取得数は国内477件、海外20件に上り、国立競技場やデータセンター、半導体工場、月面水電解装置の開発まで、幅広い領域で最先端の空調・熱技術を提供しています。
産学官連携による環境大臣賞受賞など、技術の社会実装にも積極的です。 また、自社の「イノベーションセンター」を拠点とし、オープンイノベーションや継続的な研究開発によって脱炭素やBIM・DXなど次世代ニーズにも対応しています。
社風としては、社員一人ひとりが「ないものは自ら創る」という創造性を尊重される風土が根付いており、新人にも大規模プロジェクトの機会が多く与えられることが特徴です。 研修制度も手厚く(文系でも施工管理になれるほど)、OJT・OFF-JTを通じて技術と現場力を同時に磨ける環境が整っています。
現場では責任感を持って取り組む姿勢が求められる一方、風通しがよく仲間意識が強い温かな職場文化があり、真面目で誠実な人材が多い点も魅力と言えるでしょう。
競合他社
高砂熱学工業の競合他社は、同じサブコンのうち、空調設備工事を担当する6社が挙げられます。
サブコンは、ゼネコンの下請けで実際の工事を担当する企業です。ゆえに、ゼネコンとは競合しません。 このような建設業界の仕組みについては、次の関連記事で解説しています。
弱み
弱み | 市場リスクの集中 |
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高砂熱学工業の弱みは、事業領域が空調・熱エネルギー設備に特化していることによる市場リスクの集中です。 特に、建設需要や設備投資の景気変動に左右されやすく、大型案件の受注が業績に大きく影響を及ぼします。
現在はデータセンターや半導体工場の需要が高いですが、半導体産業には「シリコンサイクル」と呼ばれる特別な景気変動があります。 半導体関連で事業拡大しすぎると、この景気の波にのまれる恐れがあります。
また、同業他社との競争が激しい中、特許・技術力には強みがあるものの、BIM・DXなどの分野ではゼネコンやIT企業との連携・差別化が求められ、単独での展開には限界も見られます。 加えて、海外展開が限定的であり、国内市場依存が高いため、長期的には人口減少による建設市場縮小への対応が課題です。持続的成長には新規分野への展開やグローバル戦略の強化が必要とされます。
ただし、現状は利益率が8%超とゼネコン以上に儲かっていることは特筆すべきです。
同業他社の企業研究を見る
- 日揮の企業研究(売上高:8580億円、平均年収:1162万円、年間休日:120日以上)
- 前田建設工業の企業研究(売上高:8475億円、平均年収:1002万円、年間休日:日数言及なし)
- 五洋建設の企業研究(売上高:7274億円、平均年収:932万円、年間休日:128日)
- フジタの企業研究(売上高:5911億円、平均年収:915万円、年間休日:日数言及なし)
- 戸田建設の企業研究(売上高:5866億円、平均年収:902万円、年間休日:日数言及なし)
- 熊谷組の企業研究(売上高:4985億円、平均年収:879万円、年間休日:日数言及なし)
- 三井住友建設の企業研究(売上高:4629億円、平均年収:930万円、年間休日:日数言及なし)
- NIPPOの企業研究(売上高:4615億円、平均年収:1015万円、年間休日:日数言及なし)
- 千代田化工建設の企業研究(売上高:4569億円、平均年収:1025万円、年間休日:120日以上)
- 安藤ハザマの企業研究(売上高:4251億円、平均年収:1048万円、年間休日:日数言及なし)
- 日鉄エンジニアリングの企業研究(売上高:4004億円、平均年収:1167万円、年間休日:124日)
- 高砂熱学工業の企業研究(売上高:3816億円、平均年収:1028万円、年間休日:123日)
- 西松建設の企業研究(売上高:3668億円、平均年収:914万円、年間休日:日数言及なし)
- JFEエンジニアリングの企業研究(売上高:3374億円、平均年収:1040万円、年間休日:126日)
- 新菱冷熱工業の企業研究(売上高:3084億円、平均年収:1007万円、年間休日:121日)
- 奥村組の企業研究(売上高:2982億円、平均年収:983万円、年間休日:127日)
- 東急建設の企業研究(売上高:2931億円、平均年収:852万円、年間休日:日数言及なし)
- 東洋エンジニアリングの企業研究(売上高:2780億円、平均年収:1032万円、年間休日:122日)
- 大気社の企業研究(売上高:2762億円、平均年収:1068万円、年間休日:122日)
- ダイダンの企業研究(売上高:2627億円、平均年収:905万円、年間休日:120日)
- 三機工業の企業研究(売上高:2531億円、平均年収:967万円、年間休日:123日)
- 鹿島建設の企業研究(売上高:2兆9118億円、平均年収:1256万円、年間休日:120日以上)
- 大林組の企業研究(売上高:2兆6201億円、平均年収:1066万円、年間休日:120日以上)
- 大成建設の企業研究(売上高:2兆1542億円、平均年収:1117万円、年間休日:120日以上)
- 長谷工コーポレーションの企業研究(売上高:1兆1773億円、平均年収:998万円、年間休日:日数言及なし)
- 清水建設の企業研究(売上高:1兆9443億円、平均年収:1064万円、年間休日:120日以上)
- 竹中工務店の企業研究(売上高:1兆6001億円、平均年収:1077万円、年間休日:日数言及なし)