【大気社の就職】難易度・年収・採用大学・学歴フィルター等
会社名 | 就職難易度 |
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大気社 | 穴場 0.5 / 5.0 |
売上高 | |
2762億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
1068万円 | 122日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:18人程度 技術系:82人程度 | 学部卒:275,000円 院卒:286,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:大気社|募集要項(初任給・年間休日)
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就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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大気社の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系で約8倍・理系で約4倍で、学歴フィルターはありません。 応募は文系120通・理系360通ほどで、就職人気の低い「穴場」と言えます。
採用大学は次の通りで、内定者の出身大学は旧帝大からFランク大まで幅広いです。
文系 | 一橋大・早稲田大・金沢大・上智大・明治大・中央大・立教大・関西大・東京経済大・大阪工業大 |
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理系 | 東京大・お茶の水女子大・金沢工業大・東京理科大・明治大・学習院大・関西大・工学院大・芝浦工業大・東京電機大・北見工業大・室蘭工業大・久留米工業大・弘前大・秋田大・群馬大・埼玉大・山梨大・福井大・福井工業大・三重大・兵庫県立大・広島工業大・福岡大・福岡工業大・大分大・宮崎大・近畿大・神奈川大・明星大・東海大・東洋大・日本大・関東学院大・諏訪東京理科大・大同大・中部大・愛知産業大・西日本工業大・大阪工業大・摂南大・九州産業大・椙山女学園大・実践女子大 |
その一方で総合職平均年収は1068万円あり、30歳平均は908万円とかなり高給企業です。 これはスーパーゼネコン・プラント大手に匹敵する水準であり、就職できれば勝ち組だと言えます。
インターン優遇 | 理系のみ |
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理系のみインターン優遇の早期選考があります。この場合、選考開始が12月に前倒しになります。 「面接2回」の選考フローは変わりませんが、採用枠がフルに空いた段階で選考が受けられるのは有利です。
一方で、文系はインターンの開催自体がありません。 サブコンという業態を理解するためには、同業他社のインターンに参加するのがよいでしょう。
年収はなぜ高い?
大気社は総合職平均年収は1068万円、30歳平均は908万円、ボーナスは年間7~8ヶ月分となっています。 なぜ年収が高いのか、その理由は次の3点です。
- 建設業界の年収が全体的に高水準
- 施工管理が高給激務
- サブコンは比較的高収益体質
建設業界は売上高と待遇があまり関係ありません。 なぜならメーカーと異なり薄利多売の商売ではないため、工事一件あたりで十分な利益が確保できるからです。 ゆえに、大気社に限らず準大手ゼネコン・中堅ゼネコンに至るまで、建設業界は全体的に年収が高めです。
また、この業界は施工管理が激務なことで知られていますが、その分「現場手当」「残業代」がつくため、年収が非常に高いです。 筆者の私も建設業界に身を置いていましたが、施工管理は30代で年収1000万円が珍しくありません。 同様に、大気社も施工管理が年収を引き上げている可能性が高いです。
選考フロー
選考開始 | 3月 |
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大気社の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- 会社説明会(参加必須)
- ES提出・WEBテスト
- 面接2回
- 内々定
同社はインターン優遇の早期選考を実施しています。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →大気社の採用ページ
面接
面接回数 | 2回 |
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大気社の面接は、2回実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと
- (関連して)後悔・反省していること
- (関連して)失敗経験・困難をどう乗り越えたか
- 長所・短所とその改善方法
- ゼネコンではなくサブコンを選ぶ理由
対策のポイントは、次の通りです。
- 主体性・挑戦心:新たなことに挑戦したいという意欲を見せる
- 結論ファースト:新入社員が怒られることNo.1
- 事業理解と志望度の明示:サブコンの事業を理解の上で、ゼネコンよりサブコンを選ぶ理由を用意する
これらの質問をベースに、自分の経験と志望動機をしっかり整理しておけば、面接での一貫した印象づくりが可能です。 また、サブコンとゼネコンの違いについては、次の関連記事で解説しています。
エントリーシート
ES設問 | 5本 |
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大気社のエントリーシートは、次の5本の質問です。
- 学業で打ち込んだこと
- 自己PR
- 直面した困難と乗り越えた方法
- 志望理由
- 自身の強みと弱み
回答例は、次の通りです。
学業 | 経済学のゼミで実データ分析を行い、論理的に問題を解決する力を磨きました。 →【ガクチカ】学業での書き方と例文7選|深掘り質問に対応! |
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自己PR | 相手の立場で考え、適切な提案や行動を取る調整力と責任感には自信があります。 →【新卒】自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説! |
困難 | ゲーム制作で意見が対立した際、全員の声を聞き、方針を再整理して調整しました。 →【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応! |
長所・短所 | 強みは傾聴力、弱みは慎重すぎる点ですが、期日管理で行動を促しています。 →【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例 |
ESのすべての項目が、志望動機につながるように意識しましょう。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」が一連のストーリーになるよう仕上げることで、説得力を高めることができます。 ESのストーリー化については、次の関連記事で解説しています。
→【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!
志望動機の書き方
ポイント | 社風への共感 |
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大気社の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
貴社を志望する理由は、空調・塗装設備の両分野において確かな技術と実績を持ち、グローバルに展開している点に魅力を感じたからです。
私は大学時代、ゲーム制作サークルで企画立案から進行管理までを仲間と協力して進めてきました。 その経験から、相手のニーズを的確に捉え、課題をともに解決していくことの喜びを知りました。
入社後は営業職として、顧客の声に真摯に耳を傾け、技術部門と連携しながら最適な提案を行い、信頼関係を築くことに挑戦したいと考えています。 また、海外案件にも積極的に関わり、グローバルな環境で自身の視野を広げていきたいです。
何より、若手にも裁量を持たせ、自ら考えて動く姿勢を大切にする貴社の社風に強く共感し、長く腰を据えて成長していける環境だと確信し志望いたしました。
- 志望動機の構成意図
この志望動機は、大気社の「技術力」「海外展開」「誠実な社風」といった強みに加え、「若手への裁量」や「現場重視の姿勢」といった社風を踏まえた構成です。企業理解を前提に、志望者自身の経験とどう結びついているかを丁寧に示しています。 - 学生時代の経験との接続
「ゲーム制作サークルでの経験」を通じて、「企画力」や「チームでの協働」「ニーズ把握への意識」が身についたことを簡潔に説明し、営業職で生かしたいという意志につなげています。過度にアピールせず、自然に営業職の素養へと接続しています。 - 入社後に挑戦したいこと
営業職として「顧客ニーズの把握と技術部門との連携」に挑戦したいという実務的な目標を示し、さらに「海外案件への意欲」も加えることで、成長意欲と柔軟な対応力をアピールしています。 - 結論と社風への共感
締めくくりは「若手に裁量を与える風土」への共感でまとめています。これは大気社の社風をよく調べていることの証明であり、企業研究の成果を自然に織り込んだ表現です。
大気社の強み・特徴
強み |
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大気社の強みは、空調・塗装設備という二大分野において、国内外で高いシェアと実績を誇る技術力と対応力にあります。 特にクリーンルームや工場の恒温恒湿設備など、高度な環境制御を必要とする領域で豊富なノウハウを持ち、製薬・半導体・自動車など多様な産業の発展を支えています。
サブコンで自動車塗装システムを手掛ける同社はかなり異色で、国内1位・世界2位の非常に高いシェアを誇ります。 また、海外事業にも積極的で、グローバルな施工・保守体制を整えている点も大きな特徴です。
同社の採用サイトでは「挑戦」というキーワードが頻出しますが、「自動車塗装への進出」「海外進出」など挑戦の歴史があるためです。 応募の際はガクチカなどで、「それまで未経験だった分野に挑戦したこと」などを書くとよいでしょう。
社風としては、誠実で丁寧な仕事を重んじる文化が根付いており、「信頼される品質を提供する」という価値観のもと、若手でも自ら考え行動することが期待されています。 風通しがよく、上司や先輩に相談しやすい雰囲気もあり、研修やOJTによる育成制度も整備されていることから、文系・理系を問わず長期的に成長していける土壌が魅力です。
こうした技術力と人材育成への姿勢が、大気社の持続的な競争力の源となっています。
競合他社
大気社の競合他社は、同じサブコンのうち、空調設備工事を担当する5社が挙げられます。
サブコンは、ゼネコンの下請けで実際の工事を担当する企業です。ゆえに、ゼネコンとは競合しません。 このような建設業界の仕組みについては、次の関連記事で解説しています。
弱み
弱み | 景気変動 |
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大気社の弱み、事業の主力が空調・塗装設備に特化しており、事業ポートフォリオの多角化がやや限定的である点です。
特に塗装設備分野は自動車業界の動向に左右されやすく、景気や産業構造の変化によって受注が変動するリスクがあります。 また、グローバル展開を進めてはいるものの、海外売上高比率は業界最大手と比べてまだ高くなく、収益の地域分散という点では課題が残ります。
さらに、省エネやカーボンニュートラルへの対応が求められる中で、新たな環境技術やサービスへの継続的な投資・開発力が、競合に対して十分かどうかも注視すべきポイントです。 今後は、強みである技術力を活かした事業展開の拡張が期待されます。
同業他社の企業研究を見る
- 日揮の企業研究(売上高:8580億円、平均年収:1162万円、年間休日:120日以上)
- 前田建設工業の企業研究(売上高:8475億円、平均年収:1002万円、年間休日:日数言及なし)
- 五洋建設の企業研究(売上高:7274億円、平均年収:932万円、年間休日:128日)
- フジタの企業研究(売上高:5911億円、平均年収:915万円、年間休日:日数言及なし)
- 戸田建設の企業研究(売上高:5866億円、平均年収:902万円、年間休日:日数言及なし)
- 熊谷組の企業研究(売上高:4985億円、平均年収:879万円、年間休日:日数言及なし)
- 三井住友建設の企業研究(売上高:4629億円、平均年収:930万円、年間休日:日数言及なし)
- NIPPOの企業研究(売上高:4615億円、平均年収:1015万円、年間休日:日数言及なし)
- 千代田化工建設の企業研究(売上高:4569億円、平均年収:1025万円、年間休日:120日以上)
- 安藤ハザマの企業研究(売上高:4251億円、平均年収:1048万円、年間休日:日数言及なし)
- 日鉄エンジニアリングの企業研究(売上高:4004億円、平均年収:1167万円、年間休日:124日)
- 高砂熱学工業の企業研究(売上高:3816億円、平均年収:1028万円、年間休日:123日)
- 西松建設の企業研究(売上高:3668億円、平均年収:914万円、年間休日:日数言及なし)
- JFEエンジニアリングの企業研究(売上高:3374億円、平均年収:1040万円、年間休日:126日)
- 新菱冷熱工業の企業研究(売上高:3084億円、平均年収:1007万円、年間休日:121日)
- 奥村組の企業研究(売上高:2982億円、平均年収:983万円、年間休日:127日)
- 東急建設の企業研究(売上高:2931億円、平均年収:852万円、年間休日:日数言及なし)
- 東洋エンジニアリングの企業研究(売上高:2780億円、平均年収:1032万円、年間休日:122日)
- 大気社の企業研究(売上高:2762億円、平均年収:1068万円、年間休日:122日)
- ダイダンの企業研究(売上高:2627億円、平均年収:905万円、年間休日:120日)
- 三機工業の企業研究(売上高:2531億円、平均年収:967万円、年間休日:123日)
- 鹿島建設の企業研究(売上高:2兆9118億円、平均年収:1256万円、年間休日:120日以上)
- 大林組の企業研究(売上高:2兆6201億円、平均年収:1066万円、年間休日:120日以上)
- 大成建設の企業研究(売上高:2兆1542億円、平均年収:1117万円、年間休日:120日以上)
- 長谷工コーポレーションの企業研究(売上高:1兆1773億円、平均年収:998万円、年間休日:日数言及なし)
- 清水建設の企業研究(売上高:1兆9443億円、平均年収:1064万円、年間休日:120日以上)
- 竹中工務店の企業研究(売上高:1兆6001億円、平均年収:1077万円、年間休日:日数言及なし)